『猫の時間』
仲井戸麗市 × おおくぼひさこ (2008)
なんともほのぼのとしていて、あったかくって、かわいい絵本です。やわらかいタッチの絵も、愛に溢れた文章も、すてきです。普段の生活ではもしかしたら一番先に犠牲になっているのかもしれないこんな時間を、大切にしていきたいなあと思います。
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仲井戸麗市 × おおくぼひさこ (2008)
なんともほのぼのとしていて、あったかくって、かわいい絵本です。やわらかいタッチの絵も、愛に溢れた文章も、すてきです。普段の生活ではもしかしたら一番先に犠牲になっているのかもしれないこんな時間を、大切にしていきたいなあと思います。
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Music Magazine (2008)
「復活!忌野清志郎」特集です。2月10日の日本武道館を振り返っての本人のインタビュー、バンドメンバーたちのインタビューが収録されています。あの夏以降、全員の思いが一年半がかりでこの日を目指していたことがよく分かります。
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中島みゆき (2002)
50ページ程度のほのぼのとした短い絵本です。中島みゆきのあの優しい目を思い出します。なんでもかんでも頑張れ頑張れと励ますのではなく、でもほら、ちょっと見方を変えてごらん、ね?というようなさりげなさに「ほろっ」ときます。さすがです。素晴らしい。
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O.ヘンリー (1969)
「警官と讃美歌」、「赤い酋長の身代金」、「善女のパン」など16篇を収録。時にシニカルな面を覗かせるユーモアにも笑顔がほころぶのは、庶民を見つめる眼差しに優しさがあるからだと思います。これだけの短い文章の中に豊かな人生がたくさん詰まっています。
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三浦雄一郎+豪太、小堀隆司 (2008)
日本が誇る冒険家、三浦雄一郎さんが夢について、家族について、食事の大切さ、健康、そして生きがいについて語ったエッセイです。知らない世界を見てみたいという冒険心を大切に、扉を開こうとするいつまでも前向きな姿勢に心を打たれました。
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浅田次郎 (2005, 2008)
義理と人情に命を賭けた怪盗たちの物語を、六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」でとくと聞かせるピカレスクロマン第四弾。舞台を激動の昭和に移し、名もなき人たちの声なき声に安吉一家が鮮やかに、かつ心の底から応える。
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ローレンス・ブロック (1982, 1988)
アル中の私立探偵マット・スカダーが物憂く乾いたマンハッタンを舞台に、アルコールの誘惑に抗いながら事件を解決に導く。依頼を受けていた一人の娼婦が惨殺され、容疑をかけられたヒモの男や刑事らと協力して真犯人を追いかけるのだが……。
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ユーリー・ノルシュテイン (2000)
ふたりでお茶を飲みながら星を数えるために、霧の深い夜にはりねずみくんがイチゴのハチミツ煮を持って、こぐまくんの家に出かける物語。幻想的な絵の中で、はりねずみくんのきょとんとした表情や、こぐまくんののん気なおしゃべりが、たまらなく愛くるしいです。
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東海林さだお (2003)
日常から旅先での出来事、大好きな食べ物に対するの思いなど、ジャンル別に選りすぐった過去の傑作エッセー、縁のある人たちとの対談、縁のある人たちからのショージ評など、一冊丸ごと「ショージ君」です。文庫本なのになんと1341ページ!
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Tracy-Lee McGuinness-Kelly (2003)
楽しい絵本が、清志郎によるリズム感溢れる翻訳でさらにパワーアップ!という感じです。いたずら好きのバッドキャットが誰にも邪魔されることなく、街でゴキゲンに暮らし、挙句の果てにはみんなをハッピーな気分にしてしまいます。ザマーミロ! 俺は自由だ!
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村上春樹 (2007)
平凡な都会の片隅で、捉えどころのない喪失感を抱えた主人公が、とても不思議な捩れた体験を経て、自らの居場所や拠り所となるものを少し見出し、明日への小さな一歩を踏み出す、そんなささやかな希望と再生の物語を五篇収録した短編集。おもしろいです。
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乙川優三郎 (2005)
暮らしに絶望した男が女と出会い、居酒屋を始める。そこを訪れる、やはり寄る辺のない人たち。貧苦と苛立ち、堕落にまみれた生活の中にあって捨てきれぬものが希望。逞しく生きようとする名もない人々を、優しく温かい眼差しで見守る連作短編集。
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Tove Jansson (2007)
1953年から「ロンドン・イブニング・ニュース」紙で連載されていたフィンランドの国民的マンガ『ムーミン』が、第1話から第4話まで収録されています。センス溢れるユーモアと可愛いキャラクターが魅力的です。アニメとは微妙に違うキャラクター設定がちょっと意外!
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村上春樹 (2007)
これは面白いです。走る作家としても知られる村上春樹が、走ることについてたっぷり語っています。走ることと書くことがどのように相互に作用しているか、走ることに対する情熱やこだわり、などについて綴りながら、それだけに留まらない深い作品だと思います。
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佐野元春 (2007)
日本のカウンターカルチャーの分野で様々な功績を残してきた佐野元春による、アメリカの文学運動「ビート」に関するドキュメンタリー・エッセイ。『コヨーテ』、あるいは『VISITORS』を聴きながら読めば、間違いなく濃密な時間を過ごせます。
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浅田次郎 (2001)
2組の団体ツアー客たちがパリを舞台に繰り広げる涙と笑いのドタバタ劇。ルイ14世、15世にまつわる親子の愛、父の大きさ、母の優しさ、子の健気さ、国王の孤独、などの物語も絡み、話はとてつもなく壮大かつ深淵に。心を激しく揺さぶられ、ぼくは号泣しました。
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マイルス・デイビス (1989, 1990)
帝王マイルスの自伝。周囲に惑わされず、音楽に対してひたすら真摯な姿勢を貫き、変化、進展、挑戦し続け、ジャンルを超えて「マイルス・デイビス」という音楽を創り出した男の熱い物語。読後はレコードやクレジットがさらに力強く語りかけてくる。
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チャールズ・ブコウスキー (1975, 2001)
全国で順次公開中の『酔いどれ詩人になるまえに』の原作。主人公を演じるのはマット・ディロンです!「言葉を扱う能力に自信がなくなった時は――ほかの作家の作品を読んで心配ないと思い直した」ブコウスキーの自伝的小説。いつもながらのロクデナシっぷりです。
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矢野健太郎 (1961)
ものの数え方から数字表記の歴史、ピタゴラスやアルキメデス、ニュートン、そして一筆書きまで、中学生ぐらいの数学の基礎の基礎の基本が易しく解説されています。数学は苦手だけど数学的なものの考え方は嫌いじゃない、好きになりたいという人にオススメ。
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アガサ・クリスティ (1932)
職業も経験も様々な六人の男女が集まって、それぞれに見聞きした「迷宮入り事件」を発表し、あーでもない、こーでもないと真相を推理しあう短編集。前警視総監や弁護士、牧師と錚々たるメンバーの中で、田舎の老婦人ミス・マープルの観察眼が冴える。
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スーザン・エルダーキン (2006)
BBSでご紹介いただいた本です。星々とサボテンに囲まれたトレーラーハウスに暮らす孤独な男と少女。何かを抱えている雰囲気の中、この先どうなるのか、どう関わり合うのかが気になりながら読み進めています。最初は霧の中を手探りで進むような不安がありました。
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カート・ヴォネガット・ジュニア (1978)
時間の概念を超越してしまったビリーが、過去も未来も生も死も、全てを俯瞰し、「そういうものだ」と呟き続ける。異星人に誘拐されて動物園に収容され、第二次大戦でドイツ軍の捕虜となり、ドレスデン無差別爆撃を経験しながらも生き残る。すべてはそういうものなのだ。
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宮沢賢治 (1989)
「ガラスよりも水素よりもすきとおって」いる夢物語。どのお話も無邪気だけど悲しくて、孤独で、それなのに勇気が湧いてくる。登場人物はみんな優しさとか謙虚さとか、芯の強さを持つための条件を備えながら、意識の高さゆえに哀しみを背負っています。
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浅田次郎 (2007)
ならぬ徒花ましろに見えて、憂き中垣の夕顔や――。幕末の江戸、困窮する下級武士が、武士道の何たるかという疑問を土手っ腹で受け止め、限りある命を輝かそうと(最後には)真っ向から立ち向かう。抱腹絶倒。ぺらぺらの美辞麗句など軽く吹き飛んでしまいます。
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アガサ・クリスティー (1924)
クリスティーが描く小説の主人公としては、むしろミス・マープルの方が一般的には人気があるそうですが、茶目っ気たっぷりのポアロの親しみやすさ、ヘイスティングスとの掛け合いも、なかなかくせになります。本作は、初期の短篇14篇を収めたものです。
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Back Up Publishing (2006)
不定期(前号が04年3月、前々号が01年9月)に刊行されている「アメリカの雑誌・洋書を読む人の雑誌」。今回の特集は「作家が歩いた街の変遷」ということで、「ジャック・ケルアックのサンフランシスコ」や「ホールデンの歩いたニューヨーク」などの記事が興味深いです。
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白石一郎 (1987)
対馬の海を舞台にした海洋冒険時代小説。海女たちの手伝いをしていた青年が海に出て、海賊に捕まってその手先となり、自ら船大将となるまでの変遷を描く。潮が香り、風が吹き抜け、波しぶきを受けながら、夢と欲望が渦巻く壮大なロマン。
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ウィリアム S. モーム (1959)
生まれつき足の不自由な主人公フィリップは、「信じて求めればことごとく得べし」という福音書の言葉を信じ、祈り、彷徨います。時代も環境も現代とは違うけれど、求心力を持つテーマだと思います。2001年に新訳が出ているみたいです。
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Charles M. Schulz (1961-1962)
連載開始から12年目、13年目のものが収録されています。ウッドストックやペパーミント・パティはまだ出てこないけれど、チャーリー・ブラウンやスヌーピーはもちろん、ルーシーやライナスも大活躍です。
*WH71内の関連記事 >>> 『気になっている本』
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高野和明 (2001)
第47回江戸川乱歩賞受賞作。冤罪、死刑制度、前科、報復、といったことを考えさせられる社会派ミステリー。テーマは重いけれど、複数の登場人物の思いが錯綜しながらテンポよくドライブする感覚が小気味よく、ページをめくる手が止まらなくなります。
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Ernest Hemingway (1952)
ハードボイルドな老人とワイルドな海の物語。大好きな小説です。どんな角度から読んでも、理屈抜きにカッコいいです。読む本がないなあ、と思った時には手にとって読んでいます。いつか全編を翻訳したいと思っています。
*WH71内の関連記事 >>> 『老人と海』、『老人と海』(読了)、『老人と海』(映画)
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横山秀夫 (2003)
壮絶。1985年、御巣鷹山に墜落した日航123便。この未曾有の大惨事について地元紙で全権デスクに任命され、奮闘し、翻弄された悠木和雅の一週間、そしてその17年後を描く。新聞社内の人間模様、対立の構図、葛藤などが細部まで怖いぐらいにリアル。
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乙川優三郎 (2000)
刀を捨てて商人になった惣兵衛だったが、父の仇の存在を知り、再び刀を手にするべきかどうか、孤児同然だった自分を拾ってくれた義父の期待を裏切ることになるのではないか、心は揺れ動く。夫を影で支える妻の存在、静かな感情の起伏がドラマチック。
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マーク・トウェイン (1961)
ユーモアたっぷりで、非常に面白いです。トム・ソーヤやハックルベリー・フィンがいた村には、きっとこんな大人たちがいたんだろうなあ、と思えます。オススメ! 字が小さくてちょっと読みづらいのが残念。
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ポール・オースター (2004)
若い頃のエッセイ、序文、デビュー後のインタビューを収録。オースターの小説を読んで、もっと作者のことを知りたい! という欲望に応えてくれる(かもしれない)1冊。まずは小説をオススメします(『ムーンパレス』はとても面白いですよ)。
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カート・ヴォネガット・ジュニア (1979)
宇宙規模の奇想天外な展開、小説内小説とのねじれ、ナンセンス、極短な章構成の積み重ね(全部で127章!)、科学なのか非科学なのか――。キツネにつままれたような読後感。原題の"Cat's Cradle"というのは、「あやとり、複雑なもの」という意味。
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ジョン・アーヴィング (1988)
* WH71内の関連記事 >>> 『ガープの世界』
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