2008年7月 6日 (日)

『歌旅』

中島みゆきの昨年のコンサートツアーの模様を収録したDVD、

 『歌旅 - 中島みゆきコンサートツアー2007 -』

  Utatabi

を観ました。

中島みゆきといえば、中学の美術の時間に『親愛なる者へ』という
アルバムのジャケットをモチーフにした絵を描いたこともあり、
もしかしたらぼくが今も聴いているアーティストの中では
一番歴史があるかもしれません。

中島みゆきのステージを観るのは
『夜会 vol.13』に続いて二度目ですが、
「夜会」は芝居がメインの舞台なので、
純粋なコンサートとしては初めてです。

これまではレコード、CDでしか聴いたことがなかったので、
その歌、言葉の迫力、表現力に改めて驚きました。
たまげました。

 「言葉なんて迫力がない」 (『ボディ・トーク』)

と本人は歌いますが、
言葉の持つ迫力をここまで引き出し、
それでいてなお伝えきれない激しい想いが
胸には渦巻いているのだと思います。
豊かな言葉と繊細で力強い声が相まって、
ものすごい迫力でした。

神々しさすら感じました。
一途な想いが言葉になって溢れ、降り注ぎ、
聴く者の心に安らぎを与える女神、
といった感じです。
まさに歌姫です。

この深い愛はもしかしたら母性愛というやつなのかな、
と思いました。
その眼差しには、周りに左右されない揺るぎない思い
みたいなもんが宿っていました。
こんな視点、優しさを持てる人間になりたいと思いました。

 「縦の糸はあなた 横の糸は私
 織りなす布は いつか誰かを
 暖めうるかもしれない
 縦の糸はあなた 横の糸は私
 逢うべき糸に 出逢えることを
 人は 仕合せと呼びます」   (『糸』)

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2008年7月 3日 (木)

黄色い悪魔、再び。

数ヶ月ぶりに「タワーレコード a.k.a. 黄色い悪魔」に行ってきました。

二ヶ月連続の締め切りに疲弊していた頭に、
黄色い悪魔の魅力は強烈すぎました。

色々新譜が出ていたり、
ずっと購入を検討していたアルバムを試聴してみたり、
とりあえず手にとってみたり、
もう、楽しくて楽しくて。

先月、先々月と色々と出費が重なったし、
来月にも購入予定のDVDがあるし、
しばらくは控えるつもりだったのに、
そんな中での現地視察は無謀でした。

最近では通販サイトがとても便利で、
店舗に行かなくても欲しいものが手に入りますが、
やっぱり実物の魅力は本物です。
敵いません。

宣伝などで相手の気を引くことも大切ですが、
実際に姿を現した時にその存在感を見せつけることは
もっと大事だなあと思いました。

今回家に連れて帰ってきたのは、

"Seeing Things" by Jakob Dylan
Seeing_things

"Lay It Down" by Al Green
Lay_it_down

の二枚です。
どちらもさっそくヘヴィローテーションです。

ジャケット写真を見る限り、
何となく二人が似ているような気もしますが、
特に関係はないはずです。

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2008年6月18日 (水)

『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム』

 『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム』

が届きました!
なんて長いアルバムタイトル!
そしてそれ以上に長いアーティスト名は、

 忌野清志郎 & Nice Middle with New Blue Day Horns plus 仲井戸麗市

です。
「JUMP」のイントロが流れてきただけで鳥肌が立ちます。
マントをなびかせて登場し、ステージを練り歩く様子、
そして笑顔が満開の武道館の様子が目に浮かびます。
そしてそこからは本番同様、DVD同様、
怒涛のロックンロールショーです。

どこから聴いてもハイライト、みたいなゴキゲンなアルバムなのですが、
やっぱり、「GOD」や「激しい雨」、「Baby何もかも」、「ROCK ME BABY」
といった最近の清志郎さんのソロアルバムに収録されている曲で
チャボさんがギターを弾いているということに、改めて感動します。

2月、3月の完全復活祭の真っ只中に感じた熱狂は、
実はまだ続いているのだと思います。
「plus 仲井戸麗市」であったりなかったりしますが、
この夏に続く一連の精力的な活動は完全復活の序章なのかなと思います。

そしてそれに一区切りをつけて新たなる幕開けとなるのが
9月の日比谷野音で、その時にはきっと、
これからの方向性がぼくたちにも見えてくるんじゃないかなあ、と、
そんなことを思ったりもしながらこのライブアルバムを聴いているわけです。

そして一方で、その熱狂の渦を作り出している当人には、
全くそんなつもりなどないような気もします。
バンドマンがバンドマンとしての毎日をバンドマンらしく過ごしているだけであって、
そこにぼくたちがここまでの感動を覚えるのは、

 バイタリティ

じゃないかなと思います。
どんな病にも負けない、どんな逆風にも負けない、
負けるはずがない、負けないどころか、
当然のように打ち克ちまくって、
渦でも波風でも自ら起こしてしまう圧倒的なバイタリティです。

いい事ばかりじゃなくても、こんないい事もあるんだと思わせられる、
そんな素敵なアルバムです。

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2008年6月14日 (土)

日比谷野音。

9月の日比谷野音も、なんとか行けることになりました。

ふぁんくらぶっから落選の通知が来た時は
どうなることかと思ったのですが、やっとホッとできました。

完全復活祭で武道館も大阪も京都も当然のように当選し、
しかもあんなにいい席だったのは、
もしかしたら奇蹟だったのかもしれません。

これで心置きなく翻訳に集中できます。

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2008年5月31日 (土)

『完全復活祭 日本武道館』

とうとう観ました。

これはすごいです。
MCも含めてノーカット、全24曲、そしてあの日の感動が、
2枚のDVDにそのままパッケージされていました。

武道館、大阪、京都と三度会場に足を運び、
そして今回のDVD、
何度観ても、本物の感動は色褪せません。
Oh, 何度でも夢を見せてくれます。

オープニングの『JUMP』、
チャボさん登場の『いい事ばかりはありゃしない』、
チャボさんとキヨシローのスナップ写真『コーヒーサイフォン』、
一つ次元を超えて高みに行った『スローバラード』、
チャボさんがザックザックとカッコいい『激しい雨』、
まさかまさかの『よォーこそ』、
感動の『LIKE A DREAM』など、
全曲がハイライトです。

会場ではやはり冷静ではなかったところがあると思うので、
こうして少しは落ち着いて観ることができると、
歌詞の内容や曲の良さや清志郎さんはじめメンバーの表情などが
ぐぐっと伝わってきて、
やっぱり落ち着いて観ることはできませんでした。

チャボさんカメラの同じDVDも出してくれるといいのに、と思います。

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2008年5月28日 (水)

右往左往。

09:30 ポスト確認。

10:47 ピンポン空耳。

13:05 ポスト確認。

14:10 ポスト確認。

16:47 ポスト確認。

17:15 新聞の勧誘に非常に愛想よく出てしまう。

 そのままポストを確認しようとエレベーターに向かうと、
 宅急便のおじさんと鉢合わせる、が、隣室宛ての荷物。

 ポスト確認 → 発見!
 部屋に持ち帰り、とりあえず梱包も解かずにリビングに置いておく。

17:32 気になってリビングの様子を見に行く(特に変わった点なし)。

18:46 気になってリビングの様子を見に行く(特に変わった点なし)。

00:34 梱包を解く。感激。しかし我慢、……我慢。

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2008年5月27日 (火)

試練。

締め切りを三日後に控えていよいよ完成間近なのですが、
それは残された少ない時間をフル活用して、
それこそまさにフル活用して、
それで初めて締め切り日に自信作を提出できる、
ということです。

だから、余裕をかましている余裕などなく、
また、余裕をかますつもりもありません。
だけど明日、最大の難関を迎えようとしているのです。

ぼくの心をざわつかせ、躍らせ、激しく揺さぶるあの人のDVDが、
おそらく明日届くのです。
伝説となった"080210"、ぼくたちを興奮の渦に巻き込んだあの興奮が、
DVDとなって明日届くのです。

調べものをするために三宮に行くのを昨日にしたのも、
三宮に行けばきっとタワーレコードに寄ってしまうだろうし、
タワーレコードに寄ってしまえば、
発売予定日より早く入荷していたら何かとマズいと思ってのことだったのです。

iTunesであの日のセットリストを再現しながら
あえて聴かないようにしていたのも、
このDVDが届いた時にできるだけ新鮮な気持ちで観たいと思ったからです。

それがとうとう明日届くのです。
だけどぼくは締め切り三日前なのです。
なかなか立ち向かい甲斐のある試練です。

そしてそれを乗り越えた暁には、
清々しい気持ちで締め切りを迎えることができるのです。

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2008年5月23日 (金)

『MUSIC MAGAZINE』 6月号。

『MUSIC MAGAZINE』の6月号で、

 「復活!忌野清志郎」

特集されていました。

完全復活祭を終えてのインタビューと、
バンドメンバーのインタビュー、
そして清志郎に関する評論というかエッセイが一本、
そしてRC以降のアルバム紹介、
という構成でした。
チャボさんのインタビューがなかったのがちょっと残念でした。

完全復活祭の時のパンフレットが非常に充実していたのですが、
今回のインタビューではその後についても触れられていて、
補完する意味で興味深かったです。

バンドメンバーたちも、
清志郎さんから

 「悪いけど、しばらく休むから。
 以上、何か質問は?」

と言われた時から完全復活祭を迎えて終えるまでの
気持ちの変遷などを正直に話していて、
みんなに対して好感が持てて良かったです。

来週は完全復活祭のDVDが発売され、
6月にはCDも発売になります。
そして夏フェスがいくつかあって、
9月には野音です。

まさに完全復活です。

ちなみに6月にはチャボさんのミニアルバムもリリースされ、
なんとも楽しい時期が続きます。

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2008年5月15日 (木)

"GLORY OF LOVE"

武道館の次はとうとう野音です。

日比谷野外大音楽堂、
野音の2008年は

 "GLORY OF LOVE"

です。
もちろん、

 plus 仲井戸"CHABO"麗市

です。

完全復活祭の余韻を温めながら、
夏の各種イベントは遠すぎたりチケットが取れなかったりで
どれもこれも参加できず、
少しモヤモヤしていたところに、
今回のこのニュースです。

一昨年の夏の忘れ物、"A Ton of Joy"を取り返しに行きます。

完全復活祭は、DVD、CDとしてパッケージされます。
これからは"GLORY OF LOVE"なのです。
語り継ぐ歴史と、これから踏み出す新しい一歩です。

9月の話なのに、
今からさっそく楽しみです。

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2008年5月10日 (土)

こんな大人になりたい。

去年のジョン・レノン スーパーライブでの『イマジン』です。
10分程度、お付き合いください。

歌とか声とか、仲間がいることとか、しびれます。
こんなに気高いピースサインも
なかなか見られるものではありません。

 「オーケィ、チャボ」

だけでも「ぐぐっ」ときてしまいます。

vo. 忌野清志郎、g. 仲井戸麗市、ds. 新井田耕造、key. 厚見玲衣

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2008年5月 1日 (木)

"Whip It Up"

久しぶりにカッコいい音楽の紹介です。

ロックンロールの王道、キース・リチャーズです。
イントロも、
ロマンティックでピュアな歌詞も、
ちょっと照れくさそうに歌う表情も、
全てが

 これぞキース!

といった感じでかっちょいいです。

この映像は、1988年に1stソロアルバム『Talk Is Cheap』を
リリースした直後のツアーの様子だと思います。

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2008年4月25日 (金)

早すぎる伝説。

今日は、尾崎豊が亡くなった日です。

16年前の今日、夜中にTVをつけていると、

 「尾崎豊 急死」

というテロップが流れてきたのです。
衝撃的でした。
今思い出しても胸騒ぎを覚えます。

デビューして間もない頃からずっと聴いていて、
レコード、カセット、CDとメディアが移り変わるたびに買い替えながら
ずっとリアルタイムで聴き続け、
小説やエッセイも全部読んでいた数少ないアーティストです。

3分や4分が当たり前の時代に、
12インチシングルなどといった見慣れないレコードを出し、
6分を超える長い曲、時には10分にも及ぶ曲の中に
ありったけの想いを込めて、
ぼくの胸を揺さぶり続けました。

「初期の三作を超える作品は結局作れないのか」
などという心ない声も聞かれる中、
ぼくには全くそんなふうには思えず、
全てのアルバムに尾崎豊自身の成長や葛藤や人生が溢れているように感じ、
共鳴する自分の鼓動に耳を傾けていました。

大人たちへの反抗とか、
そんな分かりやすいキーワードを当てはめられていたけれど、
それは結果であって、
自分にとことん正直になるとか、
自分の言動に最後まで責任を持つとか、
そういうことだと思っていました。

その他にも考えるきっかけや、対象や、切り口など、
ぼくの中で確実に何かが芽生え始めたように感じていました。

ぼくと「音楽」の初めての出会いだったかもしれません。

本人がいなくなって、
関係者を名乗る大人たちの争いや、
関連書籍や未発表音源のリリースラッシュ、
節目となるたびに加熱する報道、
軽い乗りの物まねなどが流行りましたが、
空っぽになった胸にはそんな全てが哀しすぎました。

それでいつの頃からか全く聴かなくなってしまっていたのですが、
亡くなった当時の尾崎豊の年齢をとっくに超え、
それでも依然として大きな存在として頭の片隅どころか
それなりに中心に近い部分を占めていることをこれ以上無視することをやめ、
今週に入ってからヘヴィローテーションで聴いています。

そしてまず感じたことは、
間違いなくぼくの永遠のテーマとなるアーティストの一人だということです。

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2008年4月13日 (日)

『完全復活SP 復活への道』

フジテレビ721でやっていた清志郎さんのドキュメンタリー番組、

 『完全復活スペシャル 復活への道』

を観ました。

闘病生活に入って以降、
サム・ムーアや石田長生、DUB、ブルース・ブラザーズ・バンドなど、
色んなアーティストのライブにサプライズゲストとして登場した時の映像や、
ナッシュビルで『夢助』をレコーディングした時の模様、
東京でスティーヴ・クロッパーたちと花見をした時の様子、
そして2月10日の日本武道館のダイジェストなどに加えて、
清志郎さんのインタビューなど、大満足の1時間半でした。

サプライズゲストで出た時の映像はオーディエンスショットのような感じで、
ざらついた感じの迫力がありました。

2月10日の武道館の様子も30分近くあって、
印象的なチャボさんの登場シーンもばっちり紹介されていました。
ぼくもちょっとだけ映っていました!

来月リリースされるDVDの特典映像のタイトルと同じなので、
もしかしたらこれがそのまま収録されているのかなあと思って、
何度も見返すのは控えておこうと思っています。

ちなみにDVDが発売される5月28日は、
今やっている翻訳の締め切り直前です。

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2008年4月11日 (金)

完全復活祭 on DVD!!!

2月に日本武道館で行なわれた清志郎さんの完全復活祭が、
とうとうDVDになって5月28日に発売されるようです。
約3時間、全24曲のステージを完全収録した2枚組みということです。

「復活への道」というドキュメンタリーも収録されているようなのですが、
これは2枚目が特典ディスクということなのか、
それとも本編が2枚にわたっていて、
ドキュメンタリーはあくまで特典映像ということなのか、
いずれにしてもボリューム満点という感じです。

欲を言えば、ところどころにでも
京都会館やブルーノートのシーンを盛り込んでくれていればいいのですが、
たとえそうでなくとも、
2月10日から3月2日にかけて味わった濃密な感動の日々が
改めて甦ることは間違いありません。

DVDを観なくても、
DVDが発売になると聞いただけで、すでに甦りつつあるぐらいです。

3月2日の京都会館が終わってから、
iTunesでセットリストを再現し、
外出の際にはDatePodにぶち込んで持ち歩いてはいたものの、
DVDが出た時に新鮮味が薄れてしまってもいけないということで、
実は清志郎さんの音楽を聴くこと自体、ちょっと控えていたのです。
それが5月28日に解禁となるのです!

早く手に入れてさっそく観てみたいような、
このままいつまでもその日を楽しみに待っていたいような、
2月10日を迎える前と全く同じ気持ちです。

こんな熱い気持ちにさせてくれるものに出会えて、
それをさらにどうにかする義務がぼくにはあるような気がしています。
それがどういう形になって現れるのかはこれからのぼく次第ですが、
その前に日々の生き方が問われるはずです。

良かった、感動した、と言っているばかりの傍観者としてでなく、
それを糧に当事者としての毎日を過ごしたいと思っています。
2月10日を前にして思ったそんなことを、
5月28日を前にして再び思っています。

それにしても清志郎さんの完全復活、本当に良かったです。

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2008年4月 9日 (水)

『Shine A Light』

さっそく『Shine A Light』のサントラを聴いています。

映画は2006年にNYビーコン・シアターで行なわれたストーンズのライブを、
マーチン・スコセッシ監督が撮ったものですが、
日本では12月の公開予定ということです。
それに先行して今回サントラが発売されたのです。
だからサントラとは言っても、バリバリのライブ・アルバムです。

"A Bigger Bang"ツアー中のライブなのに
"A Bigger Bang"からの曲が1曲も収録されていないのは
ちょっと寂しい気もするのですが、
このライブ自体、
スコセッシ監督が映画を撮るために行なわれたものだったようなので、
そこは音楽と映画の巨匠二組による何らかの意図があったのかなと思います。
ということは、ますます映画が楽しみです。

サントラを買うのが久しぶりなら、
映画も観ないでサントラを買ったのは初めてかもしれません。

ストーンズは、新譜を出して、ライブをして、ライブCDを出して、
ライブDVDを出し、ベストアルバムやレアトラックス集を出し、
そのどれもが強烈に魅力的なので困ります。
十分に検討を重ねた結果、その全てに出費しているような感じです。

ストーンズにはとても抗えません。

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2008年4月 3日 (木)

『Tribute to the King』

スコッティ・ムーア&フレンズの『トリビュート・トゥ・ザ・キング』を観ました。

ケーブルTVでやっていた番組なので、
DVDになっているものと比べると短くて曲数も少なかったけれど、
ハッピーで温かくて懐かしい雰囲気に満ちていました。

ギタリストとしてエルヴィスのサウンドを支えていたスコッティ・ムーアを中心に、
エルヴィスやスコッティをリスペクトするミュージシャンが集まって
エルヴィスの曲を演奏するのですが、
後ろで演奏するのはビル・ワイマンのリズム・キングスだったり、
E.クラプトンやM.ノップラー、D.ギルモア、A.リーなど、
非常に興味深い人たちばかりでした。

クラプトンがエルヴィスを演るなんて意外な感じもしましたが、
そこにはギタリストとしてのスコッティの存在があるのだと思います。

出演者たちのインタビューも挿入されていたのですが、
みんなそれぞれのキャリアの早い段階で
スコッティの影響があったということでした。

ぼくがスコッティ・ムーアを知ったのは、
97年にアルバム『All The King's Men』がリリースされた時なのですが、
この時もストーンズのキースやロニー、ジェフ・ベック、
ザ・バンドのレヴォン・ヘルム、リック・ダンゴといった面々が
それぞれにスコッティに捧げる曲を演奏していて、
特にロニーとジェフ・ベックが一緒に演っていた
"Unsung Hero"という曲が印象に残っています。

偉大なエルヴィスの影に隠れて一般には知られた存在ではないけれど、
スコッティのようないぶし銀の存在が、
どんな場面でも欠かせないのだと思います。
それを"Unsung Hero"という歌にした二人のことも、
その時に改めてまとめて好きになったものです。

そんなことも思い出しつつ、
いい気分になれる番組でした。

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2008年3月29日 (土)

斉藤和義 Live Tour 2008.

大阪厚生年金会館で行なわれた
斉藤和義のLive Tour 2008『I Love Me』の最終公演に行ってきました。

いやあ、楽しかった。
弾きまくり歌いまくりで煽りまくりでした。
斉藤"Sweet"和義です。

まずはアコギ一本を持って一人出てきて『男節』を力強く歌い、
それからは『I Love Me』からの曲に留まらず、
新旧軟硬織り交ぜた名曲の数々が演奏されました。

前半は荘厳なイメージの演奏で圧倒し、、
間にアコースティックを二曲やって静まり返らせ、
後半は怒涛のロックンロールで会場をダンスフロアに変えてしまっていました。

印象的だったのは、
後半のラストで斉藤和義がギターを置いてハンドマイクを持って歌ったことです。

ギターを持っている方が自然で、圧倒的にカッコいいのに、
(ヒロトのように)飛び跳ね、
(清志郎さんのように)マイクをぶんぶん(?)振り回し、
だけどやっぱりどこかぎこちなく、
それはきっと本人も承知のうえだと思うのですが、
最後までやりきるのです。

全てをさらけ出す覚悟で自分の仕事に全力を尽くそうとする姿がありました。
ギターを持てば当然のようにカッコよくなり、
しかもそのカッコよさはハンパじゃないぐらい熱くクールなのに、
そんな確立したスタイルを手放してでも、
その向こうのごりごりざらざらした手応え、実感を掴もうとしているようでした。

思わずぼくは、実は泣いていました。
ものすごい本物を見ている実感があったのです。

うわつかずに一生懸命やることで見えてくるものとか、
開けてくる道とか、伝えられることとか、
何かそんなことのヒントというか、ほぼ答えが、
今日のステージには充満していたように感じました。

いやあ、しかし楽しかったです。

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2008年3月24日 (月)

予習復習。

そういえば、次の週末は大阪で斉藤和義のライブです。

昨年はライブに行った回数がゼロ(!)だったのに、
今年はすでに4回目です。

忘れていたわけではないのですが、
いまだに清志郎さんの完全復活祭の余韻があまりに深く、
斉藤和義の予習をする気分になれないのです(なんて贅沢な……)。

かと言って、清志郎さんの復習をしているわけでもなく、
完全復活祭のDVDが出た時に最高の形で感動を甦らせようと、
むしろ控えています。

で、どうしているかというと、
こんなことをしている場合じゃないと思いながら、
全く関係のない佐野元春のライブDVDを引っ張り出してきて観たり、
その流れで佐野元春のCDを聴いたりしています。

こうなる予感は清志郎さんの完全復活祭前からありました。
だけど、今週こそは追い込みに入らなければと思っています。

今回は去年の10月にリリースされた『I Love Me』のツアーなのですが、
ぼくたちが参加するのは、追加公演の弾き語りコンサートを残して最終日です。
きっと本人も気合が入っているだろうし、盛り上がるはずなので、
こちらとしても失礼のないよう、
悔いのない予習をしたうえで当日を迎えたいと思います。

というこの日記を書いているうちに、
だんだん盛り上がってきました。

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2008年3月12日 (水)

オーティスとジミの功名。

清志郎さんのHPで、とうとう先日の武道館公演がDVDになると、
発表がありました。やったー。

もちろんいつまでも浮ついているわけではなく、
オーティス・レディングをBGMに、
しっかりとリーディングに翻訳にと励んでいるのですが、
締め切りが近づけば近づくほど寝かさないといけなくなるというジレンマがあり、
寝かしている間だけと思って、
「モンタレー・ポップ・フェスティバル」のときのDVD、

 『Shake! Otis at Monterey』

を観てしまいました。
これはやっぱり興奮せずにはいられず、
比較的短いということもあって、繰り返し三回観ました。
そうなるとさらに、一緒に収録されている

 『Jimi Plays Monterey』

も観ないわけにはいかなくなって、
これは比較的長いので二回にしておきました。

そして今は、BGMとして(!)ジミ・ヘンドリックスの
"Electric Ladyland"、"Are You Experienced?"、"Axis:Bold As Love"、
そして"blues"と立て続けに聴いているところです。

その結果、強制的にテンションを上げられることになり、
昨日にも増して絶好調を維持でき、
明日締め切りのリーディングが終わりそうなところまで、
今日のうちにこぎつけることができたのでした。

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2008年3月 3日 (月)

忌野清志郎 完全復活祭。

祝!忌野清志郎 完全復活!

圧倒され、夢中のまま終わってしまった武道館、
楽しむ余裕もありつつ、それでもやはり涙で曇ったフェスティバルホール、
そして楽しくて楽しくてしょうがなかった京都会館、
といった感じでした。

武道館の時は席があまりに近すぎてモニターが見えず、
オープニングの映像がきちんと見えなかったのですが、
京都ではばっちり見えました。

抗がん剤で髪が抜けきった清志郎さんが映し出され、
それから徐々に髪が生え揃い、逆立ち、
メークを決め、ド派手な衣装を身にまとい、

 「二年間よく寝たぜ」

という字幕とともに会場に向かういつもの姿に、
感動するとともに衝撃を受けました。

京都の時は前説に筑紫哲也さんが出てきて、
癌とGOD忌野清志郎の話をしていました。
そしてコンサートが始まると、

 「闘病中のニュースキャスターに前説をさせるのは俺たちぐらいだ」

という清志郎の挨拶がありました。
筑紫さんもきっと大きなパワーと元気をもらったことと思います。

「夢助」からの曲は14曲中6曲で、
1発目の『誇り高く生きよう』も武道館でしか演らなかったし、
ということはきっと、『夢助』ツアーが予定されているということなのだと思います!
その時こそこれからの清志郎さんの方向性なども見えてくるはずです。
そしてもちろんチャボさんとの可能性も!

今回改めて思ったことは、ロックスターとしてのチャボさんのカッコよさです。
特に『激しい雨』でギターを弾きまくるチャボさんには目が釘付けになりました。
ギターの神様がチャボさんの上に舞い降りたかのような姿でした。
「RCサクセションが流れてるー」と歌う清志郎の後ろで、
今その時の演奏に集中しているような、
過去も含めて自分の世界、自分の立ち位置を噛み締めているような、
そんなチャボさんのスタンスが印象的でした。

武道館とフェスティバルホールでは、
『いい事ばかりはありゃしない』で清志郎と伸ちゃんに導かれるように、
慟哭するようなギターを鳴らしながら登場したチャボさんは、
京都では『よォーこそ』でやはり感動的に登場しました。

「KING」や「GOD」に収録されている曲で、
チャボさんがギターを弾いていることが、
奇跡的に、反則的に感動的でした。

『JUMP』、『デイ・ドリーム・ビリーバー』、『君が僕を知ってる』、
『僕の好きな先生』、『GOD』、『ROCK ME BABY』、
『トランジスタラジオ』、『雨上がりの夜空に』……、
と新旧織り交ぜたバリバリの大ヒットナンバーに盛り上がらないはずがありません。

東京でも大阪でも京都でも、一緒に歌いながら、
完全復活した清志郎さんの歌声の力強さに涙が止まりませんでした。

ライブで初めて聴くことになった『多摩蘭坂』(武道館・フェスティバルホール)は、
ジョン・レノン スーパーライブで観た『マザー』のような荘厳な雰囲気がありました。

チャボさんが記念の1曲として歌った『コーヒーサイフォン』は、
武道館の開演前に購入したパンフレットで、
この曲ができた時のエピソードを読んでいたので感動も倍増でした。
このパンフレットは今回の完全復活祭のハイライトの一つです。

『スローバラード』は今回の完全復活祭で
その素晴らしさがまた一つ次元を超越したように感じました。

そして最後に清志郎が一人で弾き語った『Like A Dream』に感動し、
胸に熱いものがこみ上げ、目の前が涙でかすんだのでした。

清志郎さんの音楽のキーワードの一つが「夢」であることは間違いないと思います。
それが夢のない世界への警鐘となり、
夢を見出せない世代への励ましとなり、
「愛し合ってるかい?」という問いかけとなり、
夢に向かい続けることの大切さを、
高らかに朗らかに歌い続けているのだと思います。

それにしても、早よDVDにならんかなあ、と昨日から何回言ったことか……。


忌野清志郎 完全復活祭セットリスト

【日本武道館 Feb.10, 2008】

01. JUMP
02. 涙のプリンセス
03. 誇り高く生きよう
04. ダンスミュージック☆あいつ
05. Night & Day
06. デイ・ドリーム・ビリーバー
07. いい事ばかりはありゃしない
08. 君が僕を知ってる
09. チャンスは今夜
10. 僕の好きな先生~さなえちゃん
11. 私立探偵
12. 多摩蘭坂
13. 毎日がブランニューデイ
14. コーヒーサイフォン
15. GOD
16. スローバラード
17. 激しい雨
18. ドカドカうるさいR&Rバンド
19. キモちE
20. Baby何もかも

(ENCORE)

21. よォーこそ
22. ROCK ME BABY
23. 雨上がりの夜空に
24. Like A Dream

【大阪フェスティバルホール Feb.24, 2008】

01. JUMP
02. ROCK ME BABY
03. ダンスミュージック☆あいつ
04. Night & Day
05. デイ・ドリーム・ビリーバー
06. いい事ばかりはありゃしない
07. 君が僕を知ってる
08. チャンスは今夜
09. 私立探偵
10. 多摩蘭坂
11. 毎日がブランニューデイ
12. コーヒーサイフォン
13. GOD
14. スローバラード
15. 激しい雨
16. ドカドカうるさいR&Rバンド
17. キモちE
18. Baby何もかも

(ENCORE)

19. よォーこそ
20. 雨上がりの夜空に
21. Like A Dream

【京都会館第一ホール Mar.2, 2008】

01. JUMP
02. ROCK ME BABY
03. Night & Day
04. ダンスミュージック☆あいつ
05. デイ・ドリーム・ビリーバー
06. よォーこそ
07. 君が僕を知ってる
08. チャンスは今夜
09. モーニングコールをよろしく
10. エンジェル
11. 毎日がブランニューデイ
12. コーヒーサイフォン
13. GOD
14. スローバラード
15. 激しい雨
16. ドカドカうるさいR&Rバンド
17. キモちE
18. Baby何もかも

(ENCORE)

19. いけないルージュマジック
20. トランジスタラジオ
21. 雨あがりの夜空に
22. LIKE A DREAM

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2008年3月 2日 (日)

忌野清志郎 完全復活祭@京都会館。

行ってきましたえ、京都ベイベー!

完全復活祭もいよいよ最終公演です。
今日は伸ちゃん側の前から5列目というまたしても好位置、
かつこれまでとは違う角度からの目撃が可能な席でした。

チャボさんからは遠かったけど、
過去二回の経験から、清志郎さんはどうやらステージ上手(かみて)の方に
比較的よく来るということが分かっていたので、楽しみでした。

そして予想通り、よくぼくたちの前に来てくれました。
そしてなんと、あれは確実にぼくを認識し、
確実にぼくに向かって、

 お、今日も来てるな、ベイベー!

と言いたそうな表情で確実に指を指されました。イェーイ!

それにしても「完全復活」というのは、
完全に復活した、ということです。

ベイベー!のシャウトも、
どしどしぶ厚いラブソングの前のMCも、
マントを翻し、布団を吹っ飛ばすショーマンシップも、
ひっくり返ってクラッカーを鳴らす必殺技も、
チャボさんとのコンビネーションも、
そしてもちろんあのソウルフルな歌声も、
全てが完全に復活したのです。

しかも、確実にパワーアップしていました。

「イスに座って小さな声で歌わないといけなくなるのかと思っていたけど、
バンドに戻ってくることができて何より嬉しい」と言っていました。

完全復活までの道のりは長かったことと思います。
本当に勇気づけられます。
同時代の、しかも日本にこんな人がいるということにガッタ感謝です。

ぼくは本当に、このとてつもない経験をどうすればいいのか、
良かった、素晴らしかったと言っているだけでいいのか、
周囲や後世に語り継ぐだけでいいのか、
自分の明日や夢のためにどうすることができるのか、
本気で悩んでいます。
それぐらい、普段とは違う圧倒的な体験でした。

あと本当に贅沢な希望としては、
もしもこれが叶うなら他には何も望まないというぐらいの希望としては、
これまでは口にすることがタブーに近いぐらいに思っていたけれど、
ここにきて俄然、現実味を帯びてきたように感じるのであえて言うと、
それはやっぱり

 キヨシローとチャボの完全リユニオン

です。
この二人が完全無欠のコンビだということは
今回改めて思い知りました。
だから、清志郎さんとチャボさんが今後活動を共にすると言ってくれれば、
あるいは改めて言わなくても次のツアー・スケジュールが発表された時に
二人の名前が並んでいれば、
ぼくはたぶん卒倒すると思います。

宜しくお願いします。

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2008年2月25日 (月)

聴きたい曲。

聴きたい歌がたくさんあるんだ。

清志郎さんがライブをするとなると、
RC時代まで遡って、
聴きたい歌がたくさんあります。

ストーンズに「サティスファクション」や「ブラウン・シュガー」があるように、
清志郎さんにももはやクラシック、あるいはスタンダードと呼ぶべき曲が
山ほどあります。

個人的に思い入れのある曲も、
数え上げればキリがないぐらい。

昨日のフェスティバル・ホールも、
武道館の時とは何曲か入れ替えがあるのかな、
あるとしたらあの曲かな、それともあの曲かな、
それともあの曲かな、いやいやそれともあの曲かな、
と想像を逞しくしていたのですが、
始まってみるとそんなことはどうでもよくなり、
演奏された曲が聴きたかった曲になりました。

たとえ同じ曲でも武道館とフェスティバルホールでは雰囲気も違うし、
完全復活祭の一発目と、
ブルーノートをはさんで三回目という違いもあるだろうし、
ぼくの方でも一回目と二回目という違いがあるし、
席が変わればステージを見る角度も変わるし、
その日の気分も違うし、
その他にも色々と条件が異なり、
全く同じセットリストだとしても同じライブは二度とないわけです。

そして同じはずの曲に対して、
聴くたびに発見があったりするのもライブの楽しみです。

これまでの悩みとして、
実際に足を運んだライブのことは、
印象には強く残っていても記憶にはあまり残っていない、
ということがありました。
この間の武道館などはいい例です。

それは二時間なり三時間なりという「瞬間」に集中しすぎるあまり、
後で振り返るときに実感が伴わないということなのだと思うのですが、
それが今回は武道館、フェスティバルホール、
そして実は来週の京都会館にも行くので、
「同じ」ライブを三回経験できるのです。

だから、強い印象だけで終わらせることなく、
実感としても胸にきちんと具体的に刻みつけてこようと思っています。
なにしろこれは清志郎さんの完全復活祭なのです。
そのためにも三度目となる京都が最後のチャンスです。

聴きたい曲は、その日演奏される曲です。

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2008年2月24日 (日)

忌野清志郎 完全復活祭@フェスティバルホール。

行ってきました! オーサカ・ベイベー!

大阪のフェスティバルホールで行なわれた
清志郎さんの完全復活祭追加公演です。

全くすごい人です。
聴くたびにパワーアップしている感じです。

前回の武道館はあまりに待ちわびた日でもあり、
しかも最前列の席ということもあってか、
夢の中にいるような感覚から抜け出せず、
しばらくぼうっとしていたのですが、
2回目ともなれば今回は少し余裕もでき、
コンサートを楽しむという点では
前回よりも落ち着いてこの日を迎えることができました。

そしてもう一点、今回の方が余裕を持てた理由として、
ぼくはもしかしたら音痴なのかもしれないということがあります。
一回聴いただけではその曲の素晴らしさが分からない、
ということが時々あるのです。
ピンとこないというか、なんと言うか……。

たとえば『夢助』の一曲目に収録されている
あの名曲「誇り高く生きよう」も、
初めて聴いた時は、

 これは何度も聴きこんでこそ味わい深くなってくる曲なんだ、

と思いながら何度も繰り返し聴き返したぐらいです。
それはつまり、一回聴いただけでは良さが分からなかったということで、
そして100回以上聴いた今では、
やはり別次元の高みに存在する名曲だと思っています。

そんな感じで、コンサートでもアレンジが変わっていたりすると
よく分からないということが時々あって、
だから、2回目の今回は前回より深く感じるところがたくさんありました。

そして今日はさすがに最前列ではなく、しかし前から3列目という好位置で、
清志郎さんの雄姿、信念の復活をばっちり目の当たりにしてきました。
そしてあの伸びやかな歌声を、しっかりと受け止めてきました。

詳しくは前回同様、
京都のステージが終わってからということで。

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2008年2月11日 (月)

忌野清志郎 完全復活祭@日本武道館。

昨日の余韻が残っています。

文庫版の『瀕死の双六問屋』のあとがきにある

 「俺を誰だと思ってやがるんだ」

という思いをそのままぶつけたような、
喉の癌によるブランクがあったなどとはまるで感じさせない、
ガッタ、ガッタ、ガッ、ガッガッガッガガガガ、ド迫力でした。

1曲目からその圧倒的な声量にたまげ、MCに涙し、
チャボさんの存在感に勇気づけられ、優しさに微笑み、
そして終始、声を嗄らして一緒に歌いました。

 Yeah! あの人と歌った!

昨日の日記にも書いたように、
真ん前の最前列の席だったので、
本当に一緒に歌っているつもりでした。

おぉ、こんな曲も!
しかもこんなアレンジで!
というサプライズが満載で、
あっという間の3時間、24.5曲でした。
どの曲も、終わってほしくないと思いながら聴いていました。

だけど、

今朝起きてからずっと不思議な感覚で、
まだ夢から醒めないというか、
ぼぅっとしているというか、
今日一日その理由も意味も自分で分からなかったのですが、
胸にぽっかりと穴が開いたような感じだったのです。

そして夕方、DatePodで昨日のセットリスト順のプレイリストを作り、
そしてプレイボタンを押すと、
一気に昨夜の興奮がよみがえってきました。

細かい感想も書きたいのですが、
この「完全復活祭」は日本武道館で終わりではなく、
ブルーノート東京、大阪フェスティバルホール、京都第一会館と続くわけで、
そちらに行かれる方の楽しみが、
万が一この日記を読んでしまうことで減ってしまってもなんなんで、
京都の夜が終わってからまた書きたいと思っています。

それにしても今回の東京遠征は、
うおぉぉおおおー、行ってよかったあー!

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2008年2月10日 (日)

完全復活!

行ってきました、日本武道館!

しかもなんと! 真ん前の最前列!

清志郎さんの完全復活をばっちり目にも心にも焼き付けてきました。
まさに夢のような一夜でした。

まだ耳の奥でスイートでソウルフルなミュージックが鳴っています。

まだ夢の中にいるみたいです。

今日は東京からモブログなので、
詳しくはまた明日!

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2008年2月 9日 (土)

いよいよ明日!

今朝は起きると、窓の外は雪でした。窓の外は雪……。

屋根の上にも木の上にも雪が積もっていて、
辺り一面が雪景色となっていました。
こんなに雪が降るのは久しぶりで、
しばらく魅入ってしまいました。

ベランダに出て空を見上げると雪がはらはらと舞っていて、
あんな頼りない雪片があんな高いところから落ちてきたかと思うと、
心細かっただろうなあと思いました。

そんなことはさておき、
今日もやっぱり清志郎のことですが、
『Romance Gray 35』を観て、『夢助』を聴いて、
『ミラクル』を観て、『Baby A Go Go』を聴いて、
準備は万全です。

映像の中で清志郎が声を限りに叫んでいるのを観ていると、
清志郎の喉のあたりの筋肉さえ愛おしく感じてきます。

今週の初めぐらいまでは、
このワクワク感を翻訳の勢いにつなげることができていたのですが、
さすがに今日はソワソワ感も最高潮という感じで、
朝から部屋の中でウロウロしています。

『Rhapsody Naked』での「指輪をはめたい」、
清志郎のガッタガッタというシャウトと、チャボさんの魂の叫び。
あんな盛り上がりが、もしかしたらあるんじゃないかなあと思ったりします。
色んなことを、思ったりしてしまいます。

どんなことになってしまうのか想像もつきません。
少なくとも冷静ではいられないと思います。
ものすごいものを目撃しようとしているのかもしれません。

きっと、ものすごいものを目撃することになるのだと思います。
あ゛ぁー、楽しみだー!

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2008年2月 6日 (水)

あと4日。

今日は11時からTVで「SONGS」という番組を観ました。
忌野清志郎さんがゲストで出たのです。

スタジオ中央のステージを、
観客がぐるりと取り巻いて、

 雨上がりの夜空に
 スローバラード
 毎日がブランニューデイ
 誇り高く生きよう
 JUMP

と五曲を歌いました。

どれもこれも素晴らしかったです。
今までとは違って聞こえました。
歌うこととか生きることを大切にしている気持ちが伝わってきて、
感激しました。

 「何事も人生経験と考え、
 この新しいブルースを楽しむような気持で治療に専念できれば」

という言葉の重みを、
今さらながらに感じました。

このタイミングでこういうスタジオライブを見せられると、
ますます落ち着かなくなります。
だけどそういうファンとしてのソワソワする気持ちとは別のところで、

 一曲目は何だろう?

などと考えることが無意味なことのようにも思えてきました。
何故そんなふうに思えてきたのかはよく分かりませんが、
ただその日を迎えて、楽しませてもらって、
そこで感じるはずのことを深く胸に刻みつけたいという感じです。

ファンがボードいっぱいに書いたメッセージを読む清志郎さんの表情も、
すごく印象的でした。

それにしても良かったです。
待ち続けた大復活の実現が、本当に嬉しいです。

あと4日です。

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2008年2月 3日 (日)

あと一週間。

いよいよ落ち着かなくなってきました。

今年に入ってからは、翻訳中も休憩中も何をしている時でも、
RCサクセションや清志郎やチャボさんばかり聴いています。

そしてあと一週間となった今日、
『WANTED』のDVDを観て興奮しっぱなしでした。
『The King of Live』も『Glad All Over』も観ました。
チャボさんの『STAGE FRIGHT』も『Solo Works』も『TIME』も観ました。

一週間後の武道館をイメージしながら、
一発目は何だろう、
新曲はあるのかな、
大所帯での演奏以外に何かやらないかな、
チャボさんは果たして歌うのだろうか……。

特に先日のジョン・レノン スーパー・ライブでの
『マザー』が強烈に印象に残っているので、
タイトなバンド形式を期待してしまいます。

ということはチャボさんはギタリスト、ということになりますが、
長丁場となった場合に清志郎の喉を少しでも休ませるためには、
チャボさんがソロで歌うということも十分に考えられます。
そしてもちろん、清志郎のボーカルにチャボさんのコーラス、
そしてもちろん、チャボさんのボーカルに清志郎のコーラス!

想像はぼくの手に負えずどこまでも広がっていくのですが、
きっとぼくの妄想など遥かに超えたステージを見せてくれるはずです。

今回は清志郎の完全復活祭ということで、
ちょっとイベントみたいなノリになっているような気がしないでもないのですが、
できればゲストたちと大勢で盛り上がるよりは、
清志郎とチャボさんを満喫したいです。

CDを聴いたりDVDを観たり、
DatePodには4GB分のRC関連ミュージックを詰め込んだり、
そういう予習は万全だけど、
心の準備というか、気持ちの整理がつきません。

一昨年の夏に日比谷野音で予定されていた「A Ton of Joy」を、
お預けとなっていた俺たちの夏を、
とうとうみんなで取り戻す時が来たのです。

ちょっとやばいです。
恋してる感じです。
あと一週間です。

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2008年1月25日 (金)

レニーと森選手。

スペースシャワーTVでレニー・クラヴィッツのPV特集をしていたので、
録画して観ています。
今月末に4年ぶりに8thアルバムがリリースされるので、
それに合わせた特集だと思います。

1stアルバムに収録されている曲から最新シングルまで、
かっちょいいレニーが盛りだくさんです。

レニーとの最初の出会いは、
大学の時にラジオで聴いてぶったまげた

 "Are You Gonna Go My Way"

でした。
すでにリリースされていた1st、2nd、3rdアルバムをさっそく大学生協で購入し、
それぞれに"Are You Gonna~"に負けず劣らずの衝撃を受けたものです。

今は消滅してしまったJリーグの横浜フリューゲルスで当時キーパーをしていた
森選手が確かレニーのファンだと言っていて、
それで森選手を応援していた時期もありました。
エドゥとかモネールとか前園、三浦淳宏たちもいて
(当時はまたセレッソ大阪がJリーグに加盟していなかったこともあり)、
フリューゲルスを応援していた頃です。

その後も大阪でコンサートがあった時には
アリーナ9列目のチケットを取りながら出張が入ったために行けなかったり、
新宿南口のビルの屋上でゲリラライブを行なった時には、
ぼくはその数十分前にそこを素通りしてしまっていたり、
レニーとは何かと因縁を感じます(と言うと言い過ぎです)。

当時は色んな雑誌でジョン・レノンと比較されることが多く、
なるほどなるほどと思いながら大学生協でよく立ち読みしていました。

ちなみに今回リリースされる8thアルバムのタイトルは、

 "IT IS TIME FOR A LOVE REVOLUTION"

です。
またしてもカッコいい。

YouTubeにレニー・チャンネルが特設されていましたので、
こちらもどうぞ。
カッコいいPVだらけです。

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2008年1月20日 (日)

「Golden Circle Vol.11」

渋谷AXで行なわれた寺岡呼人のイベント「Golden Circle Vol.11」に
スペシャルゲストとして仲井戸"CHABO"麗市が出演したのですが、
その模様がMusic On! TVでライブ中継されていました。

チャボさんが出演した後半の約1時間半しか観なかったのですが、
寺岡呼人ほか一世代下の出演者たちが
憧れの先輩と同じステージに立てることを
大いに喜んでいるということがよく分かりました。
そして後輩たちと共演するチャボさんの優しさみたいなのも感じました。

ライブで聴いたことのなかった曲も演奏され、
特に『ガルシアの風』は大好きな曲なので、
できればチャボさん一人で全部歌ってほしかったのですが、
それでも大満足です。

 「僕等はみんな自由の服に着替えて
 冷たい川の水に足を投げ出す
 やがて漆黒の夜が訪れたら
 僕等は盗まれた星達を取り返しに行く
 ああ どうにもならぬ事など 何もなかったのです
 ああ どうしようもない事など 何ひとつなかったのです……」

チャボさんのほかにも大勢のゲストが出ていて、
会場もろとも大盛り上がりだったのですが、
ドラムスの新井田耕造さんはチャーリー・ワッツのような佇まいで
最後までマイペースを貫いていました。
浅野忠信も出ていて、いい感じでした。

チャボさんが出てきてからのセットリストは、

 ガルシアの風
 ティーンエイジャー
 遠い叫び
(飲んだくれジョニーを探して)
 ギブソン
 チャンスは今夜
 雨上がりの夜空に

でした。
いよいよ2月10日の武道館が楽しみになってきました。

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2008年1月15日 (火)

『君が僕を知ってる』

大ヒットナンバー『雨上がりの夜空に』(1980)のB面として
発表された曲です。

世界一のラブソングだと思います。

こちらもどうぞ >>> 『すべてはALRIGHT』 (2006.09.22)

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2008年1月 4日 (金)

ジョン・レノン スーパー・ライブ。

正月に録画していた「ジョン・レノン スーパーライブ」を観ました。

すごいメンバーが出演していたのですが、やっぱり

 忌野清志郎 with 仲井戸麗市

の存在感は群を抜いていました。
キヨシローとチャボに、
元RCのドラマー、新井田耕造さんと
元RCのサポート・キーボーディスト、厚見玲衣の四人という構成で、
90年のRCの活動休止後にそれぞれの活動を経て、
またこうして集まり、
そしてバンドを形成しているということに感動しました。

当時のRCでもなく、
今の清志郎のメインの活動ともチャボさんの活動とも違い、
何か新しい音楽が生まれようとしているような、
そんな嬉しい予感をひしひしと感じさせるステージでした。

演奏したのはもちろんジョン・レノンの曲で、
「Mother」は清志郎の訳詞バージョン、
「A Hard Day's Night」は英詞のままでした。
この他に演奏されたはずの清志郎の訳詞バージョンの「イマジン」は、
残念ながら番組ではカットされていました。

「Mother」は清志郎がどこまでも熱く、どこまでも深く深くシャウトするのですが、
後の三人は派手なパフォーマンスはあえて控え、ひたすらに集中した様子で、
演奏だけでなくバンドとしての形がタイトでカッコよかったです。

そして清志郎の声は、あんな大病から生還したとは思えないぐらい、
太く、パワフルでした。
まさに日本の生んだとんでもなく偉大なソウルシンガーの完全復活です!

それにしても、
音や声に感情を込めるというのはどういうことなのだろうかと思います。
共振の帯域には当然個人差があると思いますが、
ぼくの場合、清志郎やチャボさんの音楽にはピンポイントで揺さぶられます。

清志郎訳詞による「イマジン」などはその極致ともいえる超名曲なのに、
それがカットされるなんて、どういう事情があったにしろ、
とてもとても残念です……。

清志郎の完全復活、チャボさんとの共演(というよりはバンド再編)……、
2008年は刺激的な年となりそうで、ワクワクします。

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2007年12月29日 (土)

今年のベストアルバム(洋楽編)。

今年のベストアルバム洋楽編は、
(ぼくにしては)意表をついて、

 プリンスの『Planet Earth』

です。

Planet_earth

これまであまり真面目にプリンスを聴いたことはなかったのですが、
このアルバムでプリンス熱が一気に盛り上がりました。
このアルバムが出て、前作『3121』、前々作『Musicology』とまとめて
一日中聴いていた時期はけっこう長期にわたりました。

軽やかで耳に心地よく、
そういう意味ではプリンスらしくないような気も最初はしていたのですが、
期待を裏切られてなお満足できる完成度の高さは、
やはりプリンスならではということに落ち着きました。

ソファに体を埋めて目を閉じて聴いていると、
タイトル通りのキラキラとしたスケールの大きさに
ちょっとした浮遊感さえ覚えます。

シンプルなピアノの音に始まって、
ギターはスリリングでファンキーだし、
変幻自在にファルセット・ヴォイスを盛り込むヴォーカルはセクシーで、
アルバムの後半に向かって切々と、
かつゴージャスに高揚していく展開は、
まさに現代のモーツァルトです!

今年はぼくにとって「遅すぎたプリンス元年」と言えるかもしれません。

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2007年12月28日 (金)

今年のベストアルバム(邦楽編)。

今年も「今年のベストアルバム」の時期になりました。

一昨年ぐらいからこのテーマで日記を書いていますが、
新譜を買うのはほとんど決まったアーティストに限られているので、

 どうせRC関連か、ストーンズか……、

ということになってあんまり面白くないなあ、
と実は自分でもちょっと思っています。
それでもめげずに今年も選びました。

邦楽部門は、斉藤和義の『I Love Me』です。

I_love_me

97年の『ジレンマ』以来、一人多重録音アルバムということで、
技術的なことはよく分かりませんが、
ギタリストとしての斉藤和義、ドラマーとしての斉藤和義、
斉藤和義によるリズムセクション、斉藤和義による詩の世界……、
とにかく斉藤和義ワールドが満載です。

コツコツと全ての楽器を演奏して音を積み重ねていって、
そして出来上がった音楽が
頭の中に渦巻いていた世界とぴったり符合しているのだろうなあと思うと、
斉藤和義というアーティストの才能の非凡さに腰を抜かしそうになります。

自分の言葉を自分の音楽に乗せ、
こんなにも情感豊かな世界を築き上げるなんて、
なんて洒落た人なんだろうと思います。

曲によっては昔の曲を思い起こさせるものがあったり、
収録されている12曲がバラエティに富んでいたりするのは、
温めてきたアイデアや、一度やろうとした試みに、
ここにきて再度挑戦した部分もあるということなのかなと思います。
それはデビュー15周年目のアルバムであることと
何か関係があるのかもしれません。

94年にシングル『deja vu』がリリースされて以来、
ずっと聴いていますが、興味は尽きません。
96年の3rdアルバム『FIRE DOG』、97年の4th『ジレンマ』、5th『Because』、
と続いた流れは衝撃的でした。
それからもニューアルバムを聴くたびに、
そしてライブに足を運ぶたびに、
心をぎゅっと鷲掴みにされています。

広がり続け深まり続ける斉藤和義の世界を、
これからも隅々までサメのように泳ぎまくりたいと思います。

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2007年12月19日 (水)

『Live at the Newport Fork Festival 1963-1965』

1963年から1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの
ボブ・ディランの演奏シーンを集めたDVD、

 『ニューポート・フォーク・フェスティバル 1963-1965』

を観ました。
先週ぐらいからもう何度も観ています。

まさにフォークの申し子の登場!といった初々しさを感じさせる1963年、
すでに貫禄の1964年、
そしてバンドを従えてエレキギターを持って物議を醸した1965年。

この短い間にどんどん変化していくディランの立場と、
変わらない涼しげな視線、転がり続けようとする姿勢、
それらについていけずに苛立ちを隠せないファンの様子など、
見所は満載です。

当時ディランと行動を共にしていたジョーン・バエズがインタビューに答えて、
「ニューポートに集まってくる若者は新しい世界を必要としている」
と言っていたのは興味深かったです。

64年にはディランがステージを終えて
主催者が次のアーティストを呼び込もうとすると、
観客席から

 ボビー! ボビー!

とコールが止まず、主催者の説明にも耳を貸さず、
ディラン本人が出てきて場を収めるというシーンもありました。

それにしても、音楽の持つ圧倒的な力を感じさせられます。
ディランを巡る環境が、大きな渦のように人々を巻き込んでいくのですが、
深く納得する者も強く反発する者もその渦の力には逆らえず、
ただ一人、ディランだけがそんな渦などまるで関係なく、
わが道を歩み続けている、という感じでした。

ステージの上でのディランの表情を見ているだけでも、
本物の覚悟とはどういうものかということをうかがい知ることができます。
まさに「巨人」というイメージがぴったりのアーティストだと思います。

特典映像として収録されているマレー・ラーナー監督のインタビューも、
勉強になります。

Newport_fork_festival_2
ニューポート・フォーク・フェスティバル

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2007年12月18日 (火)

『永遠の嘘をついてくれ』

吉田拓郎が1995年に『Long time no see』というアルバムを作る際に、
中島みゆきが提供した曲です。
吉田拓郎ばりに字余りまくりです。
中島みゆきも96年リリースの『パラダイス・カフェ』でセルフカバーしています。

ヒットチャートを駆け上がるような曲ではないかもしれないけれど、
まさに日本で"Everyday we have the blues"の世界観を築き、
日常の何気ない内面世界を次元の違う深さで歌い続ける二人による、
奇蹟の一曲だと思います。

 嘘をつけ 永遠のさよならのかわりに
 やりきれない事実のかわりに
 たとえくり返し何故と尋ねても
 ふり払え 風のようにあざやかに
 人はみな望む答えだけを
 聞けるまで尋ね続けてしまうものだから
 君よ 永遠の嘘をついてくれ
 いつまでもたねあかしをしないでくれ

というところなどは、
特定のシチュエーションを超えた普遍性を持つと思います。
すごいと思います。

下の映像は2006年9月に静岡のつま恋で行なわれた
吉田拓郎とかぐや姫のジョイントコンサートで、
中島みゆきがサプライズゲストとして登場した時のものです。
吉田拓郎が完全にバックバンドの一員になってしまっています。

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2007年12月10日 (月)

クリスマス・アルバム。

12月もあっという間に第2週に突入しました。

今年の総決算として、かつ来年につながる1ヶ月となるよう、
かといって特に先月までと何も変わらないのですが、
地道に精一杯過ごしたいと思っています。

そんな中、街ではクリスマス・ムードが漂っているはずです。
近所でも夜になると民家を彩るイルミネーションが派手に輝いています。
街の賑わいも楽しいですが、
一日の終わりに部屋でキャンドルなどを灯し、
クリスマス・ミュージックを流して
落ち着いた時間を過ごすのもいいと思います。

というわけで、オススメのクリスマス・アルバムを何枚か紹介します。
まずは、

Soul_christmas Soul Christmas (1968)

これは素晴らしい! アトランティック・レーベル所属のアーティストたちによるコンピレーション・アルバムです。クリスマスだといって浮ついていると痛い目に遭います。日々を生きることの喜びを高らかに歌っています。心が躍り、魂の部分でがんがん共鳴します。

Christmas_cookin Christmas Cookin' (1964)

そして次はジミー・スミスのクリスマス・アルバム。クリスマスといえばオルガン・ミュージック、オルガン・ミュージックといえばジミー・スミスです。トリオ編成の楽曲からオーケストラを迎えた演奏まで、スリリングな展開がカッコいい!

Merry_christmas Merry Christmas...Have A Nice Life! (1998)

シンディ・ローパーも文句なしに楽しいアルバムを作っています。シンディの優しさとか思いやりとか、愛情がいっぱいつまっています。愛と喜び、幸せ、ぬくもり。人生を楽しむのは自分の心がけ次第、Have a nice life! というメッセージが力強く響きます。

ほかにもビーチボーイズのクリスマス・アルバムなどもいいのですが、
これはもう取り扱いがないみたいです。

そんな感じです。

年の瀬はキャンドルと良質のクリスマス・ミュージックで、
心穏やかに過ごしたいものです。

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2007年12月 8日 (土)

『Rock And Roll Circus』

今日はジョン・レノンの命日で、
日本武道館では「ジョン・レノン スーパー・ライブ」が行なわれ、
清志郎やチャボさん、斉藤和義といった、
ジョンを敬愛するアーティストたちが集まってライブが開催されたはずですが、
もちろんぼくは行けませんでした。

なので、『ロックン・ロール・サーカス』のDVDを観ました。
68年にストーンズ主催で企画されたBBCの特別番組なのですが、
これにジョンも出ているのです
(他にもE.クラプトンやザ・フー、タジ・マハールなどが出演しています)。

ジョンはキースやクラプトン、ミッチ・ミッチェルと一緒に、
このイベント限定でザ・ダーティ・マックというバンドを組んで、2曲演奏しています
(キースはクラプトンがいるからか、ベースを弾いています)。

1曲はビートルズの"Yer Blues"で、
もう1曲は"Whole Lotta Yoko"という曲なのですが、
これにはオノ・ヨーコがボーカルというか絶叫コーラスというか、
超音波のような歌声(?)を披露していて、
やっぱりどうにも苦手です
(もちろんダーティ・マックの演奏は文句なしにカッコいいです)。

この映像は、TV用に収録されたものの、
ミックが気に入らなくてお蔵入りとなり、
初めてVHSでリリースされたのも30年近く経った1996年という、
ファンの間では非常に待ち焦がれられていたものです。

こんな豪華なアーティストがTV番組用に一堂に会したということが、
奇蹟のようなイベントです。
ジョンもキースもザ・フーもカッコいいけれど、
リーダーとしてのミックの存在がやっぱり際立ちます。

それは特典映像として収録されている
ピート・タウンゼント(ザ・フー)のインタビューでも明らかにされていますが、
当時のストーンズの状況(ブライアン・ジョーンズが翌年に脱退、急死)を考えても、
この迫力には相当の覚悟があったものと思われます。
それはキースの表情にも現れているような気がしました。

そんなストーンズやミックにとって、ジョン・レノンやビートルズの存在は、
大きかったのだろうなあと思わされるシーンがたっぷり収録されています。

ミックを中心に集まった仲間たちみんなで作り上げた雰囲気の中に、
時代の蠢きのようなものが感じられました。
いいなあ、と思います。
何度でも観たくなるDVDです。

Rockn_roll_circus
『ロックン・ロール・サーカス』

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2007年11月24日 (土)

"Happy Xmas (War Is Over)"

昼に近くのスーパーに行くと、ジョン・レノンの"Happy Xmas (War Is Over)"の
「スーパー・バージョン」が流れていました。

 *スペシャル・バージョン、みたいな意味ではなく、
 スーパーマーケットなどでよく聞く、
 パコパコした感じの軽い音のインストルメンタル・バージョン、
 という意味です。

今年初めて聴いたジョン・レノンが、スーパー・バージョンだったというのは、
なんとなくかなり残念な気もしますが、
この季節は街に出ればきっとジョン・レノンが溢れているのだろうなあと思います。

 A very merry Xmas
 And a happy New Year
 Let's hope it's a good one
 Without any fear...

と歌うこの曲を聴いていると、慌しい気持ちも静かに落ち着いてきます。
あまりに有名すぎて色んなバージョンがあると思いますが、
ぜひ、ジョンの本物バージョンを強くオススメします。

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2007年11月15日 (木)

清志郎、完全復活!

いよいよ清志郎が完全復活します!

衝撃の喉頭ガン告白から1年4ヶ月、
アルバム『夢助』発売から1年1ヶ月、
とうとう各種イベントへの正式参加、単独ライブの開催が発表されました!

サム・ムーアや石田長生、三宅伸治、ゆずなど、
縁のあるアーティストのライブにサプライズ・ゲストとして参加しては
ぼくたちを驚かせ、感極まらせてきた清志郎が、
とうとう名実ともに主役として帰ってくるのです。

どれだけこの日を待っていたことか……。
昨夜このニュースを知ってから、ずっとソワソワしています。

清志郎が完全復活する時はきっと日比谷野音か日本武道館、
そう信じて、その時には心置きなく参加できるように、
その時が来るまでは翻訳に専念しようと言い聞かせていました。

そしてとうとうその日がやって来たのです。
もちろん、

 with 仲井戸"CHABO"麗市

です!
確実に泣くと思います。
サプライズ・ゲストとして登場したというニュースを読んでは涙し、
その時の映像を観ては号泣し、
録画して繰り返し観てはハンケチを何枚も濡らしてきましたが、
来年2月の日本武道館はファンの涙で溢れることでしょう。

奇しくもこの日記を書いていると、
二年前の京都でも聴いた『春の嵐』が聴こえてきました。

 ぼくは待っているよ、もう一度会える日を、
 きみを待っているよ、もう一度会える日を、
 暗い暗いこの夜も きっといつかは明けるだろう
 歯を食いしばり乗り越えた きみの笑顔を見せてくれ

まさに、まさに。

年末に参加が予定されている各種イベントには行けないのですが、
2月の武道館は今から楽しみです。

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