2009年11月 5日 (木)

持ち込み企画。

先月末から、新しい持ち込み企画の作成に取りかかっています。

自分で本を選んで本気で取り組むのは久しぶりです。
忘れていたわけではないけれど、
この感覚はちょっと懐かしくもあります。

 やあ、久しぶり、

と声をかけたくなります。

持ち込み企画についてはこれまでの経験から様々な思いがあるのですが、
基本の活動であるべきだという点に関しては間違いないはずなので、
ここをしっかりやっていないと、という気持ちは常に強く持っています。

レジュメと抄訳は年内に完成させるつもりですが、
どういう形で営業活動をするかはじっくり考えようと思っています。
目標は当然、企画の作成や営業活動ではなく出版なので、
色んな方法があるはずです。

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2009年11月 4日 (水)

PASORAMA G10 SR-G10001.

思い切って新しい相棒を導入しました。
パソコンでも引ける電子辞書

 PASORAMA G10 SR-G10001

です。

英和、英英、国語、百科辞典、
どのジャンルにおいても文句なしの収録コンテンツです。

けっこうな値段がするので店頭で実際に手にとってみたり、
ネットショップで一番安いところを探したり、
そこでもさらに価格が下がるのを待ってみたり、
しばらく悩んだのですが買ってよかったです。

パソコンとはUSBでつないで、
動きが重いということも全くなく、
ストレスフリーでがんがん使っています。

以前使っていたCD-ROM版のOEDとインターフェイスが似ていて、
最新の電子辞書なのにちょっと懐かしいです。

パソコンにつなげば関係なくなるのですが、
本体の液晶がきれいで、
目の疲れが軽減されそうです。

使い始めてまだ一週間ぐらいなので
まだ使いこなせていない機能もたくさんあるはずですが、
さっそく頼もしい限りです。

ただ、一点だけ、よく見るとパンフレットにも書いていたことなのですが、
パソコンにつないだ時に「日本語大シソーラス類語検索大辞典」が使えないのです。
ぼくにとってはちょっと決定的とも言えるマイナス要因で、
この一点のために使い方をちょっと考えないといけません。

でもそれさえ対応策を考えれば、
頼もしい相棒になってくれそうです。

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2009年10月25日 (日)

再校終了。

来月出版予定の本の再校が終わり、
無事に提出しました。

この時点でぼくの手を完全に離れたという感じが強くします。
後は本の形にしていただいて、
書店に置いていただいくところまでは決定しているので、
ぜひ多くの方に手に取っていただいて、
ぱらぱらとめくっていただいて、
できれば買って読んでいただいて、
さらに感想などを聞かせていただければ嬉しいです。

白水社のHPには、

 「J.アーヴィングさながらの新しい物語作家!」

と紹介されています。
その言葉のとおり、「物語」指数の高い小説です。

もう少し具体的な内容についても近いうちに
紹介させていただけるかと思いますが、
タイトルは『善良な町長の物語』といいます。

よろしくお願いします。

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2009年10月23日 (金)

関係のない本を読む。

締め切り直前など、
自分の翻訳をイヤというほど繰り返し読んでいる時にこそ、
関係のない和書を少しでも読むようにしています。

自分の文体と呼べるような立派なものはまだ確立できていないけれど、
それでも自分の癖が満載の文章に慣れてしまって、
推敲していても校正していても、
それでいいのかどうなのかの判断ができる状態にないかもしれず、
だけどそんな時に全然違う日本語の本を読むと、
客観的なスタンスを取り戻すことができ、
特に自分の文章が基準になってしまっているような時期なので、
その本の文章に対して普段以上に意識的になれます。

そして休憩を終えて校正に戻ると、
比較的冷静に自分の文章を読めるようになっていたりします。

気のせいかもしれないけれど、
けっこう有効です。

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2009年10月21日 (水)

翻訳家ズ・ハイ?

長時間走っていると、
いつの間にか全く何も考えていなかったり、
考えているつもりだったこととは全然違うことを考えていたりすることがあります。

そういう時は、気がついたらけっこうな距離を走っていた、
ということにもなるので悪いことではないのかもしれませんが、
たいていの場合ペースは若干落ちているし、
それにその間の記憶がないために走った実感が持てず、
ただ距離を稼いだだけのような気がして、
あんまり嬉しいことでもありません。

だから常に意識的に走っていないと、
特に走っている状態が当然のようになってきた時などは要注意です。

これと同じようなことが、
翻訳の推敲時にも起きます。

声に出して読んでいるにも関わらず、
翻訳にある程度関係のあることから全く関係のないことまで、
少なくとも読んでいるシーンとは何の脈絡もなく
別のことを考えているのです。

そのことに気づいた時は、
その前に意識的に読んでいた箇所まで戻って、
もう一度やり直すことになります。

ちゃんと読めていないはずだと思ってやり直すのですが、
もっと後になって思い返してみるとやっぱりちゃんと読めていて、
どんな表現をしていたかも含めて
きちんとそのシーンを思い出すことができます。

自分の意識の行き届かないところできちんと校正できているなんて、
信用できないのでやっぱりこれからもこういう時はもう一度やり直すと思いますが、
なかなか興味深い現象です。

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2009年10月20日 (火)

415/5.

今回の再校では、
月曜日から金曜日の5日間を具体的な作業に割り当て、
全体のページ数を単純に5で割って1日当たりの分量を決めています。

これまでは起きてから寝るまでの時間を使って、
進められるだけ進め、
次の日も進められるだけ進め、
早く終わったらもう一度でももう二度でも見直して……、
と体力勝負的なことをやっていたのですが、
それだと後半に疲れが溜まってきて、
全てを終えた時にあんまり良くない雰囲気が残ってしまっていたのです。

そして今回、1日の分量を決めて、
それは結果的に無理のない分量だったので、
極力短い時間で集中してじっくりやって、
残った時間は気分転換も兼ねて別の本を読む、
というふうに、ぼくにあまり似つかわしくないクールなやり方を取っています。

残った時間に読んでいる別の本は、
特に締め切りが決められているわけではないので、
ついつい今日はもうこの辺で、
とすぐに切り上げて布団に入ってしまいがちなのですが、
そういう余裕も含めて、
それがここ数日の充実につながっているように思います。

翻訳の段階による適当な向き合い方が、
かなり具体的に分かってきました、今頃になって、ようやく。

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2009年10月19日 (月)

声に出して読む。

11月刊行予定の本の再校が始まっています。

一体もう何度読み返していることになるのだろう、
とふと思ったりもしながら、
声を嗄らしながら声に出して読んでいます。

特に校正を含めた推敲の段階では、
声に出して読むという過程がぼくにとっては不可欠なので、
喉の強さが試されます。
そしていつも弱さを露呈しています。

生まれつきということもあると思いますが、
普段から声に出して読むことで一定の負荷を与え続け、
声に出して読むという使い方に喉を慣らす必要があります。

そうするときっと、
喉の方でもこれは特別大したことじゃない、
という判断をして、
ちょっと声に出して読んだぐらいでは痛くなったり、
ヒリヒリしてきたりすることはなくなるはずです。

声に出して読むことの効能は他にもたくさんありますが、
やはり文章のリズムを知るという点が大きいと思います。
自分がそのシーンに盛り込みたいリズムが達成できているかどうか、
イメージしているシーンのリズムと、
文章で書き表したシーンのリズムが合致しているかどうかは、
声に出して読むと明確になります。

そのためにも翻訳家の条件としては、
やはり喉は強ければ強いほどいいと思います。

普段の読書から、音読を部分的に取り入れていこうと思っています。

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2009年10月 3日 (土)

いい季節。

中秋の名月に照らされて、
ぼくも調子が出てきました。
調子に乗っています。

初校の締め切りまであと一週間となり、
他のことはとりあえず一旦切り上げて校正に集中しています。

やるべきことが具体的にはっきりしていると
集中レベルが一気にアップします。

それは当然のことです。
それは当然のこととして、
そうじゃない時の過ごし方を
もうちょっとちゃんとしないとと思っています。

そうじゃない時の過ごし方をもうちょっとちゃんとできれば
毎日の充実度も底上げできます。
そしてそのヒントも、実は掴みつつあります。

いい季節です。

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2009年9月27日 (日)

お知らせ。

6月末に締め切りを終えた翻訳の初校がようやく始まりました。

どうなっているのかとちょっと不安に思っていたところに連絡があり、
ここから急ピッチで校正作業に入り、11月に刊行予定ということです。

久しぶりに小説の翻訳です。
どうぞお楽しみに!

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2009年7月21日 (火)

熊だらけ。

リーディングの締め切りを無事に終えました。

一冊丸ごと熊に関する話ばかりのノンフィクションで、
リーディング期間中は街に溢れる熊がやたら目に付きました。
キャラクターとしての熊は、
ぼくたちの生活にかなり浸透しています。

かわいい熊の色んなキャラクターが流行っているということは
多くの人が気づいていることかもしれませんが、
おそらく気づいている以上に流行っています。
大流行しています。
熊だらけです。

だけどその大半は、
実際の熊の凶暴性とか、哀しみとか、知性といったものを
それほど反映したものではありません。

野性のホッキョクグマの活動範囲は、一番狭いケースでも
平均的な動物園の檻のなんと100万倍は広い、
というような話もありました。

野生動物の絶滅の危機とか、
そんな話はなんとなく知った気になっていましたが、
そんな生半可な想像を遥かに超えて切迫していました。

そんな本です。
翻訳が決まるかどうかは未定ですが、
ぜひ大勢の人に読んでいただきたいと思う本でした。

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2009年7月14日 (火)

翻訳 is my life.

いやあ、しかし暑い。

ということで今日からクーラーを解禁しました。
本当はもうちょっと辛抱したかったのですが、
一週間後に締め切りを控えて暑くて集中できないというのもダメなので、
前倒しです。
一昨年はどうやら8月の間、クーラーを使っていたようです。

扇風機やクーラーを使って暑い夏を乗り切るのもいいんだけど、
できれば自分の身体の対応可能範囲を広げたいというのが本音です。

今日までも狭い部屋だと暑いから
比較的広いリビングに移ってやったりしていたのですが、
比較的広いリビングで窓を開けてやっていると
今度は外からの騒音が気になったり、
暑さ寒さだけでなく、騒音などに対しても気にならない図太さとか、
そういうのは性格もあるのだとは思うけど、
自分が今置かれている環境とか、甘んじている状況とか、
そういった諸々に由来しているような気がしないでもありません。

もちろん、そういう環境のおかげで、
心のギラギラを忘れずに済んでいるのかもしれないので、
何でもそうだと思いますが、一長一短です。

そういう人格形成も大きな目標の一つだし、
そういう過程で翻訳家としての成長を目指すのか、
翻訳家としての成長をきっかけに人としての成熟を目指すのか、
どちらがぼくにとって大切な目標なのかということを考えたりも
たまにはするのですが、
そういえば翻訳を職業にすれば
ぼくはその二つを同時に目指せると判断したのでした。

つまり翻訳はぼくの人生なのです。

今はまさにその最中です。
未だにその最中です。

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2009年7月13日 (月)

ラスト一週間。

さっそく締め切り一週間前となりました。

今回のリーディングは熊に関する歴史的、文化的、科学的考察のまとめ、
といった感じの本で、
小説と違って筋がある話というよりは、
調査結果や分析、分類、といった記録的要素の強い本なので、
レジュメの作成に工夫が必要になってきそうです。
おそらく『監視国家』での経験が活きてくるはずです。

今は一通り読んだところで、
これから二、三日かけて読み直しながらチャプターごとに要旨をまとめ、
四日目、五日目あたりで適当な箇所を試訳し、
六日目、七日目で仕上げます。

ここまで熊について詳しい本、熊のことしか書いていない本を読むことになるとは、
思ってもいませんでした。
そういうところもまた、このリーディングという仕事の面白いところです。

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2009年7月 1日 (水)

ロケットスタート。

21日締め切りのリーディングを始めるにあたって、
ロケットスタートを目論んでいたのですが、
そこそこ成功しました。

本の世界に一気に没頭することで、
その後の集中を容易にする作戦です。

時間が足りないと思ったら、
時間を圧縮すればいいのです。

簡単なことです。

圧縮したうえでさらに足りないと感じたら、
休憩にします。

そんな感じでこれから20日間、
どんな世界がぼくを待っているのか、
楽しみです。

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2009年6月30日 (火)

よし、できたっ!

今日のお昼前に提出しました。

実はもう昨日の夜の段階でできていたので、
今朝は、

 よし、提出するぞ、

と思いながらなんとなく読み返したり、
だらだらと踏ん切りをつけようとしていただけなので、
おかげで

 よし、できたっ!

という感動の瞬間を味わいそこねました。
だけど今回もいい仕事ができました。

おそらくこれから二ヶ月ぐらいかけて校正をやって、
今秋には刊行予定ということです。
緊張します。

だけどとりあえず締め切りも無事に終えることができたので、
午後からは明日から取り掛かるリーディングの準備と、
ここ数週間ちょっと溜めてしまっていた雑務の処理をしました。

PCの調子が芳しくないのが気がかりです。

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2009年6月28日 (日)

6ヶ月とか4ヶ月とか2ヶ月とかの話。

いよいよ明後日が締め切りです。

ということは6月が終わり、
今年の前半が早くも終わってしまうということです。

この6ヶ月はみっちりと今回の翻訳に費やしました。
6ヶ月を費やして仕上げることを前提に
この6ヶ月のスケジュールを立てたので、
予定通りではあったのですが、
その予定の立て方にちょっと問題があったなと、
今さらですがそんなことを思っています。

ぼくは二つ以上のことをなかなか同時にできないタイプなので、
この6ヶ月も今回の翻訳にかかりっきりで、
他のことにはほとんど手をつけることができませんでした。

だから、締め切りまでたとえ6ヶ月の余裕があっても、

 「4ヶ月で一冊」

というもう一つのぼくの基準というか前提というか目標を優先して、
後半の2ヶ月にもっと余裕を持たせておけばよかったと思うのです。

6ヶ月かけて出来た翻訳のレベルを落とさずに、
それを4ヶ月で仕上げる力をつけて、
その分、仕事のペースを上げていけるような工夫をしたいと思っています。

そのためにも、その前に、まずは明後日の締め切りです。

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2009年6月27日 (土)

仕上げの最中。

昨日に引き続き最後にざっと読み返しているのですが、
この時は一人の読者として読んでいる割合が高いことに気づきました。

翻訳中は初めから終わりまで読者を意識しないことはないのですが、
この最後に読み返す時に限っては、
読者を意識するというレベルではなく、
65%ぐらいは読者として読んでいるように思います。

ここまで来た時点で翻訳はだいたい完成しているのですが、
最後に読者として読んでみることで、
ちょっと視点を変えて推敲しているのだと思います。

これまではあんまり意識したことはなかったのですが、
どうやらそういうことのようです。
今日気がつきました。

そして今回の本ですが、
薄々は気づいていたことですが、
読者として読んでみて改めて分かったことは、
この本は面白いということです。

 なるほどな~、

とか思いながら読んでいます。

それにしても締め切りを三日後に控え、
ワクワク感が止まりません。

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2009年6月26日 (金)

完成間近。

とうとう最終の推敲も終わって、
いよいよ仕上げの段階です。

あと一回ざっと読んで、
細かいところを修正して完成です。

ただ、この最後に一回ざっと読むのが、
けっこう大変なんです。
もう何度となく読んできた自分の訳文を、
これで最後だと思って読むのですが、
訳文の流れが頭に入ってしまっていて、
本当ならここでちょっと寝かせる時間があればいいのですが、
今回はその余裕がないので、
このままあと二、三日で仕上げます。

最後までどうしようか迷っている箇所もちょっと残っていて、
そういうところも考えながら、
最後の一回を読み始めたところです。

完成まであと一息です。
どうぞお楽しみに!

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2009年6月23日 (火)

あと一週間。

まるで締め切り月とは思えないほど、
今月に入ってから翻訳について何も触れていませんが、
大丈夫です。

先月から色々とありすぎて、
当初の予定通りというわけにはなかなかいかず、
そして気がつけばあと一週間となりましたが、
順調に完成に向かっています。

ただ、最近は暑さのせいか、
眠くてしょうがありません。

でも、そうか、そういえば締め切りの月は
いつもこうやって眠い目をこすりながらやっていたなあ、
と思い出しました。

最後の最後まで時間を有効に使って、
最高の翻訳をみなさんにお届けします。

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2009年6月 8日 (月)

外で翻訳。

もう数ヶ月前のことだけど、
ノートPCがあんまり快適じゃなくなってきて、
そのうちもっぱらデスクトップPCで作業をするようになり、
以来、ノートPCはほったらかしのままです。

外でもどこでも同じPC環境で翻訳できるようにと思って
イーモバイルにも加入し、
データや何かのやり取りもネット経由でできるように
ちゃんと設定していたんだけど、
結局ノートPCを外に持ち出すことは、
これまでのところほとんどありませんでした。

ノートPCの調子がイマイチだからという理由だけでなく、
ぼくに余裕がないんだと思います。

いくら使えるノートPCがあっても、
勝手のよく分からないカフェでは翻訳に没頭できず、
何回か挑戦した時も、
すぐにソワソワしてきて、
早く帰りたくなってきて
実際に早く帰ってきていました。

でもこれは性格というよりは慣れの問題だと思うので、
比較的余裕のある時はノートPCを持って外に出て、
外ながら快適な環境を探す努力をして、
そういう場所を確保しておくようにしたいと、
もうかなり長い間思っています。

だけど目星をつけたカフェやなんかがあったとしても、
行き来に時間を使うなら少しでも翻訳の時間を、
とセコいことを考えてしまうので、
そもそも外での翻訳はぼくには難しいのかなあという気もします。

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2009年6月 7日 (日)

ラストスパート。

今月に入って最後の推敲をしている最中なのですが、
これがいつものごとく、絶好調なのです。

まだもうちょっとしっくりきていない箇所がけっこうあって、
そこを重点的に見ていって、
その後でもう一度最後に全体を見直す予定なのですが、
今はしっくりきていない箇所を順調に消していっているところです。

今回は6ヶ月もの期間があったので、
順調に締め切りを迎えられて当然なのですが、
その割にはたとえば4ヶ月で仕上げた時と比べて
2か月分の余裕があったかと言えばそういうこともなく、
期間が長いと今度は変なゆとりができてしまうのか、
どこかで勢いをそがれてしまうのか、
きっと無意識のうちに何か意識してしまっていたことがあるのだと思うのですが、
もしかしたら今回も進め方に反省点が残ったのかもしれません。

でも本が違えば同じように進むはずもなく、
反省すべきはスケジュールに関してではなくて、
翻訳を前提として本を読み込むことと本を楽しむということのバランスとか、
翻訳をするうえでのそもそもの姿勢のようなところにあるのかもしれません。

その点についてはまた締め切り後に考えるとして、
とにかくあと三週間ちょっとです。
きついはずだけど、いい感じで集中できているし、
一番楽しい時期でもあります。

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2009年6月 1日 (月)

6月。

昨日5月が終わったばかりだというのに、
さっそく6月が始まりました。

予定より半日遅れで二度目の推敲を終え、
データの修正に入ったところです。
今週中にいよいよ最後の推敲、調べものに入り、
そして仕上げです。

来月中旬締め切りのリーディングの仕事もさっそくもらったので、
機嫌よく月末の締め切りを目指せそうです。

今回の翻訳も少し変わった面白い小説だし、
来月のリーディングもパラパラと見る限りでは
とても興味深く読めそうな本で、今から楽しみです。

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2009年5月15日 (金)

あと一ヶ月半。

今月に入ってすっかり遅れを取っていたのですが、
この一週間でどうにか取り戻しつつあります。

早いものでもう五月も半ばを過ぎ、
来週からは後半に突入です。

今月中に二度目の推敲を終わらせ、
来月一ヶ月で残った調べものをして最後の推敲をして、
そして来月末には完成です。

今月はちょっと無茶なスケジュールを立てているつもりだったのですが
無茶だとか言っている時点で自分で限界を作ってしまっているということに他ならず、
そんなしょうもないところを最初は意識的にでも捨てていこうと思っています。
そう思えた今週は、無茶だったはずのスケジュールを、
楽々ではないけれどこなせました。
へへへ。

締め切りまであと一ヵ月半、
ぐいぐいと完成に近づいている実感があって、
毎日が充実しています。

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2009年5月 1日 (金)

セリフ。

二度目の推敲もどうにか順調に進み始めました。

二度目と言いながら、
全体を通してじっくりと推敲するのはこれで最後かもしれません。
三度目はおそらく特に気になっている箇所を中心に見直し、
それをもう一回ぐらい繰り返し、
そして最後にまた全体をざっと見直したぐらいで、
締め切りの六月末になりそうです。

というわけこの二度目の推敲はかなり重要なので、
思い切って進める勇気がなかなか出ず、
とっかかりの部分でもたついていた感もあったのですが、
昨日、今日あたりから順調に動き出しました。

一度目の推敲で残していたいくつかの課題を意識しながら進めているのですが、
その一つがセリフです。

人物の設定が固まればセリフや口調もある程度は決まってくるのですが、
セリフは相手があることなので、
その相手との関係が複雑だったり微妙だったりすると、
とたんに難しくなります。

まだもうちょっと相関的な人物設定が揺れているということなのですが、
そんなわけで今のところ特にセリフに関してはまだ流動的な部分もあり、
だけど口調を変えると人物の雰囲気までがらりと変わってしまいかねないので、
その点に関しては恐る恐るというか、慎重に進めています。

それにしてもこの推敲という作業、
楽しい時間だ。

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2009年4月28日 (火)

順応中。

翻訳をしていていつも思うのは、
答えは原作の中にあるというか、
原作が答えだ、ということなのですが、
そこにぼくの体調や環境が無意識のうちに影響することも、
きっとあるだろうなあとも思います。

今月に入って南向きのリビングから北向きの仕事部屋に戻ってきて、
まず暗くなりました。
それに見晴らしも悪くなりました。
狭い部屋にこもっている感じです。
こういう変化は、けっこう影響したりするように
今のところ感じています。

原作に集中しているのだから
周囲が明るいも暗いもないような気もするし、
遠くを見晴らすことができたところで、
原作は目の前の机の上に乗っかっているのだから、
特にどうということはないようにも思いますが、
自分を包んでくれる環境が大きい場合とせせこましい場合とでは、
包まれている自分もどこかでやっぱり違ってきます。

本当はもっとふてぶてしく翻訳と向き合いたいんだけど、
そしてすぐにこういう変化が気にならなくなるぐらいには
集中してしまうはずなんだけど、
今はタイミングとしてまだこの変化に順応中なんだと思います。

ちなみに、「順応中」のつもりで「じゅんのうちゅう」と書いて変換すると、
「淳の宇宙」となりました。
そんなつもりは全くないのに尊大なことを言ってしまったみたいで、
ちょっと何となく申し訳なくなりました。

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2009年4月27日 (月)

コラボレーション。

『CUT』という雑誌で

 「こんなバンドが見たい!」

という特集をやっていて、
その中の一組として、
チャボさんとエレファント・カシマシの宮本浩次が対談していました。

この二人が一緒に曲を作ったら……、
と想像しただけでワクワクしてくる、
という純粋なファンとしての発想から始まった企画だと思うけど、
きっかけにピュアな気持ちがある(と思う)ので、
そんな気持ちが形になった特集も、
やっぱり読んでいて楽しかったです。

宮本浩次はチャボさんが在籍していたRCサクセションの
大ファンだったということで、
そこにもピュアな気持ちがやはりあり、
それは対談を読んでいても伝わってきたし、
そんな想いを正面から受け止めるチャボさんの、
宮本さんに対する優しさみたいなのも感じられて、
読んでいて気持ちよかったです。

なんてことを思いながら雑誌を閉じたところで、
考えようによっては翻訳においても、
たとえばチャンドラーを村上春樹が翻訳したらどうなるんだろう、
といったように、

 「あの原作者とこの翻訳家のコラボレーションが見てみたい」

と思ってもらえるチャンスがあるはずだなあということに思い至りました。
読者からそう思ってもらえるぐらい期待されている翻訳家であれば、
いろいろと現実的なものから非現実的なものまで、
それこそファンとしての立場から、
あくまでファンとしての心理で色々想像して楽しむことができるけれど、
ぼくのような立場の者でも、
ぼくのような立場から、

 「あの作品をぼくが翻訳してみたい」

という一方通行の希望を持つことは自由です。

そしてもちろん、その希望を握り締めるのも手放すのも自由です。
フリーランスというのはそういう立場のことだと思います。

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2009年4月22日 (水)

修正完了。

先々週に終えた一回目の推敲のデータ修正を、
ようやく終えました。
正味で丸々一週間かかりました。

分かっていたことだけど、大変でした。
翻訳の工程として一番厄介かもしれません。
眼にやさしくなさすぎるのです。

だけどここをクリアしないと次に進めず、
さっさと終えてしまいたいけれど
あまり集中しすぎると長続きしないし、
かと言って集中してやらないといつまで経っても終わらない
というジレンマが山盛りなのです。

それを終えた今日はある程度晴れやかな気持ちです。
さっそく次に進みたいところなのですが、
この一週間、眼を酷使してしまったので、
明日と明後日はちょっとのんびりするつもりです。

そして四月最終週から、
いよいよ二回目の推敲に入ります。
ここで完成度を90%近くにまでもっていくつもりです。

フフフ……。

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2009年4月12日 (日)

順調、順調。

一回目の推敲が一昨日の金曜日に終わりました。

当初の予定より三週間早く、
途中で修正した予定どおりです。

さっそく二回目の推敲に入りたいところなのですが、
その前に赤を入れた箇所をデータでも修正しないといけなくて、
この単純作業にけっこう時間がかかるのです。
一週間はかかると思います。
毎日朝から晩までキーボードをぶっ叩きながら一週間です。
辛い辛い一週間です。

そして来週からは細かい調べものをしたり、統一すべき表現を統一したり、
ゆるい部分をきちんと締めていく作業を中心に、
二回目の推敲です。
今度は五月末を目指します。

じわりじわりと輪郭がさらにはっきりしてきて、
ヴィヴィッドな像が浮かび上がってきつつあります。
ここからは加速度的に完成に向かうはずです。
出来上がりが楽しみです。

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2009年3月27日 (金)

お知らせ。

先週から、
このページの右サイドバーの一番下に
手作り感溢れる「お知らせ」バナーをこっそりと乗せています。

ご興味のある方はみなさんお誘い合わせのうえ、
どしどしご参加ください。

宜しくお願いします。

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2009年3月26日 (木)

メンタル・コンディショニング。

そういえば最近は翻訳に関する日記を書いていませんでしたが、
相変わらず順調です。

四月末に終える予定だった一回目の推敲は、
上旬には終わりそうです。

原書を読むのはもう何度目かになるのですが、
回を重ねるごとに、回を重ねた分だけ理解が深まります。
ということは理解しきれていないところがそれだけあった、
そしてきっとまだある、ということです。

だから時間があれば何度でも原書を読み返し、
時間がある限り推敲を繰り返すのですが、
推敲ということで言えば今はまだ一回目です。

プリントアウトしたとりあえずの翻訳に赤ペンで訂正を加えているのですが、
どのページも真っ赤に染まり、
推敲を始めて一ヶ月ちょっとで赤ペンは二本目がなくなろうとしています。

時間をかけて丁寧に進めば
落ちる心配のない綱渡りをしているみたいなところがあって、
ただ、もうちょっと早く先に進みたいんだけど、
そうすると今度はバランスを崩す恐れもあってなかなか思い切れない、
といった感じです。

これは翻訳や推敲の性質もあるのですが、
それ以上にぼくの性格によるところが大きいはずです。
だから急激にはどうすることもできないのですが、
それでも先週ぐらいから暖かくなってきて、
バランスを崩すこともなく機嫌よくペースアップしていたところに
最近のこの寒さなので、
昨日、今日は思ったほど捗っていません。
だけど、だからと言って焦ると、きっとバランスを崩すのです。

毎日がトーナメントなのであんまり悠長なことも言っていられないのですが、
そんな中でも自分の重心ぐらいは自分でコントロールして、
常に全力を出せるコンディションの維持に努めようと思っています。

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2009年3月10日 (火)

もってこいの季節。

昨日から左の上腕部がなんとなく痛いような、
なんとなくだるいような感じがするなあと思っていたら、
思い当たりました。

一昨日、机の左側に置いてある複合機を使って、
4時間かけて300ページの本をスキャンしたのでした。

ページを開いて複合機の上に置いて、
浮いてこないようにけっこう力を入れて押さえつけ、
スキャンして、
そしてページをめくってまた置いて、押さえつけてスキャンして……、
という作業を300ページなので150回繰り返したのです。

これは新しい本を読む時にどうしても必要な作業で、
複合機とPCはこの作業のためにもベストポジションを確保しているのですが、
それでもやっぱり一気に一冊を仕上げてしまうのはしんどかったみたいです。

新しい本を読み始める前のこの4時間前後が、
必須なんだけど大変で、機械的な作業なので退屈で、
取りかかる前にはちょっと気が重く感じたりもします。

さらにぼくのPCの限界ということなのだと思うのですが、
それだけスキャンしたうえで印刷しようとすると、
一時的にフリーズしたり、急激に動作が遅くなったりするのです。
ノートPCがあるのでそれほど支障はないのですが、
もっと快適な環境であればなあと思ったりもします。

だけど今回も左腕の筋肉痛と引き換えに、
無事にスキャン作業を終えました。

そして新しい本を読み始めようとしているところです。
つまり新しい企画の作成に入ろうとしているということです。
どういう形でこの企画を現実のものにするか、
今回はこれまでとは違ったアプローチを検討しています。

春は新しいことをするにはもってこいの季節です。

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2009年3月 8日 (日)

音読。

推敲時に訳文を音読することは決まった工程として組み込まれているのですが、
原文を音読することもたまにあります。

今は

 1.原文を読み込んで、
 2.一通りの翻訳を終えて、
 3.一度目の推敲

をしている段階なのですが、
推敲とは別に、
空いた時間に原文を最初から音読しています。

すると、推敲の時点でまだ「?」が残っていた箇所がよく理解できたり、
見逃していた意味に気づいたり、
「二度目の推敲」ということなのかもしれませんが、
推敲のペースと音読のペースの差によるところもあるように思っています。

推敲はとにかく多角的に行なうべきだと思うので、
原文の音読という方法は、
今後も有効に使っていこうと思います。

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2009年3月 5日 (木)

かまけない。

10年ぐらい前、ぼくはどうしても翻訳家になりたくて、
張り切っていました。

当時は翻訳学校にも通っていたのですが、
その時に見ていただいていた先生は、

 もっと社会人として経験を積んでからでも遅くない

と言って、ぼくを落ち着かせようとしてくれました。
おっしゃる意味はよく分かったし、
それはその通りだと今でも思うし、
今もそういう意味での社会経験は全然足りないと思うけど、
それを補う努力の方法はあると思います。

そのためにも、
好き嫌いせずに広く興味を示す好奇心と、
その中でもいくつかの分野に関しては
深い知識とできれば経験を身につけようとする姿勢が必要です。

それは社会人であろうと学生であろうと、
翻訳を本気で志す者であれば持ち得るはずの姿勢であり、
不可欠なものだと思います。
ぼくが翻訳家になるために東京に行くことを決めた理由でもありました。

10年以上経って、翻訳に対する情熱は失っていないつもりでも、
実際の翻訳や営業やそのほか色んな日常生活にかまけて、
いつの間にかその姿勢に少し甘えが生じていたような気も、
ちょっとだけします。

一日10ページとか、そういう具体的な目標をクリアするのは当然として、
浮ついて調子に乗った目標だけに振り回されないようにしたいと思います。

そう思って、色々考えています。
楽しみです。

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2009年3月 4日 (水)

チームワーク。

昔、ギターの練習をちょっとだけしていたことがあるのですが、
ギターの練習をするようになってから音楽の聴き方が変わりました。

というとちょっと大げさな言い方になってしまいましたが、
ギターを弾くことがどれだけ大変かということが身にしみて分かったので、
たとえばCDなんかを聴いていても、
ギターの音を追いかけるようになったのです。
それは当時のぼくにとってとても大きな変化でした。

ギターの音を聴きながら、当然ボーカルも聞こえてくるのですが、
ボーカル中心に聴いている時とは明らかに違って聞こえ、
不思議な感じがしたものです。
ボーカルは水の中で聞いているみたいに遠くの方で歌っているように聞こえるのです。

翻訳をしていると複数の登場人物が出てきますが、
それとよく似ているかもしれないなあと思うことがあります。

全ての登場人物に命を吹き込むために、
全ての登場人物になりきるというか、限りなく寄り添うようにしているのですが、
一度に複数人が出てくると、
けっこうてんてこ舞いになります。
よっぽど器用に立ち回らないと、ごっちゃになってしまうのです。

そこで、今日はギターの音を中心に追いかけよう、というように、
特定の登場人物の立場に立つことを優先するのです。
そして次の推敲の時には別の登場人物の立場に立って……、
と同じことを登場人物の数だけ繰り返すのです。

もちろん、一人ずつ独立して存在しているわけではなく、
それぞれの関係なども重要な要素なので、
一人ずつの視点からだけ推敲していてもダメで、
全員分が終わったところで全体を俯瞰するように推敲し直すのですが、
そうすることで誰か一人でもおろそかにしてしまうことなく、
全員をきちんと登場させ、
一つの作品を作り上げるのが狙いです。

まさにぼくの分身たちによるチームワークです。

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2009年2月25日 (水)

順調ウェーブ。

順調に推敲が進んでいます。

何年も前から「Great赤ペンHunting」と銘打ってずっと探していた、
推敲時にぼくのベストパートナーとなってくれる使い勝手のいい赤ペンも
前回の『ファイターズ・ハート』からは決まったものを使うようになったし、
他にも色々と自分なりの進め方が分かってきているので、
余計なことに煩わされず集中できているからだと思います。

それにしても、推敲に限らず翻訳をしている時は、
本当に楽しいし、何よりも嬉しいです。

これからも楽しんでいられるように、
今以上に翻訳できる機会を求めて、
もっと努力しようと思います。

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2009年2月23日 (月)

次の二ヶ月分のペース確認。

先週後半から今日にかけて、
明日以降3月、4月のペースを確認しました。

 一日10ページ分、

です。

先週までの翻訳を踏まえて、
一日に原文で10ページ分を、
調べものも含めて推敲していけば、
4月中に一通り終えることができます。

そしてその時点で残った疑問点を、
残りの二ヶ月で調べ尽くす作戦です。

今回は締め切りまで6ヶ月あるので、
その与えられた期間を最大限に利用することを前提に
スケジュールを組んでいるのですが、
本当ならもっとスピードも追求したいところです。

だから一日の中で、
この10ページ分の推敲以外に
できることを増やせるようにしていこうと思っています。

先週までも、一日10ページとか言いながら15ページぐらい進んでいたので、
今度も10ページ以上進めることになるとは思うのですが、
他のこととの兼ね合いもあるので、
目安としての「一日10ページ」という以上のことは決めてしまわず、
後はその日の気分次第ということにするつもりです。

今回の翻訳も順調なので、
順調ウェーブの影響が翻訳以外にも及ぶように、
色々と工夫しながらやっていきたいと思っています。

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2009年2月19日 (木)

髪を切ってもらいながら、翻訳について考えた。

予定では今日髪を切ってもらいに行くつもりだったのですが、
昨日、予約だけしようと思ってお店に行くと、
ちょうど空いているからということで、
そのまま切ってもらいました。

いつもとは違う店に行ったのですが、
初めての場合、平日のお昼に行くと、

 「今日はお仕事はお休みですか?」

と100%の確率で訊かれます。
そしてその流れのまま、
自宅で翻訳をしているという話になり、
ある程度珍しがってもらえるのか、
色々と質問されることになります。

昨日カットしてくれた人はお店を持っている方で、
色んな苦労を乗り越えてこられているのだと思いますが、
色々とぼくの話や立場に理解を示してくれるいい人でした。

そうやって久しぶりに改めて翻訳のことなど話してみると、
最近はあまり意識することがなくなっていたことなども思い出したりして、
しかもその間に髪はさっぱりとカットしてもらえていて、
有意義な時間を過ごすことができました。

そこからまた翻訳を始めた頃に始まって
今日に至るまでのことを色々と反省したりしていたのですが、
翻訳をするうえで当時からずっと強く意識しているのは、
翻訳は自分の作品などではないということです。
作品は英語のままだろうと日本語に翻訳されていようと、
あくまで原作者のものです。

原作で読んでも翻訳で読んでも、
全く同じ(に限りなく近い)イメージを持ってもらえる翻訳が理想です。
それが翻訳であるということは翻訳する者だけが考えればいいことであって、
読者の方にはただ小説として読んでもらえることが望ましく、
そういう翻訳を追求することが、
原作者に対する翻訳家の責任なのかなあと思っています。

これからもそういうスタンスで原作に向き合い、
翻訳していくつもりです。
だけどもちろん、読後にでも

 ところで、これを翻訳したのは……、

という程度に翻訳した者の名前も見てもらえたなら、
とても嬉しいです。

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2009年2月18日 (水)

一段落。

2月末、もしかしたら3月に入るかなと思っていた
とりあえず一通りの翻訳が、今日終わりました。
予定よりも10日早いペースです。

だけど今日までは(一応原文を読み込んだうえでのことではあるのですが)
ざっと翻訳したという程度で、
これをベースに、原文と照らし合わせながら、
明日からじっくりと取り組みます。

今日までの翻訳で、
どれだけ読み込めていないかということがはっきりしたので、
本当の翻訳はここからです。

明日からはプリンタのインクと赤ペンを大量に消費しながら、
いよいよ原作の世界に本格的に深く深く入り込んでいこうと思います。

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2009年2月11日 (水)

気分転換。

今日は久しぶりに三宮のカフェでちょっとだけ翻訳しました。

行きつけというわけではありませんが、
何度かそこでコーヒーを飲みながら翻訳をしたことがあります。
今日はPCは使わなかったのですが、
そこには電源もあって、
今日はそうでもなかったのですが、
いつもはけっこう空いていて、
禁煙席と喫煙室が仕切られているので集中できます。

これまではどこに行っても、
長居されると困るんじゃないのかなあと気を遣って、
それだけで集中できなかったのですが、
最近は「電源あり(無料)」と積極的に
謳い文句にしているところもあるみたいで、
ぼくみたいに第二のオフィスを求めている者にとって
そういう大らかさは有り難い限りです。

帰りは駅の近くの書店に寄って文庫本を二冊買いました。
ヘミングウェイの『移動祝祭日』と、
中上健次の『紀州』です。

  

ここのところずっと部屋にこもって一日中翻訳していたので、
いい気分転換になりました。
気分転換をしながら翻訳も進めるという、
理想的な一日の形でした。

これでまた明日からしばらく部屋で翻訳を続け、
また頃合いを見計らって外で翻訳する一日を設ける、
という流れで"Groove & Drive"を展開していきたいと思います。

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2009年2月 3日 (火)

Groove & Drive.

この間から何回「グルーヴィン」と書けば気が済むのかと自分でも思いますが、
今のこの感覚はなんとしてでも体に覚えこませたいので、
それだけ意識的に意識していたいのです。

でも、これまでにも何度か経験しているので、
もうそれほど珍しい感覚というわけでもなくなってきました。
目標としてはこの感覚をもっと日常に近づけることです。

そして今日改めて思ったのは、
流れるようなグルーヴだけでなく、
ドライブする感覚も欲しいということです。

常にリズムを大切にしながら、
一日のうちにも激しくうねるようなメリハリがあり、
週や月単位で見ればさらに大きな怒涛の盛り上がりどころがあり、
その間も深いところでは一定のリズムを刻み続ける、
といった感じです。

それなりに翻訳中の自分の体内リズムというか、
自然なペース配分というか、
集中力の波というか、
そういうものがこれまでの経験である程度分かってきているので、
そこにスケジュールを合わせていけば、
一日のスタートは上手く切れるはずです。
レム睡眠に合わせて目覚まし時計をセットするようなものです。

その後リズムに乗り切れるかどうかは、
何かと何かの歯車が上手く噛みあうかどうかなので、
スタートさえ上手く切ることができれば、
あとは地力がものを言うはずです。
地力があれば発揮できるはずです。

以前は「スポーティーな翻訳」などということも言っていたのですが、
今は「Groove & Drive」がテーマです。

う~ん、カッコいいテーマだ。

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2009年1月30日 (金)

1月。

予定を遥かに上回る大量ページをこなしてしまったり、
3時間も寝ておきながら予定どおりのペースをキープできたり、
絶好調なのか根性なのか、
いずれにしても今のところ、
自分で作ったペースがペースメーカー役としてきちんと仕事をしてくれるおかげで、
毎日をそれなりに充実させることができています。
そして毎日、明日を楽しみにしながら布団に入ることができています。

だけど一日が過ぎるのがとても早く、
気がつけば昼ご飯を食べ忘れていたり、
いつの間にか週の半ばを過ぎていたり、
このあいだゴリゴリと月曜日を過ごしたばかりなのにもう金曜日になっていたり、
そんなこんなで一月も明日で終わりです。

今年の最初の月にこれだけ翻訳できているというのは、
本当に有り難いことで、嬉しいことで、
そんな気持ちを噛み締めていると、
体中にやる気が充満してくるのが分かります。

これもまた、月単位のグルーヴィン・タイムです。
調子に乗らず、気を引き締めていきたいと思います。

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2009年1月28日 (水)

17ページ。

今日は何がどうなったのか、
なんと17ページも進んでしまいました。

最後はキリのいいところまでと思ってちょっと頑張ったのですが、
それ以外は特に無理をしたつもりもないし、
そういう息苦しさもなく、
むしろいつもより早く終わったぐらいなのですが、
それでも結果として17ページ進みました。

明日の範囲として予定していた分の半分以上まで
進んだことになります。
ヤッホー!

この間の日記で、
いくら調子がいいからと言って、
ほどほどにしておかないとどえらい目に遭う、
というようなことを書いたばかりなのに。

でも余裕のある時に、
ぎりぎりのラインがどこなのかということを
探りながら進めていくことは、
今後のためにもいいことです。

普段は好不調の波を最小限に留められるように自己管理して、
そして必要な時にはぎりぎりのラインまで攻める、
というのが理想です。

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2009年1月26日 (月)

月曜日はあんまり調子が良くない。

週末は平日の間にためてしまっている翻訳以外の仕事をしているので、
月曜日は翻訳に戻ってもイマイチ調子に乗り切れなくて、
あまり捗らずに時間ばかりかかってしまうし、
翻訳の質もやっていてイマイチよくないことが丸分かりです。
平日の流れが週末で完全に途切れてしまっています。

だけど夜にはペースを引き寄せ、取り戻し、
火曜日にはすっかり絶好調なので、
月曜日のこの状態を日曜日に移行させれば
月曜日からフルにグルーヴィンな状態で過ごせるのだと思うのですが、
それはそれで一週間単位、一ヶ月単位で考えたときに、
健康的じゃなくなるような気もします。

切り替えに一日かかるというのも鈍臭い話ですが、
いわば現実と本の世界の間を行ったり来たりしているわけなので、
なかなかそう簡単に切り替えることはできません。

その代わり、切り替わった火曜日以降は、
本の世界の中に入り込んで大活躍です。

だから月曜日は我慢の日なのかもしれません。
ここでふてくされず、我慢してゴリゴリと進めていけば、
明るい火曜日以降が見えてくるのです。

明日が楽しみです。

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2009年1月22日 (木)

中庸。

昔、小学校の下のグラウンドに、
何という名前の遊具かは分かりませんが、
背の高いポールが立っていて、そのてっぺんから
持ち手のついた鎖が10本ぐらいジャラジャラとぶら下がっていて、
一人一つずつそれを持って同じ方向にうわぁーっと走ると、
そのポールの周りをみんなで走り回ることになり、
その勢いのまま走り続けたり、
遠心力で体が浮いたり、
自分の足で走っているんだけど、
自分で走っているんじゃないみたいな感覚になって、
気持ちいいんだけど何となくお腹の辺りがふわぁーっと気持ち悪かったり、
一人でも手を離すと鎖が制御不能となって他の友達に当たったり、
危険を伴うんだけど楽しい遊具がありました。

手を離すと、
他の友達にとっては持ち主を失った鎖が暴れまわって危険だし、
手を離してしまった方も遠心力で外に向かって飛ばされて危険だし、
楽しいときほど気を抜くといつでも危険は潜んでいるんだということを、
小学生の頃から身を以って覚え込まされました。

今年に入ってさっそく「翻訳グルーヴィン・タイム」が続いているのですが、
これも同じようなもんです。
翻訳しているのがあんまり気持ちいいんで、

 よし次のページも今日のうちにやってやろう、
 なんやったらその次も!

なんて次々と欲張っていると、
バランスを崩し、
全く集中できなくなってしまいます。
集中できないどころかイライラしてくることもあります。

調子に乗って走り回っていると、
体は振り回されながらも足がついていかなくなって転んでしまったり、
鎖を持っている手の握力がなくなってきたり、
自ら危険にどんどん近づいていっているのです。

この間、実家に帰った時に小学校に寄ってみると、
その遊具はなくなっていました。
危険だから撤去されたのか、
それとも他に理由があったのかは分かりませんが、
小さい頃からそれほど危なくない程度に危険を実感するということは、
それなりに意味があったと思います。

今はせっかく楽しく翻訳してできているのだから、
ちょっと先に見え始めてしまった危険を回避するためにも、
今日は程々にしておこうと思います。

目指すは次の一ページではなく、
中庸による次のレベルのグルーヴィン・タイムです!

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2009年1月20日 (火)

あっちの部屋とこっちの部屋と。

最近はデスクトップPCを置いている北向きの部屋があまりに寒いので、
もっぱら日当たりも良くて比較的暖かいリビングで、
ノートPCを使って翻訳しています。

リビングでも二段階あって、
この間までは文豪机でやっていたのですが、
ちょっと足元がスースーしてきたので、
先日からは絨毯を敷いた上にあぐらをかいたりかしこまったりしながら、
低いテーブルでやっています。

そこはノートPCのいいところで、
文豪机だろうが低いテーブルだろうが、
好きに持ち運べるのですが、
イーモバイルを使うようになってから、
電源はコンセントをさしていないと、
フリーズしてしまうようになったのです。
だから、ノートPCを持ち運ぶときは、
全く大したことではないのですが、
いちいちコンセントを抜いて、
移動した先で差し替えないといけないのです。
全く大したことではないのですが、
本来ノートPCならではのはずの持ち運びの手軽さ、という点で言えば、
ちょっとの面倒くささを感じてしまいます。

そして無線LANもやめているので、
時々デスクトップの方に用があって、
寒い寒い部屋に行かないといけないこともあります。

そう考えると無線LANは便利だったなあと思うのですが、
だけどリビングで座りっぱなしというのもしんどいので、
時々そうやってあっちの部屋に行ったり、
こっちの部屋に戻ってきたり、
そういうちょっとした動きがけっこうぼくには貴重だったりします。
それぐらい一日の大半をノートPCの前で過ごしています。

そんな感じで、
寒い季節のリビングでの翻訳にもすっかり慣れたので
特に不都合はないのですが、
それにしてもあっちの部屋は本当にひんやりしていて、
ちょっと用があるだけでもコートを着てマフラーを巻いて行きたくなります。

そんなことも含めて、
気分転換ができるので全く問題なしです。
つまり順調です。

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2009年1月18日 (日)

『ファイターズ・ハート』絶賛発売中!

山陰中央新報という新聞の書評コーナーで、
『ファイターズ・ハート』が紹介されていたようです。

朝からわざわざ電話で知らせていただきました。

ぼくの手を離れた訳書が誰かの目に留まり、
公私を問わず紹介していただいたり、
それを見てぼくに連絡してくれる人がいたり、
そういうことをとても嬉しく思います。

関心を示してくれた人の期待を裏切りたくないという気持ちが、
少し落ち着きます。

翻訳という仕事は翻訳をした時点で終わるのではなく、
本になって書店に並び、
できるだけ多くの方に手にとっていただいて、
読んでもらって初めて評価に値するものとなります。

だから、評価の良し悪しの前に、
手にとって読んでもらえているという具体的な実感は、
とても有り難いです。
そしてもちろん評価は良い方が嬉しいのは言うまでもありません。

翻訳家としてまだ歩を踏み出せているとは言えない今の段階で感じることは
きっとこれからも糧となってくれるはずなので、
いつまでもきちんと覚えておきたいと思います。

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2009年1月16日 (金)

魂胆。

今年に入ってからずっと、
一日10ページのペースでやれば……、
というようなことを言っていますが、
実は一日10ページを達成したのは昨日が初めてでした。

それまでは8ページとか9ページとか、
悪い時だと6ページとか、
そんな程度しか進んでいませんでした。

でも昨日になって12ページ進み、
今日は13ページ進みました。
まさに絶好調です。

今のところそんな感じなのですが、
ぼくは「切りのよさ」を重視するところがあるので、
たとえば後23ページで章が変わるというところまで来ていたら、
あくまでペースを守って今日10ページ、明日10ページ、
そして明後日に残りの3ページ(+次の章の7ページ)、
とするよりは、
今日12ページ、そして明日11ページやって明日のうちにその章を終え、
明後日から新しい章に入る、という進め方を取ります。

ペースなんてあくまで予定とか目安でしかないのですが、
なんといっても締め切り前ほど奇跡的に効率よく集中できる時はないので、
「ぷち締め切り」をたくさん設けて、
それを本物の締め切り同様、確実にかつ切実に守ることで、
毎日効率よく集中して翻訳してやろうという魂胆です。

毎日迫ってくる目先の「ぷち締め切り」に振り回されることがないのも、
その先に本物の締め切りと、
翻訳は楽しいという毎日の思いがあるからだと思います。

いずれにしても、
自分のペースで締め切りをぐいぐい引き寄せるイメージで
毎日楽しく過ごしています。

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2009年1月13日 (火)

ペースメーク。

今日から平日は夜のセッションを増やすことにしました。

時間にして2-3時間なのですが、
最近になってペースが落ち着いてきたところなので、
集中する時間をちょっと分散し、
よりじっくりと翻訳し、
かつ一日に翻訳する量を増やすことが狙いです。

そして今月中にこのペースに慣れて、
来月ぐらいからはまたちょっと凝縮して、
他のことをする時間を少し作りたいと思っています。

ぼくはまだまだ作品によってペースがまちまちだし、
その時々で一番いいと思えるペースを作っていかないといけないので、
なかなか心理的に余裕が持てません。

今回は締め切りまで少し余裕があって、
しかも小説なので、
こういう比較的余裕のある時に、
ペースを色々変えてみたり、
実験的なアプローチに挑戦してみたり、
具体的に次につながる方法を試しておこうと思っています。

そしてどんな時にどんな作品にでも対応できる翻訳力を
身につけたいと思います。
毎日の過ごし方の重要性を感じます。

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2009年1月 9日 (金)

グルーヴィン・タイム

予定どおり、調子に乗ってきました。

一日10ページのペースを維持できれば、
2月末に一通りの翻訳が一通り終わります。
それから細かい調べものをしたり推敲を重ねたりしていくことになるのですが、
当面の間は2月末までのペースを維持することに集中です。

調子に乗ってきたというのは、
原作のリズムと自分の翻訳のリズムが合ってきたということです。
チューニング完了!といったところです。

もちろん小説の展開によって、
掴んだと思ったリズムが崩されたり、
踏み出す先を見失ったりすることも出てくるはずですが、
ここまで来ればそれもこの小説の持つダイナミズムなので、
そういう点も含めて翻訳に反映させられたらと思います。

だから今はこのリズムに身を任せ、
心地よい気分で、
原作の世界に浸るだけです。

いい感じです。

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2009年1月 3日 (土)

翻訳の醍醐味。

さっそく絶好調!の一歩手前ぐらいまで来ました。

翻訳が決まった先月中旬以降の助走期間を経て、
昨日から翻訳を開始しています。

このまま一週間ぐらい進めてみて、
来週末ぐらいにペースを設定するつもりです。
締め切りの六月末までの具体的なスケジュールは
そのペース次第ということになるのですが、

 今回もとうとう始まった、

ということを実感しています。

 よし、これから翻訳に取りかかるぞ、

という時の喜びとか期待とか、
そういう居ても立ってもいられない感覚は、
病み付きになります。
一方で不安とまではいかなくてもドキドキするようなところもあって、
新しい町に引越しするときのような感じです。

 どんな生活が待っているのだろう、
 どんな発見があるのだろう、

それは新しい本を読むときの感覚と似ているのかもしれませんが、
翻訳は言ってみれば本気度100%の読書なので、
その醍醐味も倍増です。

そしてぼくが味わった醍醐味を、
最終的には読者のみなさんにそのまま味わっていただきたいと思います。
それが翻訳の醍醐味です。

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2008年12月15日 (月)

翻訳初日。

来年の6月末締め切りの翻訳を
今日からいよいよ本格的に開始しました。

とは言っても、あと半月で年末年始にさしかかるので、
今月中はざっと通して読み返しながら、
どういう調べものが必要になってくるかを確認する程度になると思います。

今日のような初日はいつも緊張します。
清々しいと同時にワクワクしてきて、
ちょっと落ち着きませんでした。

こんな気分をもっと短いサイクルで味わえるように頑張りたいと思います。

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2008年12月11日 (木)

次の翻訳。

次の翻訳が決まりました! ヤッホー!

9月にリーディングをした作品で、
ちょっと不思議な小説です。
ファンタジーではないけれど、ファンタジックな展開があったりします。

来年6月が締め切りなので、
本になって書店に並ぶのは秋ぐらいだと思います。

少し先の話ですが、
どうぞお楽しみに!
頑張ります。

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2008年11月28日 (金)

「那智勝浦町出身」。

今回の『ファイターズ・ハート』から、
巻末の訳者略歴に、

 「和歌山県那智勝浦町出身」

の一言を付け加えてもらっています。
「紀伊勝浦」と迷ったのですが、
「那智勝浦町」でよかったのだと思います。

育てられたところとして思いつくのは、
たとえば古座川や、本宮や、勝浦小学校のグラウンドなど、
色々な地区にわたるのですが、
その全ての中心に那智勝浦町があります。

それは帰属意識というか、アイデンティティというか、
親しみや、故郷、家、といった感覚です。

という気持ちを「那智勝浦町出身」という一言に込めています。

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2008年11月12日 (水)

『ファイターズ・ハート』本日発売!

どうやら『ファイターズ・ハート』が店頭に並ぶ日は今日だったみたいです。
Amazon.co.jpや他のオンライン書店でも取り扱っていただいています。

>>> Amazon.co.jp 『ファイターズ・ハート』

書店にお立ち寄りのさいは、
ぜひ手に取ってみてください。

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2008年11月11日 (火)

初心。

出版の予定のない翻訳を二つ並行して行なっています。

どちらも100ページ程度の短い長編小説で、
もちろん勉強のためなのですが、

 翻訳家は翻訳をしない日があってはいけない、

と思うのも大きな理由の一つです。
二つ行なっているうちの一つは昔から大好きな小説で、
翻訳も出ているのですが、

 これはいずれ、フフフ……

と思っています。

焦らず慌てず、じっくりと読み込み、研究し、イメージし、
みんなが楽しめる翻訳、誰もが驚く新訳、
ぼくの全身全霊を込めた翻訳を、
いつの日か世に問うてみたいと思っています。

これを軸に、もう一つの方はある程度スピードも意識しながら行ない、
翻訳されていようがいまいが、
気になる本をどんどん翻訳していくつもりです。
そしてそこから企画として出版社に持ち込むものや、
やがてはディランのオフィシャル・ブートレグのような形で
日の目を見ることになるべきものたちが、
ぞくぞくと生まれてくるというわけです。

なんて楽しくて、なんてリアルな。
10年前に戻ったような気分です。

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2008年11月 4日 (火)

逃げない、攻めの翻訳。

またちょっと一段落ついてしまったので、
片っ端から原書を読んだり、
実際に翻訳をしてみたりしています。

……とは言っても、
辞書をひいたり調べものをしたり読み込んだり、
といった地味な作業がどうしても必要なので、
片っ端から、というような勢いは見た目には残念ながらありません。

でもそれなりに「締め切り感」を持って真剣に、

 逃げない、攻めの翻訳

をテーマにやっています。

 原文ではこうなっているけれど、
 この状況で日本語だったらどう言うか、

と考えて翻訳を丸く収めるのは簡単だけど、
それは知らず知らずのうちに「逃げ」の姿勢に
つながっていないとも限らないと思うのです。
原文に引きずられたような、
原文が見えるような翻訳もダメだと思うけど、

 原文の表現をできるだけ活かした(生き生きとした)翻訳

というのはまたそれとは違った次元で可能だと思うのです。
で、この谷間の時期を利用して、
それを習得してやろうと考えているわけです。

その感触ぐらいは掴みつつあるように感じています。
この調子で地味にガンガン谷を越えて行こうと思っています。

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2008年10月28日 (火)

『ファイターズ・ハート』表紙。

白水社の新刊紹介ページに、
『ファイターズ・ハート』の表紙がUPされています。

 >>> ココです。

迫力のある写真を提供してくださったのは、長尾迪さん、
装丁を手がけてくださったのは、天野昌樹さんです。

白水社のページでは写真が小さくて分かりづらいかもしれませんが、

 本の内容をそのまま表紙にぶち込んどいたぞ!

というド迫力です。
一枚の写真、一ページ分のデザインがこんなに力を持つなんて、
という素晴らしい仕上がりだと思います。

帯の文章もすごいです。
店頭に並ぶ日が楽しみです。
ちょっとずつお小遣いを貯めておいていただけると助かります。

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2008年10月26日 (日)

"Peanuts"と翻訳。

この週末は"The Complete Peanuts"のボックスセットを満喫しました。

『ピーナッツ』を意識的に読むようになったのは、
大学を卒業する頃のことでした。

"You're Not Alone, Charlie Brown"という
薄っぺらいペーパーバックを紀伊国屋書店の洋書コーナーで見つけ、
その時にチャーリー・ブラウンやスヌーピー、スパイク、
ペパーミント・パティ、マーシー、ルーシー、ライナスたちと出会ったのでした。

最初は読んでもなかなかピンとこなくて、
だけど薄い本だし、すぐに読めるので、
何度も何度も読み返していました。

そのうち、じわじわと込み上げてくるような、
何とも言えないおかしみを感じるようになって、
それぞれのキャラクターの性格も少しずつ分かるようになってきて、
チャーリー・ブラウンたちが過ごした他の一日を知りたくなって、
同じシリーズの"Guess Who, Charlie Brown?"という本を買ったのです。
人と知り合って、だんだん仲良くなっていくような感覚でした。

それから15年ぐらいが経ちますが、
その間、『ピーナッツ』の翻訳や関連書籍を
見かけることはたくさんあっても、
手に取ったことはほとんどありません。
今まで読んできたのはシュルツさんのオリジナルだけです。

日本では谷川俊太郎や鷺沢萠、さくらももこといった、
敬称を略すのも憚られるぐらい錚々たる方たちが翻訳されているのですが、
ぼくは未だにそれらを手にする勇気がないのです。

この三人の方たちはぼくも非常に尊敬していますし、
その方たちが訳された『ピーナッツ』に興味がないわけでは決してないのですが、
ぼくも負けず劣らず"Peanuts"を好きだという自信があるのです
(もちろん翻訳家としてではなく、読者としての自信です)。

だけどだからと言って、翻訳する自信というか、
その前提である"Peanuts"の世界を理解しているという自信がないので、
それらを自分なりに構築できる前に、
他の方たちの翻訳による『ピーナッツ』を読むわけにはいかないと思うのです。
見方によっては、うぬぼれた考え方なのかもしれません。
いつか自分も翻訳したいという、欲とは言わないまでも、
ささやかな願望、希望、夢、憧れのような気持ちが根底にあるのかもしれません。

だけど、読者としてだけでなく
翻訳家としても本を眺める立場にいられる者として、
それだけ大切に読んでいきたい本なのです。
そしてそういう思いは、他の本を翻訳する際には同様の責任感となって、
ぼくを支えてくれています。

"Peanuts"はぼくにとって、そういう一冊なのです。
ぼくが一日中"Peanuts"ばかり読んでいるのは、そういうわけなのです。

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2008年10月18日 (土)

部分翻訳。

最近色々と本を読んでいて、
何でも翻訳してみたいという欲が出てくるようになってきました。
何でもかんでも翻訳したいと思ってしまうのです。
いい傾向です。

もちろん一冊丸ごと全部というわけにはいかないけれど、
翻訳を読んでいて面白いと思った本は原書を買ってきて、
一部分を抜粋して翻訳するとか、
本代が高くつきそうですが、
そういうことをしていこうと思っています。

以前はよくやっていました。
そう考えると、片っ端から翻訳するという姿勢は
以前の方が実際に行動に移していたのかもしれません。

色々タイミングとかあって、
思っていてもなかなかその通りにはいかないものですが、
タイミングの谷間に部分翻訳をガリガリやっていこうと思っています。
特に今はその気持ちが強いので、
その気持ちの強いうちに何か一冊原書を買ってしまって、
やらなければならない状態を作ってしまおうと思います。

まずは……、何にしようかな。

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2008年10月 9日 (木)

『ファイターズ・ハート 世界の格闘技を旅した男』

再校が終わりました。

今はどんな本でもぼくにとっては新しい挑戦なのですが、
今回もやはり刺激的で、やっていて楽しくて、学ぶところも多くあり、
終えると同時に気持ちを次に向けることができています。
そして何より、夢中になることができました。

今回の作品は、

 『ファイターズ・ハート 世界の格闘技を旅した男』

というタイトルで11月に刊行予定です
(詳しくはコチラでどうぞ >>> 白水社HP)。

店頭に並ぶ日が決まりましたら、
またここでお知らせします。
どうぞ宜しくお願いします。

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2008年10月 3日 (金)

喉が鍛えられていく。

11月刊行予定の本の校正をしているのですが、
これで最後の校正だと思うと気合いも入ります。

10日の締め切りまで時間が許す限り読み返そうと思っているのですが、
もしかしたら3回読めるかもしれないけれど2回しか読めないかもしれないし、
もしかしたら今読んでいるこの回で最後になるかもしれないし、
そう思うと緊張します。
一人で緊張しています。

そして以前も日記に書いたことがあると思いますが、
声に出して読んでいるので、
さっそくガラガラ声です。
弱い喉です。

普段からあまりしゃべる機会がないし、
しゃべり慣れていないせいでボリューム調整もできないのか、
時々しゃべろうとしても蚊の鳴くような声だったりして、
自分でもびっくりしたりしています。

でもこれからどしどし翻訳をしていって、
そのたびに声に出して推敲をすることで、
ぼくの声も太く伸びやかになっていくことと思います。
そうなると強化された喉を使うためにもさらに推敲をしたくなり、
そのためにも翻訳の機会を求めて頑張ることにもつながり、
風が吹いた時に桶屋が期待する程度の好循環が生まれそうです。

フフフ、楽しみだ。

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2008年10月 1日 (水)

10月。

目が非常に疲れていることが分かりました。

一日中PCのモニターばっかり凝視する日が続いたので、
そらそうです。
目が疲れて肩が凝って、
気がついたら頭も痛いような気がしてきました。

締め切りを終えたら次の日はDVDばっかり観て過ごそうと思っていたのに、
昨日は締め切り直後の興奮で引き続き頑張ってしまったので、
あんまり目を休められなかったのだと思います。
今日はTVもDVDも全く観る気がしません。

だからソファで本を読んでいたのですが、
本を読むのもけっこう目を使うので疲れてきて、
そのまま2時間以上寝てしまいました。

おかげですっきりしたのですが、
「キリのよさ」を何より重視するぼくとしては、
やっぱり1日からきちんと仕事を始めたいので、
さっそく10日締め切りの再校を再開しました。

休めたような休めなかったような、
とにかく10月が始まりました。

今年最後の3ヶ月なので、
今年の締めくくりと来年に向けての助走として、
頑張ります。

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2008年9月30日 (火)

締め切り。

今日はリーディングの締め切りを無事に済ませました。

スコットランドのジャーナリストによる小説デビュー作です。
バルト海沿岸の平凡な町を舞台に、
その町の善良な町長が不思議な出来事に巻き込まれていくという
マジカルな物語です。

リーディングは面白がってばかりもいられないのだけど、
純粋な読者の立場としても十分に味わわないと紹介できないので、
その辺のバランスが今でもちょっと難しく感じる時があります。

今回は一昨日の時点でほぼ出来上がっていたので、
昨日と今日はちょっと余裕がありました。
リーディングで一日半の余裕があったのは初めてです。

一日半の余裕なら誤差の範囲とも言えるのですが、
本当ならぴったりと使い切りたいところです。

次は再来月に刊行が予定されている本の再校です。
こっちもじわじわと本になる実感が湧いてきています。
書店に並ぶ日が決定したらまたお知らせしますので、
どうぞよろしくお願いします。

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2008年9月27日 (土)

締め切り間近。

今日は一歩も外に出ませんでした。

明々後日締め切りのレジュメの作成と試訳、その推敲です。
ほぼ出来上がりつつある段階なので、
途中で寝かせたりもしないといけなかったのですが、
それでも家の中でウロウロすることはあっても、
外に出かけることは一度もありませんでした。

翻訳であれば、
外に出かけている間に何か思いついてもメモしておいて、
それを実際に推敲に活かすのは帰ってきてから、
あるいは何かを思いつく目的で外出する、
ということもあるのですが、
レジュメ作成や試訳の場合は分量が少ないので推敲のサイクルも短くなり、
だから思いついた時に修正を加えていくやり方の方が効率がいいのです。

だから寝かせている時でも、
いつどんなグッドアイデアを思いつくかも知れないので、
待機していないといけないのです。

そんな一日を過ごした結果、
締め切りまで二日を残してまたしてもいい仕事ができました。
あとは二日かけて細かい修正を加えていくだけです。

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2008年9月24日 (水)

I Love 本.

いよいよ締め切りが迫ってきました。
本は読み終えて、実際にレジュメを作りこむ段階に入っています。

ぼくが作るレジュメを基に、
この本が翻訳出版されるか否かが協議されるのです。
大きな責任を任されていることを実感します。

本とは冷静に向き合わないといけない一方で、
思い入れは当然強くなります。
決して矛盾するわけではないこの二点を、
リーディングの際は常に意識しています。

それが本に対するぼくなりの責任の感じ方であり、
果たし方かなあ、という気がしています。
色んな縁で巡ってきた本との出会いを大切にしたいと思います。

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2008年9月19日 (金)

睡魔。

締め切りのある月の一番の敵は、

 睡魔

です。

一か月分のスケジュールから今日の予定を確認し、
さらに一日の活動時間を六分割ぐらいして、
進捗の確認をしながら翻訳やリーディングをしているのですが、
思いもよらない時間帯に睡魔に襲われることがあります。

そうなるとそれまで順調だったペースが一気に崩れる
ということにもなりかねません。

短時間で深い睡眠をとって体力を回復できるのが理想なのですが、
どうもそうはいかなくなってきているようです。
認めたくはないのですが、
認めることから始めないといけないこともあります。

そんなわけで、
ここぞという時に30分程度の昼寝をしたりすることもあるのですが、

 誰かと話をする

ということも昼寝と同じぐらい、
もしくは昼寝以上に効果的だということに気づきました。

日々繰り広げている睡魔との闘いには勝ったり負けたりで、
これからも対策は考えていかないといけないのですが、
寝たり起きたり、眠たくなったり、
健康的に過ごしていることだけは間違いなさそうです。

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2008年9月17日 (水)

ぐぐぐ。

7、8月は締め切りがないことに実はちょっと焦りみたいなのを感じていて、
9月に入ってからは締め切りに追われ、
日々の活動を楽しむことをちょっと忘れていました、ちょっとだけ。

リーディングにしても、
レジュメを作ることだけを目的に読んでいても面白くないし、
それではそもそも本を読めていることにならないのかもしれません。

もっと楽しむということを強く意識して、
ぐぐぐっと充実した毎日を過ごそうと、
今日は改めて思いました。

締め切りまでのスケジュールに目途が立ったことで、
気持ちにも余裕が出てきたのかもしれません。
ということは、ここからますます調子が上がってくるはずです。

フフフ、楽しみだ。

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2008年9月15日 (月)

順調。

11月刊行予定の本の初校校正を今朝提出し、
ひとまずホッとしたところです。

次は来月半ばぐらいに再校ゲラというのが上がってきて、
もう一度校正を行なって、校了の予定です。

この時期は本の形になりつつあることが
具体的にイメージできるということもあって、
翻訳の出来具合が今さらのように不安になってきたりもします。
でもそんな根拠の無い不安に付き合っている暇はなく、
さっそく月末締め切りの別の本のリーディングの再開です。

こっちはなんとも不思議というかファンタジックというか、
後半以降に怒涛の展開を見せる小説です。
こちらも翻訳につなげられるよう、頑張ります。

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2008年9月12日 (金)

トル。

リーディングを一時中断して再び校正をしているのですが、

 「トル」

の多さに自分でもちょっと驚いています。

「トル」というのは、不要と判断した文字や箇所を削除する、
という意味の符号なのですが、
それが多いということは、
表現が冗長になっていたとか、重複していたとか、
なんせもっと簡潔に表現できるということです。

ゲラ前の締め切りまでの段階で、
簡潔な表現を目指して何度も何度も推敲して、
無駄な部分などは無いはずなのに、
それでもその時々の気分や雰囲気に飲まれて
一人で妙に盛り上がってしまい、
後で読み返すとその妙に浮いたテンションがバレバレで、
恥ずかしいことになってしまっていたという箇所や、
ぎこちない文に無理やりリズムを作ろうとして
まどろっこしい表現になってしまっていたという箇所が見つかるのです。

ゲラが出来上がるまでの数ヶ月間は、
結果的に「寝かせている」ことになるので、
その効果だと思います。
比較的落ち着いて読み直すことができているのだと思います。

刊行に向けてますます仕上がりに磨きがかかっていくのが、
校正の段階です。
そのためにも、明日も「トル」ぞ!

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2008年9月 6日 (土)

締め切りのある月。

本当なら今日は東京の日比谷野音に行っているはずだったのですが、
気持ちを切り替え、恒例の昼寝も取り止め、
朝から晩までぶっ通しでリーディングをしました。

中旬に別の本の校正の締め切りがあるので、
来週の中頃から一旦校正に戻らないといけなくて、
そんなこんなで今月はけっこう忙しくさせてもらっています。

校正とかリーディングとか翻訳とか、
何にしても毎月一つ(以上)締め切りがある、
という状況を作る、
というのは密かに野心的なぼくのとりあえずの目標です。

今月は締め切りが三つあるから、
来月と再来月はなくてもオッケー、
なんていう「繰り越し」はなしです。

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2008年8月28日 (木)

調子に乗ってきた。

調子に乗ってきました。

マイルスの"A Tribute to Jack Johnson"をBGMに、
秋に刊行予定の本の校正を進めています
(だいたいの本にはたいてい最適のBGMがあると思います)。

校正の段階までくるとそれほど大した修正箇所はないのですが、
もっと大きなところで、

 原作との重なり具合、

を主に意識しています。
スピード感とか、タイトなところとルーズなところのバランスとか、濃淡とか、
そういったことです。

推敲にしても校正にしても、
一区切りとなったときにたとえばいつの間にか日が暮れていたとか、
ご飯を食べ忘れていたとか、
自分が今どこにいるのか一瞬分からなかったとか、
そういう状態であれば、
それだけ集中できていた、自分で読んで引き込まれていたということなので、
その部分の翻訳はだいたい成功しているはずです。

そうでなかった時は、
もうちょっとどこかに推敲の余地があるということだと思います。

だから、だらだらと時間をかけずに集中して一気に読むのが
校正や推敲の基本です。

そういう意味で、最近は調子に乗ってきました。

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2008年8月23日 (土)

校正前日の夢。

初校ゲラが届いて忙しくなる前に、
と思ってちょっと昼寝しておきました。
昔よくやっていた、15分の短時間集中型昼寝です。

久しぶりなのでうまくできるかどうか心配だったのですが、
布団の上に横になったことも覚えていないぐらい、
すぐに寝てしまい、
15分後のアラームできちんと起きることができました
(こういうのを昔取った杵柄というのだと思います)。

しかも、その15分の杵柄の間に、
なんとチャボさんの夢を見ました。
あまりに突然の出来事だったために緊張していたけれど、
けっこう質問をしたり自分も受け答えをしたり、
粗相のないようにきちんとやっていました。

若い頃に作った曲を歳を重ねた今になって唄うのはどういう感じか、
と失礼を承知で訊いてみると、

 照れくさい気持ちもある反面、
 当時の精一杯でその曲を作った若かりし自分に対して誠実であるためにも、
 恥ずかしがらずに真面目に取り組んでいる、

というようなことを答えてくれました。
もちろんぼくの夢の中のことなので、
ぼくが勝手に作り上げたことなのだと思いますが、

 おお、さすがチャボさん!

と思いました。
あとは隣りにいた泉谷しげるがぼくにしつこく絡んできたことぐらいしか
覚えていないのですが、非常に充実した15分間でした。

どういう姿勢で目の前の物事に取り組めばいいのかということが
チャボさんのおかげで改めて明確になり、
明日から始まる校正の日々に向けて、
気力、体力の面で、調整は万全です。

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2008年8月18日 (月)

ダイナミックな締め切りの日々。

締め切りが懐かしい……。

締め切りにも色々あるのですが、
どんな形でもいいから締め切りが目の前にあって、
それを目指して毎日を送るという日々が、
嗚呼、とても懐かしいのです。

自分の翻訳で本ができ、
店頭に並び、
多くの人が手に取ってくれる、
というのは何度イメージしても奇跡のようです。

締め切りはそこに向かって具体的に動き出すための
象徴のような日です。
締め切りという言葉の周辺に漂うダイナミズムが、
そのままぼくの活力となっているところもあります。

あの慌ただしくも鮮やかな日々を送るためにも、
ちょっとご無沙汰している締め切りを求めて頑張ります。

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2008年8月 8日 (金)

予告。

次回作は11月中旬の刊行予定、
テーマは「格闘技」です。

詳細はComing Soon!
お楽しみに!

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2008年6月30日 (月)

誤った天才のイメージ。

今日のお昼に、リーディングの締め切りを無事に済ませました。

久しぶりに小説だったのですが、
二つ以上の世界がパラレルワールドのように絡み合いながら展開し、
登場人物が作中で話す物語に登場する人物が作中で話す物語に登場する人物が……
といった感じで幾重にも入れ子になったところもあり、
さらには舞台がレバノンで、ぼくにはなかなか馴染みのなかったという点と、
520ページの大作というボリュームもあって、
なかなか手ごわかったです。

もちろん相手が強敵であればあるほど燃えるぼくなので、
今月は張り切りました(時々泣き言を言いながら)。

早急に対策が必要なのが、早く読む、ということだと改めて感じました。
英語力もそうだし、さくさくと頭に入ってくる理解力もそうだし、
これは特に短気集中型のリーディングには欠かせません。

汗をダラダラダラとかきながら、
熱いお茶をすすりながら、
あっという間に電池がなくなるぐらい電子辞書をフル活用しながら、
いっこく堂みたいに反応が遅れるぐらいキーボードを高速でぶっ叩きながら、
さっき読んだはずのところを何度も読み返しながら、
やたらとメモをしながら、
うんうん唸りながら、

ではなく、

天才のイメージです。

涼しげに、
アイスレモンティーなどいただきながら、
細い指先でしなやかにページをめくりながら、
夜は気持ちを落ち着けてミュージックに耳を傾けながら、
ふむふむと言いながら読み終えて、
すらすらと簡潔にまとめられたらなあ、

と思います。
なかなか道は遠そうだけど、できることから頑張ります。

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2008年6月27日 (金)

切り上げ時。

締め切り前などで睡眠時間が短い時でも、
寝ている時がやっぱり一日の中では一番長い休憩時間です。

次に長いのが夕飯の前後で、
その次が昼ご飯の前後、
後はほとんど机に向かっている中で、
ちょっとストレッチをしたり顔を洗ったり、
といった程度の気分転換をするぐらいです。

ちょっと集中力が途切れてきたから顔でも洗おう、という時も、
よし、今日はここまでにしてもう寝よう、という時も、
切り上げ時としては「きりの良さ」を第一基準にしているのですが、
きりが良すぎても、次に机に戻ってきた時に、
さっきまで(あるいは前日まで)の集中レベルに戻すのに、
けっこうなエネルギーを使います。

寝て起きた後でも、顔を洗ってきた後と全く何も変わらず、
まるでさっきまでの続きに取り掛かるような感じで再開するには、
ある程度のきりの悪さも助けになります。

 基本としてのきりの良さと
 スムーズに再開するためのある程度のきりの悪さを
 両立させられる切り上げ時、

を見極めるのはなかなか悩ましい作業です。

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2008年6月26日 (木)

ぼくのステージ。

よく朝から晩まで毎日毎日、
机に向かって翻訳ばっかりしていられるなあ、

と自分でも思います。
細かい点ではもちろん色々と課題もあるけれど、
こんなに一日中取り組んでなお新鮮さを失わずに
ぼくを魅了して止まない翻訳さん、どうもありがとう。

ぼくにバイタリティというものがあるなら、
それを発揮する舞台はまさにここだと思えます。

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2008年6月24日 (火)

スピードアップしたい。

2~3週間で300ページの本、4週間で520ページの本、
というのが、どうやらリーディングの大体の目安のようです。
これがぼくの場合、大変なんです。

 なんてことないですよ~、

というような感じで引き受けるのですが、
毎日必死です。

昨日がそのまま今日になって、
今日がそのまま明日になって、
自分の過ごしている時間とカレンダーを合わせるのが大変です。

そして締め切りを迎えて、

 なんてことありませんでしたよ~、

というような感じで提出していますが、
短期集中である分だけ、
数ヶ月かけて1冊を仕上げる翻訳以上に疲れます。

今回もタイトなスケジュールをどうにか乗り切れそうですが、
こういう繰り返しの中でぼくはきっと、
もっと速く読めるようにならないといけないんだと思います。

翻訳のスピードは上がってきたことを実感しているのですが、
本を読むスピードは相変わらずなのです。

できれば意識して速く読めるようにするのではなく、
経験を積んでいく中で速く読めるようになることを期待しているのですが、
なかなかそんな悠長なことは言っていられなくなってきました。

ずい分と前からの課題ではあるのですが、
たくさん読むことに尽きるのかなあと思っています。
どうにかします。

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2008年6月15日 (日)

『ペレ自伝』書評。

今朝の朝日新聞の書評コーナーで、

 『ペレ自伝』

が紹介されていました。
作家の佐山一郎さんという方が書いてくださっているのですが、

 「知っているつもりになっていた来歴のあれこれに、
 補足と訂正を誠実にし続ける姿勢が
 いつもの機嫌の良いペレらしくて和(なご)むのだ」

ということです!(うれしいなあ)
少し値段が高いのでどうしよう……、
と思っていた方は是非参考にしていただきたいと思います。

そしてさっそく、Amazon.co.jpでも
かつてないチャートアクションを見せ、
つい先日までは10万位とか20万位辺りをウロウロしていたのに、
今日の夕方には「本」のカテゴリーでなんと712位でした!
なかなかのやんちゃもんです。

こういう数字に一喜一憂するものでもありませんが、
多くの方に読んでいただけているということは
やはり励みになるものです。

15日(日)の朝刊なので、
もう売っていないかもしれませんが、
近いうちにココにも掲載されるかもしれませんので、
是非チェックしてみてください。

それにしても、
限られた語数で、その本の魅力や性質を正確に伝えるというのは
難しいことだと思います。
特に『ペレ自伝』のような本はエピソードが満載で、
そういう積み重ねでペレという人物を伝えようというものなので、
短くまとめること自体、大変です。
この佐山さんの書評を読んで、
ぼくも普段のリーディングのためにとても参考になりました。

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2008年6月 9日 (月)

聖書。

今回のリーディングは、
聖書を参考にしながら読んでいます。

聖書に出てくる言葉やエピソードが引用されているというより、
ほぼ全編にわたってベースになっていると言ってもいいぐらいで、
聖書を理解していないとちんぷんかんぷんです。
イスラエルを中心に中東の地図も開きっぱなしです。

聖書はこれまでにも読破しようとしては挫折してきています。
所々抜粋して読んだ箇所はたくさんあるはずだけど、
最初からきちんと読んでいるのは出エジプト記あたりまでのはずです。

他にも解説書や小説を読んで親しもうとはしているのですが、
なかなか全体像を掴むまでには至っていません。

これまでも翻訳やリーディングで世界各地の各時代について
色々調べてきましたが、今回はかつてないぐらいに難解です。

少しずつでも毎日勉強していくしかなさそうです。

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2008年6月 4日 (水)

自己暗示。

さっそく調子が出てきました。

これを期待して、昨日の日記ではあえて弱気なことを書いたのでした。
自分で自分を騙すという、よくやる作戦です。

まだ土曜日にも関わらず日曜日のフリをして、
明日からまた仕事や……、と思い込んでおいて、
夜になって土曜日だったことを思い出して浮かれるという、
昔よくやった作戦の応用です。

とにかく、徐々にペースが掴めてきました。
だけどまだこのままでは一ヵ月後の締め切りに間に合わないので、
明日はさらにペースアップして、
明後日からはそのペースを当然のように維持していきたいと思っています。

ペースというのはスピードだけの問題ではなく、
二回目にはある程度レジュメの構成を考えながら読み返したいので、
じっくり手応えを感じつつ、という理解度の安定感も含めてのペースです。

短期集中のリーディングでは、
どれだけ早く一回目のペースを掴むことができるかということが重要です。
その点で今回は一日分ぐらい遅れています。
でもまだ一週目なので挽回は十分可能です。
スケジュールの目処は立ちました。

まだ読み始めて間もないのですが、
面白そうなので楽しみながら頑張れそうです。
月末が楽しみだ。

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2008年6月 3日 (火)

ふらふら。

またしても、とっかかりの苦しみ中です。

新しい本を読み始めた時は、
大きすぎる自転車をこぎ始めた時や、
流れのないところでカヌーを漕ぎ始めた時のように、
勢いが出てきちんと前を向けるようになるまでに
少し時間がかかります。

それまではフラフラと頼りなく、
すぐに足をついてしまったり、
スタート地点に戻ってきてしまったり、
なんとももどかしいです。

明日か、遅くとも明後日からは、
しっかりとした足取りで進めたいと思っています。

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2008年5月30日 (金)

完成!

無事に締め切りを迎えることができました。

格闘技に関するノンフィクションです。
アメリカ人ライター(男性)が、

 闘うことの本質とは? 意味とは?

といったことに関心を持ち、
世界を旅しながら各地の格闘技の世界に飛び込み、
実際にトレーニングを重ね、
猛者たちにもまれ、
トップクラスの選手たちの試合を目の当たりにし、
自らも試合出場を果たすという「タフガイもの」です。

そのフィールドはムエタイ、総合格闘技、柔術、ボクシング……と広がり、
さらには戦う男の内面を追究するために瞑想にも挑戦し、
闘犬や闘鶏を観戦し、
アクションムービーにまで参戦しています。

究極の体当たり取材といった感じです。
本になる時期はまだ分からないのですが、
どうぞお楽しみに。

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2008年5月29日 (木)

締め切り前夜。

明日に締め切りを控え、
今日はさすがに昨日のようにオロオロすることもなく、
どっしりと翻訳をしました。

 いよいよ明日提出かあ……、

なんていう余裕もなく、
どこにも隙を見せずに一日を過ごしました。過ごしています。
そして久しぶりに、このまま明日に突入です。
朝と夜の数が合わなくなるやつです。
寝てもいないのに朝になるというやつです。

今回も前回、前々回、前々々回、前々々々回……同様、
自信作です。
お楽しみに!

そして締め切りを無事に終えたら、
ちょうど月末でキリがいいということで、
週末に少しの休息とたくさんの準備をして、
週明けからは新たなプロジェクト始動です!

その前にもうちょっと、提出するまで推敲……。

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2008年5月26日 (月)

調べもの。

今日は(おそらく)最後となる調べものをするために、
三宮の書店に行ってきました。

久しぶりに電車に乗って、
いつの間にかこんなにも陽射しが暑くなっていたんだなあと思いました。

そしてラテン語辞書やタイ語辞書、医学大辞典などを
どっさり読んできました。
期待していたほどの収穫はなかったけれど、
目途は立ちました。

久しぶりに本屋さんに行くと、
『素面の、酔いどれ天使』みたいなものも入荷されていたりして、
各方面からの誘惑が多くて大変です。

読むつもりだった本や勉強するつもりだったジャンル、
興味がないフリをしていた本を思い出すことになり、
あらためて刺激を受けます。
やっぱり外に出ることは大切だと思いました。

外に出ることは大切です。

だけど今日はそんなやんちゃもできないので、
大人しく帰ってきて、調べものの成果をせっせと翻訳にぶち込んでいます。

完成間近!

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2008年5月25日 (日)

ラスト一週間。

いよいよラスト一週間となりました。

ちょっと緊張してきました。
細かい修正と調べものがいくつか残っているのですが、
その一つ一つがいとおしいです。

今回はスケジュールの組み方の点で
反省点が満載です。
でもそれは、
スケジュールの組み方で調整するよりも、
ぼくの翻訳力、特にスピードをつけることが必要なのだと思っています。
読書量の問題かなあ、という気がしています。

とにかくあと一週間、頑張ります。

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2008年5月21日 (水)

+1! …… -1。

てっきり明日がゴミの日だと思っていたのに、明後日でした。
ということは金曜日は明後日で、明日は木曜日です。

ということはもしかしたら今週は思っていたより一日多いのか……、
と思ったのですが、
明日を木曜日なのに金曜日と思っていたわけではなく、
ゴミの日を勘違いしていただけでした。

ということで、
やっぱり予定どおりのスケジュールで進めないといけないということです。
一瞬だけですが一日余裕ができたのかと思った分だけ、
気持ちに焦りが生じてしまいました。

だけどそれも一瞬だけで、
今は予定通り着々と締め切りを目指しています。

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2008年5月18日 (日)

ラスト二週間。

日曜日だというのに、
早起きして翻訳です。

あと二週間。
ますます張り切っています。

今週で最後の推敲を終わらせて、
来週、最後の一週間で最後の見直しをして、
完成です。

月初に確認したペースより若干遅れているのですが、
それでも毎日予定よりちょっとずつ頑張ることで踏みとどまっています。
おかげで身がきゅっと引き締まるような手応えを毎日感じています。

最後まで気を抜けませんが、
今回もやはりチャレンジングな翻訳機会でした。

ラスト二週間、頑張ります。

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2008年5月16日 (金)

ごりごり力。

そういえば最近は締め切り前になっても、
4人目の自分を意識することがなくなってきたように思います。

普段から4人目も統合することに、
ようやく成功したということかもしれません。

そもそも締め切りを間近に控えた時だけものすごい力が出るとか、
それはそれで頼もしいけれど、
いつも期待できるものではないというか、
本来の自分ではないような気がしていました。

特定の時期にだけ出現する曖昧な存在を頼りにするよりも、
そいつをぐっと取り込んで、
普段から自分の血となり肉となるようにしていきたいと思っていたのです。

思っていただけなのですが、
気がつくと、もしかしたらそれを達成してしまったのかもしれません。

普段から「ごりごり」とか「じわじわ」といった力を
コンスタントに発揮できるように少しずつなってきているのです。
それをごりごりと実感しています。
これはいい傾向です。
なにしろ自分の力で前向きに日々を暮らすことこそがブルースなのです。

ただ、それは純粋に翻訳に限った話で、
こうした「ごりごり力」をもっと周辺分野でも活かせるようにならないと、
というふうには思っています。
でもそれも、今月末の締め切り以降の話です。

締め切り前に締め切り後のことを考えることほど楽しいことはありません。
それもごりごり力の源になっているのかもしれません。

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2008年5月 6日 (火)

翻訳 comes first.

『アイム・ノット・ゼア』を観に行こうと思っていたのですが、
今月はやっぱり締め切り月ということで、
やめときました。

ずっと楽しみにしていた映画が
ようやく関西でも封切られているのですが、
ここまでタイミングが悪いと仕方ありません。

今の調子なら気分転換をすることもなく
月末までぶっちぎれそうだし、
それに何より、いつでも優先すべきは翻訳です。
当たり前です。

ここをぐっと我慢することで、
今月もいい過ごし方ができそうです。

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2008年5月 5日 (月)

イメージトレーニング。

今日はしかし暑かった。

特に日中は窓を開けても無風で、
懐かしい友達を思い出すように、
ちょっと扇風機に想いを馳せていたぐらいです。

ただでさえじめじめと蒸し暑いというのに、
さらに今しょねを入れてやっている翻訳は格闘技に関するもので、
頭の中はジム内でマットの上に汗や血を飛び散らせながら
スパーリングを行なっているイメージが満載なので、
暑さも倍増です。
暑苦しいです。

この翻訳の締め切りが今月末にあって、
今年中に書店に並ぶかどうかは分かりませんが、
とにかく今年の二冊目だと位置づけるとして、
目標に掲げた三冊まであと一冊です。
その企画、営業もそろそろ具体的に考えないとと思っています。

しかしまたしてもぼくはやる気に満ち満ちてきました。
昨日寝ながら、頭の中で色々と考えていると色々楽しみになってきて、
それで今日は朝からめきめき集中しました。

まずはこの格闘技の翻訳です。

やる気が満タンの時は、
焦ってしまわないようにセーブしつつ、
セーブされた状態では満足できないやる気を
時々解放してやるように一日中集中してみたり、
やる気を循環させながらさらに勢いづくイメージを膨らませることが大事です。

この日記もその一環です。

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2008年5月 4日 (日)

ゴールデンウィーク。

ゴールデンウィークに入って、
まさに行楽日和といった好天が続き、
窓の向こうに見える阪神高速も昼間は全く車が動いていません。

そんな中、

ぼくは今年も家で張り切って翻訳です。
以前はウキウキしながら山へ川へと繰り出していましたが、
十年ほど前からはそれをぐっとこらえる時期に突入し、
最近はゴールデンウィークと言えば、
部屋で集中して翻訳をするのが当たり前になっています。

そういう変遷を経てきているのですが、
いつもその時ではない先を見ているような気がします。
それを少しずつ後になって反省しています。
でもそれは同時に少しずつでも先に進んでいることの証でもあるような、
ないような……。

見ている先の姿はあっても、
その時はその時でもうちょっとその時々に集中したいものです。

抜け出したい時期も、
どうせならとことん味わってやろうといったところです。

その辺のバランスがうまくとれるようになってきたところで、
やっぱりそろそろ山や川がちょっと恋しい。

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2008年5月 3日 (土)

ペース確認。

締め切りまであと1ヶ月です。

正味実働日数を20日として、
最初の15日で300ページ弱の原稿をもう一度推敲し、
残りの5日で最後に全体を見直して完成。

ということは、最初の15日(3週間)のペースとしては、

1週間(5日)で100ページ、
1日に20ページ、

①1日に13時間なら、1時間で1.5ページ、
②1日に10時間なら、1時間で2.0ページ、
③1日(13時間)×3日+1日(10時間)×2日なら、1時間に1.7ページ、

いずれにしても、これなら余裕です。
LSDです。

1ヵ月後に再び締め切りを迎えられることを楽しみに、
残りの1ヶ月を存分に打ち込みたいと思います。

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2008年5月 2日 (金)

『ペレ自伝』@三宮のジュンク堂。

今日は三宮に出たついでに、
書店めぐりをしてきました。

最近は機械でぴぴっと検索できますが、
本屋さんとレコード屋さんでは、

 自分で探す

のも楽しさのうちだと思います。
求めている本を探しているうちに、

 お、こんな本もあるんか、
 あぁ、せやせや、これも欲しかったんや、
 うわぁ、これ……、
 わちゃぁ……、

などと独り言を言いながらウロウロする醍醐味――。
だけどそんなぼくみたいに暇な人ばかりじゃないと思うので、
一応お知らせしておくと、

センター街の中にある「ジュンク堂三宮店」さんと、
三宮駅の東口のダイエー7Fにある「ジュンク堂三宮駅前店」さんでは、

 スポーツ>サッカー

のコーナーに置いてもらっていました。
どちらもあまり目立つコーナーではありませんでしたが、
そこまで行けば10冊ぐらいずつ面出しされています。

エリック・クラプトンやショーケンの自伝は
今月の新刊コーナーに堂々と平積みされていましたが、
ペレは控えめに、自分のいるべきところに収まっていて好感が持てましたよ。

よろしくお願いします。

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2008年4月30日 (水)

ありがとうございます。

読みましたよ、読んでますよ、
明日買いに行きます、
と温かいメールをたくさん頂いています。

ありがとうございます。
本当に嬉しいです。
励まされます。

やっぱり翻訳家を名乗るからには、
一冊の本を翻訳して、それをみんなに読んでもらう、
という形がもっと日常にならないと、と思っています。

企画の作成や営業も含めて、
これからも頑張ります。

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2008年4月28日 (月)

『ペレ自伝』

近所の書店には置いてありませんでしたが、今日、

 『ペレ自伝』

が発売されたはずです。

次の翻訳の締め切り前ということで、
Worksのページも作れず、
詳細をお伝えすることができずにいるのですが、
あのペレの自伝です。

あのペレの自伝を、このぼくが翻訳したのです。

えらい仕事を引き受けたものだという実感が増すにつれて
責任感に押しつぶされそうになりながら、
そのたびにペレの自由奔放なプレーをDVDで観て、
肩の力を抜くようにしていました。

ペレの誕生から幼少期、サントス入団、ブラジル代表、
ワールドカップ、コスモス移籍、引退、
そして現在に至るまでのオールタイムが網羅されています。

ゴールデンウィークということで、
書店への入荷はもしかしたら遅れているということもあるかもしれませんが、
今週か来週には並んでいると思いますので、
どうぞよろしくお願いします。

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2008年4月 4日 (金)

赤ペン。

ぼくが毎日の生活の中で一番消費しているのは、

 赤ペン

だと思います。

翻訳の環境としてはPCなどモダンな道具をフルに活用しているつもりだけど、
推敲の時はやっぱり紙に印刷して、
それを読みながら赤ペンで修正していくというレトロな形をとっています。

PCのモニタを見ながら直接書き直すということはしません。
目に悪そうというだけではない何かがあります。

印刷して、紙の上で赤で修正して、それをデータに反映させて、
という工程がなければ時間の短縮につながる気もするのですが、
推敲の質が落ちるような気がします。

デジタル気取りのアナログ人間ということなのかもしれません。

というわけで、赤ペンの消費量がすごいわりに、
これまで快適な赤ペンに出会えずにいます。

理想の赤ペンの条件としては、

①グリップが指にフィットして、
②長時間使っても疲れない太さと重さで、
③がりがり書いても先が潰れてインクがどぼどぼっと出たりしない根性のあるやつ、

です。
これまでは100円程度でそれだけの条件を満たす優れものを探していたのだけど、
それはどうやら無茶なようなので、
次はぼくにとっての赤ペンの重要性を最大限に考慮し、
もうちょっと高くても良いものを探そうと思っています。

その場合、できれば芯を替えられるものがあれば、
エコの観点からも言うところなしです。

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2008年3月31日 (月)

あたふた。

よし、後は印刷をして最終確認……、

と思っていると、インクが切れていました。
それで夜だというのに急遽、梅田のヨドバシにインクを買いに行くことになり、
せっかくの順調ペースに水を差される結果となりました。

でも本当は、自分で蒔いた種なのです。
インクがなくなりかけていることは前から知っていて、
だけどインクは高いし、
今日をどうにか乗り切れたらまたしばらく買わなくて済むと思って、
買い控えていたのです。

そんなケチな気持ちのせいで、
こんな忙しい日に出かけないといけなくなったのです。

しかも今日買いに行かないといけないことも、
本当ならもっと早く気づいていたはずなのです。
無線LANでつないだPCで作業をしていて、
そのデータを印刷するには、
今の環境だとメインのPCを立ち上げないといけなくて、
このメインPCの立ち上がりが遅いために、
電源を入れてから他の作業に移っていたのです。

そしてそのまま印刷することを忘れていて、
2時間ぐらい経って他の作業が終わった時に
ようやく印刷しないといけなかったことを思い出したのです。

さらに、このメインPCを立ち上げないと印刷できないという
面倒くさいのもどうにか直したいと思いながら、
ずっとほったらかしていたのです。

そういう積み重ねがこんな切羽詰ったときの失態につながったのです。

プリンタのインクなんていつ切れるか分からないのだから、
いつでも買い置きをしておけばいいんだ、と思いながら、
今日もやっぱり黒とカラーを一個ずつしか買えませんでした。

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2008年3月15日 (土)

翻訳再開。

去年の暮れに取りかかり始めたまま、
他の本のリーディングや校正のために中断していた翻訳を再開したのですが、
ペースを取り戻すのにちょっと時間がかかってしまいました。

普段からよく知っているテーマの本ではないうえに
今回は途中からの再開からだったので余計に戸惑ってしまい、
中断前の「のめり込みレベル」に戻すのに
半日以上かかってしまったというわけです。

複数の本を交互に翻訳するということは
これからも十分に考えられることだし、
こういう時の対策を考えておかないとと思います。

有り難い悩みです。

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2008年3月14日 (金)

ふろいくとじ。

昨日の締め切り前日というか当日の深夜のことですが、
「黒い太字」という語句が出てきて
(「出てきて」と言っても自分で書いたんだけど)、
推敲中にそこを読んでいて、どうしても

 「ふろいくとじ」

と読んでしまうのです。
そして自分で口にしたその音を自分で聞いて、

 あれ?

と思ってもう一回読み返しても、やっぱり

 「ふろいくとじ」

と読んでしまうのです。

 あれ、何がおかしいんやろ?

と思って文字をちゃんと見ながらゆっくり読むのですが、やっぱり

 「ふろいくとじ」

なのです。
三回か四回そんなことを繰り返し、
そしてようやく間違いに気づいて、無事に

 「くろいふとじ」

と読むことができたのですが、
自分で気づいていない疲れは色んなところに影響が出てくるので大変です。

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2008年3月13日 (木)

締め切り。

予定通り今日の正午に、
無事、リーディングの締め切りを終えました。

今回は急遽頂いた仕事だったのですが、
非常に面白い本で、
試訳をしながらぼくの目は涙でいっぱいになりました。
翻訳が決まればいいなあと思います。

締め切りを終えていつも思うのは、
もちろん期日を守るというのは大前提なのですが、
締め切りを終えてホッとしている場合じゃないということです。

リーディングの締め切りであれば、
本の内容を的確に伝えられるレジュメに仕上がっていないとダメだし、
翻訳の締め切りであれば、
原作をほぼそのまま日本語で再現できていないといけません。
これも、締め切りまでに仕上げるということと同じぐらい大前提です。

だから締め切りの向こう側には、

 本の魅力が確かに伝わる

という結果がないといけないのです。
原作に対してぼくがアクションを起こせる立場にあるとするなら、
ぼくのアクションに対して
リアクションを起こしてもらえるものになっていないといけないのです。

締め切りまでは基本的に原作の魅力はぼくの手元にあって、
締め切り日になって提出した時点で、
その魅力はぼくの手から羽ばたくのです。
羽ばたいていないといけないのです。

 それっ!

といって巣立たせた後に墜落してしまうことのないように、
原書が持つ魅力が十分に形になって出来上がる日が、
締め切りなのだと思います。

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2008年3月11日 (火)

必死でやる。

今日は驚きの集中力を発揮しました。
時々こういうことがあります。

初めから予定してこのような集中力を発揮することはできません。
発揮後に、発揮できていたことに気づくのです。
古傷が痛むと雨が降るのではなく、
雨が降ると古傷が痛むようなものです。

やっている時は集中しているので分からないのだけど、
途中に一回、20分ぐらいの休憩を挟んで
7時間ぶっつづけで翻訳をすると、
7時間後は非常に疲れています。
ぐた~、となってしまいます。

これぐらいの集中力が毎日あればとも思いますが、
この疲れが毎日訪れるかと思うと、ちょっと考えてしまいます。

今日は夕方からそこそこ懐かしくなりかけていた友達と会っていたので、
翻訳はそこで切り上げたのだけど、
普段ならこの7時間の後にもまだ7時間は時間が取れるので、
集中力ももう少し発揮の仕方を考えないといけないと思います。

一日の正味有効時間が14時間だとして、
今日のような集中力を7時間も使わずにたとえば5時間に制限して、
5時間で今日の5/7の分量をカバーして、
今日の集中力の2/3程度の集中力で残りの9時間を使うと、
どうなるのかな???

よく分かりませんが、
疲れ具合とのバランスもいい感じに取れて、
かなり充実した一日が過ごせるんじゃないかなあと思います。

だけど、集中レベルもその持続時間も、
翻訳の対象となる本への「のめりこみ度」に大きく関わってくることなので、
なかなかそううまくはいかないと思います。

色々考えても、いつも結論は「いつも必死でやる」ということに落ち着きます。
本心ではそれでいいと思っています。

「必死」というのを広辞苑で引くと、

 ①必ず死ぬこと。生きる見込みのないこと。
 ②死を決してなすこと。全力を尽すさま。しにものぐるい。決死。
 ③将棋で、守りの受け手を打っても詰(つみ)となるような形。
  しばり手。「必至」とも書く。

とありました。
ぼくが言っているのは②です。
中でも特に二文目にある「全力を尽すさま」というやつです。
①では決してありません。

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2008年3月 6日 (木)

いいペース。

初校が一段落ついたところで、
来週締め切りのリーディングをやっています。

スケジュールとしてはけっこうタイトなのですが、
さっそくいいペースでできています。

それにしても、一日中何かを読んでいるにも関わらず、
趣味の読書は相変わらずできていません。
図書館で借りてきた本もそのままだし、
買って読むつもりのリストも長くなるばかりです。

それが時々ちょっとした閉塞感につながることもあるのですが、
今はいいペースでできている分、充実感となっています。
一年を通してこういう状態でいられるように頑張ります。

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2008年3月 4日 (火)

Big 3.

祭りの後には寂しさが訪れるもので、
一ヶ月にわたった清志郎さんの完全復活祭がとうとう終わってしまい、
あれだけ賑やかだったぼくの部屋もどんよりしてしまっているような、
嵐が去った後の凪のような状態です。

完全復活祭がいつDVDになって発売されてもいいように、
DVDラックの清志郎コーナーの『Romance Gray 35』の後に
普通のDVDのケース三枚分ぐらいのスペースを空けておきました。
もちろん2枚組みや3枚組みなどではないBOXセットを期待してのことです。

しかし実は、というよりも当然、
いつまでもお祭り気分でいるわけにもいきません。
校正、リーディング、翻訳、
と翻訳の主要三本柱の締め切りが立て続けに待っているのです。

久々です!
やってきました繁忙期!!

今度は自分が嵐の主人公となる番です。
地味で、超局地的で、誰を巻き込むこともなく、
誰のブログの話題になることもない嵐ですが、
間違いなくぼくは嵐の只中にこれから入っていきます。

もちろんBGMはオーティスです。

「いい唄だな、煙草とコーヒー♪」

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2008年2月27日 (水)

校正の日々。

 よしっ、これでええ。

と言っているのに、

 ほんまにそれでええんか?

と言われると、

 やっぱり何となく、う~ん……、

となるものです。


相変わらず、日がな一日校正を続けています。
ひねもす校正です。

校正中は、読者の存在をこれまで以上に考えます。
ここで手を加えたとおり、加えなかったとおりに、
読者は読んでくれるのだと思うと、
どうしてぼくがこんな責任重大な立場にいるのだろう、
と思います。

それはもちろん、ぼくがこの職業を選んだからであり、
ぼくを信頼して出版社がこの仕事を任せてくれたからです。

自分の選択と、出版社と読者というぼくと社会との接点を、
強く感じます。
がっちり噛み合わさっている接点をびしびし感じます。
しびれるぐらい感じます。

今やっているのは初校で、
3月の下旬にかけて再校があって、
校了、そして4月に刊行予定です。

もうすぐです。
皆さん、待っててねー。

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2008年2月26日 (火)

コンサートと翻訳の関係。

コンサートが終わって、夢のようだったと思いながら家に帰ることと、
原作を読んで実際の翻訳に取りかかることは、
似ていなくないなあと思ったりします。

コンサートでの圧倒的な体験は、
終わった後もできるだけ具体的に留めておきたいと思うし、

翻訳でも、原作を読む時はその世界にどっぷりと浸り
(自分もそこにいるようなつもりで作者や登場人物に寄り添い)、
そしてその世界から一旦帰ってきて、
追体験するように机に向かってキーボードを叩くのです。

無意識と意識の関係のように、
原作を読んでいる時はコンサートのように夢中になり、
コンサート帰りは翻訳する時のように冷却期間を設ける、
ここに何かヒントがあるような気がしています。

 実感を意識する

ということかもしれません。
これを整理できたら、
ぼくはもしかすると何かから脱却してしまうかもしれません。

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2008年2月20日 (水)

校正中……。

昨日、出版社からゲラが届き、校正に入りました。

本になるときのレイアウト通りに刷り上ったもので、
それを使って校正をするのです。

ここで気をつけたいのは、
紙で指を切らないということです。
ゲラはB4サイズで、
同時に使う原文のコピーはA4で、
サイズの違う二種類をゴショゴショとめくったり、
指を二本も三本も挟んでおいたりするので、
すぐに指を切ってしまうのです。

でも、そんな難関もありつつ、
ここまでくると刊行まであと2ヶ月程度です。
約2ヶ月後には書店に並ぶ本の校正を、
時おり指に血を滲ませたりしながらやっているのです。
気も引き締まるし気合も入ります。

部屋にこもりっきりだったぼくが、
ようやく外に出て行く時が来た、
という感じです(「外」というのは書店のことです)。

詳細はまた近日中に"Works"のページにUPしますので、
どうぞ、どうか、楽しみにしていてください。

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2008年2月18日 (月)

続ける。

今日は清志郎さんたちは完全復活祭の第二弾として、
ブルーノート東京でライブを行なっているはずです。
第三弾が大阪で、そして第四弾が京都で行なわれます。

この間の日本武道館は、本当にすごい熱気でした。
清志郎さんへの声援はもちろん、
チャボさんの登場シーンもカッコよかったし、
後ろで控えめにドラムを叩いていたコーちゃんへの声援もすごかったです。

ぼくも必死で声援を送りました。

あんなに誠実に歌に心を込めて、
それが仲間を呼び寄せる力となって、
観客の心を鷲掴みにする力となっているのだと思います。

ライブに行くなんて、
田舎に住んでいた頃は思いも寄らなかったけれど、
あんなどえらい経験を比較的気軽にできる都会の生活は、
すごいなあと思います。

そしてあんな経験を、
ぼくはどう自分の人生に活かせばいいのだろうと思います。
ぼくの人生に活かすというのは、
すなわち翻訳に活かすということです。

そして色々考えた挙句、
いつも落ち着く結論は、

 やるべきことを続けていく。

ということです。

幸い、始めた頃の熱意を失わずに済んでいるので、
これから必要になってくるのは、
熱意の使い方を今まで以上に考えながら続けていくということだと思います。

どうすればいい翻訳に仕上げられるか、
いい翻訳とはどういう翻訳のことなのか、
どうすればいい翻訳を世に出すチャンスを得られるのか、
どうすればいい翻訳をできるだけ多くの人に読んでもらえるのか、
どうすれば読んでくれた人に楽しんでもらえるのか、
どうすればいい作品に出会えるのか……、

翻訳にまつわる全てのことを全ての角度から、
誠実に考える必要があるのだと思います。

得意分野です。

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2008年2月13日 (水)

着々。

最近は、もういい加減に寝ないと明日に支障が出るという一歩手前まで
翻訳をしています。

そして最後の一歩分でこの日記を書いているので、
前の日に何を書いたか、
次の日になるとあんまり覚えていなかったりします。

だから漫然とした日記になっているかもしれないし、
自分でも思いのほか本心の部分が出てしまっているかもしれないし、
読み返すにはなかなかスリリングな日記になっているんです、実は。

と思ってちょっと読み返してみると、
スリリングも何も、最近は清志郎さんのことばっかりでした……。

日記のことはともかくとして、
時間いっぱいまで集中できるぐらい
翻訳が順調に進んでいるのは嬉しいことです。

そして毎回のように新たな課題が山のように出てきて、
それを一つ一つクリアしていきながら形にしていくというのは、
やっぱり楽しいです。

でもだんだん締め切りが近づいてきたので、
楽しいなんて呑気なことはそろそろ言っていられなくなるのかもしれません。

今月の下旬からは、
4月刊行予定の本の校正にも入る予定です。

去年は表向きは沈黙していたので、
その分、今年は盛り上がっていこうと思っています。

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2008年2月12日 (火)

積み重ね続ける。

昨日までのハイテンションをひとまず落ち着けて、
今日からまた翻訳です。

いい感じで気持ちを切り替えて、
打ち込むことができています。

最近は、

 このままの状態ではいけないんだけど、
 これからもこの調子で頑張ろう、

と思えています。
これまではこのうちの前半部分ばかりが重くのしかかっていました。

このままの状態ではいけないという状態を抜けたわけではもちろんないし、
むしろこれまで以上に、早くこの状態から抜け出したいぐらいなのですが、
どんなバランスで毎日を過ごせばいいのかということが、
それなりに分かってきたような感じです。

バランスなんて意識すればするほど崩してしまうものなので、
あんまりこんなことばっかり考えていてもいけないんだけど、
だからといって考えていないと、
それはそれで焦りにつながってしまったりもします。

目の前の翻訳に集中して、
いい仕事を積み重ねていけば、
見えてくるものもあるんじゃないかなあと思っています。

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2008年2月 1日 (金)

一段落。

月末の昨日でとりあえずの一段落がつき、
週末前の今日、次のステップの準備が整い、
予定通り月曜日からさっそく次の段階に進めそうです。

よしよし。

最近は週末は本気の翻訳からはほとんど完全に離れていることで、
リフレッシュできているようです。
平日に集中できているのも、そのメリハリということだと思います。

睡眠時間も以前のように、とまではいきませんが、
最近のように惰眠を貪ることはなくなりました。
締め切りまで少し余裕のある間の過ごし方としては理想的です。

だけど来週から本格的に始める予定の次のステップというのは
細かいところまで調べものをしながらの推敲なので、
今までよりずっと手間がかかるのですが、
翻訳がよくなっていくのを実感できる段階でもあります。
いよいよという感じで、やる気がもりもりと漲っています。

じっくりと腰を据えて、いい翻訳に仕上げたいと思います。

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2008年1月31日 (木)

翻訳音頭。

 翻訳ができる、できるぞ、翻訳ができるぞ、
 1月は正月で翻訳ができるぞ……、

というわけで、今月も翻訳三昧の1ヶ月でしたが、
1月がさっそく終わってしまいました。

順調ではあるけれど、
本当はもっとペースアップしたい気分です。

だけど特に順調な時は欲を出してバランスを崩してしまったり、
余計なことをしてしまいがちなので、
ぐっと我慢することも大切です。

だから逸る気持ちを抑えて
今のペースをキープしようと努めているのですが、
今のぼくのような立場で、
気持ちを抑えるというのもなかなか残酷な話です。

ここ数年は「年間3冊」と公言しているけれど、
実は『マミー』の翻訳を終えた時に立てた目標なので、
特に最近に始まったことではないのです。

それで安定するわけではないのですが、
自分の翻訳のペースや充実レベルなどを考慮して、
「最低ライン」として掲げた目標です。

だから、それを達成し、(ある程度)維持できるようになるまでは、
あんまり余裕のあるようなことを言っている余裕などないのです。

だけど一方で実際の翻訳としては、
焦ってペースばかり気にしてもしょうがないので、
自分の実力に見合ったペースでじっくりやるしかありません。

できることなら理想のぼくがちょっとだけ現実のぼくに近づいてきてくれて、
手を差し伸べてくれて、がっしりと手を取り合って……、
というようなことにならないかなあと思ったりもするのですが、
成し遂げる目標が先にあるというのは幸せなことでもあります。

というわけで、成し遂げていないぼくは明日からも、

 翻訳ができる、できるぞ、翻訳ができるぞ、
 2月は豆まきで翻訳ができるぞ、
  :

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2008年1月28日 (月)

絶好調。

相変わらず絶好調な日々が続いています。
翻訳時における絶好調の定義をすると、

 気がつくと集中力と判断力が自分でもびっくりするぐらい高くなっている状態、

ということじゃないかと思います。
そういう時は気がつくと思っていた以上の時間が経過してしまっているのですが、
その間に思っていた以上に捗っているので、
気がついた時にちょっとした達成感を感じます。

そのちょっとした達成感に気分を良くして、
さらに絶好調レベルを上げていくという好循環が期待できるのも、
絶好調時のいいところです。

だけどそれは全て翻訳の過程での話なので、
結果につなげないと何も始まりません。

絶好調だと言いながらぶんぶん素振りをしていても、
試合になってベンチを温めているだけではあんまり格好がつきません。

だから、今年は絶対三冊を達成するつもりです。
そのためにはまず一冊、
今やっている翻訳を完璧に仕上げます。

今週末にとりあえずの一段落がつく予定なので、
そこでさらに弾みをつけて、
予定や計画や目標を一つずつ全部達成していこうと思っています。

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2008年1月24日 (木)

本気さ。

かなり気合いが入ってきました。

 よしっ!

と言って気合いを入れるのと違って、
じわじわと内からこみ上げてくるものがあって、

 何やろ、この感じは???

と思いながらそのこみ上げてくるものをよくよく眺めてみると、
胸の中に住んでいる四人目のぼくからの贈りもので、
表には「気合 a.k.a. 本気さ」と書かれてあって、
それを確かに受け取ったぼくは、
視線を内から外に向けた時点で、
それまでのぼくとはがらりと変わっている、という感じです。

「本気さ」は何をするにしても何より必要なものだと思います。
何をどうするにしても、全ては本気さゆえのものでありたいものです。

だから、白々しく本気になろうとしてもそれはたかが知れていて、
だけど地道な日々の果てに本気の境地に辿り着いた場合、
その時に握り締める拳には力が漲っています。

今は確実にそういう時期に突入しています。

今までもこういう感じは締め切り直前などに味わったことがありますが、
今回はそういったあまりに現実的なものともまた違った感覚です。
要するに、絶好調ということです。

ますます楽しみになってきました。

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2008年1月22日 (火)

翻訳三昧。

最近、翻訳に関する日記を書いていませんが、
毎日翻訳三昧です。

かなり手ごわく、
集中と緩和のバランスを上手く保ちながら、
ほぼ一日中翻訳しています。
どうにか軌道に乗り始め、
この調子を維持するためにも死守すべき進捗ラインが見えてきたので、
最近は夜の部を2時間延長しています。

今回の翻訳は、
根気よく、細部まできちんと調べものをして、
その一つ一つを作者に寄り添いながら積み上げていく、
という基本が求められる典型のように感じています
(もちろん翻訳する側の知識や翻訳力によることなので、
ぼくの場合、ということです)。

来月ぐらいからは本格的に調べものと推敲を始める予定ですが、
資料となるビデオを見たり雑誌や本を読んだり、
忙しくなりそうですが、楽しみです。

そんな感じで、5月末締め切りの翻訳を、
人知れず着々と進めてます。
4月には、昨年8月末に締め切りを終えた翻訳が
ようやく出版される予定です。
詳細は決定次第、またここでお知らせします。

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2008年1月18日 (金)

かなり焦った話。

今やっている翻訳にけっこうてこずっていて、
ここにきてようやく軌道に乗り始めそうな雰囲気が見え始めたような気がし始めた、
という何とも頼りない段階なのですが、
もうちょっとでとんでもないことをやらかすところでした。

いつも上書き保存をする時には
「Ctrl+S」のショートカットキーを使っていて、
ほとんど無意識の操作になっているのですが、
それが今日はちょっとズレて「Ctrl+A」を押してしまったのです。

「Ctrl+A」はご存知、「全て選択」ということなので、
解除しようと思って「Esc」キーを押すと、
文書が全部消えてしまったのです。

ページにして173ページ、
文字数にして2万字超、
容量にして800KB弱の文書が、
この二つのキー操作であっという間に消えてなくなったのです。

もちろんぼくは、

 うぉっ!

と言いました。

焦っておかしなキーを押すなどして、
さらに厄介なことになってしまってもおかしくないこの状況で、
とっさに手が出そうになりました。
よく分からないままに変なキーを押したくなるのが人情ですが、
ぼくは体だけは前のめりになりながらもぐっと手を押し留め、
とりあえずは「二次災害的コト」は無きを得たのです。

それで一息入れてから、
矢印がぐるんと丸まっている「元に戻す」ボタンを押しました。
すると、非常にゆっくりと文書が復活し始めました。

自分が173ページ目に取りかかっていたことは知っていたので、
表れてくる文書が32ページで止まった時はぼくの心臓も止まりそうでした。
そして33、34、35……、とまた回復し始め、
そして36で止まり、42で止まり……、
ぼくはドキドキする心臓以外はじっと動かずに、
あのナントカバーというページ数とかが表示される下の部分を
じっと見つめていました。

何分経過したのか、
日が暮れるぞ、と思うような長い時間がかかったように思いますが、
結局173ページ全てが完治したのでした。
安堵の溜息を心の底から実践してみました。

だけど本当は、全ての操作ごとにバックアップを別にとっているので、
たとえこの173ページがダメになってしまっていたとしても、
全く同じ173ページが別ファイルとして別ドライブにあるので、
大丈夫だったはずではあるのです。

それにしても、びびった。

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2008年1月 7日 (月)

翻訳初め。

今日は新年になって初めて本格的に翻訳をしました。
昨年からの続きで、5月末に締め切りを控えているものです。

1週間以上まじめに机に向かっていなくて、
その間、翻訳に飢えている、という感じだったので、
久しぶりにじっくりと集中できました。

幸先のよいスタートを切ることができました。
この感触をいつまでも覚えていようと思います。

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2007年12月25日 (火)

BGM.

オイルヒーターとともに本来の仕事部屋に戻ってきて、
すっかり順調です。

机に向かうと姿勢が正され、心構えも正されます。
だからいつの季節もこっちの部屋でやるのがいいのは分かっているのですが、
そこは電気代との兼ね合いです。

こっちのPCではiTunesをがんがんかけて、
エンドレスでお気に入りのBGMを流すことができるので、
いちいち次のCDを何にしようかと考える必要もなく、
余計な考え事が減るのも集中できる理由の一つかもしれません。

だけど仕事を始める前にBGMに何を選ぶかは、
けっこう慎重になります。

せっかくの好調ペースをBGMのせいで壊されるわけにはいかないし、
普段のペースがBGMのおかげで(さらに)上向きになるかもしれないし、
その日一日の気分を予測して最適な音楽を選ぶのですが、
たいていその選択に大成功して、
朝よりも昼、昼よりも夕方、夕方よりも夜とペースアップしていきます。

最適なBGMをもっと確信的に選択できるようになれたらと思っています。
頑張ります。

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2007年12月21日 (金)

順番。

来年5月末締め切りの翻訳を、
今はざっと翻訳している段階なのですが、
もしかしたらその前にざっと調べものをしておいた方が良かったのかなと、
今になってちょっと思っています。

ざっと翻訳してからぐっと調べものをするか、
ざっと調べものをしてからざっと翻訳してぐっと推敲するか、
本にもよることなので早い段階で判断しないといけないのですが、
それが今回はちょっと早まったかなという気がしています。

だけど何より優先されるべきは「キリの良さ」なので、
もう少し、少なくとも今やっているチャプターが終わるまで、
それは来週末の予定なのですが、
このままざっと翻訳を続けるつもりです。

今回のような戸惑いは初めてです。
毎回毎回、課題が次から次へと出てきます。
いいことです。

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2007年12月 4日 (火)

積極的に仕掛ける。

またしても厳しいスケジュールを立ててしまいました。

「キリがいいこと」を何よりも優先するぼくは、
ヘルシンキに行く前にもキリがよくないということで、
少しでも早くリーディングに取り掛からないといけないにも関わらず、
やりかけていた翻訳をキリのいいところまでやっていたために、
リーディングのスケジュールがあんなに厳しいものになってしまいました。

それなのに今回も、締め切りは来年の5月末だというのに、
とりあえず「年内」というキリのいいラインがあるので、
それを目指してスケジュールを立て、
わざわざ厳しいものにしてしまったというわけです。

しかも、昨日、今日とすでにちょっと遅れを取ってしまっています。
だけど区切りのスタートを切った時は、
だいたいいつも三日目ぐらいから本調子になってくるので、
明日ぐらいから大丈夫になってくる予定です。
それに、スケジュールがきついと張り切り具合も違ってきます。

積極的に仕掛けていくのがぼくの持ち味です、
と言える翻訳家になろうと思っています。

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2007年11月30日 (金)

締め切りの日。

無事に締め切りを迎えることができました。

お昼の12時過ぎに提出してから、
約3ヶ月ぶりに髪を切ってもらってきました。
久しぶりに頭が軽くなりました。
これならどんぐりが落ちてきてもすぐに分かります!

その後で、1ヶ月以上ぶりに走ってきました。
2kmも走らないうちに、血の巡りがよくなったのか、
腰から太ももにかけて、ものすごく痒くなってきました。

ということは、腕もぐるんぐるん動かせば
肩回りの血行が良くなって肩こりも治るはずだと考えたぼくは、
肩甲骨の辺りから大きく腕を振って走ったのですが、
そんなにうまくはいきませんでした。

運動を続けるのは大変だけど、
運動不足になるのは簡単です。
少しずつでも毎日体を動かすようにしたいと思います。

そして帰ってきてからシャワーを浴びて汗を流し、
先日録画しておいた『ホテル・ルワンダ』を観ました。
すごい映画でした。
うまく表現する言葉が見つかりません。

そんなことをしているうちに夜になってしまい、
ちょっと翻訳をしました。

明日からまた新しい月になってきりがいいので、
さっそく次の翻訳に取りかかれます。

今日のリーディングも、翻訳につながればいいなと思います。
いい作品はやっぱり少しでも多くの人に読んでもらいたいと思います。
それが自分の翻訳であれば、とても嬉しいです。
そんな機会を持ち得る立場にいる幸せを噛み締めながら、
今日も明日も翻訳に励みます。

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2007年11月26日 (月)

感触。

いよいよ締め切りまでラスト一週間を切りました。

ここまで予定から全くぶれることなく順調に捗っています。
この段階にきてこの余裕には自分でも驚きです。

予定を立てて、大体その通りに進められるようにはなってきたのですが、
実際の仕上がり具合を感触として実感しながら進められているかどうか、
ということになるとちょっと疑問が残るところが気になります。

たとえばざっと読んではみたけれど本当にどれだけ理解できているのか、
ざっとまとめてはみたけれど、
どれだけポイントをはっきりさせられているのか、
どれだけ過不足なく情報を盛り込めているのか、
というようなことがそれぞれの段階で感覚的に掴めていなくて、
もう一度見直してみて初めて仕上がり具合が見えてくる、といった感じなので、
それでは果たしてペースをつかめているのかいないのか、
その把握に時差が生じたまま進めることになってしまっているのです。

それでも今回はリーディングで期間も短いので大したことにはならないのですが、
これが実際の翻訳のように4~6ヶ月を要するものになってくると、
ページ数などでの進捗確認と、内容面での仕上がり具合のギャップを、
できるだけ把握し、できればなくしていきたいと思っています。

そんな反省はとりあえず置いといて、
今週はリーディングのラストスパートです。

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2007年11月22日 (木)

コンディショニング。

昨日は風呂も入らずに泥のように眠り、
今朝は早く起きて風呂に入ってすっきりと目覚め、
機嫌よくリーディングを始め、
さっそく調子を取り戻しました。

ペースをいいところで維持できている時に
微妙なバランスの上に立つそのレベルを守ることは大切だけど大変で、
そんな時は思い切ってがらっとペースを変えると、
さらに勢いをつけることができたりします(もちろんできなかったりもします)。

今日は朝から曇り空で、
だけど雲の切れ間に青空が見えて、
大きな雲がゆっくりと流れていく様子などを窓の外に見ているだけで、
なんとなくいい気分になってくるぐらい調子がよかったです。

夜は夜で月の光が明るくて、
そんなことも嬉しくなってくるぐらい調子がいいです。

寝る時間よりタイミング、ということなのかもしれませんが、
メンタルの部分も含めてコンディショニングが難しい年頃です。
このまま一気に月末の締め切りを迎えたいと思っています。

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2007年11月20日 (火)

リーディング。

今日からリーディングが次の段階に入りました。

 ①ざっと読んで、
 ②調べものなどをしながらじっくり読んで、
 ③ざっとまとめて、
 ④じっくり見直して、
 ⑤試訳をする、

というのが大ざっぱなリーディングの流れです。

それぞれの段階で次に進むたびに、
どうしてもペースが落ちてしまいます。
今日も昨日までのハイピッチが嘘のように、
ペースを落としてしまいました。

そんな時に踏ん張ったり、
乗り越えてまたスピードアップしたり、
リーディングは底力アップにつながっているという実感があります。

今日も底力をちょっとアップできたと思います。
冬場の走りこみみたいなもんです。

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2007年11月13日 (火)

集中力の入り口。

先月下旬から部屋がいよいよ底冷えするようになってきて、
昨日は実はヘルシンキでも使うことのなかったホッカイロを背中に貼り付け、
靴下を二枚履いてリーディングをしていました。

でもリビングにはせっかく暖かい日が当たっているのだからと思って、
今日は朝からリビングでやりました。

リビングでやると下の階から聞こえてくる笛の音に怯えることになるのですが、
そういう場合はiPodでも聴きながらやればいいと思って覚悟を決め、
久しぶりにリビングにリーディングの道具一式を持ってきました。

あったかくて普段なら眠くなるところも、
締め切りという諸刃の剣を味方につけた今月に限ってはまるで問題にならず、
さっそくペースを掴んでしまいました。

絶好調を宣言するのはまだ早いかもしれませんが、
今日は一気にペースアップしました。
明日ぐらいからはトップスピードに入れるはずです。

絶好調になるといいことばかりで、
普段ならダラダラと時間ばかりかけて夜も遅くなってしまうところを、
なんせ集中力のレベルが違うので短時間にできる量が違ってくるし、
しかもその集中力は持続するので、
昼ごはんなど余裕で食べ忘れ、
ふとお腹が空いていることを思い出したところで食べ、
次に集中力が途切れた時には優雅にCDなど変えてみたりして、
とにかく図太くリーディングに集中できるのです。

今日はそんな時期の入り口まで来たような感じでした。
これは明日が楽しみだ。

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2007年11月12日 (月)

締め切り。

意外とすんなりと日常に戻ることができました。
嬉しいような残念なような……。
でもこれも月末の締め切りのおかげです。

日頃からモチベーションはそれなりにキープしているつもりだけど、
それでもやっぱり締め切りは偉大です。
気持ちが萎えるとか、ちょっと休憩とか、眠いとか、
そんなものをあっさりと根こそぎにする唯一絶対のものが締め切りです。

本当は今月のように締め切りを意識する月の頻度を
もっと上げていかないといけないんだと思います。
思います、なんて言っている場合じゃなく、いけないんです。

今は一つ締め切りを終えると、
次の締め切りまでかなり余裕があったり、
次の締め切りがなかったり、
締め切りまでの余裕は心の余裕を奪います。

こうして締め切り締め切り……と何度も言っていると、
締めるだけでなく「切る」という部分が不気味に存在感を増してきて、
いよいよ切羽詰っているニュアンスまで感じられる単語に思えてきました。

今日はそれなりに頑張れたのですが、
明日からはもっとムーミンを読む時間を減らして、
リーディングのペースを上げていきます。
目標は、今週の後半あたりから再び絶好調を宣言して、
月末まで維持することです。

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2007年11月 3日 (土)

翻訳LSD.

翻訳をしていて絶好調だったり、絶好調ではなかったり、
ぼちぼちだったり、それどころではなかったり、
ぼくの日々の緊張感や緊張感の欠如は、
全て進行中の翻訳、もしくはリーディングをめぐるものです。

入念にスケジュールを調整したり見直したりするけれど、
やっていることは翻訳だけです。
それでも最近は予定に縛られないということを心がけています。

予定(の帳尻を合わせること)を気にしすぎると、
焦ったり、自分のペースを自分で制御できなくなってしまったり、
いいことはありません。

ランニングでもゆっくり長く走ることは実は難しいように、
慌てないということは意外と難しいことだと思います。
何をするにしても早く終わればそれだけ早く次の段階に進めるし、
とにかく早くやってしまいたいという思いがどっかにあったりするからです。
だけどそれでは本末転倒です。
時間を惜しむあまり、結果的に時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。

昨日の日記でぼくの予定はぼくの決意だけでは決まらないと書きましたが、
こんなに自由に自分の時間を使えるのはとても恵まれた環境だと思います。

いい翻訳をするためにも、必要以上に慌てず、
じっくりと取り組んでいきたいと思います。

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2007年11月 2日 (金)

心の底から集中する。

ランニングなど体力づくりに費やせる時間は
翻訳集中レベルに反比例するという有名な法則がありますが、
全くその通りです。

今週は確か月曜日に走ったと思いますが、
火曜日以降は全く走っていないだけでなく、
走ろうかな、と思いつきすらしませんでした。

今月はこの集中レベルを月末まで維持する予定なので、
またしても走行距離が「0km」になりそうな予感がさっそくしています。

だけど今月のように翻訳に集中する月もあれば、
結果的にランニング強化月間みたいになってしまう月があっても、
それはそれでいいのですが、
そういう状態に安心していられないのは、
初めから分かっているスケジュールじゃないからだと思います。

行き当たりばったりということでは決してないのですが、
ぼくの予定には自分の決意以外の要素が大きく関わってくるので、
なかなか心の底から集中できる状態では今のところないのです。

年間出版冊数も達成感の指針の一つではありますが、
数字では表せない満足度の鍵はこの辺にありそうです。

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2007年11月 1日 (木)

切り替え。

引き続き絶好調ではあるのですが、
ぼくのあんまり良くない特徴として、

 キリのいいところ最優先

という変なルールのせいで切り替えにてこずるという厄介な性格があります。

本当なら今は、すぐにでもリーディングを始めないといけないのですが、
取りかかっていた別の翻訳のキリが良くなかったのです。

分量から判断して、絶好調時に丸々二日かければ
どうやらキリのいいところまで進めそうだったので、
それで昨日、今日でどうにか片付けることができました。

とは言ってもぼくの場合、丸々二日というのは本当に丸々二日なので、
片付いたのはほぼ今日から明日に変わろうとしている時だったのですが、
リーディングはどうしてもキリのいい(!)11月1日から始めたかったので、
今日のうちに少しでもと思って、もうちょっと頑張ることにしました。
本当ならもう寝た方が良かったのかもしれませんが、
これもこの鬱陶しい性格のせいです。

そしてさっきから念願のリーディングに取りかかっているのですが、
短期集中型のリーディングでは、二日のロスはやはり大きく、
さらに絶好調レベルを上げていかないと、
スタートダッシュとしてはちょっと遅れを取ってしまいそうです。

とにかく今日中にリーディングに移行できたことで、
とりあえずは「よし」としたいと思います。

それにしてもこのタイミングで絶好調期を迎えることができて良かった……。

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2007年10月31日 (水)

絶好調宣言!

出ました、久々の絶好調宣言です。

一時はどうなることかと思いましたが、
昨日の晩あたりから調子が出てきました。
そして今日はさっそく絶好調です。

気になることも、やる予定のことも、次にやるつもりののことも、
ぼくは一度に複数のことを考えて実行に移す器用さを持ち合わせないので、
ちょっとの時間差でもいいから優先順位をつけて、
それに厳密に従うようにしています。
それが今回はうまくいかなかったのだと思います。

こんな基本的なところで躓くなんてもう何年もなかったのに、
先月の初めに「8つの活動」を確認して以来、
やるべきことがたくさん見えすぎてきて、
その結果ちょっと混乱していたようです。

そしてあまりに多くの時間を無為に過ごしてしまったために、
そんなだらけた自分に飽きてきたのだと思います。

やろうとしていること全部の優先順位を改めて確認して、
それぞれのスケジュールを立て直し、
目標や予定を立体的に捉えることで視界が開けました。

そして今は何の迷いも曇りも矛盾もなく、ただただ絶好調です。
この調子でしばらくはぶっちぎってやろうと思います。

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2007年10月28日 (日)

読むこと。

洋書を読むことが少なくなりました。

翻訳やリーディングの対象となるものを除けば、
ほとんど「0」に近い冊数です。
これではいけません。

翻訳の対象となるものは(ぼくの場合)英語で書かれた本に限定されるわけで、
それを読まずしてぼくの翻訳は始まりません。
出版社から仕事をいただく場合は自分で探さなくてもいいのですが、
自分から持ち込む企画を作るためには、
本当にいいと思える本に出会う必要があります。

ぼくは英語の本を読むスピードが速くないので、
時間を惜しむあまりどうしても慎重になってしまって、
本を読む前に、読む本を選んでしまい、
それが冊数を減らす原因になっているのだと思います。

企画として持ち込めるぐらいいいと思えるかどうかは別として、
読書として楽しむ姿勢をもう一度取り戻して、
読んで終わりになってしまっても、それはそれでよしとして、
とにかく1冊でも多くの本を読んで、
そこから始まる翻訳の基本姿勢を思い出したいと思っています。

そんなつもりはなかったのに、やっぱり焦っていたみたいです。
今度梅田に行った時は、
久しぶりに書店の洋書コーナーでゆっくりと時間を過ごそうと思います。

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2007年10月25日 (木)

rpm.

脇目も振らずに翻訳なりリーディングなりをしていて、
ふと落ち着いてしまった時に、
また気持ちを切り替えてやる気の回転数を上げるのが
ちょっと大変だったりすることがあります。

気づけばまたいつの間にか脇目も振らずにやっていたりするのですが、

 あ、今ちょっと落ち着いてしまっているなあ、

と思ってからいつの間にか脇目も振らずにやっているまでの間の
意識的な時間はけっこう苦痛です。
布団に入ってからなかなか寝つけずにいる時間に似ているかもしれません。

そういう時に、走りに出かけたりビデオを見たり、
思い切って中断してしまうことが必要な場合もあるのですが、
ちょっとずつでもごりごりと翻訳を続けることが大切な場合も、
場合によってはあったりします。
そうやってまた初めからちょっとずつ慣らしていくのです。

思い切りが必要だとは言っても中断する方がよっぽど楽なんだけど、
楽な方にばかり流れてしまうクセがついてしまってもダメだと
心のどこかで思っているのかもしれません。

最近はどういうわけか「落ち着いてしまう時間」が多いのですが、
ここは我慢の時だと思って、ローギアのまま、ごりごりと翻訳をやっています。

たぶん、何度目かの転換期を迎えているのだと思います。
なのでこういう時期でもじっくりと過ごしたいと思っています。

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2007年10月 4日 (木)

二本立て。

今月に入ってから、企画(レジュメ)の作成と翻訳を同時に進めています。

 *企画の作成と翻訳はそれぞれ別の作品なので、
  二冊同時に読んでいるということです。

初めての試みです。
これまではどれだけスケジュールがきつくても、
たとえばまずはレジュメを作成して、
それを終えてから翻訳に取り掛かる、
というふうにきっちりと分けていました。

普段の読書でも複数冊を同時に読み進められるほど器用でないので、
企画づくりと翻訳という本気度100%の二冊でそれを行なうのは、
ぼくにとってはかなりのチャレンジなのです。

かなりのチャレンジではあるのですが、
今回は今のところどちらも締め切りに追われているわけではないので、
チャレンジするにはいいタイミングだったのです。

そして4日が経ったわけですが、あまり順調とは言えません。
どちらかに大半の時間を使ってしまって、
もう一方は一日の終わりに思い出したようにちょっとやる、といった程度です。

時間で区切ればこういうことにはならないのだと思いますが、
ぼくはすぐに息の抜きどころのない予定を立ててしまうんです……。

でも昨日ぐらいからどうにかペースを掴めてきた感じもしているので、
今週中にペースを確立して、
来週からはもっとクールに二本立てで頑張りたいと思っています。

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2007年9月18日 (火)

予定。

今日から新しい持ち込み企画の作成に入りました。
来月中に完成させて営業開始予定です。

正式に決まっている次の翻訳は来年の5月締め切りのものだけなのですが、
それも平行して進めていくつもりです。

翻訳家を名乗っている以上、当然「翻訳」が日々の活動のメインです。
その中心を担うのが、翻訳そのものと持ち込み用の企画作成です。
この二つの活動はコンスタントに行なっていこうと思っています。

この二つを中心とした「翻訳」活動を中心に、
「体力づくり」ほか、合計8つの活動を推進していくことになります。
ぼくの毎日の全ては翻訳のためです。

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2007年9月13日 (木)

準備。

先月末に締め切りを済ませてから、
今後の全体的なスケジュールの調整と、やるべきことの確認をして、
次の持ち込み企画などの準備の準備をして、
英語やら聖書やらの具体的な勉強方法を整理していると、
それだけで9月もあっという間に中旬になってしまいました……。

締め切り直前よりも時間の経つのが早く感じられます。

そんな準備期間も今週で終わらせて、
来週からは血となり肉となる活動を始められそうです。

これからも手ごわい相手がわんさか出てくることは、
計画を立てるまでもなく分かっていたことですが、
整理したことで、なんというか、整理できました。

"Impossible is nothing."です。
「オレを誰だと思っているんだ!?」です。

そんなわけで思いがけず長期にわたる準備期間となってしまいましたが、
おかげでまたしばらくは、やるだけです。

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2007年9月 6日 (木)

点をぶわぶわと動かし続ける。

点を流れに乗せる話はこれまでも何度か日記に書いてきましたが、
今日は少しイメージを更新しました。

点が隣り合う点と結び合って線になり、面となり、一定の方向に向かう流れを作り、
奔流となって他の点を巻き込むまで、
散らばっているそれぞれの点をぶわぶわと動かし続ける、というものです。

点としての活動をばら撒くことは、いずれ流れとなるきっかけを作るという意味で
これからも続けていくことに変わりはないのですが、
ばら撒いた点を風化させないために、
定期的に刺激を与えてぶわぶわと動かしてやる必要があるということに、
今さらながら思い至ったのです。

とりあえず点を蒔くことは簡単ですが、
根気よく世話をし続けることはなかなか困難です。
サボるための言い訳はいくらでも見つかりますし、
見つからなくても見つけ出す執念をぼくは持っているように感じることさえあります。

もちろん不定期には刺激を与えていたのですが、
それをもっと計画的に、日々の主な活動の一つとして意識することが大事だなあと、
思いを改めたのです。
いつでもスタンバイOKの状態にしておくということです。

そうすると点の状態のままでもアクティブということだし、
ぶわぶわという動きそのものが流れに乗らずとも一つのムーブメントとなって、
可能性を孕む可能性を持つと思うのです。

筋肉も刺激を与えなければ、そこに筋肉は存在していても、筋力は衰えます。

そういうわけで、今日も楽しく種を一つ蒔き、
別の苗にも水をやってちょっと観察しときました。
丹精を込めて全部の種を育てていきたいと思っとります。

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2007年9月 3日 (月)

新しい一日。

少しは秋の気配も近づいてきたのかと思っていたのに、
今日もまた暑い一日でした。

気合を入れなおすために久しぶりにB'sBCをやりました。
体調なんて整えるまでもなく整っていたのに、
部屋にこもってPCのモニターばっかり眺めている生活がたたったのか、
眼精疲労と腰痛を意識し始めて久しくなります。

今日は締め切り後初めての本格的な一日ということで気持ちばかりが逸り、
そしてB'sBCをすることで全身に血が駆け巡ったためなのか、
その逸る気持ちまで予想外に促進される結果となってしまいました。

しょうがないので野菜ジュースとメロンパンで気分を落ち着け、
昼過ぎからは予定通りに新しい一日を過ごすことができました。
順調、順調。

明日からは再びバランスを心がけ、スポーティーな翻訳家を目指します。

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2007年8月31日 (金)

完成!

長きにわたって取り組んでいた翻訳がようやく完成し、
今日のお昼前に提出しました。

今回はエドソン・アランテス・ド・ナシメントの自伝でした。
はじめはふむふむと興味深く読んでいたのですが、
その偉大な存在は徐々に大きなプレッシャーとなってのしかかってきました。

自伝の翻訳は、「作者の立場に身を置く」という点で、
これまでのノンフィクションの翻訳とも小説の翻訳とも勝手が違いました。
主人公になりきらないといけない度合いが、
これまでのどの本と比べても群を抜いていて、、
戸惑いもあって少し意識的になりすぎたようにも思います。
もう少し自然な形でできれば良かったと思っています。
それが推敲に手間取った理由かもしれません。

まだこれからゲラが上がってきて校正もありますし、
少し間をあけて読み直したり、参考資料に目を通したり、
校了となるまではできるだけのことをやりたいと思っています。

年内には出版になると思いますので、どうぞお楽しみに!
詳細は(久々!)Worksのページに近々アップする予定です。

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2007年8月30日 (木)

ボーカル担当。

この10日間で、約24万文字分の原稿を二回音読しました。

推敲しながらなので、同じ箇所を繰り返し読んだり、修正してはまた読み返したり、
こんなに喉を使ったのは久しぶりです。

はちみつをお湯で溶かして飲んだり、
極力声を出さないように闇がたりをしたり、
色々と対処はしたのですが、それでも普段から声を出していないからか、
喉がヒリヒリしています。

2時間も3時間も歌い続ける歌手の人たちはすごいなあと思います。
舞台に立つ芸人さんたちも、TVに出ている人たちも、
あんなにしゃべって大変だと思います。
そういえば1年前の音読で喉を痛めた時も同じように思ったのですが、
締め切りが過ぎて喉の痛みも治まるとそんなことはすっかり忘れて、

 しょうもないことばっかりしゃべって……

とTVに向かって悪態を吐く自分勝手な自分に戻っていました。
同じ目に遭わないと人の気持ちなんて分からないものなのかもしれません。

つっかえずにスラスラと読むことも、声に出してみると意外と大変です。
普段からしゃべり慣れていないと、
声に出して読むこともいつの間にか苦手になってしまうみたいです。
アナウンサーや、セミナーの講師をしている人や、
営業でお客さんにサービスの説明をする人も、
大変なんだろうなあと改めて思いました。

WH71の翻訳部門ボーカル担当として、
次の締め切り前までにはもっと喉を鍛えようと思います。

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2007年8月25日 (土)

あと一週間。

一週間でどれだけのことができるか――。
夏休みの宿題が全部残っていたとしても全部片付けられる。

お盆が済んで甲子園が終わって夏休みがあと一週間となってしまった時、
まだあと一週間あると気持ちを切り替えていました。

一週間の休みなんて普段ならあり得ない長期の休みなわけだし、
長い夏休みの最後の一週間だと思うから寂しくなるだけで、
その一週間に気持ちを集中すれば、まだまだ夏はこれからでした。

がんばれー。負けるなー。

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2007年8月21日 (火)

闇がたり。

まだ35ページだというのに、さっそく喉がガラガラになってきました。
そして今では音読というには小さすぎる声で、ほとんど囁き声で推敲しています。
まるで闇がたりです。

口に出して読んでみて耳でも聞いてみる、
という目的は一応達成できるのですが、
なんとなく雰囲気が違ってきて、
その効果については少々疑問に思いながら進めています。

これで次回の推敲時にイメージが変わってしまっていたら、
喉が痛くなったからといって囁きながら推敲してはいけないということです。


ちなみに浅田次郎の『闇がたり』シリーズは、傑作です。

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2007年8月20日 (月)

勉強する。

調べものをしていて、
捨てずに取っておいた古い雑誌やノートをひっくり返してみることがあります。

例えば聖書の世界を特集している雑誌だったり、
シェイクスピアを勉強していた頃のノートだったり、
そんな時、昔は今より一生懸命に勉強していたのかなあと思うことがあります。

当時と今ではぼくを巡る環境も若干違うので一概に比較はできないのですが、
だからといって勉強をしなくていいというわけでは決してありません。
今は実際の翻訳を通じて大いに勉強できているのですが、
体系だったことはできているとは言えません。

だから聖書やシェイクスピアだけでなく、
映画を観る時も本を読む時も音楽を聴く時も
真面目に取り組むようにしているのですが、
その必要性を今回も締め切りを間近にして痛感した次第です。

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2007年8月18日 (土)

音読。

いよいよ今回の翻訳も大詰めを迎えています。

推敲も最終段階に入って、今日から音読を始めました。
声に出した時の言葉の響きや強さは、いつも強く意識しています。
今回は違うのですが、小説では大切な要素だと思います。

前回はどうだったかなあと思って日記を振り返ってみると、
前回も締め切りは今回と同じく8月末だったのですが、
なんと音読を始めた日も同じく今日(8月18日)でした!

ただの偶然だと言ってしまえばそれまでのことだし、
ぼくも特に縁起を担いだりする方ではないけれど、
なんとなくちょっと面白いかなあと思って、書いておきました。

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2007年8月17日 (金)

点を流れに乗せる。

締め切りがどんどんこっちにやってきて、
もう予定を変更することができないところまできてしまいました。
このままあと一回の推敲と、最終の確認を一回と、
全ての見直しを一回すれば、8月31日になっているはずです。

それは長かった道のりから一先ず下りられる時が近づきつつあるということだけど、
活動の単位を「1冊」にしたくないという気持ちもあります。

1冊が終わってホッとして、一息を入れたら次の1冊に取り掛かって……、
というのではなく、
終わった1冊をその反省や手応えとともにそのまま次の1冊につなげていく、
というイメージです。

道のりで言うなら、出口や入り口といった観点ではなく、
「ジャンクション」です。あるいは交差点での一時停止。

それが「点を流れに乗せる」ということの、
ほんのちょっとした答えに近づく一つの方法のように思っています。

というようなことを、3年前から考えてます。


点の集まり2004点の集まり2005

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2007年8月13日 (月)

三週間後。

今年は迎え火係を返上してまで翻訳をしているので、
どうしても仕上がりには納得したいと思っています。

あと三週間をみっちり過ごして三週間後には納得している予定ですが、
今の段階では、ほとんど確定しているはずのその予定も奇蹟のように思えます。

さすが三週間。

同じような日記は過去にも書いていました。

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2007年8月10日 (金)

作戦成功。

夜更かしを二、三日続けただけで疲れが溜まるようになってきました。
なんという屈辱……。

でもそんなことを言っても始まらないので、昨夜は早く寝て今朝早く起きました。
明けたばかりの朝の空気は清々しく、
山の中の川のそばでキャンプをした時のような爽快な気分でした。

さっそくPCを立ち上げると、iGoogleの背景色も初めて見る色だったり、
なかなか幸先のいいスタートを切ったのですが、
やっぱり締め切りを控えたこの時期は時間の経つのが早く、
あっという間にいつも起きる時間になってしまいました。

そしてちょっとペースを上げて張り切っていると、
いつもとはなんとなく違う雰囲気の中、ちょっとだれていたのだとは思うのですが、
今度は時間の経つのがたまらなく遅く感じられるようになってきたり、
勝手の違いに戸惑ってしまいました。

普段ならそれなりに集中してやっているとそのうちお昼になったり、
夕方になって買い物に出かける時間になったり、
適度な気分転換ができて、それがさらなる集中力につながっているのですが、
今日はやってもやっても朝で、まだやってもまだ朝で、大変でした。

だけど午前中をどうにかクリアすると、昼からは絶好調でした。
いつもと違うことをすると最初は戸惑いますが、
そこさえ乗り切ってしまえば、気分一新、あとは一気に行けます。行けました。

寝不足によると思われる疲れが取れたのかどうかはよく分かりませんが、
今日はいい感じで過ごせました。

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2007年8月 2日 (木)

腕白翻訳。

八月に入ったのでクーラーを解禁しました。

すーずしーい!
快適な、なんて快適な。クーラーすごい。

翻訳をしていてもどこにも余分な力が入らず、
まるで流れのあるところで流されるがままに流れていくカヌーという感じです。
一方で、暑い中で汗をかきながら集中してやる翻訳は、
流れがなく、あるいは流れに逆らって筋肉がぱんぱんになるまで張り切って、
漕いで漕いで漕ぎまくってひたすら目的の方向を目指す腕白カヌーです。

どちらかというと、後者の方が好きです。

しかもクーラーは温度調節が意外と難しく、
表示は30度となっていても体の節々が痛くなってくるぐらい寒かったり、
こまめに温度調節をしたり、ドライにしてみたり、
面倒くさくなって消してみたらやっぱり茹だるように暑くなったり、
クーラーの操作にも上手下手、慣れ不慣れがあるもんなんだなあ、と思いました。

それはまるでカヌーに初めて乗って、
全然真っ直ぐ進めず、おんなじところをくるくる回ってばかりで、
腕も疲れてくるし、腰も痛くなってくるし、
そのうちカヌーのせいにして文句ばっかり言いながら、
しまいには岸に上がって日陰で本でも読んでいるみたいな感じでした。

慣れないことをして妙に気取った翻訳になってしまっても嫌だし、
結局昼からはクーラーを諦めて、腕白翻訳に切り替えました。

だけど何よりも、何かとカヌーにたとえてしまうのは、
カヌーのことばっかり気になって、
実は翻訳に集中できていない証拠なんじゃないかということが気がかりです。

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2007年8月 1日 (水)

Raise The Roof.

昨日、今日と、久しぶりに昼ごはんを危うく食べ忘れるところでした。

最近はぼくにしては珍しく、10時とか、遅くとも11時、いや、10時半になれば、
早く12時にならんかなあ……、
と別に決められた昼休みがあるわけでもないのに、
お昼になるのを待ちわびているところがあったのですが、
この二日間はそんな怠惰な自分はどこに行ったのか、
まるで集中力を固めてこねてぼくを作ったみたいに、
1時間経っても原稿をぺらぺらめくり、
2時間経っても赤ペンでがりがり書き込み、
3時間経っても4時間経ってもキーボードをカタカタ叩いています。

そういえば、最近は「四人目のぼく」が登場してくる気配を感じません。
あれは火事場のバカ力(×ばかか、○ばかぢから)的に、
締め切り前になると自分でも驚くほど活躍してくれる頼もしい相棒なんだけど、
最近はそういう経験を経て、ぼくの限界がじわじわと押し広げられ、
わざわざ四人目と称するまでもなく、
本来の自分として備わってきつつあるのかもしれません。

そうだといいな。

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2007年7月20日 (金)

調べもの日和。

今日は梅田の書店と芦屋の図書館で調べもの三昧の一日でした。

今回は主に、ポルトガル語の辞書を引きまくりました。
いつもドイツ語だったりフランス語だったり、
英語以外の言語もちょっとだけだけど勉強しないといけなくて、
動詞の活用とか名詞の複数形とか、
辞書の見出し語付近をぴらっと見ただけでは分からないものが、
だいたいこの時期の調べものの大半を占めていて、
なかなか手ごわいです。

だから必要に応じてメモも取りながらかなり真剣に辞書を引くのだけど、
今日はいつも以上に書店の店員さんの目が厳しいように感じられて、
多分それは気のせいなんだけど、集中できませんでした。

そういうわけで、急遽図書館に行くことにして、
また芦屋に引き返してきました。
芦屋の図書館には小さい日葡辞典が1冊あるだけだったので、
今日の調べものはちょっと不完全燃焼でした。

だけどこの段階までくると、調べものが片付くたびに
パズルのピースがかちっかちっとはまっていくみたいに、
気持ちいいです。

だから梅田に向かう電車に乗っていても、図書館まで自転車をこいでいても、
気持ちがかなり前向きになっているのが分かります。
今のぼくには雨の日も風の日も調べもの日和です。

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2007年7月19日 (木)

翻訳の勉強再開。

翻訳の勉強を再開しました。

なんつって。

これまでの娯楽を、これまで以上に強く意識的に楽しむということです。
というわけで、音楽も映画も読書もぼくにとってはもはや娯楽ではなくなりました。
本気で音楽を聴いて、本気で映画を観て、本気で読書します。

これは楽しくなりそうだ。フフフ。

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2007年7月13日 (金)

しょねを入れていく。

だんだん一日が早く過ぎていくようになってきました。
それに伴って、一週間もあっという間です。

この感覚はよく知っています。
何パターンかあるのですが、今回は締め切りが気になっているのです。

実はそれほど余裕がないわけではないのに、
カレンダーを何枚もめくらなくても締め切りの日に辿り着けるようになったことで、
これまでほどは余裕がないと思ってしまい、
それでなんとなくちょっと慌てているという、
いかにも素人の陥りがちな勘違いです。

焦ってきたような気がする時ほどゆったりと大きく構えて、
それまでのペースを崩さないことが大切な場合もあります。

今回も5~6ヶ月ぐらい前に立てたスケジュール通りに捗っています。
だから焦る必要はないんだけど、正念場ではあります。
少年野球の時の監督さんが、

 「しょね入れていけよ」

と言っていたやつです。
「しょね」が「性根」だとは当時は知らずに、
頑張って「しょね」を入れていました。

雰囲気みたいなもんに惑わされずに、
あと一ヶ月半、しょねを入れていきます。

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2007年7月 4日 (水)

深夜の集中力。

普段翻訳をしている部屋の窓は共用部分の廊下に面しているので
いつもカーテンを閉めっぱなしにしていて、
しかも最近は蒸し暑いために部屋の電気を消して机のスタンドライトだけをつけ、
北向きで曇天続きのために光も射さず、
一日中深夜のような雰囲気があります。

これが思わぬ効果をもたらして、
日中でも深夜特有の集中力を得られるのです。
集中力とは言ってもそんな大層なものではなく、
気持ちの盛り上げ方というか、
よっしゃ、よっしゃ、と言っていれば湧いてくるやる気のようなものです。

締め切り二ヶ月前だからということなのかもしれませんが、
色んな要素がぼくを後押ししてくれているように感じます。

いいことはそうそう続くものではないけれど、
悪いこともそうそう続くものではないのかもしれません。
だいたい結果みたいなもんは、いいことか悪いことかのどっちかです。
それが天命ならいちいちイライラなどしなくて済むように、
尽くせる人事を尽くしていたいと思います。

よっしゃ、よっしゃ。

よっしゃ、よっしゃ。

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2007年7月 3日 (火)

あと2ヶ月。

締め切りまであと2ヶ月を切りました。

自分でもびっくりするぐらい順調に進んでいます。
今月上旬のうちに推敲から調べものに比重を移し、
下旬に何度目かの推敲を一気にやって、
来月に入ったら一息入れてから、推敲しまくりです。

この段階まで来ると形が目に見えて具体的になっていくので、
分かりやすいやりがいがあります。
締め切りに向かってやりがいが右肩上がりというのは嬉しいことです。

それにしても、これまでも二ヶ月なんてあっという間に過ぎていったし、
これからの二ヶ月もあっという間に過ぎていくのだろうけど、
ここまで順調に来ているとはいえ、まだまだ完成には程遠く、
それでもあと二ヶ月もしないうちに完成していると思うと、
二ヶ月の大きさを実感します。

というような日記は以前も書いていました……。

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2007年7月 1日 (日)

上半期を振り返って。

とうとう7月です。
上半期を簡単に振り返ってみると、

 ・8月末締め切りの翻訳は順調。
 ・リーディングから一つ翻訳が決定(締め切りは来年5月!)。
 ・企画営業は今のところ成果なし。

という感じです。
100点満点で点数をつけるとするなら、35点ぐらいです。
落第点ではないけれど落第点ではないというだけで、
積極的な達成感は5点分ぐらいしかありません。

結果は出せなかったけれど、
それなりのアクションを起こせたとは思っています。
ぼくの営業の仕方のせいか、翻訳の性質か、
次々と細かいアクションを起こし続けることは出来ないので、
日々進展を確認することもできないのですが、
長期的に見た次の一歩を常に視野に入れることは出来ているつもりです。

下半期はもう少し結果を意識しながら過ごしていくことになると思いますが、
種をまいて水をやる日々はまだまだ続きそうです。

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2007年6月25日 (月)

しかみ像。

1572年、三方ヶ原で起きた武田信玄との合戦に敗れ、
糞尿を垂れながらの敗走を余儀なくされた徳川家康は、
その屈辱を忘れないため、
憔悴しきった自身の姿を描かせ、
慢心の自戒として生涯座右に置いてあったそうです。

忘れてしまいたい記憶をむしろ留めておこうとする姿勢には、
一方ならない想いがあったはずです。

口惜しい気持ちは、絶対に忘れたくないです。
敗れて簡単に忘れられるようなものなど、
そもそも心がこもっていなかったということなのかもしれません。
気持ちを切り替えることは大切だけど、
終わった出来事を忘れないという本気さも、
絶対に必要だと思います。

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2007年6月15日 (金)

最初の3時間。

昨日ちょっと頑張ったので、
今日は予定の範囲を昼過ぎに終えることができました。
全体のスケジュールの中でもちょうどきりのいいところだったので、
先には進まず、
次の企画として検討中の作品をスキャンして、
OCRで読み取って、PDFファイルにする作業をしました。

これは昨年の後半に「読んde!! ココ」というソフトを導入して以来、
翻訳を始めるにあたって必須の作業工程となっているのですが、
これがまた時間がかかるのです。

今回の本は見開きで250ページぐらいあるので、
125回ぐらいスキャンしたのですが、3時間かかりました。
だいたいいつもこれぐらいかかります。
ページもめくらないといけないのでずっと付きっきりで、
終わるまで本でも読んでいよう、というわけにはいかないのです。

だけどこの作業をやることで、その後の翻訳がずい分と楽になります。
今やっている翻訳などはブラジル人の名前がたくさん出てきて、
英語読みではないのでその都度調べているのですが、
一回調べたぐらいでは覚えられず、もちろんメモはしているのですが、
下手をすると二回も三回も同じ名前を調べてしまいかねないところ、
このPDFファイルで検索をすれば、
さっきその名前が出てきたところを一発で割り出して、
調べた結果のメモに辿り着くことができるのです。

なんというすぐれもの!

これは本当に重宝しています。
なので、何時間かかろうが省略するということはあり得ないのです。
楽しい作業ではないので取りかかる前はへの字口ぐらいにはなっていると思いますが、
その効果を実感しているので、それほど面倒に思うこともありません。、
むしろ機械的にページをめくり続けるしかない3時間だと割り切って考えれば、
頭も使わないし、気楽なもんです。

というわけで今回も退屈で大切な最初の3時間は済ませたので、
今の翻訳の合間に徐々に読み始め、
また新しい企画としてどんどん営業活動に励みたいと思います。

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2007年5月24日 (木)

新しい粘土。

最近は目の前の翻訳に追われてすっかり忘れていた感もあるけれど、
翻訳をするにあたって英語圏文化の勉強は欠かせず、
以前は聖書とシェイクスピアを「二大引用元」と位置づけて勉強していました。

この二つに限らず、誰かが書いた文章を読む時は、
どこで何が引用されているか分からない、
何かを踏まえたうえでの描写・記述になっているかもしれない、
と常に意識していることが必要で、
そして実際にそうした箇所を見つけた時にどう翻訳するか、
ということは難しくも楽しい箇所であったりします。
ビートルズやストーンズ、ボブ・ディラン(っぽい箇所)に出会ったこともあります。

そういう部分に出会った時に原作者と同じさりげなさで翻訳しないと、

 翻訳家は見事に気づきましたよ! すごいだろ!

という翻訳になってしまって、まるでみっともないことになってしまいかねません。
ぼくはできるだけ訳注をつけないスタンスをとっているので、
少し原文の文体から外れることにもなるのですが、
そこは粘土を刷り込んでなじませる要領で、
新しい粘土としてのぼくの追加説明的文章を、
目立たないように目立たないように、そっと紛れ込ませます。

「日本語以外の言語で書かれるようなこと」を日本語で書き直すには、
言葉の問題以外の部分がもしかしたら大きいのかもしれません。
だけど翻訳は一文一文の置き換えではなくイメージ全体の再構築なので、
全体を支えている文化的基礎の部分を正しく知るためにも、
やっぱり日頃の地道な勉強は怠けてはいけません。

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2007年5月22日 (火)

順調であるということ。

翻訳する作品を探したり、読んでみたり、次の本を手に取ったり、
実際に翻訳したり、レジュメを作ったり、営業をしたり、
完成した本が店頭に並んだり、完成しなかったり、
翻訳にも色んな段階があって、
中にはもちろん自分の手に及ばないこともあるけれど、
それはそれとして、ぼくは常に順調です。

たぶん、今できることをきちんとする、ということが大切で、
それができている以上は、
営業の状況や店頭での売れ行きに関わらず、
ぼくは順調なのだと思います。

今できることを見失ってしまったり、
今やらないといけないことを怠けてしまったりするようになれば、
それは順調とは言えないのだろうけれど、
その点は昨日の日記にも書いたように奇跡的に大丈夫なので、
やっぱりぼくは順調です!

もちろん、順調であるということなど大前提なので、
特に大したことではありません。

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2007年5月21日 (月)

未発表作品。

翻訳の営業をしているのですが、
企画を一つ作るのに時間がかかるわりになかなか実を結ばず、
モチベーションを高い位置でキープするのに相変わらず右往左往しています。

だけどそんな状態にも関わらずぼくが翻訳を続けていられる理由の一つに、
奇跡的なことかもしれないけれど、自信があるということが挙げられます。
少々のことで自信をなくすことが、なぜかありません。
それは自惚れにも近いかもしれないぐらい。

だけど、今のぼくの状況ではそれも必要なことなので、
どうせならもっと強く自覚してやろうと思い、
たとえば今は頓挫している企画も、

 「将来的には未発表作品として世に出るはずの幻の作品」

と位置づけることにしました。
そう考えれば、今はくすぶっている企画も
後に読者のみなさんに楽しんでもらえる素材といえるわけで、
ますますぼくの将来が豊かなものになりそうです。

もちろん現段階での意図はそんな浮ついたことではなくて、
あくまでも振り回されないスタンスを獲得するための作戦です。

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2007年5月19日 (土)

軌道に乗り続ける。

さっそく翻訳が軌道に乗ってきました。

軌道に乗ってきた、と言える段階は、
それなりのスピードで坂を下っているような感覚でもあり、
不要なブレーキはかけられず、
ものすごい集中力が求められ、
肩が凝ったり目が疲れたり、
ちょっとしんどい時期でもあります。

だけどそれは筋肉痛みたいなもので、
一日の予定を終えた後には心地よい解放感があり、
しかも着実に自分の力となっているわけで、
さらには中毒性が高いために、
明日になればまたしても同じ軌道にわざわざ乗りに行くはずです。

順調に軌道に乗ってはいても、
翻訳の過程によっていつ強制的に途切れるかもしれず、
その時は新たな軌道を探ることになるわけで、
地味な日々を過ごしつつも、
なかなか毎日が刺激的です。

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2007年5月16日 (水)

雑務の時間。

翻訳のほかにも、日々色んな雑務があります。

今までは翻訳をやっていて集中力が途切れた時や、
ちょっと休憩という時にそうした雑務をしていたのですが、
これからはそれらを先に済ませてしまって、
残った時間で翻訳をするというスタンスに変えてみようと思います。

翻訳が意識の中心にあると、
ぶきっちょなぼくはなかなか気持ちの切り替えができず、
たとえ休憩中でも翻訳以外のことに集中できないのです。

一日中翻訳に集中していることができないなら、
初めから翻訳以外の雑務に充てる時間を確保して、
その間は雑務に専念する、
そしてそれ以外である一日の大部分を翻訳に充てれば、
結局これまでとは同じことなんだけど、
意識の面ではずい分と変わってきそうです。

そして雑務に分類している作業の多くは、
「実際に翻訳をしているものではない」というだけで、
ぼくの翻訳にとって非常に重要な意味を持つものなので、
実際の翻訳にかまけて適当に済ませている場合ではないのです。

やりたいことはなんとしてでも全部やり尽くしたいので、
これでテキパキやって、毎日をじわじわとさらに充実させる予定です。

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2007年4月26日 (木)

逆境様大歓迎!

少し足を伸ばして、駅の向こうの国道の向こうの書店に行って来ました。
以前『マミー』を出していただいた時にお世話になったことがあります。

本当はその向かいにある銀行に用があったのですが、
最近はちょっと根を詰めすぎだったので、
少しだけ息抜きのつもりで立ち寄ったところ、
やっぱり書店には魔物が棲んでいるのか、
小一時間を過ごしてしまいました。

書店にはそこそこ定期的に行かないと、
たまに行くとそれまでのご無沙汰を取り戻すつもりでもないけれど、
予想を遥かに超えて長時間を過ごしてしまいます。
小一時間で済んだことには、むしろ感謝です。
やはり月末の締め切りが忍び寄ってきているからだと思います。

そんなことよりも、その立ち寄った書店で、
この締め切り後に再開する予定の翻訳に不可欠な本を発見しました。
サッカーの雑誌なのですが、取り上げられている特集が、
まさに来月に入ったら探そうとしていたものだったのです。
しかもDVD付きです。

こういうことが時々あります。
翻訳をしていて、特に推敲の段階で色々と必要な調べものが、
調べようとしていない時に向こうからやって来てくれるのです。

今日も、あれ? と思って手にとって、
おっ! と思ってページをぱらぱらとめくり、
半ば信じられない気持ちもありながら、それを丁寧に払拭し、
確信するに至り、笑みがこぼれ、
レジの人に何度も礼を言って帰ってきました。
何事かと思ったと思います。

今もその雑誌を見たくてウズウズしているんだけど、
今はやらないといけないことが目の前に立ちはだかっているので、
それどころではありません。

こういうふうに、
今やっていることとは直接関係のない嬉しい出来事があって、
やる気が出てくるということがあります。
しかもいいタイミングで。

そうかと思えば、その逆もあります。ありました。
過剰な期待も落胆も無用です。
常に冷静にマイペースで張り切っていきたいと思います。
逆境時に踏ん張り切る自信は、実はあるんです。

逆境様、いらっしゃい。望むところです。

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2007年4月25日 (水)

翻訳と、その中に出てくる小説や音楽や映画。

翻訳がきっかけで、それまで知らなかった音楽や本、映画に出会うことがあります。

今週の「今週の1冊、あるいは1枚」に選んだ
Scotty Moore & D.J. Fontanaの"All the King's Men"は、
まだぼくが東京にいた頃に、
片岡しのぶ先生の教室でスコッティ・ムーアに関する本を読む機会があって、
その時に購入したものです。
このCDを制作するに当たってのエピソードなども書かれてあって、
おかげで本と音楽と、両方ともに理解が深まりました。

他には最近で言うと、
『アラスカを追いかけて』のアラスカが読んでいた
カート・ヴォネガットJr.の『猫のゆりかご』、

『マミー』でアグネスが大好きだったクリフ・リチャード、

も翻訳をしながら読んだり聴いたりしていました。
他にもたくさんあったと思って今日の日記をここまで書いてきたのですが、
眠すぎて頭が働かなくて全く思い出せなかったので、
また思い出した時にあらためて書くことにします。

とにかく、翻訳をしたり小説を読んだりしていく中で
小説や音楽や映画との出会いが広がっていくというのは、
知らなかった作品を一つ知ることになるという以上のつながりを感じ、
翻訳や読書の楽しい一面でもあるし、
そこに楽しみを感じられるということは、
小説や音楽や映画の持つ力でもあると思います。

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2007年4月22日 (日)

原作ファン。

先日の日記にも、少しずつでも本を読むと書いたので、
どうにか時間を作って『ポアロ登場』を読んでいます。

どちらかというとデヴィッド・スーシェがポアロを演じた
TVシリーズの方が馴染み深いので、
小説の中のポアロの口調などに少しの違和感を感じることもあります。
もちろん人によってはその逆に感じる場合もあると思うし、
そんなことを思うにつけ、
翻訳家の立場や責任感といったものの大きさを痛感します。

雑誌の連載で読んでいた漫画がアニメになると
最初のうちはイメージと違ってちょっとがっかりすることがあるように、
ファンの心理というのはなかなか繊細だと思います。

原作が地位を確立した後で、
その人気のおかげでアニメやTVになったとなると、
やっぱりオリジナルの作者の意図はどこまでも尊重されるべきだと思うけど、
後進のアニメやTVの貢献度が高い場合は、
どちらがオリジナルかということよりは、
ファンにとってどちらに馴染み深いかということになってくると思います。

原作者、脚本家、監督、翻訳家、ファン……といったように、
一つの作品を巡る社会性には複数の側面があります。
翻訳家としては、誰にも負けない原作のファンでありたいと思っています。

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2007年4月17日 (火)

道。

リーディングで格闘技に関する本を読んでいるのですが、
とても興味深いです。

作者も学生時代にボクシングを少しやっていて、
格闘技には元々関心があったようなのですが、
その人がムエタイや総合格闘技、ブラジリアン柔術、太極拳……、
といった世界各国の格闘技の世界に自ら飛び込んで体験し、
それぞれの世界でのトップファイターたちの闘いを目の当たりにし、
感じたこと、考えたこと、考えさせられたこと、などを綴った本です。

まだ3分の1ぐらいまでしか読んでいないのですが、
自分も実際に本気で体験しているために説得力があり、
なるほどなるほどと頷きながら読んでいます。

一つの道を究めようとする人たちには、
どうやら共通するところがあるようです。

この本もぜひ皆さんに読んでいただけるよう、頑張ります。

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2007年4月11日 (水)

刺激的な自由。

月末の締め切りに向けて今週に入って読んでいるのは、
なんと! 格闘技に関する本です。
回顧録のような、ルポルタージュのような、
まだ読み始めたばかりなのですが、
作者の経験に基づいた深い思索がさっそく興味深いです。

色々なジャンル、スタイルの本を読むことで、
日頃から関心の向かう先が広がり、
新しい事実や視点に気づかされます。

リーディングが二本続いて、
来月からは中断していた翻訳の再開です。
そして隙を見つけては継続中の案件の営業です。

大学生になった時には、
時間割を自分で決められることに驚きましたが、
今はあの時以上に枠組みも制約もなく、
最初から最後まで、何から何まで全て自分の責任です。

なかなか刺激的な毎日が続いています。
今年ももう4月だし、4月ももう3分の1が過ぎました。
このまま転ばずに歩き続け、
体が温まってきたらペースを上げていきたいと思っています。

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2007年4月 9日 (月)

この調子。

今日締め切りのリーディングをお昼前に提出して、
ずっと気になっていた他の翻訳の営業活動を昼過ぎに少しやって、
夕方からは月末締め切りのまた別のリーディングに取り掛かっています。

一つの仕事を終えて、
継続中の仕事の手当てを少しして、
新しい仕事を少しずつ始める。

少しずつ種を蒔いているイメージです。
こういうメリハリのある一日を毎日とは言わないまでも、
月に一回ぐらい持てればと思います。
そして少しずつでも、芽が出て膨らんで花が咲けば嬉しいなあ。

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2007年4月 6日 (金)

イヤフォン。

イヤフォンをして音楽を聴いていると、
左右のスピーカーをうねるように行き来する音の波に気づいたり、
左右のスピーカーの使い分けが分かったり、
普段は聞こえていなかった音が聞こえてきたり、
改めて歌詞を知ることになったり、
声にならない息遣いを感じたりすることがあります。
そんなプチ発見のためにイヤフォンをすることがあります。

それにイヤフォンを使って聴くと、全くの自惚れですが、
まるで自分のためだけに歌ってくれているようで、
いつもより音や声に耳を傾けることになったりもします。

隣りの部屋を気遣う必要もないし、
周囲を遮断するという意味もあるかもしれません。

今やっているリーディングの主人公がいつもイヤフォンをして
大音量で音楽を聴いているという設定なので、
その主人公になりきって、ぼくも今日はそんな一日にしてみました。

イヤフォンにもよると思うけど、
あんまりイヤフォンでばかり聴いていると耳に良くなさそうなので要注意です。

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2007年4月 2日 (月)

深夜のダイナミズム。

久しぶりに深夜にまで仕事が及ぶようになってきました。
締め切り前にはしょうがないことだし、
この段階までくると基本的に絶好調なので、

 眠たいなあ、

などと思うことはなく、
むしろ久しぶりの時間帯、緊張感をじっくりと味わっています。

リーディングは、短時間でレジュメを作らないといけないのですが、
読み込む深さは実際に翻訳をする時とそれほど変わりません。
リーディングができればすぐにでも翻訳に取り掛かれるぐらいです。

翻訳の第一段階のエッセンスが、リーディングに詰まっている感じです。
何もないところから始めて、読み進め、読み込み、
曖昧だった部分がどんどんクリアになっていって、
それはぼくが感じる翻訳の(リーディングの段階での)ダイナミズムです。

それにしても眠たいなあ。

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2007年3月24日 (土)

驚きの集中力を発揮中。

一時はどうなることかと思ったけれど、どうにかなりそうです。
今やっているリーディングの話です。
やっと軌道に乗ってきました。
導入部分でてこずると、焦ります。

焦るのは締め切りがあるからなのですが、
だけどそれは、読者としての自分の幅が狭いということでもあると思います。
予期せぬイントロや設定に対する対応力に問題があるのです。
しばらくは読み進めながらも落ち着かなかったのですが、
今は、次のページ、次のパラグラフが次々と楽しみです。
この展開はまさに読書の醍醐味といえます。

おかげで自分で言うのもなんですが、最近の集中力はちょっとすごいです。

今回はどうやらどうにかなりそうですが、
課題として残るのは、慣れないスタイルの本を読む時の入り方です。
戸惑ったり焦ったりせずに、落ち着いてじわじわと読み進められるように、
普段の読書から意識していきたいです。

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2007年3月14日 (水)

東京。

今日は日帰りで東京に行ってきました。

普段電話でばかりお世話になっている方々に挨拶をしてきたのですが、
みなさんによくしていただき、多くの刺激を受け、
また明日から張り切って頑張ろうと思えました。

みなさんのご親切に応えるためにも、
毎日をもっと具体的に過ごそうと思います。

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2007年3月10日 (土)

スケジュール。

翻訳に取りかかる時には
完成までの工程を5分割ぐらいして、
締め切りまでの期間もそれに合わせて5分割ぐらいにして、
各期に入るごとにさらに細かくスケジュールを組むのですが、
その進捗は常にかなり気になっています。

スケジュールに余裕があるかないかではなく、
決めたペースを守る辛さのような感じです。

ランニングでも、このペースならいつまで走っていても疲れない、
というペースで長時間を走る「LSD」という練習方法がありますが、
慣れるまではそのゆっくりペースがかえって疲れるように、
自分で立てたとはいえ、
必ずしも自分にとって快適なペースとは一致しないスケジュールに、
ちょっとしたぎこちなさを感じることがあるのです。

だけどこれまでの経験から、「自分のペース」で進めるよりも、
工程と期間のバランスを考えて立てたスケジュールを優先した方が
じっくりと取り組めるということも分かっているので、
そのジレンマを踏み潰すイメージで、どっしりと取り組むことを心がけています。

ちなみに8月末が締め切りの今回の翻訳は、
昨日で第1期を無事に終えました。
スケジュール通りです。

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2007年3月 7日 (水)

「アラスカ大ブレイク作戦!」第3弾。

マガジンハウス社から出ている女性誌『anan』の【Books】のページで、
『アラスカを追いかけて』を取り上げていただきました。

  Anan1552_s

小さなコーナーの中で紹介されている3冊のうちの1冊なのですが、
見つけた時は嬉しかったです。
『anan』とは想定読者層が重なるんじゃないかと思って、
先々月に編集部にお願いしていたのですが、
それから毎週、コンビニで『anan』をチェックしていました。
マガジンハウスさん、ありがとうございます。

みなさんもコンビニや書店に行くことがあれば、
ぜひ『anan』No.1552を手にとってご覧になってください。
P.83です。

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2007年2月15日 (木)

悪いクセ。

またしても悪いクセで、次の段落まで、次のページまで、次の章まで、
いや、やっぱりその次の章まで……、
という感じで翻訳を止められなくなってしまっています。
ちょっと用があって出かけても、
早く帰って翻訳の続きをすることばかりが気になります。

集中力や判断力とのバランスもあるので、
最初に立てた予定通りに進めるのが一番なのですが、
細切れの時間も積み重ねれば大きな時間になるということも
実感として浸透してきていて、
そう思うとちょっとでも進めておきたくなってしまって、
そうなると今度はもう一つの悪いクセとして、
キリのいいところじゃないと終われなくなってしまい、
結局時間の許す限りいつまでも翻訳しています。

だけど何よりも、ちょっとでも先に進めておけば明日が楽かな、
という俗っぽい欲がぷんぷんしているのが自分でも嫌です。
余裕のある対応をしたいと思ってはいるのですが、
なかなかそうもいきません。

……という点も含めて、あんまり理想と現実のギャップにこだわらず、
やりたいように進めようと思っています。
今やっている翻訳の締め切りは八月末です。

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2007年2月 4日 (日)

児童書。

『アラスカを追いかけて』を翻訳していた頃は登場人物が高校生ということで、
自分もある程度そのぐらいの年代に戻ったつもりというか、
もしかしたら精神年齢的にはわざわざ戻る必要もなかったのかもしれませんが、
パッジやカーネルたちと一緒に毎日を過ごしていたような感覚になっていたのですが、
先週から営業を始めたのは主人公が小学5年生の児童書なので、
さらに自分の仮想年齢を引き下げにかかっています。

だけど、

ぼくは昔の記憶が細部にまで行き渡りすぎていると言われるぐらいで、
かつてのある特定の時期の自分に戻ることは、むしろ得意です。
そして最近は、1日の3分の1ぐらいは小学5年生に戻っています。

だけど、

さすがに女の子にはなれないので、
そういう時には小学4年生の姪っ子を思い浮かべたりしています。
小学校5年生の主人公には小学校2年生の弟がいるのですが、
その場合は小学校2年生の姪っ子を思い浮かべたりしています。

過去の自分を思い出しながら現在の姪っ子たちを思い浮かべるというのは、
なかなか不思議な楽しさがあります。
今回の児童書の登場人物たちも含め、
時や次元を越えた友達ができたような感じです。

そしてもちろん、児童書とはいえ大人たちも出てくるので、
そういう場合は比較的現在の自分に近い自分の立場で彼らに寄り添うことになり、
過去の自分と現在の自分が同時に出現することにもなります。
小説の中と、それを翻訳している自分と、便宜上思い出している過去の自分と、
頭の中に思い浮かべる人たち……、
といった感じでなかなか複雑な相関図が出来上がり、
その中で一人で何役もしているような忙しさを感じたりすることもあるのですが、
それに伴う充実感も新鮮です。

だけど、

この児童書の営業はとりあえず一段落がついたので、
明日からはまた頭を切り替えて、サッカー関連のノンフィクションの翻訳です。

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2007年1月27日 (土)

今年の企画。

今年も年内に合計3冊(以上)の出版を目指しているのですが、
大雑把なジャンルで言うと、

 1.サッカー関連のノンフィクション、
 2.児童書、
 3.ヤングアダルト

になるんじゃないかなと思っています。
なるんじゃないかなというよりは、
こんな感じで企画を作成して営業する予定にしているということです。

今年に入って、この1ヶ月で残り11ヶ月分の予定を確認し、準備をほぼ済ませました。
あとは、いよいよ具体的に動くだけです。
近いうちにもっと具体的に報告できる日が来ることを、
ぼくも楽しみにしています。

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2007年1月23日 (火)

Best Books Square.

経費削減の観点からBBSを閉鎖しようかと考えていたのですが、
嬉しいことに『アラスカを追いかけて』を読んで投稿してくださった方がいます。
ご自身のブログにも『アラスカ~』について書かれていて、
こうやって読者の方からコメントをいただけるというのは、
翻訳家冥利に尽きます。ありがとうございます。

BBSは今後も存続させる予定ですので、
どうぞみなさんもどしどし書き込んでください!

こちらからどうぞ。>>> BBS
*パスワードは love&peace です。

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2007年1月16日 (火)

「何かいいもの」を見つけたから。

『アラスカを追いかけて』が書店に並んで2ヶ月近くが経とうとしていますが、
いろんなところで感想を聞かせていただいたり、
買ったよ、読んだよ、と声をかけてもらったりしています。
さっそく今日の神戸新聞を見たとメールをくださった方もいます。
BBSに感想を書き込んでくださった方もいますよ。
みなさん、本当にありがとうございます。

今回は自分でも書店や新聞社に協力を依頼するなど、
できるだけ多くの方にこの本のことを知ってもらいたくて、
微力ながらできる限りのことをしているつもりなので、
それに対して反応があるということは非常に嬉しいです。

これまでは翻訳させてもらう機会を得ることだけを考えていましたが
(そしてもちろんこれからもそれはぼくにとって最重要課題なのですが)、
これからはそれだけでなく、
翻訳したいと思ったきっかけ、翻訳することになったきっかけ、
素晴らしい原作を見つけたので日本でもたくさんの人に読んでもらいたい、
という思いを、具体的に行動に移していきたいと思っています。

それはぼくが翻訳を志すきっかけとなった作品、フォレスト・カーターの
"The Education of Little Tree"(『リトル・トリー』)で教えられたことでもあります。

 「何かいいものを見つけた時は、誰でもいいからそばにいる人にそのことを
   教えてあげなさい。そうやっていいものっていうのは広がっていくんだから」

これからも読者の心に少しでも何かが残るような作品を探し、
翻訳していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。


 *今日の15:00~明日の15:00までの24時間、
  ココログがメンテナンスに入るため、
  かなり早めに日記を書きました。
  上記の間はコメントを書いていただくこともできないようです。

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2007年1月15日 (月)

「アラスカ大ブレイク作戦!」第2弾。

実はアラスカの営業ということで年末に神戸新聞社に連絡していて、
そして先日ハーバーランドにある本社でインタビューを受けてきたんです。

自分から申し込んだものの、インタビューなど初めての経験でしたし、
きちんとしゃべることができたのかどうか、実は夢を見ていただけなんじゃないか、
インタビューを終えて帰路についてからもソワソワと落ち着かなかったのですが、
その記事が16日(火)の朝刊、文化面に掲載されるようです。

ぼくもまだどのような記事を書いていただいたのか知らないし、
もしかしたら写真も載っているかもしれないので、
非常に緊張しているし本当に本当に恥ずかしいのですが、
どうぞみなさん、すでにアラスカを読んでくださった方もまだの方も、

 16日(火)の神戸新聞朝刊 文化面

をぜひご一読ください。
よろしくお願いします。

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2007年1月 7日 (日)

「アラスカ大ブレイク作戦!」地元編。

正月の帰省を利用して、書店さん7店舗に挨拶してきました。
そんな中、

 南紀書房さん(那智勝浦町築地)
 くまの書房さん(新宮市井の沢)
 WAY新宮店さん(新宮市神倉)
 スーパーセンターWAY南紀店さん(新宮市佐野)
 未来屋書店さん(新宮市橋本、JUSCO内)

でポップを置いていただけることになりました。
だけどぼくがポップを持参するまでもなく、
どこも大々的に紹介していただいていて、
感激のあまりちょっと泣きそうになりました。
ありがとうございます。

地元でのご恩を忘れずに、大きく羽ばたける翻訳家になりたいと、
改めて思いました。頑張ります。

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2006年12月26日 (火)

Step in, step out, step around.

アラスカ大ブレイク作戦の第2弾として、ある方に電話しました。

3年前の『マミー』の時にもお世話になった方なのですが、
もう3年前だしなあと思いながら電話をすると、覚えてくれていました。

語弊があるとイヤだけど、分かりやすさのためだけに乱暴ないい方をすると、
ぼくは感覚として、社会の大きな流れから逸れたまま、
他のどんな流れにも乗り切れないでいるというか、
用事があってハイウェイを下りたのはいいけれど、
次のインターを見つけられずにずっと下の道を走っているというか、
何となくそんなふうに、卑屈ではなく自覚しているのですが、
そんなぼくの存在を覚えてくれている方がいたということが、
ちょっと嬉しかったです。

きちんと仕事をしていれば3年ぐらい前のことは覚えているものだと思うし、
人生の流れに大きいも小さいもないわけだけど、
それでもぼくが日頃から(実は一応)抱えている危機感というか焦燥感というか、
そんな特に労わる必要もないような下らない気持ちを労わってくれるやさしさを
感じたのか、なんせちょっと嬉しかったのです。

やさしさというほどのものでもないと思うし、
思いやりでもなければ、哀れみでもないと思うけれど、
なんせちょっと嬉しかったのです。
覚えておいてもらえる、ということ自体が有り難いことなのかもしれません。

思いがけず弱気なトーンになってしまったような気もしますが、
弱気なわけではありません。
弱気なわけがありません。
最近は少し、色んな人に感謝したい気分なのかもしれないのかもしれません。

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2006年12月22日 (金)

「アラスカ大ブレイク作戦!」天王寺、なんば、新大阪編。

今日は天王寺、なんば、新大阪に行ってきました。
これで書店さん巡りもひとまず終了です。
突然の訪問にも関わらず、みなさんによくしていただいて感謝しています。
ありがとうございました。
次は関西圏以外の書店さんを回る予定です。

ぼくと読者の方々が間接的にでも接することができる場は
書店ということになるのですが、
今回の試みで少しでもぼくと書店さんとの距離が縮まり、
その分だけ読者の方々とお近づきになれればと思っています。

手書きのポップは慣れないために、
広い売り場ではあまり目立たないものだったかもしれませんが、
少しでも身近に感じていただければと思います。

実際に行動を起こせば、色々と考えることも出てきました。
考えることが出てくると、次の行動を起こしたくてウズウズしてきました。
地味だけど、いい循環です。

今は次の大作戦を検討中です。
そしてもちろん、次の翻訳作品もそろそろ手がけたいと思っているので、
そっちの営業活動も年明けには具体的に始める予定です。
ますますの期待を宜しくお願いします。

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2006年12月21日 (木)

「アラスカ大ブレイク作戦!」神戸編。

今日は垂水、元町、三宮、六甲の5店にお邪魔してきました。

ぼくとしては可愛いアラスカのためなので、
厚かましいのは承知で押しかけていって、さらに色々と無理をお願いして、
どこの書店さんでもみんな忙しくてもとても丁寧に親切に対応してくれて、
とても嬉しいです。

 ジュンク堂 三宮駅前店さん(サンシティ/ダイエービル7階)

でポップを立てていただけることになりました。
ありがとうございます。

今回の書店さん巡りを通じて、今までにない形の刺激を受けています。
ますます頑張らないと、と強く思えています。
ますます頑張ります。

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2006年12月20日 (水)

「アラスカ大ブレイク作戦!」阪急今津線、宝塚線編。

昨日開始した作戦の第二弾として、
今日は阪急今津線、宝塚線沿線の書店さんにお邪魔してきました。
西宮北口、宝塚、川西能勢口、池田、蛍池、そして梅田の7店です。

昨日に続いて今日もいい出会いがありました。
これに満足せず、持続するいい関係を築いていきたいです。

 ブックファースト 池田店さん(阪急池田駅前)
 紀伊国屋 梅田本店さん(阪急三番街)

では、ポップも立てていただけることになりました。
ありがとうございます。
みなさんも両店にお立ち寄りの際は、
ぜひ海外文学のコーナーに足を運んでみてください。

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2006年12月19日 (火)

「アラスカ大ブレイク作戦!」京都編。

『アラスカ~』を置いてくれている書店さんに挨拶まわりをしようと思い立ち、
一週間近くかけて色んな準備をして、そしてようやく、
まずは京都に行ってきました。

JR京都、阪急河原町、京阪四条、叡山電鉄一乗寺にある書店計5店舗に行くと、
朝から晩までかかりました。

あまり実りの多い訪問とはならなかったのですが、
対応してくださった方はみんな親切でしたし、
たまに重い腰をあげてそれが結果に直結することを期待するなんて、
それは虫が良すぎるので、今日の反省は明日以降に活かすとして、
そういう意味では意義深い一日でした。

と思いながら帰りの電車に乗ったんだけど、
足が棒になるぐらい歩いて収穫なしで帰るのはやっぱりイヤだなあと思って、
帰りに阪急芦屋川駅まで足を伸ばして年配のご夫婦が経営している
小さな書店さんに顔を出すと、思いがけず暖かいお言葉をいただいて、
嬉しかったです。
こういう小さな触れあいを大切にしていきたいと思います。

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2006年11月29日 (水)

しなやかに、かつ力強く。

推敲をしていて一番困るのは、
推敲を重ねれば重ねるほど客観的な視点が失われていくということです。

何度も読み返すうちに自分の書いた文章に慣れてしまって、
推敲しているつもりなのに、文字を追っているだけになってしまうことがあります。
だから「寝かせる」時間が必要になってくるのですが、
寝かせている間は、表面的には何もせずに時間だけを過ごすわけだから、
よっぽど余裕がないと、かえって焦ってきます。
たとえば今とか……。

『サッカーが世界を解明する』だったか、もしかしたら『監視国家』だったか、
いずれにしてもけっこう前から、

 翻訳のスピードがちょっと上がってきたのかなあ、

と自分で思えているんだけど、
「寝かすスピード」は上がりようがない気がします。
どれだけ推敲を重ねても客観的な視点を失わないでいられるように
なればいいんだけど、今のところそういう兆候すら見えてきません。

本を読むスピード、翻訳をするスピード、
寝かせるスピードも含めて推敲をするスピード……。

でもここまで書いてきて、
そういうスピードばかりを求めているわけでもない気がしてきました。
たぶん、もっと瞬発力と持久力をそれぞれ充実させることと、
それらをバランスよく使う能力だと思います。

一日単位とか、締め切り直前とか、とても限られた条件の下でなら、
充実した一日や二日を過ごせたことはあるけれど、
一つの翻訳やリーディングにかける期間を通して
納得のいく過ごし方ができたことは、あんまりありません。

どっかでサボって、どっかで取り返して、どっかで貯金を作って、
どっかで食い潰して、というのはあんまり好きじゃないから、
瞬発力系の翻訳力と持久力系の翻訳力を鍛えて、
それをバランスよく使えるようになりたい。

 しなやかに、かつ力強く翻訳する。

それが、今回リーディングの締め切り間近になって思う次の目標です。
じゃ、もうちょっと頑張ります。

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2006年11月26日 (日)

In Store Now!

昨日は久しぶりに堂島のジュンク堂に行ってきました。
目当てはもちろん、大ヒットの予感がぷんぷんと匂い立つ例の本です。

2003年の『マミー』の時は、
同時期に発売された村上春樹の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の影でひっそりと、
それでいて凛と並んでいましたが、あれから3年、今回もまた何かの縁なのか、
同氏による『グレート・ギャツビー』が所狭しと並ぶ中、
与えられた決して広くないスペースに行儀よく並んでいました。
その控えめな姿勢にはなかなか好感が持てました。

控えめとは言いながらも主張するところは主張できているのか、
十冊分ぐらい置けるはずのスペースに並んでいたのは三冊だけでした。
左隣りに並んだ本も右隣りに並んだ本も十冊あったのに、
アラスカだけは三冊だったのです。

これはもしかすると、棚に並んで一日か二日しか経っていないのに
あの可愛い表紙のおかげで一気に七冊が売れたか、もしくは、
十冊分のスペースに三冊しか並んでいないということは七冊売れたのだろうし、
ということは面白いに違いない、
と思わせるために初めから三冊しか仕入れなかったか、
ぼくは断然、前者だと思います。

税込みで2100円と安くはない値段ですが、
是非、多くの方に読んでいただきたいと思っています。
それは、原作者が作り上げた世界、登場人物たちの行動、発言の中に、
ぼくたちが見過ごしがちな真実が描かれていると信じるからです。
静かに、かつ激しく感情を揺さぶる作品だと思います。
いい作者、作品に出会えました。

翻訳については翻訳をするたびに考えさせられ、
決意を新たにすることができます。
だから常に新鮮な気持ちで翻訳と向き合うことができています。
これからも多くの方に読んでもらえるよう、
いい作品を翻訳していきたいと思います。

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2006年11月19日 (日)

『アラスカを追いかけて』

お待たせしました。
『アラスカを追いかけて』をWorksのページにアップしました。
次の週末ぐらいには全国の大手書店に並ぶ予定です。

部分的に参加させてもらった『世界の作家32人によるワールドカップ教室』を含め、
これで5冊目となりますが、翻訳を終え、本ができ、書店に並び、
あとは読者の皆さんが手に取ってくださるだけ、というこの時期は、
いつも複雑な感情が入り乱れて落ち着かなくなります。

この落ち着かなさは、ぼくにとってプラスに作用するはずで、
だからもっともっと落ち着かない気持ちを真正面から受け止めて、
自分の立場とか、翻訳させてもらって本を出したことの責任について
噛み締めなければいけないんだけど、
一方で現実的には次の仕事に取りかかっているので、なかなかそうもいかず、
次の仕事に追われているというのが実情です。

だけど、「追われている」と感じている時に限って、
自分で勝手に浮ついていたり、忙しい気になっていたりするだけで、
落ち着いてみれば十分に対応可能だという場合が往々にしてあります。
そして忙しくしていられることの有り難さを、ぼくは十分に思い知っています。

だから今回もぼくは、慌てず騒がず、木曜日か金曜日あたりに書店に行って
『アラスカを追いかけて』が並んでいるかどうかを確かめ、
並んでいれば1冊ぐらい購入し、
並んでいなければその翌日に再び足を運び、
そして帰ってきて今やっているリーディングの仕事に、
非常に落ち着いた気持ちで取りかかるのだと思います。

それぐらいのコントロールは、できるようになってきました。
そしてようやく始まったことを実感できるようになりつつあります。

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2006年11月15日 (水)

朝型。

朝型の生活への移行が完了しました。
7:30起床、1:00には就寝です。

たっぷり眠って、射し込む朝日に自然と目が覚めて、
健康的に朝食を摂ったら翻訳開始です。
今はまだリーディングの段階だけど、どうやら今回の本も面白そうなので、
いいレジュメを作って、ぜひ翻訳までこぎつけたいと思っています。

今回もサッカーの本です。
今日は参考資料としてビデオも借りてきました。
今の段階で詳しく言っていいものなのかどうか、
ぼくの立場ではよく分からないので、
内容についてはもう少し具体的になってからお話したいと思います。

ちょっとだけ触れておくと、スーパースターの自伝です。
もうちょっと付け加えるなら、元サッカー選手です。
これだけだと誤解が生じそうなのでもう少しだけ言うと、ブラジル人です。
ジーコではありません。
借りてきたビデオは『ワールドカップ物語』です。

『監視国家』と『サッカーが世界を解明する』の時に少し考えた
ノンフィクションの翻訳について活かせる機会が到来するのかもしれません。
さらに今度は自伝なので、文体についてもまたちょっとこれまでとは違った
アプローチが必要になってくるのかもしれません。
でもそういうのは全て、原文を読み込んでいくうちに湧いてくるものなので、
リーディングの段階で決めてしまうと無理が生じてきそうな気もします。

そういう点も含めて、翻訳の幅を広げるためにも、
今回のリーディングはぜひ翻訳につなげたいです。

朝型の生活スタイルになって、一日単位でのスケジューリングが
容易になったように思います。
でもそれは気のせいかもしれません。
とにかく今月末がリーディングの締め切りです。頑張ります。

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2006年10月30日 (月)

読んde!! ココ ver.12.

翻訳も一段落がつき、
次の仕事に向けての(短いはずの)谷間の期間に
整備できるところはしておこうと思って、

 読んde!! ココ ver.12

を買って来ました。これは以前、
メーカーのホームページからお試しダウンロードをして実際に使ったことがあり、
実際にどれぐらい効果的かが分かっていたため、
購入に迷うことはありませんでした。

これまでにもこうやって、気になったソフトを試用したうえで
購入を検討したことは何度かあります。
たとえばInDesignとか、Illustratorとか。
だけど、実際に購入に至ったのはこれが初めてです。

これまで購入しなかったのは、自分には使い切れそうになかったり、
必要なかったり、そういうことが分かったからです。
今回購入したのは、自分の活動に大いに役立つと分かったからです。

購入後や契約後に、がっかりした経験もたくさんあるし、
それはそれで勉強になったということもできるのだろうけれど、
勉強になったという考え方は諦めきれていないという気持ちの裏返しでもあり、
だからこうやって「実際に試すことができる」ことは、本当に有り難いです。

自分で何かをする時にも、そういった観点を忘れないでおきたいと思います。

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2006年10月25日 (水)

最終校正完了!

来月刊行の翻訳が終わりました。
校正もあとがきも終えて、あとは表紙の確認など、
本の形にする最終の作業を残すのみです。

今回もまた、大勢の方に励まされ、助けられ、勇気をもらいました。
感謝の気持ちとか、決意とか、そういうものも含めて全てを、
自分なりに今回の本に詰め込んだつもりです。

タイトルは『アラスカを追いかけて』に決まりました。
詳細は、近々Worksのページにアップします。
11月22日(水)配本予定ですので、書店に並ぶのはその週末ぐらいだと思います。
どうぞお楽しみに!

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2006年10月19日 (木)

20-22/24。

用がないのでほとんど見ることのないインターネット・プロバイダーのサイトで、
ログインして自分の情報を確認してみると、この間の8月は、

 694時間08分55秒

もの間、接続していました。それはつまり、
それとほぼ同じぐらいの間PCを立ち上げていたということなのですが、
1日平均に換算すると、

  22時間23分30秒

です。だと思います
(↑計算するのに12分もかかったうえに、答えにもイマイチ自信がない……)。

上の計算が合っているとして――、
1日24時間のうち、PCの電源を切っていた時間は

   1時間36分30秒

ということになります(←これは自信があります)。
最短ではなくて1ヶ月の平均です。
8月は締め切り月ではあったのですが、それにしてもびっくりです。

その1ヶ月前の7月は若干短くて、625時間20分38秒です。
1日平均を算出する気力はもうありませんが、でも頑張ります

 :

  20時間10分20秒

です(今度は2分でできました!)。

2問目で解答時間を6分の1に縮めるあたりが、ぼくの学習能力です。
あるいは、1問目では6倍の時間がかかるのがぼくの算数の実力か。

いずれにしても――、
締め切り月とその前月以外の記録がないので、
これがぼくの平均的な一日というわけではないし、
もちろんつけっぱなしにしている時間も含まれているわけですが、
真面目に(必死に)取り組んでいる月はこれぐらいなのだと思います。

そら肩も凝るし、目ぇも疲れるはずや。

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2006年10月14日 (土)

漢字と平仮名。

久しぶりに翻訳の話題ですが、
11月刊行予定の本は、着々と進んでいます。

今は二度目の校正作業を始めたところなのですが、
漢字にするか平仮名にするか、という問題はけっこう難しいです
(今も、「けっこう」というのを漢字にするかどうかで迷いました)。
単語単位で考えると漢字にしたい場合でも、
前後を考えると漢字が続いてしまうために妙な熟語っぽく見えてしまったり、
逆に平仮名にしたいんだけど、そうすると平仮名が続くために
どこで切って読むのかが曖昧になってしまったり、
だからといってそんな理由で読点に頼るのは好きじゃないし、
そういうことを考慮した末に落ち着いた表現というのは、
頭の中で考えていた表現や、自分が実際に口に出して言う時のリズムとは
結果的に違ってくることも出てきてしまいます。

ぱっと見の白(余白)と黒(字)のバランスの問題もあります。
改行が少なくて字が詰まっていて、さらに漢字が多いと、
全体的に黒っぽいページになってしまって読む気が失せるし、
そうはいっても原作者の意図を無視して勝手に改行することはできないし、
それまでの翻訳や推敲で積み重ねてきたものを、
俯瞰して出来映えを確認し、微調整しているような感じです。

来月の刊行をぜひお楽しみに。

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2006年9月 6日 (水)

読んde!! ココ ver.12.

読んde!! ココ ver.12というソフトをお試しダウンロードしました。

翻訳をする際にオリジナルのテキストを電子ファイル化したいとずっと思っていて、
それでプリンタもスキャナ機能の付いた複合機にしているのですが、
バンドルされていたOCRソフトの性能がイマイチで役に立っていなかったのです。

だけどこの間まで、それがOCRソフトの性能のせいだということに気づかず、
ずっと諦めていたのですが、
先日ヨドバシカメラに行った時に、偶然OCRソフトのコーナーに迷い込み、
もしかしたら、と思って今回のお試しダウンロードに至ったというわけです。

スキャンしたページ単位で保存されるため、
たとえば見開き200ページの本なら100のファイルができてしまうのですが、
そこはpdfpdfpdf.comというフリーソフトを活用して、
100のファイルを一気に一つのファイルとして結合します。
一冊の本が一つのPDFファイルとしてパソコンに取り込まれるということです。
ということは、検索も自由自在です。

想定しているのは、このフレーズは確か他でもでてきたな、という時に、
紙のままならパラパラとめくって目当ての箇所を探さないといけないけれど、
PDF文書なら、一発で検索できるというパターンです。

そしてどうやらその目的が、この二つのソフトで解決しそうです。
読んde!! ココの方はお試しダウンロードなので15日間しか使えないのですが、
これが本当に使えるとなったら、2万円弱の投資は安いものです。

そして実際に使ってみた結果、
強調の意味で大文字が続いていたり、斜体が使われていたり、
フォントが特殊だったり、文字間が窮屈だったりすると、
ちょっとてこずるようですが、それでも十分です。
もうちょっと色んな本で試してからになると思いますが、
このソフトは導入ということで決まりそうです。

これだけ環境が整うと、あとはぼくの純粋な翻訳力です。
今は翻訳が楽しくて仕方ないので、
これから先もずっと翻訳を職業としていられるよう、
こうした環境面だけでなく、全ての面において最善を尽くしたいと思います。

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2006年8月31日 (木)

完了!

春から手がけていた翻訳が無事に、あるいは見事に完了しました!

久しぶりの小説ということで、
翻訳を始めようと思った頃に感じていた魅力などを再確認しながら、
楽しみながら翻訳することができました。

今回ここまで楽しめたのは、
前回、前々回とノンフィクションの翻訳をやっていたからだと思います。
翻訳に対する意識が以前よりは多面的になったと思うし、
ゴルフにたとえて言うなら、
アイアンは5番と7番しか持っていなかったのに3番も持つようになって、
なんやったらちょっとグリップの位置を変えて持つことも覚えたりして、
状況によって選択肢が増えたみたいな感じです。

内容や完成度はともかくとして、
ここで日記を書き続けていることも大きかったです。
頭の中にあるイメージや伝えたいことを深く見つめるクセがついたと思うし、
カヌーにたとえて言うなら、
エスキモーロールをマスターしたので、
沈した時に慌てて脱出することもなくなり、
水中の様子をちょっと眺めたり、それも含めてカヌーだ、
どこかの地点に辿り着くことだけを目指すのではなく、
途中も充実させるぜ、という余裕ができた感じです。

今回の作品は、主人公が高校生で、舞台はアラバマの寄宿学校、
そこで繰り広げられる甘く切ないピュアな物語です。
読んだら泣くで、たぶん。

詳細が決まればまたここでお知らせしますので、どうぞお楽しみに!
11月刊行予定です。

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2006年8月28日 (月)

ラストスパート。

今月の後半に入ってかなり張り切ったので、
締め切り間近になって、ペースがさらに上がってきました。
そして推敲も予定より一回多くすることにしたので、
その分スケジュールがちょっとタイトになったのですが、
今はけっこう白熱しています。

翻訳の場合、いくら白熱していても、
スポーツとは違って傍目には何の違いもないと思うし、
筋肉痛も起こさないし、握力もなくならないけど、
アイシングは効果的です。
時々アイスノンを出してきて、首筋を冷やしています。

それに、一日が終わるとかなり疲れています。
今日はここまで、と思った瞬間に、疲れがどっと出てくる感じです。
でも朝になると絶好調をキープしているし、
澱みなく、ピュアに翻訳に打ち込めています。

それはつまり、色んな環境が整いつつあるということなのかなと思っています。
特に何を意識することもなく、普通に充実した毎日を過ごしています。
その辺のことは締め切りが終わってからまた整理して、
9月以降の活動に活かしたいと思います。

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2006年8月25日 (金)

テーマと表情。

今回小説を翻訳していて思ったのは――、

中心となる大きな「テーマ」があって、
これは何があっても揺るぎないものとして確かに存在していて、
それを衛星のように取り巻く「表情」がたくさんあり、
それぞれの表情は登場人物や出来事などがそれぞれ担っていて、

だからたとえば誰の視点で描かれているかということは、
その場面での表情の選択ということでもあり、
物語に潤いや変化をもたらすのだけど、

そこで選択された表情は、
その時々の心理状況や心情の表れであって、
薄皮一枚で隔てたその奥には、常に変わらないテーマがでんとある。

だからテーマは、描くというより、
豊かな表情の奥に存在するものとして、
じわじわと浮かび上がらせるものなのかなということです。


こういう感想は、答えを出すためでなく、
ぼくの場合なら翻訳をする際に念頭に置いておくべきこととして、
大きな意味を持ってきます。
それを今回改めて実感として強く感じたので、
メモのつもりで書いときました。

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2006年8月21日 (月)

調べもの。

今日は梅田に出て調べものをしてきました。

たいていはインターネットで解決するのですが、
ものによっては、インターネットで見当をつけたうえで、
本屋さんに行って紙の辞書や事典をいくつか当たって調べた方が、
整理がついて納得できる場合もあるので、
推敲の終盤には毎回行なっています。

一気に片が付けば気持ちいいんだけど、
なかなかそうもいかないので、
ヒントを探して、そこから次のヒントにつなげていって、
だんだん答えに近づいていって、
そしてひらめき、確認するといった感じです。

翻訳の過程が、自分なりに確立できつつあるようで、
頼もしい限りです。

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2006年8月20日 (日)

翻訳日和。

調子が良くて、切り上げ時が難しい。

今日調子が良くても明日いいとは限らないし、
今調子が良くてもちょっと休憩してしまうと、
その後も好調を維持できるかどうかは分からないので、
もうちょっと、もうちょっと、と思いながらなかなか切り上げられなかったり、

そうかと思えば、
たとえばここからは話が面白くなるところだから、とか、
ここからはちょっとじっくり考えたいところだから、とか、
無理にでも休憩をはさむなどして、
勢いを一先ず落ち着けたい時も、多くある。

一応切り上げ時としては、
パラグラフ単位とかで「きりのいいところ」というのが
タイミングとして分かりやすいんだけど、
ぼくの調子はそんなに都合よく本のパラグラフとは同期していないので、
ちょっとした最小公倍数的タイミングの探りあいみたいなところがある。

そういう翻訳プロパーとは関係のない部分での攻防も含め、
今のぼくは絶好調です。
一時的な瞬発力系の好調さではなく、
持続する好調さをコントロールできるようになってきているような気さえする。

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2006年8月19日 (土)

リズムセクション。

昨日から、声に出して読みながら推敲しています。

目で追うだけでなく、声に出して読み、
耳でも聞いて確認すると、リズムの良し悪しがはっきりします。
全体の最終調整みたいな感じです。

毎回、締め切りまであと一ヶ月ぐらいになってから何回かやるのだけど、
そのたびに声が嗄れます。
今回も、二日目にして早くもガラガラ声になってきました。
別に大きな声で読んでいるわけではないんだけど、
普段あんまりしゃべる機会もないし、
声を出すことが少ないからだと思います。

狭い部屋の中をウロウロと歩き回りながら、
頭の中では作品世界にどっぷりと漬かり、
修正箇所を見つけては一時的に現実世界に戻ってきて、
赤ペンで修正し、読み直し、
またウロウロと登場人物たちの後をついて回り、
その繰り返しです。

そして気づけば声はガラガラです。
一応、夜の十時以降は自粛しています。

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2006年8月 7日 (月)

切り替える。

ラスト一ヶ月の大切な一日だというのに、
夕方近くまで、ちょっと無為に過ごしてしまいました。

ちょうど推敲の一サイクルが終わって、
原稿を印刷したり、残っている調べものの箇所を確認したり、
そういうことをしている間に原作の世界から一旦出てきて、
そして頭をクールダウンさせてから、
再度推敲に臨むというのが普段のやり方なんだけど、
今日はその一旦出てくる作業がうまくいかなかった感じです。

世界に入っている状況というのは
部外者でありながら登場人物たちの周りをちょろちょろしているというか、
彼らに対して影響を及ぼすことはもちろんないのですが、
同じ場所で同じ空気を吸っている感じで、
出てきた状況というのは、
一人だけ先に帰ってきてさっきまでのことを振り返りつつ、
極めて客観的な視線を取り戻した状態といえるかもしれません。

それが今日は、ちょっと強く引っかかっている部分があったせいか、
いつまでも一人の登場人物の気持ちを追いかけてしまい、
これじゃダメだと思いつつ、なかなか気持ちを切り替えることができませんでした。

それは個人的にこの本にそれだけの魅力を感じているということだと思うし、
今日は半日近くイマイチな過ごし方をしてしまったけれど、
だからといって別に悲観しているわけではなく、
切り替える予定が一日狂ったというだけで、
翻訳の奥深さを一日がかりで思い知った気がしています。

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2006年8月 4日 (金)

Always Smile!

今日は、今やっている翻訳でイマイチ原文の意味が曖昧だった箇所を、
オーストラリア出身の友達に教えてもらってきました。

前の会社で一緒に仕事をしていたのですが、
ここしばらくはクリスマスや夏にグリーティングカードを送りあうぐらいで、
実際に会うのは3年ぶりぐらいでした。

目標は億万長者だということで、いつも働いているイメージがあります。
だけどいつも元気で、今日もやっぱり元気で、
笑顔じゃない顔は見たことがありません。

まだ仕事でよく顔を合わせていた頃は、
ぼくが疲れた表情でも見せてしまっていたのか、
別れ際などに、

 「Always smile, jun!」

とよく言ってくれていました。
彼女の前向きな姿勢にはかなり影響を受けました。

今日も英語を教えてもらっただけでなく、
元気を分けてもらってきた感じです。
おかげでいい翻訳ができそうです。

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2006年8月 1日 (火)

あと一ヶ月。

いよいよ八月です。
締め切り月ということで、それなりに緊張もしてきました。

一方で翻訳の方は相変わらず順調で、
ほぼ予定通りなので問題はないと思うのですが、
そろそろ残り時間を考えながら進めていく段階に入ってきました。

締め切り一ヶ月前というのは、
時間的な余裕があるようなないような、
順調だというのに安心できないし、
微妙な時期です。

そんな時にホッと一息つくために、
最近では夜にレモン・ジンガーをよく飲みます。

ハイビスカスとレモンのお茶です。
ピリピリした柑橘系の香りが刺激的で、
だけどカフェイン・フリーのためか、飲むとまろやかで、
初めはそのギャップに戸惑っていたのですが、
慣れるとおいしいです。

パッケージには、ホットでもアイスでも"GREAT"と書いてありますが、
ぼくは汗をかきながら熱いのを飲んでいます。
特に理由はありません。

お湯を沸かしてこぽこぽとお茶をいれるという行為そのものにも、
リラックス効果があるのかもしれません。

いずれにしてもあと一ヶ月、
そろそろ四人目のぼくも出てくるはずですし、
ぶっ飛ばしていきたいと思います。

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2006年7月27日 (木)

それだけは避けたい。

推敲もいよいよ大詰めの前の前ぐらいの段階に入ってきた。

数字が苦手なのは英語になっても変わらず、

 "three seconds later"を「30秒後」としていたり、
 "page one ninety-two"を「176ページ」としていたり、
 "his sixth shot of vodka"を「七杯目のウォッカ」としていたり、

推敲をしていても気が抜けない。
そして推敲といえばかつて、

 「頬には涙に流れるマスカラが跡を残していた」

とするべきところを、

 「頬には涙に流れるマラカスが跡を残していた」

と書いていて、「マラカス」のところに下線を引かれ、
矢印で持ってきた余白に、「マスカラ?」と書かれたことがある。
一気に賑やかになってしまうところだった。

こういうつまらないミスは後になればなるほど気づくのが難しくなるから、
早いうちに退治してしまわないと、
ちゃんと読んできたはずなのに計算が合わなくなったり、
それまで我慢してきたシリアスなトーンが一気におちゃらけてしまったり、
えらいことになる。

積み重ねるのは楽しいけれど大変で、
それを崩してしまうのはあまりに簡単で、切なすぎる。
それだけは避けたい。

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2006年7月18日 (火)

絶好調宣言。

締め切りまで一ヶ月半を切り、
相変わらず絶好調です。

本当はもっと他にも並行してやりたいことがあるんだけど、
最近は特に翻訳を切り上げても翻訳のことが気になって、
他のことに集中できなかったりするので、
そこのバランスを無理やり取ろうとするよりも、
今の時期はもう翻訳に専念すればいいかと、
ちょっと開き直っています。

だから、翻訳に関してはこの上なく絶好調です。
一ヵ月半後の締め切りが楽しみです。
もちろんそれまでにやらないといけないことはまだたくさんあるのですが、
やらないといけないことを一つ一つ確認して、
それらに取り掛かるまでにやるべきことなどをきちんとやって、
確実に積み重ねていっていることが実感できています。

もうちょっと推敲のやり方とか、効率を求めていきたい部分もあるのですが、
それは次への反省点としてちょっとずつメモしているので、
締め切りが終わってから、振り返りながらまとめる時間を持とうと思っています。
今はとりあえず、今やっている翻訳に専念します。

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2006年6月23日 (金)

冒険者。

久しぶりに iTunes をシャッフルにして聴いていると、

 ワイルド・ハーツ ~ 冒険者たち

がかかってきました。
このHPのタイトルを決めた頃に
ヘビーローテーションで聴きまくっていた曲です。
その頃以来というわけでもないけれど、
久しく聴いていませんでした。

岐路と呼べる時期がこれまでにも何度かありましたが、
その時々にぼくの部屋で鳴っていた音楽、
昔よく口ずさんだメロディ、というのは、
こうしてふとした瞬間に聴いたりすると、
何をやっていても手を止めてしまいます。

国境や文化を越えるものがあるとすれば、
音楽がその一つであることは間違いありません。
時間さえ越えてしまうぐらいです。

3分間耳を傾けていただけなのに、
ぎゅっと鷲掴みにされ、ぶるんぶるん振り回され、
激しくも心地よい疲労感を覚えるような、
3分の間に過去の色んな場所、時代、関係を巡るツアーに行って帰ってきたような、
そんな密度の濃い音楽があります。

それはおそらく、ぼくたちの持つ「感情」に関係があることだと思います。
同じ国に住んでいるからといって必ずしも誰もが同じ背景を持つものではないし、
だけどTVの中で知るニュースや翻訳された本を読んで
笑ったり涙を流したり微笑ましい気持ちになったりできるのは、
国や文化や背景に関わらず、
皆が共通して持っている感情があるということなのだと思います。
そんな普遍性を持った音楽、あるいは音楽の持つ普遍性を憧れる気持ちが、
日に日に強くなっていきます。

そして音楽家じゃないぼくは、翻訳という手段を用いて、
そういう普遍性を追求したいと思っています。

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2006年6月12日 (月)

おかげさまです。

『サッカーが世界を解明する』が、
朝日新聞(6月11日朝刊)や週刊文春(6月15日号)の
書評コーナーで紹介されました。

おそらくそのおかげもあると思いますが、
Amazonでは今日の夕方7時ぐらいに本の分野で213位を記録していました。
このぐらいの位置だと、1冊の違いで50位ぐらい違ってくるので、
次に見た時は250位だったり300位だったりしましたが、
それでも快挙です。嬉しいです。

書店のワールドカップ・コーナーでは残念ながら
あまり大きくは扱われていないようなのですが、
それでもぼくの手元を離れた可愛い本は、
じわじわ頑張っているようです。
頑張れ~、負けるなぁ~。

他にも紹介してくれているサイトなどもあり、
励まされます。

みなさん、いつもありがとうございます。
これからも頑張ります。

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2006年6月 3日 (土)

黒子。

(↑ ほくろじゃないよ。)

今は8月末の締め切りを目指して、
アラバマの高校生が主役の小説を翻訳中です。

ノンフィクションの翻訳が続き、字数制限の雑誌の翻訳も経験し、
これまではあまり意識していなかった色んなことを考えるきっかけになりました。
そういう経験を経て、今回は自分でもどういう翻訳に仕上げられるのか、
ちょっと楽しみです。

ぼくは多分、「言葉」そのものにも関心があります。
本を読んでいても、誰かと話をしていても、独り言を言っていても、
色んな言葉や表現が気になって、解明を試みることがあります。
そしてそれをただ趣味や興味の対象として終わらせるのではなく、
仕事として翻訳に活かすことができるというのは、
翻訳を楽しく続けていられる秘訣の一つなのかもしれません。

だけど同時に、ぼくは言語学者じゃないんだからそこに懲りすぎてもダメで、
せっかくの楽しい小説世界が台無しになってしまうことのないよう、
言葉が黒子として控えめ、かつ最大限に働けるように、
ぼくは言葉を勉強して自在に操れるようになりたいです。

そう考えれば考えるほど、言葉は目的でなくなります。
目的は、原作の世界を表現しきることでしかありません。

そんなこんなでぼくは今、やる気に満ち満ちています。

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2006年5月30日 (火)

予定通り。

締め切りが近づくにつれて、
調べものや原文の読み込みなどの作業が減り、片付き、
自分の翻訳を推敲する時間だけが増えていくので、
明日が締め切り、という今日のような日は、
ほとんどの時間を推敲に費やしています。

ちょっとでもいい翻訳に仕上げたいので、
時間がある限り推敲していたいという思いとは裏腹に、
推敲の後にもう一度推敲をするには、
さっき推敲した文章が頭の中に強く残りすぎているため
一定の時間を置かなければならず、
その間はできれば翻訳そのものから離れていることが望ましく、
翻訳をしていたいのにできないという、
非常に悩ましく悶々とする時間を過ごすことになります。

でもだからといって悶々としているのは精神衛生上よくないし、
いざもう一度推敲に取り掛かろうとする時にも悪影響を及ぼすので、
気分転換が必要になってきます。
ぼくの得意分野です。

気分転換は、その時の時間的余裕の程度や目の疲れ具合に応じて、
ビデオを観るか、本を読むか、近所を散歩するか、ぼうっとするか、寝るか……。
昨日の『白鯨』も実はその一環だったのですが、
今日もまた、無理やり気分転換をしないといけなくなり、
昨日まではむしろ嬉しかったんだけど、
さすがに今日は二時間もまとめて取れないし、
だから斉藤和義のライブビデオを見ることにしました。
これなら一曲終わるごとに気分転換をやめるタイミングがあります。

でもタイミングがあるというだけではやめる理由にはならず、
結局146分、二時間以上気分転換しました。
観始める前から、何となくそんな気はしていました。
おかげでちょっと夕方からヤバくなり、
だけど予定通り捗るよりも、ちょっとヤバくなるぐらいの方が、
それ以降の集中力が違ってくるので、これも予定通りです。
フッフッフ。

今回の締め切りも先月と同じくリーディングでした。
次の締め切りは今のところ、八月末です。
次こそは本格的な翻訳です。
予定では来春の刊行になるはずですので、どうぞお楽しみに。
そして今回のリーディングも無事に翻訳につながりますように。

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2006年5月19日 (金)

いつも有り難うございます。

多くの方から、「頑張ってるね」とメールやお便りを頂いています。
ますますやる気が湧いてきます。ありがとうございます。

自分の力を少しずつでも伸ばしていくことは、
それが自分の求めることであれば、簡単なことだと思います。
自分のペースで、少し自分に多くを要求して、
それを続けていけば、きっと確かな力にはなると思います。

だけどその時に目標となる大きなものがなければ、
気づいた時に結局少しのものしか積み重ねられていなかった、
ということにもなりかねません。

だから、自分が携わった翻訳以外のものを読んだり、
周囲の人の話を聞くことは、とても励みになります。
まだまだ知らないことがどれだけあるか、
想像もしなかった世界がどれほどあるか、
そういうことを思い知らされた時、
やる気アクセルを踏み込む足にさらに力が加わります。

小さな世界に満足せず、大きな世界を知って、
少しでも外の世界に足を踏み出して、
そうやって日々を過ごしていくことができれば、
それは素敵なことだと思う。

その手段として翻訳があるということが、
ぼくはすごく嬉しい。

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2006年5月14日 (日)

いい傾向。

翻訳をしていると、
舞台がアイルランドだったり東ドイツだったり、
テーマが東欧や南米の政治情勢だったり宗教問題だったり、
現時点での自分の枠を様々に遥かに超えた本に出会います。

それでもどんな分野であってもそれぞれに専門としている方がいて、
色んな研究結果や仮説が文献として発表されているし、
それに今はインターネットがあるから、
情報の出所にだけ気をつけて全てを鵜呑みにしないよう心がけていれば、
けっこう効率的に勉強をすることができます。

もちろん必ずしも積極的に興味の持てる分野ではなかったりするけれど、
全ては翻訳の完成度のためであり、そのまま自分の力ともなり、
ぼくのやる気を強く刺激してくれるいい機会となっています。

だけど、今リーディングをしている本では、
関数や微分積分やナントカ曲線など、数学が出てきて、
巻末の注釈はシカゴ大学で助教授をしている数学者が書いていたりします。

ぼくが学生時代にどれだけ数学を不得意としていたか、
知っている人は知っていると思うけれど、それはそれはひどいもんでした。
だけど今回は、作品の展開に沿う形でという条件付きだけど、それなりに勉強して、
主人公の数学的発想については十分ついていけるようになっちゃった。

もちろんもっと細かいところで確認を要する部分はあるけれど、
具体的な目的意識さえ明確に持てれば、
苦手なものとか拒絶反応を起こすものとか、
そんなものはなくなる方向に近づくんじゃないかなあと、
これまでの翻訳経験からそう思うようになっています。

いい傾向だ。

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2006年5月11日 (木)

アナグラム。

いまリーディングをやっている本の主人公は、
幼少期を神童と呼ばれて過ごし、
だけど高校を卒業した今、
期待されていたような天才にはどうやらなれなかったようで、
そのことで悶々とした日々を送っているんだけど、
時々やっぱり天才的なことをしでかしたりします。

その一つが、アナグラムです。
単語の文字列を並べ替えて別の文や語句を作ることなのですが、
たとえば、

 one plus twelve → two plus eleven

といった感じです。
日本語で言えば、いろは歌が五十音を使ったアナグラムです。

この主人公はどんな時でも何かとアナグラムしてしまうのですが、
それは読んでいて非常に興味深く、
だけど翻訳するとなったらどうしようかな、と考えると
楽しみであると同時に、かなり難易度が高くなりそうな予感がします
(不安はありません)。

ぼくも以前スクラブルというテーブルゲームを好んでやっていましたが、
アナグラムが得意な主人公はスクラブルもやっぱり強かったです。

単語や語句は塊りとして意味を持つ文字であり言語ですが、
いくつかの母音といくつかの子音で構成されていて、
アナグラムをするにはそれを独立した部品として分解して、
今度は隣り合っていない部品も含めて、
関連性の可能性を探るという作業になると思います。

バラバラに存在する部品を相互に関連させるということは、
偶然その可能性が見つかる場合もあるけれど、
基本は「見つける」という姿勢にあるという点で、
自分の意識、あるいは無意識も含めて自分との関連性でもあるはずです。

見つけたいと思えば見つかる可能性があるし、
見つけたくないと思っているものには目をつぶってしまう可能性もあります。

アナグラムに限らず、何かに意識的に視線を向けるということは、
全て自分の目という限定されたフィルターを通しているということを
忘れてはいけないなあ、なんて思ったりしました。

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2006年5月 8日 (月)

発想のズレ。

きちんと読んでいたはずなのに、
急に展開が分からなくなったりすることがある。
作者の個性や想像力に基づく展開の飛躍がそこにはあって、
読者としてはゾクゾクする瞬間だ。
翻訳家としては、緊張する。
いつそういう瞬間が来るか知れない。

そういう瞬間のないものは分かりやすいけれど、
分かりやすいだけであんまり面白くない。

でも基本的に自分が書いたものでない限り、
どんな展開でもしっくりくるなんていうことはないはずだし、
自分の発想とのちょっとしたズレを見逃さず、
そこにヒヤリとしたり、ハッとしたり、ニヤッとしたり、
何でもいいけど反応するのが翻訳をするうえでの第一歩だと思う。

自分の方に引き寄せて読むのではなくて、
自分なんかは捨ててしまって、
作品世界にのめり込んでしまうぐらいでいいんだと思う。
読み終えたら帰ってこないといけないけど。

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2006年5月 7日 (日)

VS.

先週、小堀の紹介でスポーツ誌の記事を翻訳する機会がありました。

東京在住のイギリス人フットボールライター、ジェレミー・ウォーカーさんが書いた
ジーコ・ジャパンに関する1200ワードぐらいの短い記事で、
それを一日半ぐらいで翻訳するという短期の仕事でした。

ボリューム的には問題なかったのですが、
雑誌に掲載するとなると字数の制限があって、
今回は3750字に収めるという条件がつきました。
これはぼくにとって初めての経験で、ちょっと刺激的でした。

とりあえず翻訳してみた段階では5000字近くになっていて、
それから字数を意識せずに推敲していっても4200字程度にしかならず、
こうなってから450字を減らすというのは、結構悩ましかったです。
普段ならあのまま推敲を続けても、
おそらく4000字ぐらいに落ち着いていたんじゃないかと思います。
そういう刺激的な経験を経て、翻訳について根こそぎ考えたりもしました。

翻訳というのはイメージの再現であって、
たとえば原文を読んだイメージと翻訳文を読んだイメージが同心円で、
本来ならば中心点も大きさも色合いもぴったりと整合しないといけない
ということだとすると、それを字数制限つきで行うということは、
翻訳として再現した方のイメージの画素数を減らし、
場合によっては同心円をちょっと小さくして、
それでも中心点はぴたりと重なり合ったままでピントもあっている、
しかもそれは平面ではなくて奥行きがあり、
角度を変えて眺めてみるとやっぱり原文と同じイメージがそこには在る、
という再現方法になるんだと思います。
そしてそれは今回初めての試みでしたが、非常に楽しかったです。

でもこれは字数制限付き翻訳に対するぼくのイメージでしかなく、
これをもうちょっと方法論とでも呼べるぐらい具体性を持ったものに
できればいいんだと思うけど、今はまだそこまでには至っていません。
それでも翻訳に対する考え方をちょっと深めることができそうな、
そんなきっかけとなった一週間でした。

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2006年5月 6日 (土)

絶賛発売中!

『サッカーが世界を解明する』はさぞかし爆発的に売れていることだろうなあ、
と思って、今日梅田に出た時に色々書店を回ってみたら、
どこに置いているのか探すのに一苦労した。

結局ぼくが見当違いなコーナーを探していただけで、
ちゃんとサッカーコーナーで新刊として扱ってくれていた。
同じ棚には『オシムの言葉』や『ジーコスタイル』、
カズ選手の『おはぎ』などが置いてあった。
W杯まであと一ヶ月ぐらいだし、
もうちょっとW杯直前大特集! みたいなコーナーがあったりするのかな、
と淡い期待を抱いていたんだけど、それは叶わぬ望みだったみたい。

ジュンク堂でもブックファーストでも紀伊国屋でも、
店内の検索機には登録すらされていなかった。
ブックファーストでは店員さんに訊いても入荷の予定すら分からないと言われた。
これがGWの恐ろしさか。

それにしてもたくさんの本があるなあと、今日はあらためて実感しました。

ちなみに

 紀伊国屋書店梅田本店では、
   趣味生活>スポーツ>サッカー、のコーナー、
 ジュンク堂書店大阪本店(堂島)では、
   実用書>スポーツ>サッカー、のコーナー、

にそれぞれ置いてありました。
『オシムの言葉』も魅力的ですが、
できたら『サッカーが世界を解明する』の方も宜しくお願いします。

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2006年5月 4日 (木)

翻訳日和。

今日は朝からいい天気で、まさに翻訳日和でした。

昔は、朝起きて雨が降っていると、
体育の授業でドッヂボールができないとか、試合が延期になるとか、
昼からでも晴れてくれたらグラウンドは乾くんじゃないかなとか、
クリーニングから返ってきたばっかりのスーツやのに
またびしょびしょになって折り目もなくなるなあとか、
天気には何かとハラハラさせられたものです。

だけど今は、天気が良くても悪くても、
一日の基本が翻訳ということはぼくの中で全く揺るぎません。
天気が良ければそれだけで気分よく翻訳できるし、
天気が悪ければ外で遊びたい衝動も起きないから翻訳に集中できます。

何かをしようと思った時、偶然の外的要因に左右されることが多いけれど、
翻訳の場合はあんまりありません。
あえて言うならパソコンの調子ぐらいです。
だからその点ではストレスなく打ち込めるのが翻訳のいいところです。

それに、平日も週末もGWも特に関係がないので、
Uターンラッシュとか、乗車率とか、連休中の天気予報とか、
あんまり気になりません。
余計なことが気になると何をしていても上手くいかなかったりするので、
この点も翻訳のいいところかもしれません。

つまり、毎日が翻訳日和です。
翻訳を仕事にしようかと考えている方がいらっしゃったら、
どうぞ参考にしてください。

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2006年4月28日 (金)

翻訳筋肉。

また一つ、締め切りクリアです!

今回は本を一冊読んでレジュメを作るリーディングという仕事の締め切りで、
この本を翻訳することになるかどうかは、
提出したレジュメをもとに出版社で企画会議が開かれ、
内容が検討され、その結果次第です。
本の内容だけでなく、市場のニーズはどうかとか、
出版社では様々な観点から検討するでしょうから、
今後この本が出版されるかどうかは、今の段階ではまだ分かりません。

でもぼくとしては、もちろん面白かったというのが前提だけど、
レジュメを作れるだけ読み込むということは、
その時点で翻訳の準備は万端ということなので、
このままの勢いで一気に翻訳したいというのが、
リーディング後の率直な気持ちです。

リーディングに与えられる期間はおよそ3週間なのですが、
短期間で一冊の本を読み込んでレジュメとしてまとめる作業は、
体育会系的な厳しさ、楽しさ、醍醐味があり、
何かが身についている実感、筋肉痛的疲労感があります。

その痛みがただ引いてしまうのを漫然と待つのではなく、
新たな筋肉として自分の力にするためにも、
無酸素運動的リーディングと有酸素運動的翻訳をバランスよく交え、
基礎体力、実践能力ともに鍛えていきたいと思っています。

たとえすぎですか?

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2006年4月27日 (木)

翻訳と芝居。

以前東京で翻訳の勉強をしていた頃、
その時の先生の方針で、少しだけ芝居をやったことがあります。

台本を自分たちで翻訳して、
ファミリーレストランなどで打ち合わせをしたり、
公園で稽古をしたりして、
本番ではちゃんとそれっぽい衣装をつけて、
一応人前で演じました。

イメージの再現という点では同じ作業であり、
翻訳をするための準備として、非常に貴重な経験でした。
イメージできているようでいて、じゃあ表現しろということになったら、
色々細かい部分でイメージしきれていないということがたくさんありました。

表現力が足りないということももちろんあるんだけれど、
それともう一つ、本当に自分で表現しようとしているのか、
それともどっかから言葉を借りてこようとしているだけなんじゃないかという、
自分でさえも騙してしまいそうな部分で妥協しないことを学んだように思います。

今でも本当はああいうアプローチが必要なんだと思うけど、
なんせ今は一人だし、
それにやっぱり自分から芝居というふうには、なかなかなりません。
だけど、心構えとしては一つしっかりしたものが身についたと思っています。
貴重な体験でした。

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2006年4月24日 (月)

不自然な過程。

寺尾聰主演の映画も話題になった、小川洋子の『博士の愛した数式』は
BBSでリトル・ミイさんに紹介されてぼくも読みましたが、
とてもピュアな物語で、切なくて、心がじんわりと温かくなる作品です。

これが『博士の愛する数式』だったら、
それだけで印象の持続性は変わっていたかもしれないなあと、
さっき本棚を見ながら思いました。

単純に現在形か過去形かの違いですが、もちろん意味は変わってきますし、
それ以上にインパクトが変わってきます。
翻訳をする時もそういうところを意識しながら読んで、
そして実際に翻訳する段階でも、時間の観念というだけでなく、
その一文にどんな性格のインパクトを持たせるかということを考える時に、
時制はけっこう重要なポイントになってきます。

そういえば、高校の時に英語の先生が、
「ここは一つのポインツや」とよく言っていました。
英語の先生だけに何かイヤでした。

それはともかく、時制が重要だとは言っても、
それは文章を書くうえでぼくがポインツだと思っている細かい要素の一つに過ぎず、
それ以外にももちろん考えるべきことはたくさんあります(ルールではありません)。
そしてそんな要素を積み重ねて全体の印象を形成していくのですが、
『博士の愛した数式』というタイトルは、
その成功例として大いに参考にすべきものの一つなのかなあと思ったのです。

本文を読む前と読んだ後ではもちろんタイトルから受ける印象も違ってきますが、
それでも文字数にして八文字のタイトルには見事に感情が込められています。
本文にしろタイトルにしろ、
完成までにはイメージする完成形を表現すべく、
ああでもないこうでもないと色んなことが検討され、
その作業は決して自然ではないのですが、
出来上がりはストーリーも文章も自然であることが求められます。

自然なストーリーを紡ぐ、自然な文章を書く、ということを達成するために、
不自然な過程が存在するというのが、興味深いと思います。
だらだらと思うままに書いていても、
それが自然な文章になるわけではないのです。
そこにどういう表情を持たせるか、というのが今のぼくのテーマの一つです。

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2006年4月17日 (月)

表情のあることば、あるいは文章。

一冊の本を翻訳する仕事のほかに、
その前段階として、かつ翻訳とは一応切り離した存在として、
一冊の本を読んで、ストーリーはこんなだったとか、どんな感想を持ったとか、
部分的に試訳したり、原作者について簡単にまとめたり、
レジュメを作成する「リーディング」という仕事があるんだけど、
今日はそのリーディングの最中に、全く何の脈絡もなく、

 「表情を持ったことば、あるいは文章」

という表現を思いついた。
これまでもヴィヴィッドな文章を書きたいとか、
イメージする理想の形というか、会得したい能力というか、
なんとなく手探りするための方向ぐらいは分かっていたつもりなんだけど、
今日この表現を思いついたことで、
今まで漠然とした方向性でしかなかったものが、
少し具体的な形を取り始めたような気がする。

ぼくはことば、あるいは文章に表情を持たせたいんだと思う。

これ以上うまい言い方が分からない今の段階で
張り切ってこれ以上の説明を加えようとすると
余計に焦点がぼやけてしまうかもしれないけれど、
あえて一度だけ言い換えるなら、
書き手の、つまり原作を読んでそれを翻訳しようとしているぼくの、
意識、あるいはイメージをそのことば、その文章に吹き込む、ということです。

……やっぱり言い換えなければよかった。

いずれにしても、非常に曖昧ながらもぼんやりと形になりつつあるような気がする。<