2009年10月12日 (月)

「僕が君を知ってる」

昨日のSHIBUYA-AXについて、

チャボさんが一人でステージに立ち、仁王立ちし、ぶっ飛び、
RCサクセションをチャボさんの今の想いで再現してくれました。

ビデオでしか観たことのない時代のRCの曲を演ってくれた時は
ビデオで観た清志郎さんの姿が思い出されたし、
『スローバラード』や『多摩蘭坂』、『いい事ばかりはありゃしない』の時には
完全復活祭での荘厳な清志郎さんの姿が、
チャボさんのすぐ後ろに本当に見え隠れしました。

チャボさんがまだ加入していなかった時代の曲も、
初めて聴いたRCの曲として紹介してくれたり、
ライブハウスで仲良くなった頃のRCの代表作として紹介してくれたり、
チャボさんが加入して以降のアルバムにも収録されている曲なのに、
その曲を初めて清志郎さんから聞かされた時の方が強く印象に残っているのか、
自分がレコーディングに参加していることも忘れて、
お互いのアパートを行き来していた時に
布団の上で弾き語ってくれた曲として紹介してくれたり、
アルバムを発売順に聴いているだけでは知り得ない、
チャボさんとRC、そして清志郎さんとの関係を、
きっとそのほんの一部でしかないんだけど、
とても鮮やかに垣間見せてもらうことができました。

エピソードを話してくれて、その後に演奏して、
といったスタイルでライブは続き、
それはチャボさんと清志郎さんの出会いからの物語を
舞台化したステージのようでした。

新宿や、国立や、多摩蘭坂や、
坂の途中に借りたソウルフルなアパートを舞台に、
オーティスの"Cigarettes And Coffee"をBGMに
白黒のフィルムがカラカラと回っているような、
それでいて色褪せることなくリアルに眼前に浮かび上がってくるような、
そんなイメージです。

ライブのタイトルを「僕が君を知ってる」にしたのは、

 「ミディアム・ナンバーの最高傑作『君が僕を知ってる』のタイトルを
 そのまま使わせてもらおうかとも思ったけれど、
 それもアレなんで、ちょっともじって」

というようなニュアンスで説明していましたが、
照れくさくて言えなかった気持ちとか、
もっと深い感情とか、あるいはもしかしたら自負が、
きっと込められているんじゃないかなあと思いました。

終演後はみんながスタンディング・オベーションでした。
ライブの内容はもちろんだけど、
ああいったライブを行なうこと、
それもたった一人で行なうことに対して、
みんなが表した敬意なのだと思います。

一気にチャボさんの世界に引きずり込まれたような、
圧倒的に凄いステージでした。

| | コメント (0)

2009年10月11日 (日)

「I Stand Alone 僕が君を知ってる」

SHIBUYA-AXで行なわれたチャボさんのソロライブ、

 「I Stand Alone 僕が君を知ってる」

に行ってきました。

チャボさんが一人でステージに立ち、RCの数々の名曲、
チャボさんが加入する以前のRC、
チャボさんが加入して以降のRC、
清志郎さんがチャボさんの部屋で歌って聞かせた未発表曲、
チャボさんが未発表だと思い込んでいた曲(!)などを、
清志郎さんとのエピソードの数々とともに
三時間半にわたって披露してくれました。

今日はモブロクなので詳しくは明日以降に書くつもりですが、
感動、感激、感涙、嗚咽、慟哭の三時間半でした。

I Stand Alone.
一人でも立つ、独りでも歌い続ける、という意味だと思いました。

| | コメント (0)

2009年9月30日 (水)

悩ましい問題。

昨日、斉藤和義のライブチケット落選の通知が届き、
今日、ファンクラブ更新手続きのお知らせが届きました。

むむむ……。

| | コメント (0)

2009年9月28日 (月)

『Once Again, with FEELING!!』

ジム・ビアンコの新しいコンピレーション・アルバムを
公式HPからダウンロードしました。
20曲入りで、そのうち未発表曲が9曲です。

アルバム・タイトルは

 "Once Again, with FEELING!!"

です。

これまでに発表した曲を中心に、
ただ、それらを単純に寄せ集めてきたわけじゃなく、
今回も思い入れたっぷりに、心を込めて、もう一度みなさんにお送りしましょう、
という意味かなと思います。

6月の来日時に聴いた曲もあり、
あの時の興奮がちょっと甦りました。

ジム・ビアンコはもっと大きな会場でも十分に通用するアーティストなのに、
あんな狭いバーで、酔っ払いたちに邪魔されながら、
それでも一生懸命に演奏していました。

ビジネスなど端から度外視したような、

 これが俺の音楽だ、

と胸を張って言えるものを追究し、
表現しようとする姿勢が感じられて、
とても心地いいです。

今はスタジオに入っているということで、
もしかしたら近いうちにニューアルバム発売!
なんていうニュースが飛び込んでくるのかもしれません。

| | コメント (0)

2009年9月21日 (月)

「忌野清志郎 Rock'n Roll Radio Show!」

土曜日の夜は、実は「802 Live Special」に引き続いて、
25:00-27:00の二時間にわたって

 「忌野清志郎 Rock'n Roll Radio Show!」

という番組がオンエアーされました。

802だけでなく、全国の民放FM53局で一斉に放送されたものです。
深夜に全国津々浦々で清志郎さんの音楽が鳴り、
それをひっそりと、あるいはわいわいと聴いている清志郎さんファンが
たくさんいたのです。

一般のファンや、ゆず、トータス松本、宮藤官九郎らから
寄せられたコメントとともに、
主にRCサクセション時代の曲を
DJの小林克也が紹介していくという形式でした。

ラジオ番組はあまり聴き慣れていなかったのですが、
意外とCMが入るんだなあ、
というようなことを思ったりする余裕が途中まではありました、が、
後半になって出てきましたよ、あの人が。
清志郎さんの古い友達、清志郎さんの理解者が。

第一声目の「こんばんはー」からさっそくカッコいいです。
しびれました。

そして激しく溢れる清志郎さんへの思いを、
努めて落ち着いた様子で、
言葉を一つ一つ選ぶようにゆっくりと丁寧に話してくれました。

曲の紹介も含めて30分程度の登場だったので、
語られる言葉としてはそれほど多くはなかったけれど、
それでも深いところまで染み込んでくるような、
大きく包み込んでくれるような、
そして身内同然の大切な友達をきちんと位置づけようとする
優しい言葉の数々でした。

最後の共作となってしまった『毎日がブランニューデイ』の話や、
写真家である奥さんと一緒に清志郎さんの写真を整理した時の話など、
素敵な話も聞けました。

そして今年の夏にFuji Rock Festivalで演奏した

 『いい事ばかりはありゃしない』

をかけてくれたのですが、
今までにたくさん聴いたどの『いい事ばかりはありゃしない』とも違いました。

 清志郎、一緒にステージ演ろうよ

ということでRC時代にも借りて使っていたという清志郎さんのギターを
前日に清志郎さんの奥さんと子供たちから借りてきていたチャボさんの演奏は、
ギターもヴォーカルも慟哭のようでした。
心にずしりと響きました。

あの時のチャボさんの目に観客の姿はどう映っていたのだろうかと思います。
うねる観客、叫ぶ観客からの大声援は耳にどう届いていたのだろうと思います。
どこかで清志郎さんとセッションでもしているような気持ちになっていたんじゃないか、
演奏をしている間だけは一緒にいられると感じていたんじゃないか、
ギターを通じて清志郎さんを探していたんじゃないか、
なんてことを思いながら聴いていたら涙が出てきました。

そしてこんなことを書いている今、

 「悲しい気分なんか、ぶっ飛ばしちまいなよ」

というメッセージがiTunesから聞こえてくるなんて、
なんていうタイミングなんだろうと思います。

来月のチャボさんのライブ "I stand alone 「僕が君を知ってる」"が、
ちょっと怖いような気もするけれど、楽しみです。

 
・ロックンロール・ショー
・雨上がりの夜空に
・宝くじは買わない
・い・け・な・いルージュマジック
・LOVE ME TENDER
・デイ・ドリーム・ビリーバー(Live ver. 2000 東京FM「20世紀はポップスだ」より)
・ドカドカうるさいR&Rバンド(Live ver. 2006 「新ナニワ・サリバンショー」より)
・トランジスタ・ラジオ
・スローバラード
・Baby何もかも(by トータス松本, Live ver. 2009 「Fuji Rock Festival」より)
・毎日がブランニューデイ
・お弁当箱(Live ver. 2008 ファンクラブイベントより)
・いい事ばかりはありゃしない(by Chabo, Live ver. 2009 「Fuji Rock Festival」より)
・君が僕を知ってる
・Oh! Radio

| | コメント (0)

2009年9月20日 (日)

「忌野清志郎 802 Live Special」

夕べFM802で放送された

 「忌野清志郎 802 Live Special」

という番組を聴きました。

1996年に大阪で行なわれた"Meet The World Beat"というイベントに
リトル・スクリーミング・レビューとして参加した時の音源から、

 ・Shake
 ・上を向いて歩こう
 ・キモちE

2004年の「続ナニワ・サリバンショー」から

 ・世界中の人に自慢したいよ
 ・明日なき世界

1994年に京都の三条加茂川で行なわれた「ライブ・フラッシュ」から

 ・ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います
 ・宝くじは買わない
 ・500マイル
 ・善良な市民
 ・競馬場で会いましょう

という何ともレアな音源が紹介されました。

94年の「ライブ・フラッシュ」というのは、
石田長生とともにゲリラ的に加茂川付近に現れてライブを行なったようで、
二本のギターで弾き語ったのだと思います。
川風に乗っかって清志郎さんのきれいな歌声が山間に響き、
橋の上などに集まった観客の声援や拍手も空に吸い込まれ、
気持ちの良い空間だったんだろうなあということが
ラジオの向こうに感じられました。

まさにあの頃がまんま甦るあのナンバーをラジオが聴かせてくれた
充実の一時間でした。

ラジオ番組を聴くなどということはもう二十年以上なかったことだけど、
音しかないということで色んなことを想像できて、
それだけでも楽しい時間でした。

最近は何でもかんでもDVDで発売することが前提となっていたりしますが、
こうしてどうにか残っていた音源がラジオ限定で放送されて、
深夜にダイヤルを合わせて耳を済ませる、
なんていうのも秋の夜長にはぴったりです。

| | コメント (0)

2009年9月15日 (火)

『月が昇れば』

斉藤和義のニューアルバム『月が昇れば』が届きました。

最近はCMや映画とのタイアップなどでも大人気で、
ファンクラブに入っていてもライブのチケットが取れないほどで、
ちょっと手が届かないところへ行ってしまった感もあるのですが、
昨日も昔のライブDVDを観ていて、
やっぱりカッコいいなあ、と思っていたところに届いたニューアルバムです。

斉藤和義の魅力は
CMなどでお馴染みの曲ではないところにあると思うので、
アルバムのリリースはいつも大いに魅力的です。

特に今回は、清志郎さんへの想いを綴った"Phoenix"という曲が収録されていて、
それが楽しみでした。
真っ先に歌詞カードで"Phoenix"の歌詞を読みました。

そして黒BOSEのプレイボタンを押すと、
1曲目からロックンロールが炸裂し、
それからもいかにも斉藤和義ならではのラブソングや、
ハワード・ジョーンズを思わせるピコピコソング、
何度も耳にしたCMソング、
シニカルな詞にニヤッとさせられるスローで切ないほのぼのソングなどが続くのですが、
8曲目の"Phoenix"が気になってじっくりとは聴けませんでした。

そしてとうとう始まった"Phoenix"は、
予想を裏切る曲調というか、イントロから

 おっ、

と思わされて、
正していた姿勢をさらに正して聴くことになりました。

だけど徐々に、うまく説明しきれない気持ちや、
未だに渦巻いている感情といったものを、
胸の奥に手を突っ込んでぎゅっと掴もうとしているような、
そんなもどかしさのようなものを
斉藤和義も感じているのかなあと思うようになってきました。
鬼気迫るというか、ちょっと近寄り難いような、
そんな迫力がスライドギターに乗り移ったかのような力強い決意を感じました。

ナニワサリバンショーで一緒に歌ったときの喜びを歌ったという
『35 Stones』収録の"ORANGE"とはまるで違う感情に支配されていたはずで、
だけどどちらも清志郎さんへの熱い熱い想いが伝わってくる素晴らしい曲です。

この曲が収録されていることで、
アルバムをトータルで聴くことがちょっと難しいような気もするのですが、
他の曲ももちろん相変わらず名曲揃いで、
DatePodにもさっそくぶち込んでおいたので
しばらくは斉藤和義三昧の日々が続きそうです。

| | コメント (0)

2009年9月14日 (月)

「三宅伸治 20周年記念ライブ」

2007年9月に渋谷AXで行なわれた三宅伸治20周年記念ライブが
ケーブルTVで放送されたのをようやく見ました。

たくさんのゲストが駆けつけてライブは4時間近くに及んだそうなのですが、
番組は2時間に編集されていたのでカットされた部分もかなりありましたが、
終盤になってシークレット・ゲストの清志郎さんが出てきてからは、
きっとノーカットで放送されたのだと思います。

アンコールで伸ちゃんが出てきて、
Nice Middle with New Blueday Hornsが出てきて、
そしてチャボさんが出てきて、
観客が総立ちとなったところで"Free Time"をかっ飛ばし、
ちょっとソワソワしているのかなと思ったら
伸ちゃんが例のイントロを弾き始め、
チャボさんが加わり、
New Blueday Hornsのブラスが入ったところで

 「俺と伸ちゃんの古い友達を俺から紹介させてくれ」

というチャボさんのMCで
マントを羽織った清志郎さんが登場しました。
"JUMP"です。

部分的に見たことのある映像ではあったのですが、
こうして流れの中で完全映像として観たのは初めてだったので、
ぐっときました。

それから「雨上がりの夜空に」で大いに盛り上がった後、
清志郎さんと伸ちゃんだけがステージに戻ってきて、
20周年を迎えた伸ちゃんに清志郎さんが何とも温かな言葉をかけて、
ウクレレとギターで「約束」です。

それから全員で伸ちゃんの曲を二曲やって終わったのですが
そこでも清志郎さんのコーラスの凄みは際立っていました。

所々に挿入されていたインタビューで伸ちゃんは、

 「いい歌を作って、いいライブをしていくことだ」

と清志郎さんに言われたと言っていました。
どんなテクニカルなアドバイスよりも力強い言葉だったと思います。

こんな基本姿勢をいつまでも持ち続け、自ら態度で示し続け、
後輩に受け継いでいってもらいたいと思っていたのだと思うと、
その土台となっていたはずの音楽に対する愛情の深さを改めて思い知りました。

何周年といったイベントは、
初心をいつまでも忘れないことの大切さを再確認するためのものなのだと思います。

いいライブでした。

| | コメント (0)

2009年9月13日 (日)

「Lupin Jazz Meets Monkey Punch」

歩いて行ける距離にある大手前大学で昨日から、

 「モンキー・パンチ展」

が開催されているので、ぶらっと行ってきました。
ここの芸術学部で数年前から教鞭を執っているようです。

『ルパン三世』の他にも『一宿一飯』や『幕末ヤンキー』
といった作品の原画や挿絵、ポスターなど約200点が展示されていて、
アニメとは違うクールなタッチのルパンに思わず見入ってしまいました。

今日はその他に、
アニメ版の2ndシリーズの音楽を担当した大野雄二率いる

 Yuji Ohno & Lupintic Five

がライブを行なうということで、
これももちろん行ってきました。

ブルーノートなどでもライブを行なうLupintic Fiveの演奏を
こんな近所で散歩のついでに楽しめるなんて、
ちょっと刺激的な週末になりました。

ギター、ベース、トランペット、テナーサックス、ドラム、
そしてピアノという構成で、
ルパンの音楽を素材に、自由自在のアレンジで聴かせ、
アニメのワンシーンを思い出したり、
ルパンのあれこれに思いを馳せたりしながら、
一時間強のステージをたっぷりと楽しませてもらいました。

会場にはモンキー・パンチ先生も来られていて、
大野雄二に声をかけられてステージに上がって挨拶をしていましたが、
はにかみ屋さんの素敵なおじさんといった雰囲気の方でした。

『ルパン三世』は原作もアニメも映画も音楽も、
それぞれが味わい深くて素晴らしいと思うのですが、
それら全てがモンキー・パンチ先生から始まったのだと思うと、
それは先生と呼びたくもなるというものです。

『一宿一飯』という旅鴉ものも面白そうでした。

| | コメント (0)

2009年9月 6日 (日)

「よみがえるビートルズ」

デジタル・リマスター盤がいよいよリリースされる9月9日を目前に
寝ても覚めてもビートルズということで盛り上がっていますが、
イギリスのBBCが制作した"Beatles in the Studio"という
ドキュメンタリー番組を日本で編集した

 「よみがえるビートルズ」

を見ました。

アルバムジャケットやメンバーの写真などが、
どういう処理をされているのか、
奥行きがあるように見えたり、
アビイロードの四人が実際に歩いているように加工してあったり、
不思議なものを見せられているような、
ちょっとフワフワした気分になりました。

初めて紹介されるインタビュー音声などもあったようです。

 「『ラバーソウル』と『リボルバー』は(それぞれ個別のアルバムというよりは)
 volume1とvolume2のような感じだ」

と言っていたジョージのコメントなどは興味深かったです。

最近はジミ・ヘンドリックスや井上陽水など、
舞台裏について読んだり見たりする機会を持つようにしているのですが、
どういう心境で創作活動に取り組んでいるのか、いたのか、
ということにとても興味があります。

身を削るようにギターを鳴らしていたり、
鼻歌でも歌うような感じで体内に流れる音を導き出したり、
時には仲間とぶつかり合ったり、受け流してみたり、
様々ですが、
確実に言えることはプロフェッショナルな空気が張り詰めているということです。
とても刺激的です。

伝説的なアーティストたちから刺激を受けて
自分の活動に活かそうなんて、
なかなかの自信過剰です。

| | コメント (0)

2009年8月 7日 (金)

「RCふたたび」

83年に放送された「RCふたたび」という番組が
ふたたび放送されたのを観ました。

その年に行なわれたスタジオライブと箱根でのコンサートのビデオを、
司会の糸井重里とゲストの清志郎さんとチャボさんが
スタジオで一緒に見ながらしゃべる、という番組です。

ライブシーンはぶちぶちとカットされているし、
しかもそこにかぶさってくる三人の会話はよく聞き取れないし、
なんだか中途半端な感じを受けました。

でも、『New Song』のライブ映像とか『指輪をはめたい』とか、
やっぱりよかったです。
それに清志郎さんもチャボさんも、
特に大したことをしゃべるわけじゃないけれど貫禄というか余裕があって、
それなのに二人で一緒に座っているところは子供みたいだし、
なんだかいいなあと思いました。
バンドメンバーだからこその結びつきみたいなものを感じました。

RCサクセションというのはカッコいいバンドだったんだなあ、
と改めて思いました。

| | コメント (0)

2009年7月30日 (木)

温故知新。

やっとキヨシローとチャボ以外の音楽を聴くようになりました。
とは言っても、数ある中からようやく選んだ一枚は
二人のルーツを辿るようなアルバムでした。

サム&デイヴ、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリン、
オーティス・レディング、ブッカーT.&ザ・MG's……、
とR&Bの大御所たちの名曲が並んだコンピレーション・アルバムです。

どこかのステージで、何かの曲に紛れて聴いたことのあるフレーズばかりです。
相当古い歌ばかりだけど、いい歌です。
じっくりと聴くことができて、
気づくと心地よいリズムに合わせて体を動かしていて、
現実の時間の流れとか部屋の中の蒸し暑さを、
束の間、忘れさせてくれます。

こういう人たちの体の中には、
刹那的でなく、
世代や時代を超えて無意識のうちに受け継いできた音楽が
きっとあるんだろうなあと思えます。
音楽が生活に密着しているということかもしれません。

そこには名もなき先人たちに対するリスペクトという概念が
当然のようにあるだろうし、
自分以前に敬意を払うということは
自分を十分に活かすことにもつながり、
自分以後に何かしらを残せる可能性が少しは広がることにも、
もしかしたらなり得るのかもしれません。

まさに温故知新です。

| | コメント (0)

2009年7月20日 (月)

『忌野清志郎 フジテレビアーカイブス完全版』

フジテレビネクストで8時間にわたって放送された

 『忌野清志郎 フジテレビアーカイブス完全版』

を二日か三日かけて観ました。
RCサクセションが異常なまでの人気を博していた81年から最近に至るまで、
清志郎さんがフジテレビの番組に出演した時の映像が
一挙に放送されたものです。

RCやラフィータフィーの、
一体となったバンドのグルーヴィンなカッコよさはやっぱり抜群です。
初めて観たLove Jetsのライブにもぶっ飛びました。
2003年の『花はどこへ行った』も良かったです。
清志郎さんのカッコよさのほんの少ししか知らなかったんだなあと思いました。

五月以来、清志郎さんやチャボさんの音楽以外はほとんど聴いていません。
六月にジム・ビアンコをちょっと聴いたぐらいで、
ディランもストーンズも聴いていないし、
この間の『シャイン・ア・ライト』のDVDも実はあんまり楽しめませんでした。
今のところはそれでいいのだと思っています。

だけどまた以前のように、健全に、純粋に、
清志郎さんたちの音楽を聴けるようになれたらと思います。
そうなりつつあると思えるので、
今のところはこれでいいのだと思っています。

| | コメント (0)

2009年7月 6日 (月)

THE Duet 「ガルシアの風」

先日のチャボさんのライブですが、
マリンバというぼくにとっては初めての楽器とのコラボレーションということで、
新鮮な経験となりました。
ブルーノートみたいな洒落たところでチャボさんのステージを観るのも
貴重な体験でした。

ブルーノートの雰囲気なのか、
新谷さんとの共演ということでなのか、
チャボさんはなんだか照れくさそうに見えました。
もしくは、やはりそうではない別の、特別な想いがあったのかも、
あるのかもしれません。

とくかく1日に2ステージを行なうために
1時間半というあっという間の出来事でしたが、
素晴らしい夜でした。

ステージの左側に立つチャボさんを対角線に見られるようにと
向かって右奥の席をあえて選んだのですが、
そこは高い位置だったのでチャボさんの姿はよく見えたものの、
チャボさんの弾くギターを裏から見ることになったり、
マリンバの新谷さんはシンバルやら何やらいろんな楽器に囲まれていたために
ほとんど見えなかったり、
ステージとの角度のせいか後ろの壁との距離の関係か、
最初のうちは音が割れるような感じでしかもこもって響いて
慣れるまではちょっと気になりました。

五月の出来事以来、初めてのチャボさんだというのに、
最初の頃はそんなことが気になるぐらい、
ちょっと余裕があったというか、
そういうオープニングでした。

"You Gotta Move ~ Everyday I Have The Blues"で始まって、
"Blue Moon"、"ホームタウン"、"Summer Samba"、"Voltage"……、
と曲順はあやふやですが、こんな感じでステージは続き、
途中で新谷さんの曲も演奏されたり、
新谷さんは声も美しくてちょっとハッとさせられたり、
そんな感じだったのですが、

だけど突然、チャボさんがタッタラタラタラ……と"激しい雨"のイントロを
爪弾き始めた瞬間、
あまりに突然だったため、
ぶわりと涙がこぼれてしまいました。
さらに

 「RCサクセションが、聴こえる」

と少し歌い、そこから

 日本のR&Bミディアム・テンポの最高傑作、"君が僕を知ってる"

が演奏され、
さらに荘厳な

 "I Can't Get Over You"

 「あれからずっと努力してるんだ
 きみの不在を受け入れるということを」

と歌い、流れる涙はもはやとめどなく、
メガネにはぶしゅぶしゅと涙の痕がつき、
顔はぐしゃぐしゃになり、
それでもそんなことは気にせずに
チャボさんを見届けることに集中しました。

夢を置き去りにしたまま、
残酷にもまた夏が巡ってこようとしています。

どんなことでも、全ての出来事を、
正面から受け止めなければと思いました。
どてっ腹にまともに喰らってでも、
正面から受け止めにいかないと次には進めません。

それが必要な荷物なら、
重くても抱えて、最後まで引き受けて、どこまでも持っていたいと思います。

| | コメント (0)

2009年7月 4日 (土)

THE Duet 「ガルシアの風」

今日は名古屋からです。
名古屋ブルーノートで、
チャボさんとマリンバ奏者の新谷祥子さんとの共演があったのです。

五月の出来事があって以来、とうとう初めてのチャボさんです。
東京では色々ライブがあったようなのですが、
そうそう東京までも行けないし、
だけど関西での公演予定は今のところないみたいだし、
居ても立ってもいられず、
名古屋遠征を決めたのでした。

何を期待して今日を待ちわびていたのか
自分でもよく分からなかったのですが、
家でビデオを観たりCDを聴いたり色々考えてしまったり、
そういうことだけでなく、そういうことではなく、
やっぱりライブでチャボさんの現在の音楽に触れたかったんだと思います。
そしてチャボさんの音の波に身を任せていれば、
そこからまた何か感じることがあるはずだと思ったのです。
思ったのかもしれません。

そして迎えた今日のライブのことは、
そろそろモブログがしんどくなってきたので
また明日以降に書こうと思いますが、
今日は素晴らしい夜でした。
来てよかったです。

| | コメント (0)

2009年7月 3日 (金)

タイミング。

とうとう届きました!

が、当然、今日は観ません。
今夜は朝までCSテレビで清志郎さん祭です。
そして明日は名古屋でチャボさんのライブです。

ライブの後はその余韻を体に染み込ませるためにも、
しばらくはチャボさんのミュージックを聴くことになるはずです。
そして清志郎さんの番組も繰り返し観るはずです。
さらに今月は清志郎さん関連の本や雑誌がたくさん出る予定です。

ということは、このド派手な『Shine A Light』でさえも、
しばらくは出る幕ではないのです。
タイミングが悪いので仕方ありません。

こういうことはよくあります。

五月の初めに珍しくエレファントカシマシの新譜を買ったけれど、
あの頃はとてもそんな気分になれなくて、
そのまま今も聴いていません。

ボブ・ディランの『Together Through Life』を買った時は
ちょうどジム・ビアンコのライブがあって、
聴きそびれたままです。

『Shine A Light』や『Together Through Life』は
きっと近いうちに時間を見つけるはずなので、
このままラックにじっと収まり続けるということはありえませんが、
エレファントカシマシにはちょっと申し訳ないことをしたと思っています。

何にしてもタイミングはなかなか狙いどおりにいくものではありませんが、
けっこう大事な要素だと思います。

| | コメント (0)

2009年6月19日 (金)

『ブーアの森へ』

CCCDなのでiTunesには取り込めないものと思い込んでいたのですが、
他は全曲リピートして聴いているのにこれだけ聴けないというのも落ち着かず、
ものは試しと思ってやってみると、
何の問題もなくあっさりとインポートできました。

そういえば以前も斉藤和義の『NOWHERE LAND』を取り込もうとして失敗し、
続いてもう一回やってみると成功したり、
ストーンズの『a bigger bang』は何度やってもダメだったり、
イマイチCCCDというものが分かりません。

で、この『ブーアの森へ』ですが、歌も朗読も絵本も素晴らしいです
(↓左のCDに歌と朗読が収録されていて、右は絵本です)。

  

 木のぼりの好きなしょうくんが森に遊びに行くと、
 ピンク色に光っている木があって、
 そこに箱があり、
 中には目の色がくるくると変わる不思議な生き物が入っていて……

というようなストーリーです。
物語を作ったのは「せがわきり」さんという方で、
清志郎さんは絵を描いています。

環境問題がテーマで、
地球への誠実なメッセージ、子供たちへのどしどしぶ厚いメッセージが、
かわいいストーリー、かわいい絵に込められています。
ギターを絵筆に持ち替えた清志郎さんの絵は
色使いも表情もとても豊かで、大胆で、活き活きと力強く、圧倒されます。
しょうくんの泣き顔なんか、もうサイコーです。

CDに収録されている朗読でも、
清志郎さんはナレーター、木の精、池の魚、カラス、
と一人四役を、それぞれ非常に個性的に、楽しそうに演じています。

 「しょうくんがわらうと森に虹がかかりました。」

というところが印象的です。
しょうくんは今では清志郎さんのようにも思えるし、
ぼくたちみんなのことのようにも思えます。

世界中の人がわらうと、空には虹がかかるのだと思います。
それが清志郎さんが夢に描いていた愛と平和の世界だとしたら、
虹は清志郎さんの笑顔なのかもしれません。

なんつって。

| | コメント (0)

2009年6月18日 (木)

『激しい雨 (2006.05.14 Private Session)』

『Oh! RADIO』のカップリング曲は、
2006年の5月にチャボとコーちゃん、そして伸ちゃんと四人で
ロックンロール研究所に集合して録音した

 『激しい雨』(作詞・作曲:忌野清志郎 & 仲井戸麗市)

です。

 Vocal, Piano, Alto Sax: 忌野清志郎
 Electric Guitar: 仲井戸麗市
 Drums & Tambourine: 新井田耕造
 Acoustic Guitar & Bass: 三宅伸治

その5ヵ月後にリリースされた『夢助』に収録されたバージョンは、
プロデューサーとして迎えたスティーブ・クロッパーのアレンジもあって、
当初チャボさんの頭にあった

 「半分はメンフィス系で、半分はストーンズ系のラフで荒々しいロック」

に比べて「おとなしめ」の出来上がりだったようです。

そういう経緯を経て、
2008年の2月10日に日本武道館で聴いた『激しい雨』は、
二人の心の中で鳴り続けていたRCをベースに、
現在のキヨシローとチャボと、クロッパーさん、
そしてNew Blue Day Hornsが一緒になって完成させた、
サイコーにカッコいいロックンロールでした。

だから今回『Oh! RADIO』にカップリングされたプライベート・セッションは、
『夢助』を経て日本武道館で完成を見た『激しい雨』の初期のデモバージョン、
という位置づけで聴いています。

何かが生まれるという確信をきっと掴んでいたと思われる空気が溢れています。
チャボさんはきっと、
真面目な顔をしながら嬉しすぎる気持ちを噛み締めていたんだろうなとか、
コーちゃんは帰るべきところに帰ってきたと感じていたかなとか、
伸ちゃんはようやく自分も大人の仲間入りができたと喜んでいたかなとか、
清志郎さんはちょっと微笑ましいサックスを吹きながら、
この曲をファンの前でバリバリに披露する日のことを色々企んでいたんだろうなとか、
そういう夢がいっぱい詰まっています。
そしてやっぱり何よりも、文句なしにカッコいい曲です。

チャボさんが「荒々しさ」と言っていたのはたとえばこの辺りのことかな、
と思うようなネイキッドなギターのフレーズがあったり、
これを清志郎さんが弾いているのかと思うピアノが印象的だったり、
コーちゃんのドラミングがどっしりしていたり、
バンドとしての結束を感じます。

このプライベート・セッションがレコーディングされた日は、
日本武道館でのあの感動の種が撒かれた日だったのかもしれません。
メンフィスの風に吹かれて育った『激しい雨』は、
永遠のロックンロールとしてぼくたちの心の中で大輪の花を咲かせています。
咲かせっぱなしです。

 何度でも夢を見せてやる

というのは本当でした。

なんだか前向きになれる予感がしてきました。
勇気が湧いてきます。

| | コメント (0)

2009年6月17日 (水)

『Oh! RADIO』

清志郎さんのニューシングル『Oh! RADIO』を聴きました。

 Vocal, Electric Guitar, Acoustic Guitar, Bass, Drums & Blues Harp; 忌野清志郎

です。
切なくなるほどいい歌です。
清志郎さんのブルースハープが堪能できます。

 「繋がっているのは 曇った空だけじゃなくて
 ぼくらの心、そう、いつも何処かでひとつさ、きっと Woh Woh」

遠く離れていても、
大好きなあのナンバーをみんなのアンテナでキャッチして想いを一つにしよう。
愛と平和への想いをみんなで共有したい。
愛する人への想いを分かち合おう。
そんなメッセージとして聞こえます。

そんなメッセージを、
このジャケットのように虹の彼方から
清志郎さんが届けてくれたのかと思うと、
嬉しくて、切なくて、涙が出てきます。
ホントにいい歌です。
しみじみと染み入ります。

ただ、この曲を清志郎さんはたった一人でレコーディングしたのだと思うと、
寂しくなってしまいます。

でもそれは清志郎さんが意図したことではないわけで、
何度も何度も聴いて、たっぷりと聴きこんで、
この曲が本当に持っているメッセージやリズムを
純粋に感じられるようになりたいと思います。

何処かできっと、繋がっているのです、ずっと。

 
そしてクレジットに

 Co-director; 栗原竜平

とあるのを見て、寂しい気持ちが少し和らぎました。

| | コメント (0)

2009年6月14日 (日)

『Live...Recorded September 14, 2007』

昨日はライブ会場で販売していたジム・ビアンコのCDを二枚購入したのですが、
どちらもいかにも自主制作といったCD-Rで、
おそらく一般には流通していないものです。
一枚はうちのBOSEでは再生できず、
PCでDatePodに取り込んでようやく楽しんでいるぐらいです。

一枚は前回の来日ライブの様子を録音した

 『Live...Recorded Sepetember 14, 2007』

そしてもう一枚は2006年制作のサード・アルバム

 『Steady』

です。
どちらもジムたちの息吹までパッケージされたような生々しさで、
カッコいいアルバムです。

そして昨日のライブでカッコよかった曲はこれかな、
と思うものも何曲か収録されているのですが、
やっぱりライブで聴くのとでは迫力が違い、
そういうことを思うにつけ、
昨日の環境は観ている側も演奏に集中できず、
最悪だったなあと思います。

そして昨日は驚いたことがあったのですが、
ジム・ビアンコは大柄な人だったのです。
これまでCDのジャケットや、
HPに掲載されている写真や映像でしか見たことがなかったのですが、
なんとなく小柄な人を想像していたのです。

それが実際に本人を目の前にすると、
もう見上げるぐらいに大きくて、
腕なんかもワニ・ハンターかと思うぐらいぶっとくて、
しかも後の二人も負けず劣らず大きくて、
その三人が途中でぼくたちのテーブルに来て、
ちょっとアンプラグドな感じで1曲演奏したりするもんだから、
それは夢かと思うぐらい嬉しくて幸せなことだったんだけど、
その間ぼくはサイズに圧倒されて
けっこう緊張した笑顔を貼り付けていたと思います。

ライブを観てそのアーティストをさらに好きになれるというのは、
とても嬉しい体験です。


*HPで紹介されているビデオはこちら >>> ジム・ビアンコのビデオ

| | コメント (0)

2009年6月13日 (土)

Jim Bianco Japan Tour 2009.

今日は甲子園のJoe Guyというバーで行なわれた
ジム・ビアンコのライブに行ってきました。

カウンター席とテーブル席を合わせて
30人も入ればいっぱいのバーで、
まさかそんなところとは知らなかったのでびっくりしました。

少し早めに到着すると本番前のリハーサル中で、
その様子も間近で見てしまいました。
小さなライブハウスよりもさらに小さなバーで、
ジム・ビアンコたちからほんの2メートルほどしか離れていないテーブル席に着き、
他のお客さんたちはどうやら馴染みの人たちばかりという中、
かなり緊張しつつ、ビールをちびちびと飲みながら開演を待ちました。

そして待ちわびたジム・ビアンコのライブが始まったのですが、
今回の編成は

 ジム・ビアンコ:ボーカル、ギター
 ブラッド・ゴードン:アコーディオン、クラリネット、キーボード、トランペット
 ジェイソン・ピプキン:ドラム

という三人で、いきなりものすごい迫力でした。
ボーカルの声量にもドラムの迫力にも、
たくさんの楽器を次から次へと奏でるブラッド・ゴードンの多才さにも、
ただただ圧倒されました。

数年前にジム・ビアンコを知って以来、
CDではずい分と聴いてきましたが、
今日のライブでさらに好きになりました。

腹の底から振り絞るように声を出して歌い、
ギターを時に繊細に、時に大胆に、時にユーモラスに、
まさにエンターテイナーでした。

ジムを支える二人との関係も見ていて心地よく、
いいバンドだなあと思いました。

ただ、どういう経緯があったのか、
途中で10分の休憩が入った時に
それまではいなかった団体客ががやがやと入ってきて、
演奏しているのもお構いなしでゲラゲラとしゃべり出し、
狭いバーなのでジム・ビアンコたちもやりにくそうだったし、
演奏を楽しみにしてきたぼくたちも不愉快だったし、
後味の悪さが残ってしまいました。

次は仲間たちとお酒を飲むのがメインではなく、
ライブを楽しむのがメインのライブハウスでやってほしいと思いました。
音楽が好きな人たちが集まれば確実に盛り上がるはずです。
素晴らしい演奏だったのに、
せっかくのライブが今日は本人たちにも失礼だし、
ぼくたちも残念だったし、もったいなかったです。

だけどそんな劣悪な環境でも
最後まで最高のパフォーマンスを見せてくれた彼らは、
本当のプロフェッショナルだと思いました。

帰りにCDを買って店を出ると、
本人たちが店の外にいたので、
ジャケットにサインをしてもらいました。
三人とも快くサインしてくれるナイスガイたちでした。

ジム・ビアンコが日本でも大ブレイクするのはきっと時間の問題です。
どこかでCDを聴く機会、ライブを観る機会があれば、
それは逃すべきではないと強く思いました。

| | コメント (0)

2009年6月11日 (木)

『This Dream Of You』

 "How long can I stay in this nowhere cafe
  'Fore night turns into day
  I wonder why I'm so frightened of dawn..."

 「夜から朝になるまでに、
 どれだけこのくだらないカフェで過ごしていられるだろう
 なぜだか、夜明けの訪れを恐れている……」(訳:ぼく、以下同)

ディランのニューアルバム『Together Through Life』に収録されている
「This Dream Of You」の最初の部分です。

翻訳のBGMとして流しているだけで、
まだじっくりと聴いていないんだけど、
リピートしていてもこの曲がふと気になることが多くて、
ちょっと翻訳の手を休めて聴いてみました。
そしてこのオープニングで一気に引き込まれてしまいました。

すごいストーリーテラーだと思います。

 何があったんだろう?

と思わされます。
そしてすぐに、この歌がものすごくロマンティックでメランコリックなことに
気づかされます。

アルバムリリース前のインタビューの中で、

 "They (My listeners) feel style and substance in a more visceral way
 and let it go at that.  Images don't hang anybody up....(中略)...
 Images are taken at face value and it kind of freed me up."

 「リスナーが様式と中味をこれまでに比べて素直に感じ取ってくれていて、
 深読みすることがなくなったようだ。
 イメージに囚われることがなくなったんだ…(中略)…
 言葉をそのまま受け止めてくれるから、おかげで自由になれた気がする」

というようなことも言っているのですが、
今回のアルバム全体を通してなんだか自由の風を感じるのは
そのことと関係があるのかもしれないし、
このインタビューを読んだうえで聴いているからそう思うだけなのかもしれないし、
アルバム制作のきっかけとなった映画に関係があるのかもしれません。

いずれにしても、
1曲目の"Beyond Here Lies Nothing"『この先には何もない』とか、
2曲目の"Life Is Hard"『人生は大変だ』とか、
タイトルだけでもイメージが具体的です。

思い浮かぶイメージも具体的だし、
それは映画の中に見た主人公なのか、
それともディラン本人なのか、
人物の心象風景としても具体的です。

聴きごたえがあるのはいつものことなのですが、
今回はひとまず今日で中断して、
明日からはしばらくジム・ビアンコを聴くことになるはずです。

| | コメント (0)

2009年6月 9日 (火)

『Toghether Through Life』

今週末はジム・ビアンコのライブがあるので、
そろそろ予習を始めないと、と思っていた矢先に、
ボブ・ディランのニューアルバム、

 『Together Through Life』

が届きました。

日本盤、輸入盤にそれぞれデラックス・エディションとか初回生産限定盤とか
色々あって、付属してくるボーナスCDやDVDの内容が違っていて、
どれを買えばいいのか本当に悩ましく、
最近はこういう売り方というか発売方法も珍しくないけれど、
ファンにとってはあんまり有り難くない傾向だなあと思ったりしつつ、
タワーレコードのポイントが貯まっていたのでそれで予約したところ、
予約のタイミングが良くて結局送料もかからずに
800円ぐらいで買えたのでした。

そんな感じで、もちろん楽しみではあったんだけど、
心の底から楽しみにできていたかというと、
なんとなくそういう要らないところで引っかかることもあったりして、
だからディランのニューアルバムだというのにドキドキすることもなかったりして、
だけど届くとやっぱり嬉しく、
プレイボタンを押すとやっぱり

 「おお、かっちょええ」

と連発のニューアルバムでした。

オリヴィエ・ダアン監督の『My Own Love Song』という映画のために
一曲書くことになって、
それからこの映画にインスパイアされて、
一曲にとどまらずアルバムが一枚できあがったそうです。

まだ聴き込んではいませんが、
ぶっきらぼうにも感じられるディランのボーカルも含めて
素朴でしみじみと染み入るような感じです。
アコーディオンの音も印象的です。
ゆったりとしているというか、メロウな雰囲気が漂っています。

ジム・ビアンコは一夜漬けになりそうです。

| | コメント (0)

2009年6月 3日 (水)

『Oh! RADIO』

ヤッホー!

と呑気に喜ぶ気分でもないのですが、
清志郎さんのニューシングル、

 『Oh! RADIO』

が今月の17日に発売になります。

この素晴らしいジャケット!
空に二本の虹が出ていて、
そこに清志郎さんが手を差し伸べています。
ステージの上で、

 「想いよ、届け!」

とばかりに手をオーディエンスに向けて目一杯に差し出し、
喉を震わせ、魂の叫びを力の限りに解放していた
清志郎さんの仕草を思い出します。

このジャケット・アートの壮大さは、
ジョン・レノンのアルバムの中に紛れていても分からないと思います。

B面には『激しい雨』のプライベート・セッション、
つまり『夢助』が出来上がる前の音源が収録されるということです。

 Vocal, Piano, Alto Sax: 忌野清志郎
 Electric Guitar: 仲井戸麗市
 Drums & Tambourine: 新井田耕造
 Acoustic Guitar & Bass: 三宅伸治

というメンバーが清志郎さんのプライベート・スタジオ、
「ロックン・ロール研究所」に集合し、
2006年5月14日に録音されたもののようです。
「キヨシローん家」に古くからの友達が集まって、
来たるべき夏の祭典に向けてワイワイやってたのかなあ、
なんて考えてしまいます。

集結した最強メンバーの勢いと文句なしの実力が
きっと感じられるシングルレコードになっているはずです。

清志郎さんが全ての楽器を一人でこなしたA面の『Oh! RADIO』も、
みんなで作り上げたB面の『激しい雨』も、
どちらもきっとバリバリの大ヒットナンバーになるに違いありません。
楽しみです。

だけどその前に、明後日の5日には、
ロッキング・オンの特別号が発売です。

この鋭い目。
1988年の頃の写真だそうです。
この目の奥に秘めた無限の力を感じます。

ラジカルで、エッジーで、イノセントで、ピュアで、アグレッシブで、
シャープで、シャイで、タフで、ラフで、ソウルフルで、
深くて大きな側面をいくつも持つ清志郎さんのことを少しでも知るには、
これはきっと必読書です。

締め切り月だというのに、忙しくなりそうです。

| | コメント (0)

2009年5月31日 (日)

5月。

早いもので、5月も今日で終わってしまいました。

DVDを観る以外は一度もTVをつけずに過ごしました。
TVをつけないでいると、
基本的に穏やかな気持ちで過ごせます。

もちろん後半に入って取り戻したかのように見えた平穏な日々も
当然表面的なものであって、
深いところではやっぱり激しく渦巻いていて、
何かを先延ばしにしているだけだということは自分でもよく分かっています。

本当に必要なことは、
どんな場面でもごりごりとした実感です。
このままさらりと巧くすり抜けてしまったりせず、
いつかどこかで、必ず向き合わないとと思っています。

| | コメント (0)

2009年5月25日 (月)

materialistic...

iTunesに取り込んだ何百枚ものアルバムの中から
その日の気分にあったものを選んだり、
あるいは選ばずにランダムに、
ほとんどBGMと化した音楽が一日中部屋に流れています。

だからアルバムの1曲目だとか、ラストの曲だとか、
レコードだった時代はA面のラストの曲だとか、B面の1曲目だとか、
そういうことを意識することがほとんどありません。

でも、確かにそういう時代がありました。

20分程度でA面を聴き終えて、
ちょっとだけ余韻に浸ってから裏返してB面を聴いたり、
早く次の曲が聴きたくて急いでB面に針を落としたり。
そして気がついたらちょっと日が暮れていたり。
一枚一枚を大切に聴いていました。

垂れ流される大量の音楽の中で、
耳に残るのは難しいことだと思います。
作る側には、もっと一枚単位、一曲単位に込めた意図があるはずです。

それを何十枚も何百枚もいっぺんに節操もなく聴くことは、
裏返したりする必要もなくて便利だし、
次から次へと好きな曲がかかってきて楽しいけれど、
ひっくり返してB面の1曲目が始まってくるまでの「間」はありません。

そしてこういうことは、iTunesとかレコードに限ったことではなく、
物に対する個人的なスタンスの問題のような気がします。

一日や一週間の過ぎるのが早いのは、
追いかけてくる時間にペースを握られているからです。
ぼくのような立場の唯一といっていいぐらいの良い点は、
心がけ次第でいくらでも呑気に構えていられるところなので、
それを最大限に利用して、
アルバムの一枚一枚を心の財産とできるよう、
余裕を持って楽しむようにしたいと思います。

欲しがるばっかりで気づかないのは罪なことに違いありません。

| | コメント (0)

2009年5月 9日 (土)

Blues Is Alright.

しかしヘヴィな一週間でした。

大いにヘコんだし、
なかなか前向きにもなれなかったし、
こんなブルースはとてもじゃないけれど楽しめなかったし、
これからも不意に打ちひしがれたりすると思うけど、

今日も清志郎さんのこれまでのミュージックビデオを観て、
少しずつ勇気がわいてきました。
ヘコんでる場合なんかじゃなく、
ぼくにはぼくのやるべきことがあると思えました。

清志郎さんと同じジャンルじゃないことが
ちょっと残念だったりもするけれど、
それは清志郎さんが大事にしていた「自由」ということでもあると思います。

それなりの覚悟を決めて自分の自由で職業を選択したのなら、
自由に伴う全ての責任を背負って、
伴う全てのブルースを楽しむぐらいの気持ちで、
夢を叶えるために全力を尽くすことが大事なんだと思います。

これからも自由を一生懸命に満喫しようと思います。

| | コメント (0)

2009年5月 8日 (金)

RCサクセションがきこえる。

意を決してぶ厚い黒雲に突入し、
少しずつ、再びキヨシローの音楽が聞こえてくるようになりました。

辛いけど、やっぱり、
今も、これからも、
だんぜんキヨシローです。

今日みたいに月がまん丸くて透き通るようにきれいな夜は、
なんだか気分もちょっと軽くなります。

| | コメント (0)

2009年5月 7日 (木)

にじんだ星を数える。

話の成り行き上、上からの指令で
「ぼくの好きな先生」を含むプレイリストを作ることになり、
そんなことが果たして今のぼくにできるのかどうか、
不安で不安でしょうがなかったのだけど、
こういう半強制的な目的でもなければ先には進めないと思い、
久しぶりにiTunesを立ち上げ、
プレイボタンを押し……、

それまでは水をなみなみと注がれたコップを慎重に、
細心の注意を払いながら、
表面張力などにも助けられながらどうにかそろそろと運んでいたのに、
突然そのコップの中に放り込まれ、
フタをされ、
しゃかしゃかと攪拌されているみたいになってしまいました。

でももうそれならばと、
コップどころか洗濯機の中に自ら飛び込んで、
ぐるぐる回るように、回らされるように、回らされるがままに、
「ヒッピーに捧ぐ」も「トランジスタ・ラジオ」も「太陽の当たる場所」も、
どんどん聴いて、一緒に口ずさみ、一緒に歌い、
あの日と同じように大きな声で、
あの人に届けと大きな声で、
コップの水の大半をぶちまけてやりました。

それなのにコップが小さくて、
水はどんどん溢れてきて、
えらいことになってしまいました。

幸せは、このぶ厚い黒雲の上です。

| | コメント (0)

2009年5月 6日 (水)

曇り空。

夕べは眠れそうになかったので、
思い切って、
録画してあったスペースシャワーの特別番組を観ました。

3時間、約30年分のミュージックビデオです。

RCの伝説が一気に広まった衝撃ライブの映像、
"King of Live"の名を欲しいままにしていた時代、
RCを休止して新しく組んだゴキゲンなバンド時代、
「キヨシローとチャボ」が復活した真夏の夜の出来事、
離れ離れになった友達に呼びかけるようなラブソング、
愛と平和を叫ぶロックンロール、
オーティスの街でR&Bの御大たちと音楽を楽しんでいる姿、
完全復活してRCクラシックスを古い友達たちと歌う姿……。

画面に映っている映像と、
現実に起きたことがどうにもつながらなくて、
妙な感じがしました。

でもそうやってでも、ちょっとずつでも、
心のバランスを取り戻していかないといけないのだと思います。
今はまだ目を背けているところがあるのですが、
おとななので、勇気を出していこうと思っています。

| | コメント (0)

2009年5月 5日 (火)

雨音。

相変わらず静かな部屋で、
雨音だけをBGMに翻訳しているのですが、
あんまりペースが上がってきません。

喪失感というか、
特に何を考えているわけでもないのですが、

 どうしよう……、

と頭の中で何回言ったか分かりません。
そのくせ、具体的なことを考えたりイメージしたりすることには
無意識のうちにストップをかけているようです。

だけど昨日ぐらいから、
あの手この手を使ってぼくを励まそうとする電話が跡を立たないので、
そろそろ元気を出していこうと思っています。

| | コメント (0)

2009年5月 4日 (月)

The Times They Are A-Changin'.

ぼくはついつい色んなことを当然のように思ってしまうところがあるのかもしれません。
もしくは、当然のように思えないことは意識の外に追いやるように目を逸らしたり。
だから色んな変化に対応する準備ができていなくて、すぐに動揺してしまって。

失って初めてその大切さに気づくことは本当に多いものだけど、
普段からその大切さを意識して、
当然のようになど思っていないつもりでも、
たいていのものはぼくの認識や想像を超えて遥かに大切だったりします。

この世の中でいつまでも同じ形で存在し続けられるものなどなく、
笑っていた次の瞬間には泣いていたり、
若いつもりがいつの間にかそこそこの大人になっていたり、
さっきまでは何でもなかったのに急にとんでもないことになってしまったり、
儚いのが世の常なら、
そこに生きる人も常に変化の過程にあるということなのだと思います。
それは生まれた瞬間にさっそく始まることです。

何でも分かったような気になって、
大きな顔で偉そうに毎日過ごしていても、
分かっていないことや思いもよらないことは
その辺にごろごろしています。

それは昨日も去年も十年前も二十年前も同じなのに、
ある時期には呑気に暮らしていられたり、
それが突然不安になったり、
妙な覚悟で変に自信満々になったり、
全く何にも考えていなかったり、
対応する準備とか言っている場合ではなく、
周囲も自分も本当は変化だらけです。

ぼくは何となく昔から、
自分は頑固で、変わろうにも変われない性格だ、
なんていうふうに思っていたところがあります。
自分の性格を少しでも把握して、
そのうえで毎日を自覚的に過ごそうと思っていました。

でも、

毎日を生きるということはそんな傲慢が許されるほど簡単なことではなく、
ぼくなんかの手に負えるものではなく、
もっと大きな流れみたいなものがあって、
そこをどんどん流されていくということなのかもしれません。
そしてその先にあるはずのことも何となく知っているはずなのに
それがどういうことなのかよく分からなくて、
だからそのことについて考えるのはちょっと後回しにしていたりして、

だけど、

どうしようもないなりにやっぱり踏ん張ってみたり、企んでみたり、
そしてそんなことをしていられる間は、
せめて手をつなぎあっていたいと思います。

 

 「夢かもしれない でもその夢を見てるのは
 きみ一人じゃない 仲間がいるのさ

 ほら、ここにいるぜ」

ととても誇り高いピースサインを掲げていた姿が忘れられません。

| | コメント (0)

2009年5月 3日 (日)

無音。

夢の中でたくさん泣いていたような気がします。

目が覚めてからはTVもつけず、
音楽も流さず、
インターネットのニュースサイトなどへのアクセスもシャットダウンして、
極力穏やかに、
とてもスローなペースで、
一日中翻訳をして過ごしました。

これまでで一番大人しく過ごした一日だったかもしれません。

| | コメント (0)

2009年5月 2日 (土)

Gotta 最大限の感謝 for you!

悪い夢を見ているようです。

ぼくらのGodが星に還っていってしまいました。

全身から力が抜け、
胸のドキドキが止まらなくて、
頭もぼうっとしていてよく分からないのですが、
信じられません。

行き場のない寂しさが宙に浮かんでいる感じです。

| | コメント (2)

2009年4月 2日 (木)

「救いの神様」

チャボさんのイベントに行ってから一週間が経ちますが、
日に日にあの時の感動が大きくなってきています。
妙にソワソワしてくるのです。

ライブ直後は圧倒されるばかりで
具体的な印象を持てなかったりしますが、
それが日を置くことで少しずつリアルに甦ってくるのだと思います。

それでも当日はやっぱり圧倒され、うろたえてしまっていたので、
どんな曲を演奏していたとか、
あの日の細部を一つずつ全て思い出すのは今でも無理です。
もったいない話です。

だけどふとしたきっかけで、
ある瞬間のチャボさんの表情を思い出したり、
チャボさんが歌っていたフレーズを思い出したりするのですが、
そういう断片的な記憶を時間をかけて継ぎ合わせていくだけで精一杯です。

少しずつでもいいから、
思い出したことや憶えていることを記憶の中に定着させ、
いつでも好きなときに呼び出せるようになればいいのにと思います。

たとえばDVDになって発売されればそれでいいのかと言うと、
それはとても嬉しいけれど、
そういう問題ではないようにも思います。

自分が経験したことや経験していることの本当の大きさに気づかず、
うかうかしているというのだけは避けたいと思います。

| | コメント (0)

2009年3月30日 (月)

『LIVE TOUR 2008 歌うたい 15<16』

ようやく本編を観ました。

15周年記念ライブツアーということで、
懐かしい曲からCMで話題の最新曲まで合計24曲が収録されていて、
見応えがありました。

「僕の見たビートルズはTVの中」とか、「レノンの夢も」とか、「tokyo blues」とか、
古い曲が新しく甦ったようなアレンジで演奏され、
先日のチャボさんのライブでも感じたことだけど、
ライブで聴くと唄の持つ力が改めて浮き彫りになることがあるように思います。

胸の奥から吐き出された実感が、
メロディに乗って聴く者の胸に届きます。
切ない歌から怒りをぶちまけたような激しい歌まで、
きっとそこには何かしらの「確信」があるはずです。
ぼくはそこに何か大きなヒントのようなものを感じています。

バンドでギュィンギュィン弾きまくっているのはもちろんカッコいいし、
ドライブする中にゆらゆらと漂うような浮遊感も心地いいけれど、
そういう目や耳から入ってくるカッコよさだけでなく、
ギュンギュン弾いている姿にも、
ジャカジャカ弾いている姿にも、
ぽろぽろ弾いている姿にも、
おちょけたMCをしゃべっている姿にも、
同じようにどっしりとした斉藤和義の存在を感じました。

だからのあの閉じたまぶたの向こうに何を見ているのだろう、
なんてちょっと考えたりもしてしまいます。

次こそは頑張って会場に足を運びたいと思いを新たにしました。

| | コメント (0)

2009年3月28日 (土)

『ラジオ・スターの夜劇~冬の次は、春なのだ!~』

昨日は久しぶりに大阪で開催されたチャボさんのイベント、

 『ラジオ・スターの夜劇~冬の次は、春なのだ!~』

に行ってきました。

前半の約一時間半はDJタイムということで、
チャボさんが最近よく聴いている曲を
おもしろコメントを交えながら紹介してくれました。

ステージの上で実際にチャボさんがCDラジカセをかけてくれるのですが、
チャボさんの家に遊びに行って、
わいわいしながら聴かせてもらっているみたいな雰囲気があって楽しかったです。

そしてそれから15分程度の休憩を挟んでライブです。
イベントでのライブコーナーなので、
本来のチャボさんのライブに比べると、
時間も短くてダイジェストのような感じなのかなと思っていたのですが、
全くそんなことはなく、
約二時間半に及ぶ、白熱の、狂乱の、怒涛のライブでした。

古井戸時代の曲、
ビートルズやエルトン・ジョン(!)などのカバー、
ポエトリー・リーディング……、
至福の二時間半でした。

チャボさんの体内には真空管アンプが内蔵されているんじゃないかと思うぐらい
ボーカルに迫力があり、
ギターは変幻自在で、
MCはとても優しくて面白いのに
いったん演奏を始めるとあっという間にカッコよさの極致に達し、
魔法にかかったみたいな夜でした。

ポール・アンカ、フランク・シナトラで有名な『My Way』が演奏されたのですが、
これはオリジナルではなく、
セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスのヴァージョンを踏襲したもので、
初めて聴いたのですが圧倒されました。

 これぞロックスター、チャボ!

といった感じでした。
会場に行く前にちょっと時間があったので書店に寄って、
最近のチャボさんのインタビュー記事が載っている雑誌を立ち読みしたのですが、
ちょうどこの曲に関するエピソードが語られていて
聴いてみたいなあと思っていたところだったのです。
こんなチャボさんを観たのは久しぶりでした。

「ガルシアの風」と「SOSが鳴ってる」がポエトリー・リーディングされたのは
少なからずびっくりしましたが、
唄が根本にあって、それをどう演奏するか、表現するか、
ということは、またちょっと別のことなのかなという気がしました。
味わい方に工夫が施されても唄のエッセンスは変わらない、
といった感じです。
唄のエッセンスを変えずにあそこまで装いを新たにすることができるのは、
ものすごい表現力です。

その他にも今回のライブを企画した人たちからのリクエストを5曲、
さわりの部分だけ演奏してくれたのですが、
その中で「GLORY DAY」だけは、
少し気持ちの込め方が他の4曲とは違っていたように感じました。

 「輝け、俺のダイヤモンド!」

という、RC時代のあの曲です。

でも昨日のライブは本当に、
何がどう良かったとかいうことではなく、
全てが圧倒的だったのです。
言葉を失うぐらい素晴らしかったんです。
伝えきれないことがとてももどかしいです。

 「救いの神様、それはミュージック!」

という言葉に込めた思いも、
少し分かったような気がしました。
イベントだろうが何だろうが、
ステージに立ったなら最高の演奏を見せてくれるのは、
音楽への強い思いがあるからこそだと思います。

長いアンコールも終わり、
チャボさんが観客席に向かって深くお辞儀をしている間、
自然とみんな立ち上がって拍手を送っていました。
ようやく頭を上げたチャボさんがそれに気づいて
びっくりしたような表情をしていましたが、
客としてはどれだけお礼を言っても言い切れないぐらい、
たくさんのものを受け取った夜でした。

チャボさん、ありがとう! 本当にありがとうございました!

| | コメント (0)

2009年3月24日 (火)

『LIVE TOUR 2008 歌うたい 15<16』

最近の斉藤和義は人気がありすぎて、
ライブがあってもなかなかチケットが取れず、

このツアーの時もファンクラブ会員にも関わらず参加できなかったという、
15年来のファンとしては嬉しいような寂しいような、腹立たしいような、
ちょっと距離を置こうかとさえ思ってしまうような、

そんなツアーがDVDになったというニュースを
一ヶ月前だったか二ヶ月前だったかに聞きつけ、
うほうほと喜んで予約注文し、
最近はチャボさんのことで頭がいっぱいだったので、
特に待ちわびてはいなかったのですが、
今日届いて、やっぱりテンションはちょっと上がりました。

だけど今日はあまり時間がなかったので、
Disc2の「15周年記念プレミアライブ」の5曲分だけ観ました。

もう深夜だったのでボリュームを絞って観たのですが、
それでもやっぱりカッコよかった。
惚れ惚れするぐらいカッコよかったです。

斉藤和義は指が長いのか手が長いのか、
余裕があって、ダイナミックです。
少しでも距離を置こうなんて考えたぼくがバカでした。

 次はなんとしてでもチケットを取るぞ!

と熱く誓うことができました。

| | コメント (0)

2009年3月20日 (金)

『2009春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INN』(つづき)。

昨日のつづきですが、
ポーグス、トム・ウェイツ、キンクス、ビートルズ、カーティス・メイフィールドなどの
カバー曲が80%ぐらいを占めていました。

しかし、
『ガルシアの風』『Blue Moon』などチャボさんの名曲あり、
ポエトリー・リーディングあり、
梅津さんのボーカル(!)あり、
梅津さんとチャボさん共作の新曲(「祈り」)ありで、
とても新鮮で、楽しかったです。

梅津さんのサックス、ピアノ、
佐藤芳明さんのアコーディオンをバックに
チャボさんがポエトリーをリーディングしたのですが、
これには圧倒されました。

ポエトリー・リーディングも含めて、
チャボさんの音楽の向こうには物語があるように思いました。
上空を物語が早送りのように通り過ぎていく中、
チャボさんは何も見逃すまい、些細な出来事まで全てこの体で受け止める、
とばかりにしっかりと大地を踏みしめ、
その想いをギターと声に込めているように感じました。
その物語とは、おそらくチャボさんの人生……、かな。

その声に耳を澄ますように、
バックでサキソフォンやピアノに向かう梅津さん、
アコーディオンを奏でる佐藤さんにとって、
音は視覚的なものなのかなあと思いました。
ぼくみたいな素人は音楽は耳で精一杯聴くしかできないけれど、
梅津さんの耳に音楽はもっと色鮮やかに届いているように感じました。

なんというか、凄かったです。
音楽の向こうに、チャボさんたちが見ている広がりのようなものが、
ぼくにもちょっと見えた気がしたのです。
なんというか、表現したいものがあって、
それを表現できる手段を持った、カッコいい大人なんです。

何度でもライブを体感して、
もっと深く知りたい、理解したい、
とライブを観に行くたびに思います。

そして来週もチャボさんに会えるんです。
今度はソロです。
さらにディープな世界に引きずり込まれそうです。

| | コメント (0)

2009年3月19日 (木)

『2009春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INN』

『2009春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INN』に行ってきました。
ゲストは仲井戸"CHABO"麗市!と佐藤芳明(Acco.)です。

初めてのイベント、初めての会場ということで、
どんな雰囲気になるのか、
メインを張る梅津さんはどんなスタンスで演奏するのか、
佐藤芳明さんとはどんなミュージシャンなのか、
今週は今日が近づくにつれ、
ドキドキワクワクが止まりませんでした。

どんな予習をしていけばいいのかも分からなかったので、
ぶっつけ本番という感じでした。

そして迎えた今日は朝からポカポカと暖かく、
ベストのコンディションで夜に臨むべく、
事前に買ってあった本気度100%のマスクで花粉をガードし、
家を出ました。

整理番号82番ではぎりぎり座れなかったのですが、
立見席としては一番前に陣取ることができました。

続きは明日書きます。

| | コメント (0)

2009年3月14日 (土)

『磔磔2008盤「継続は力なり。」…ってか。』

ようやく昨年末の麗蘭ライブCD

 『磔磔2008盤「継続は力なり。」…ってか。』

が届きました。

このジャケット写真は29日のライブのアンコールの時に撮ったものです。
いい写真だなあと思います。

 年末は俺らに任せとけ!

みたいな自信と充実感に満ち溢れているように感じます。
磔磔ライブ盤は2005年から出ていますが、
ジャケット写真も毎回楽しみです。

プレイボタンを押すと、
期待を煽る「麗蘭のテーマ」に始まって、
今までとはがらりと雰囲気が変わってファンキーになった「ミッドナイト・ブギ」で、
さっそくもっていかれたことがリアルに甦ってきます。

いつもはチャボさんばかりに注目しているのですが、
この時はKoheyくんのファンキーっぷりっぷりが
カッコよかったことを覚えています。
新曲の「今 Yes-We-Can」はそんなファンカホリックっぷりが炸裂しています。

今回収録されたのは厳選された10曲で、
本番の3時間を超えるライブを考えると「ダイジェスト」という感じですが、
どこを取ってもハイライトというべき濃密なライブなので、
もちろんその熱い雰囲気は十分にパッケージされています。
どの曲もイントロを聴いただけであの日の夜を思い出し、
鳥肌がスタンディング・オベーションしています。

ヘッドフォンをして大音量で聴きたいアルバムです。

 Play it loud, please!

| | コメント (0)

2009年3月 1日 (日)

最強プレイリスト。

先日は思わず、

 「ジャーン、プっ!」

と叫んでしまったわけですが、
その時に聴いていたプレイリストは、
去年の10月に「雨」「月」をテーマに作成したプレイリストに続いて作ったもので、
その時のぼくの個人的な心情や、清志郎さんたちに対する想いなど、
今のところちょっとうまく表現する自信のない複雑な気持ちを託し、
盛大にぶち込んだ全28曲です。

 01. 君が僕を知っている  "The Day Of R&B"
 02. Oh! Baby  "OK"
 03. すべてはALRIGHT(YA BABY)  "ハートのエース"
 04. 宝くじは買わない  "Best Of The RC Succession 1970-1980"
 05. 雪どけ  "Have Mercy!"
 06. 彼女の笑顔  "Have Mercy!"
 07. はぐれた遠い子供達へ  "DADA"
 08. 口笛  "MAGIC"
 09. デイ・ドリーム・ビリーバー  "MAGIC"
 10. 上品な猫みたいな  "MAGIC"
 11. 夜の散歩をしないかね  "Super Best"
 12. メッセージ  "Super Best"
 13. 世間知らず  "Memphis"
 14. 世界中の人に自慢したいよ    "さようならEMI"
 15. Baby何もかも  "KING"
 16. 約束  "KING"
 17. Eden.(instrumental)  "SOSが鳴ってる"
 18. 仕草  "GOD"
 19. JUMP  "GOD"
 20. 魔法を信じるかい?- Do You Believe In Magic? -  "Present #55"
 21. 花びら  "夢助"
 22. 残り香  "夢助"
 23. 雨の降る日  "夢助"
 24. あいつの口笛  "夢助"
 25. スローバラード  "完全復活祭 日本武道館"
 26. LIKE A DREAM  "完全復活祭 日本武道館"
 27. 雑踏 at Blue Note 東京  "完全復活祭 日本武道館"
 28. 魔法を信じるかい?- Do You Believe In Magic? - (Reprise)  "Present #55"

まさに最強プレイリストです。
曲順は収録されているアルバムの発売日順に並べただけなのですが、
とてもしっくりきています。

どんな時に聴いてもやる気が湧いてきます。
やる気を貫く勇気も湧いてきます。
だからどんどん歩き出して歩き続けたくなるのですが、
一方で立ち止まってみたくもなります。
表現様式としてのボキャブラリーの奥深さをしみじみと痛感するのです。

ボキャブラリーというのはぼくにとって永遠のテーマでもあるのですが、
限りなく答えに近いはずのその鍵は、

 「誠実さ」

にあるような気がします。
借り物や雰囲気ではなく、
実感を伴う実体的なものです。
いつの間にかそんなことを考え出してしまうのです。

毎日を豊かにしてくれる音楽には本当に感謝です。

| | コメント (0)

2009年2月28日 (土)

居ても立ってもいられたり、いられなかったり。

今月はトム・ウェイツを熱心に聴いていたおかげで、
本来なら居ても立ってもいられなかったはずの

 クラプトン×ジェフ・ベック!

の誘惑にもそれほど興奮することなく、
無事に平穏な日々を過ごすことができました。
80%ぐらいは予定どおりです。
おかげで翻訳も順調です。

まさかここまで苦もなく乗り切ることができるとは思っていなかったのですが、
今は来たるべきあの人の大復活に向けて大人しくしているべき時期で、
いくら世紀の競演とはいえ、迂闊に参加するべきタイミングではないのです。

だけど、一月、二月を大人しく過ごしたのと同じ理由で、
三月は張り切るつもりの予定が二つ入っています。

 梅津和時 プチ大仕事
 仲井戸麗市 ラジオ・スターの夜劇 ~ 冬の次は、春なのだ!

です。

あの人の近況が分からないので、
居ても立ってもいられず、
近しい人たちのライブにどうしても足を運びたくて、
三月はちょっと解禁してみることにしたのです。

楽しみではあるのですが、複雑です。

| | コメント (0)

2009年2月26日 (木)

『JACK KEROUAC reads ON THE ROAD』

『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』を読んでから、
トム・ウェイツも大きく影響を受けたというケルアックを再び読みたくなってきて、
だけど今はゆっくりと読書をする余裕がないので、

 『JACK KEROUAC reads ON THE ROAD』
 『Readings by Jack Kerouac on the Beat Generation』

という二枚のCDを買いました。

  

『reads ON THE ROAD』の方は、
ケルアックの朗読と歌が収録されていて、
『on the Beat Generation』の方は、
全編が朗読です。

ただ、両方とも(今のところ)何を朗読しているのかよく分からず、
まだ十分に楽しめているとは言えません。

『reads ON THE ROAD』は朗読の部分も
バックにデヴィッド・アムラムによるジャジーな演奏が流れていて、
その雰囲気だけでも楽しいのですが、
『on the Beat Generation』は本当に朗読しているだけなので、
今はその言葉の響きやリズムを楽しんでいる程度です。

だけどデヴィッド・アムラムといえば、
50年代にケルアックと共にスポークンワーズ・セッションを行なっていた人物で、
95年には来日して佐野元春ともポエトリー・リーディングのライブを行なっています。
ジョニー・デップやデニス・ホッパーが出演した映画『ビートニク』(1999)でも
音楽を担当していました。

佐野元春と共演した時の音源は、2007年にリリースされた

 佐野元春『BEATITUDE-Collected Poems and Vision 1985-2003』

にも収録されているのですが、
日本語で書かれた佐野元春の詩の内容をどこまで理解していたのか、
フルートやピアノによる息の合った演奏が印象的です。
彼と同じステージに立っていることを
佐野元春がとても嬉しく感じている様子が分かります。

詩を書いて、ライブで朗読して、
しかもそのバックをアムラムのメロディが支えているのです。
言葉が本来持ちうる力について、
非常に勉強になります。

『reads ON THE ROAD』は、
そんなアムラムとケルアックのコラボレーションです。

ポエトリー・リーディング(poetry reading)と言った場合と、
スポークン・ワーズ(spoken words)と言った場合とでは、
ちょっと印象が変わってくるようにも思いますが、
そんなことも意識しながら、
ケルアックのこの二枚はちょっと真面目に聴いてみようと思います。

| | コメント (0)

2009年2月12日 (木)

『RUN寛平RUN』

配信限定でリリースされた清志郎さんの

 「走れ何処までも/RUN寛平RUN」

をiTunesストアでようやく購入しました。

 *Earth Marathonと銘打って、
 マラソンとヨットで世界を一周している間寛平に贈った
 応援ソングです。

どちらもごりごりのブルーズで、
清志郎さんのフルートとブルースハープが印象的です。
もちろんBooker T. &The MG'sの演奏もゴキゲンです。

いつゴールするとも知れない長い旅をしている者にとって、
こんなに勇気づけられる歌はないというぐらい、
気分が高まってきます。

 ♪すべての路に 喜びがあふれてる
  遥かな希望と ほこりにまみれて(走れ何処までも)♪

数年前に寛平ちゃんが、

 「まだゴールやないんやから、立ち止まる理由がない」

と言っていたのを聞いたことがあります。
立ち止まる理由はないけれど、
立ち止まってみようかな、という誘惑に負けそうになることは
あるかもしれません。
だけどそんな時でも

 「RUN寛平RUN、RUN寛平RUN……」

と繰り返されるフレーズを聴くと、
きっと次の一歩、次の二歩と、
足を踏み出すことができると思います。

アースマラソンに出発して58日目を洋上で迎えている寛平ちゃんからも、
そしてもちろん清志郎さんからも、
ぼくはとてつもなく大きな勇気と元気をもらっています。

ぼくもこれからもこれまで同様、立ち止まるつもりはありません。

| | コメント (0)

2009年2月10日 (火)

『Heartattack And Vine』

『天使の宿り木』を観て以来、
BGMはすっかりトム・ウェイツに切り替わりました。

『天使の宿り木』で使われていた「On The Nickel」が収録されているのは、
「Heartattack And Vine」(1980)です。

通算7枚目にあたるアルバムですが、
非常に素晴らしいです。

メランコリックでノスタルジックでポエティックで、
ブルージーでジャジーなところは相変わらずで、
だけどこのアルバムの一番の特徴は、

 濃密なバンド・サウンド

を感じられるところかなと思ったりします。
CDを聴きながら、
ステージで演奏しているところを想像することができます。
全編を通してハモンド・オルガンも印象的です。

メロディアスな曲の中でがちゃがちゃと歪んだ音も効果的で、
後にちょっと実験的なサウンドを取り入れたりするようになりますが、
これはちょうどその過渡期にあったのかもしれません。

聴いていると頭の中で映像が動き出すのも、
トム・ウェイツの特徴だと思います。
深く豊かな味わいが降ってきます。

| | コメント (0)

2009年1月31日 (土)

音楽の時間。

久しぶりにAmazonでCDを買いました。

  

ジム・ビアンコの"Sing"と、
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの"A Hard Road"
の二枚です。

Amazonでは輸入盤を二枚買うと10%オフという
素晴らしいキャンペーンを展開中なので、
ただでさえ安いところ、
さらにお得な買いものができました。
買いものマスターへの道をひた進んでいます。

新しいCDを聴く時の緊張感は、
いつまで経っても新鮮で心地いいです。
本当は二枚同時にとかじゃなくて、
新しく買った一枚を大切に聴きたいのですが、
こういうキャンペーンがあってしまうのでしょうがないです。

でも、とにかくたくさん聴くという時期は過ぎて、
今はまたじっくり聴くようになっています。
いい音楽が心を豊かにするのは間違いないので、
本当なら寝る前にヘッドフォンでもしてゆったりと聴く時間を作りたいのですが、
なかなかそうもいかないので、
週末ぐらいはそういう豊かな時間を持つようにしています。

それだけで求める音楽の効能としては十分なのだとは思うのですが、
ひるがえって自分は、とか、
音楽に豊かにしてもらったはずの心をじゃあどう活かせばいいのか、
とすぐにせこい心で考えようとしてしまいます。

そんなことも含めて、
今回もいい音楽に出会えました。
オススメの二枚です。

| | コメント (1)

2009年1月23日 (金)

"LIVE WITH ME"

ストーンズが95年に日本に来た時のライブで、

 次は『メイン・ストリートのならず者』から「リヴ・ウィズ・ミー」。

とミックが次の曲を紹介しているところがありました。
「リヴ・ウィズ・ミー」は『メイン・ストリートのならず者』(72)ではなく、
『レット・イット・ブリード』(69)に収録されている曲です。
ぼくはこの曲もこの二枚のアルバムも大好きなので、
すぐに間違いに気がついたのですが、

 自分たちの作った曲をどのアルバムに入れたのか、
 覚えていないものなのかなあ、

と思ったものですが、
覚えていないだろうなあと思います。

1964年のデビュー以来、45年(!)もの長きにわたって
数え切れないぐらいのアルバムをリリースしてきているのです。
いちいち整理されたデータベースのような覚え方はしていないと思います。

でもファンは覚えていると思います。
ファンならストーンズとの出会いはアルバムの数とか、
リリースされた時期とか、ライブに行った回数とか、
もちろん一生懸命で真面目なファンなら思い入れはもっと複雑だと思いますが、
それでも基本的には自分とストーンズとの接点には、
山場となるタイミングがあると思います。

だけどアルバム・リリースのタイミングだけでなく、
その間にライブやレコーディングやいざこざや何やかんやと
色々と密度の濃い毎日を過ごしていれば、
そしてこれだけ長年にわたって活動を続けていれば、
どのアルバムにどの曲が入っているかなんて、
それ自体は大したことじゃないのかもしれません。

そしてそれは、周囲が過去の作品を勝手に振り返っているだけで、
本人たちは今も現役だということに他ならないように思います。
なんてカッコいい存在なんだろうと思います。

今のところぼくは、
振り返るまでもなく過去の作品についてはよく覚えていると思います。

ちなみに同じ日のライブで、
キースは「スリッピング・アウェイ」を歌う前に、
これは『スティール・ホイールズ』の最後に入っている曲だと、
正しく紹介していました。

しかしあれからもう14年も経つなんて……。

| | コメント (0)

2009年1月19日 (月)

磔磔2008盤「『継続は力なり』...ってか」。

昨年末の麗蘭ツアー「『継続は力なり』...ってか」のライブCDが
3月に発売されます。

年末の京都磔磔でのライブは2005年から毎年CD化されていますが、
毎回違った雰囲気の作品となっていて、
慌しい年の瀬の雰囲気を春先に思い出すきっかけとなっています。

今回の気分としては、

 「ニューオリンズの雨の中を歩きまわったようなフィーリング」

ではなく、

 「ニューオリンズの陽射しの中を歩きまわったようなフィーリング」

なのです(『Simple Love Song』)。
ブルーな気分を抱いたままごりごりと前に進むのではなく、
身も心もぽかぽかと温かい気持ちに包まれてゆったりとしていたいのです、
たぶん。

それでいて、

丸い円盤をCDプレーヤーにセットしてプレイボタンを押すだけで、
あのムンムンとした熱気が一瞬にして甦るような、
そんなバンド・サウンド炸裂の音源であることは間違いありません。

ただ、磔磔ではよくあることなのですが、
今回もほとんどステージが見えなかったので、
映像作品としても発売してくれたらいいのになあとは思うのですが、
そんな願いは贅沢です。
贅沢は野暮です。

継続は力なり、ってか!

| | コメント (0)

2009年1月 7日 (水)

unBillWymanned.

『シャイン・ア・ライト』を観て以来、
BGMはずっとストーンズです。
一日にアルバム一枚を繰り返し聴き、
次の日はまた別のアルバムを一枚リピートです。

最近はライナーノーツを読んだり
歌詞カードを見ながら聴いたりすることは少ないのですが、
"Forty Licks"を聴いている時にちょっと気になることがあって
久しぶりに歌詞カードを取り出してみたところ、
すごいことを発見してしまいました。

"Forty Licks"というのは結成40周年を記念して
02年にリリースされた40曲入りのベストアルバムなのですが、
ブックレットには色んな時代の懐かしい写真が満載なのです。

その中に05年リリースの"Rarities 1971-2003"のジャケットで使われているものと
同じ写真があるのですが、
"Rarities ~"ではなんとビル・ワイマンが消されてしまっているのです!

Unbillwymanned

ね?

"Rarities ~"にもビル・ワイマンが在籍していた時代の曲は入っていて、
当然ビル・ワイマンも演奏しているのだから何も消さなくても、と思うのですが、
そこは色々と複雑な事情があるのだと思います。
しかしそれにしても、"Rarities ~"を買った時から今の今まで、
ビルがいないことに全く気づきませんでした。

これは「Respectable」(78)のビデオクリップでもおなじみのシーンだから
映像でも何度も観たことがあって、
ビデオの中でもビルはベースを弾いているにも関わらず、
大人しいからか、それに気づかないどころか、
"Forty Licks"の写真でビルがいることに驚くなんて、
それだけ4人のストーンズに慣れてしまっているということなのだと思います。

それでもぼくはソロ作品ではビル・ワイマン関連のものを
キースよりもミックよりも他の誰よりもたくさん持っているのです。
なんて無責任なファンなんだろうと思います。

なんていう発見もありつつ、
ストーンズをBGMに翻訳をする日々はまだまだしばらく続きそうです。

| | コメント (0)

2008年12月30日 (火)

今年のベストアルバム。

今年もたくさんの音楽を聴きました。

映画館に三度も足を運んだストーンズの映画
『シャイン・ア・ライト』はとにかく凄かったし、
レニー・クラヴィッツとシェリル・クロウが「復活!」
と位置づけたくなるゴキゲンなアルバムをリリースしたことも嬉しかったし、、
そして何より

 スイート・ソウル=キヨシローの完全復活祭

がありました。
昨日の麗蘭2008磔磔にも魂を揺さぶられました。

とにかく音楽には今年もワクワクさせられっぱなしでした。
自分で音楽を奏でることはできないけれど、
深い深いところで共感することのできる素晴らしい音楽に囲まれて、
それはとても幸せなことだと思います。

そんな贅沢な環境にありながら
今年のベストアルバムだなんて実は毎年気が引けているのですが、
ちょっとした恒例行事なので、
今年もCDラックを眺めながら選んでみました。

 洋楽は、ジェイコブ・ディランの"seeing things"

 邦楽は、忌野清志郎の『完全復活祭 日本武道館』

です。

他にも洋楽ではサン・オブ・デイブの"Son Of Dave"や
スーザン・テデスキーの"Back To The River"など、
愛とソウルに満ち溢れ、
この先ずっと愛聴していくことが約束された文句なしの名盤もあるのですが、
今年に限って言えばジェイコブ・ディランはよく聴きました。
聴くたびにじわじわと染み入る感覚が心地よく、
惜しみなく発揮されている才能をつくづく感じさせられました。

邦楽では仲井戸麗市の『poetry』が、
ミニアルバムと呼ぶにはもったいないぐらいのスケールで
胸に迫ってきたのですが、
やっぱり清志郎さんの完全復活祭は、
もはや歴史的大事件でした。
今でもよほどの覚悟をしてからでないと、
軽々しく聴こうという気にはなれません。

だけど、

何があっても、

 救いの神様、それはミュージック!(by 仲井戸"チャボ"麗市)

今年もそんな一年でした。
ちなみにここしばらくは、
やはり『シャイン・ア・ライト』の影響でストーンズばかり聴いています。

| | コメント (0)

2008年12月25日 (木)

麗蘭2008.

(おそらく)今年最後のイベントとして、
年末恒例の麗蘭のツアー、

 「麗蘭2008 『継続は力なり。』...ってか。」

に行くことにしました。
毎年年末に京都のライブハウス磔磔(たくたく)で行なわれているのですが、
去年は色々と事情があって行かなかったので二年ぶりです。

ということで、
明日予定していた三度目の『シャイン・ア・ライト』は取りやめになりました。

今年はたくさんライブに行くことになるはずだったのに
春以降は大人しく過ごしていましたが、
年の瀬に麗蘭の熱い演奏を体中に浴びて、
新しい年に備えようと思います。

それにしても麗蘭もライブ自体も久しぶりで、
ちょっと楽しくなってきました。

| | コメント (0)

2008年12月17日 (水)

『WANTED Tour 2003-2004 Kiyoshiro Imawano』

初めてSHM-CDというやつを買いました。

Super High Material CDです。
「通常のCDとは別種の液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を使用することにより
素材の透明性をアップ、マスター・クオリティに限りなく近づいた高音質CD」で、
「高流動性、高転写性の素材でCDのビットが性格にかつ精密に形成」され、
「信号特性(複屈折、ジッター)に優れている」のです。

……なんせ高音質ということで数年前から話題になっていて、
聴き比べできるように通常のCDと二枚組みになったコンピレーション・アルバムが
売れまくっている例のやつです。

で、今回ぼくが買ったのは

 『WANTED Tour 2003-2004 Kiyoshiro Imawano』

です。
四年前にDVDで発売されたライブの模様が、
今回初めてCDになったのです。
それがたまたまSHM-CDだったというわけです。

昼過ぎに買ってきてからずっと聴いているのですが、
通常のCDに比べて高音質かどうかは、よく分かりません。
でも、だんだん高音質なような気がしてきました。
クリアな感じがします。
聴き比べCDを買って聴き比べしたくなるのも分かる気がします。
でも、そのせいで値段がちょっと高いのであれば、
通常のCDも選択肢として欲しかったところです。

で、肝心の内容に関してですが、
何度も繰り返し観たDVDと同じ音源なのですが、
映像がないというだけでなんとなく雰囲気が違って聞こえ、

 やっぱりキヨシローはいいなあ、

なんて思いながら聴いています。

| | コメント (0)

2008年11月25日 (火)

クリスマス・アルバム2。

今日はシェリル・クロウの

 "Home For Christmas"

です。
今日発売でさっき買ってきました。

賛美歌もトラディショナルもオリジナルも、
シェリルが気持ち良さそうに歌っているのが分かります。
前半は楽しくて、後半はしっとりしています。

みんなで楽しい一日を過ごしたら、
寝る前にちょっと敬虔な気持ちになって、
ゆったりと眠りにつく、
ということかなと思います。

プロデューサーは前作の『ディトアーズ』(2008)に引き続き、
1stアルバム『チューズディ・ナイト・ミュージック・クラブ』(1993)の
ビル・ボットレルということもあってか、
あの楽しかった『チューズディ~』の雰囲気が全体的に漂っています。
オルガンでブッカー・Tも参加しています。

聴いているだけで心が躍る、そんな楽しいアルバムです。

| | コメント (0)

2008年11月24日 (月)

クリスマス・アルバム。

先週ぐらいからクリスマス・アルバムを解禁しています。
今年のへヴィ・ローテーションはジェームス・ブラウンの

 "Funky Christmas"

です。
ライナーノーツに書かれてあるのですが、

 「ブルー・クリスマスやホワイト・クリスマスを期待するのもいいけれど、
 なんと言っても"ブラウン"クリスマスに限る!」

ということです。

安さに負けて輸入盤を買ったので
何と歌っているのかよく分からないところだらけなのですが、

 年に一度、一掴みの幸せを望む権利ぐらい俺たちにだってあるだろ?

と言わんばかりにスイートでソウルフルで、
ファンキーな愛と歓びに溢れたアルバムです。
クリスマスだからと言ってきらびやかに飾り立てる必要はないけれど、
寒い日に温かい気持ちで前向きになれたらいいと思います。

そんなことを思う日がクリスマスだとすれば、
もちろん毎日がクリスマスのようであればいいし、
そうでなくてもこの日だけでもそんなスパイスを
いつも以上に効かせたいと思います。

もちろんJBのこの刺激的なアルバムにはちょっとしたスパイスどころか、
ホットなナンバーがたくさん収録されているので、
賑やかな年の瀬を送ることができるはずです。

| | コメント (0)

2008年11月21日 (金)

嬉しいニュース!

今日のBGMは、『Memphis』(1992)と『Have Mercy!』(1992)です。

RC活動休止後の清志郎が憧れのメンフィスに渡り、
伝説のBooker T & The MG'sと一緒に作った傑作アルバムが『Memphis』で、
その勢いのままに来日(!)し、
武道館で夢のようなソウルミュージックをぶっ放した記録が『Have Mercy!』です。
おそらくこういう音楽を、

 Groovin'

と形容するのだと思います。
この二枚のレコードにはまさしくグルーヴィン・タイムが詰まっています。
この顔ぶれでの『つ・き・あ・い・た・い』や『トランジスタ・ラジオ』は、
何度観ても不思議な感じがするのですが、
やっぱりグルーヴィンです。

久しぶり、というわけでもないのですが、
今日という日にこの二枚をBGMに選んだのは、
昨日から東京で行なわれているBooker T & The MG'sの来日公演で
清志郎が飛び入り参加して二曲歌ったという、
あまりに嬉しすぎるニュースを朝から知ってしまったからです。

MG'sが来日すると聞いてからそんな気はしていました。
だけど根拠のない希望的観測は極力控えるようにしていたので、
今朝のこのニュースは本当に嬉しかったです。

The Whoのライブにも行ったと書いてありました。
曲もいくつか書いている、というようなコメントも載っていました。

一昨日には清志郎の公式サイトに、
先日のふぁんくらぶ祭りでの弾き語りについて話す
清志郎の動画がアップされていて、
それを何度も観て喜んでいたところに飛び込んできた今日のニュースです。

これからどんどん清志郎さんのニュースで賑わうことを期待したいところですが、
でもやっぱりゆっくりと、無理をせず、
今度こそ確実に治してから復活してほしいと思います。

こんな時こそ浮き足立たず、
ぼくはぼくのやるべきことに集中して、
いつ素晴らしいニュースが飛び込んできても対応できるよう、
準備を整えておきたいと思います。

しかし、それにしても、朝から嬉しい一日でした。

| | コメント (0)

2008年11月18日 (火)

『ワイト島のザ・フー 1970』

The Whoが奇蹟の単独来日中ということで少々落ち着かないながらも、
ライブ参加を自粛している身としては部屋で大人しくしているわけですが、
BGM代わりに朝から

 『ワイト島のザ・フー 1970』

を観まくっています。

「I Can't Explain」「Summertime Blues」「My Generation」「The Magic Bus」……。
この伝説のライブから38年が経ち、
こうした名曲の数々を、大阪、横浜、さいたま、武道館では
現在のロジャーやピートが演っているのだと思うと、
落ち着かないのも無理はありません。
マイクをぶんぶん振り回し、腕をぐるぐる振り回しているはずなのです。

ここまで純粋な野性味に溢れ、
暴力的なまでにワイルドな魅力が様になるバンドも珍しいと思います。
TVの前で、そして幸運にも会場に居合わせることができたなら、
狂喜乱舞しない曲は皆無です。

怒涛の演奏、イントロが始まる直前まで漂う不気味な静けさ、
間髪居れずに次の曲に入るダイナミックさ、
常に何かが起きそうで、一瞬たりとも気が抜けません。

犠牲となってぶち壊される楽器たちは完全燃焼の証であり、
捧げ物なのだと思います。

愛嬌のある男前のキースと
目立たないながらも存在感抜群のジョンも、
このビデオではいつまでも元気です。

| | コメント (0)

2008年11月16日 (日)

pe'zmoku.

pe'zmokuの1stツアー「はじまり、はじまり」のビデオを
先週ぐらいから繰り返し何度も観ています。

大注目の新人(!)バンドです。
侍ジャズとオルタナティブ・フォークの融合、
なんて言われていますが、
ステージを見る限りではジャンル云々よりも、

 やっている自分たちもとことん楽しむ、
 みんなもどうぞ思いっきり楽しんでくれ!

という熱気が一人ひとりから、
そしてグループとしての大きな一つのうねりとなって伝わってきました。
六人が六人とも魅力的で、
pe'zともsuzumokuとも違う全く新しいバンドです。

ただでさえ五つの個性がぶつかり合って
大きな一つの勢力となっていたpe'zなのに、
そこにまた新しいパートナーを見つけて、
それをきっかけに内部で何かが蠢き、破壊され、
熱を帯び、さらに融合し、外に向けて大きく爆発した、
という感じです。
そんな熱く荒々しいエネルギーとさらなる可能性が感じられるバンドです。

常に刺激的な存在でいられるというのは
すごいことだと思います。
いつまでも同じところでいるつもりなどなく、
常にどこかに向かって激しく転がり続けようとする強い意思を感じました。

ライブも楽しそうだし、とてもカッコいいバンドです。

| | コメント (0)

2008年11月15日 (土)

『Main Offender Tour Live in Boston '93』

キース・リチャーズが2ndソロ『メイン・オフェンダー』(1992)をリリースした後に、
自身のバンド「エクスペンシブ・ワイノーズ」を引き連れて
ボストンのオーフィウム・シアターで行なったライブを収録したDVDです。

『メイン・オフェンダー』は吹田に住んでいた頃に、
奈良の吉野川までカヌーをしに行く車の中でよく聴いたCDです。
だからカヌーもぼくにとってはロックな男の遊びという位置づけになっていました。

このライブDVDは二ヶ月ほど前に買ったのですが、
リージョン・フリーのヨーロッパ版です。
なのに日本語の字幕もついていて、
キースのカッコいいMCも楽しめます。

メンバーと楽しそうに絡むキースの表情もいいです。
普段背負っている重い荷物をちょっと降ろして、
気心の知れた仲間たちと楽しんでいるといった感じです。

ソロの曲だけでなく、ストーンズの曲も演っていて、
『ギミー・シェルター』はもしかしたらこっちの方がカッコいいかも……、
なんて思ってしまいます。
キースも

 「これがロックだ」

と言っています。

もちろんミックがいないので常にキースが主役で、
ギターもストーンズの時よりたくさん弾いていると思います。
キースが堪能できるDVDです。

| | コメント (0)

2008年10月15日 (水)

「雨」

先日の「月」のプレイリストに引き続き、
「雨/Rain」をキーワードにしたプレイリストを作成しました。

 01. Baby何もかも
 02. Blue Blue
 03. CHABO Jumps Again
 04. Chicago Rain
 05. JOKE
 06. June Bride
 07. Who'll stop the rain
 08. You Are The Sunshine (Of My Life)
 09. あの歌が思い出せない
 10. いくじなし(Bye-Bye)
 11. キューバの歌
 12. こころのボーナス
 13. サヨナラはしない
 14. ソングライター
 15. ひどい雨
 16. 雨の降る日
 17. 遠いシナリオ
 18. 気まぐれな女
 19. 空が泣き出したら
 20. 激しい雨
 21. 雑踏
 22. 仕草
 23. 真夜中のカウボーイ
 24. 田舎へ行こう!Going Up The Country
 25. 夢中にさせて
 26. 目覚まし時計は歌う(選挙ソング)
 27. 抒情詩

全27曲、合計2時間です。
こういう作業は、昔カセットテープの時代によくやっていました。

46分テープとか60分、90分テープを買ってきて、
好きな曲ばかりを集めて録音するのですが、
46分だからと言って簡単に46分分が録音できるわけではなく、
A面とB面でそれぞれ限りなく23分に近づけて振り分けないと、
中途半端に2分とか2分何十秒とか、
あと1曲入れるにはちょっと足りない時間が余ってしまうのです。

そうなるとオートリバースという便利な機能が作動するまで、
その中途半端に余った時間を無為に待つことになるのです。
手動で早送りすればいいのですが、
それではなんとなく興ざめなので、
限りなく23分、もしくは30分、45分に近づけることが求められるのです。

そのために泣く泣く収録を諦めないといけない曲が出てきたり、
非情になりきれなくて候補曲が増えすぎたり、
しかもこの曲の後にあの曲が来たらカッコいいとか、
曲順にもそれなりにこだわりたいのです。

平和な少年時代でした。

今はiTunesを使って、
ほとんど何も考えずにセレクトし、
好き勝手なプレイリストをいくらでも作ることができます。

でもカセットテープにしてもiTunesにしても、
こうしたプレイリストは作成した時点で目的の半分は達成されてしまって、
あんまり聴かずに終わってしまうことも少なくありません。
オリジナルアルバムが一番ということなのだと思います。

| | コメント (0)

2008年10月12日 (日)

「月」

最近は空が高く澄んでいて、
夜になるとお月さんもきれいに見えるということで、
夜の散歩用に、
RCサクセション、忌野清志郎、仲井戸"CHABO"麗市の曲の中で、

 「月」もしくは「Moon」

という単語が出てくる曲でプレイリストを作成してみました。

 01. Blue Moon
 02. Simple Love Song
 03. あこがれのSouthern Man
 04. アメリカン・フットボール
 05. ありふれた出来事
 06. いいぜBaby
 07. ウィルス
 08. エンジェル
 09. ガルシアの風
 10. ティーンエイジャー
 11. ハイウェイのお月様
 12. はぐれた遠い子供達へ
 13. 雨上がりの夜空に
 14. 可愛いリズム
 15. 家路
 16. 花びら
 17. 今夜R&Bを…
 18. 上を向いて歩こう
 19. 真冬の熱帯夜
 20. 多摩蘭坂
 21. 虹と共に消えた恋
 22. 満月の夜
 23. 眠れないTonight
 24. 夜の散歩をしないかね
 25. 夜奏曲~おやすみ
 26. 約束

という全26曲で合計2時間です
(曲順はアルファベット/五十音順です)。
もちろん2時間も散歩はしませんが、
なかなかいい選曲になりました。

お月様というと清志郎さんの曲が多くなるかなと思っていたのですが、
チャボさんの曲も26曲中13曲と半分を占めています。

「月/Moon」というキーワードを共有しながら、
疾走感に溢れたロックンロールあり、
ソウルフルなバラードあり、
かわいいラブソングありで、
年代も「シングルマン」(1976)収録の『夜の散歩をしないかね』から
「夢助」(2006)の『花びら』まで、30年間をもれなく網羅していて、
聴いていて楽しいです。
当分楽しめそうです。

次は「雨」というキーワードでも同じように作ってみようと思っています。

| | コメント (0)

2008年10月 2日 (木)

『Tell Tale Signs』

ディラン来日のニュースはどこに行ってしまったのか……。

噂では「11月に日本を含むアジア・ツアー」ということだったのに、
公式HPを見ると11月は少なくとも中旬までカナダを回っているみたいです。
噂はあくまで噂に過ぎなかったということなのだと思って諦めます。
色々な理由からちょっとホッとしているところもあったりなかったりです。

それでもディラン周辺は何かと慌しく、
今月発売のブートレグ・シリーズ第八弾"Tell Tale Signs"が、
ナショナル・パブリック・ラジオの音楽専門サイト
なんと全曲聴けるのです。

アメリカでリリースされる10月7日までの期間限定ということなので、
さっそく一昨日からヘヴィ・ローテーションしています。

ぼくはCDやDVDをついつい買いすぎてしまう傾向にあるので、
(守るも破るもぼく次第ではあるのですが)色々ルールを作っていて、
ディランに関しては、

 ブートレグ・シリーズは買わない、

というルールがあるにはあります。

ルールに関しては、ぼくはきちんと守る方だと思います。
守らなくてもいいルールとか、
初めから存在しないようなルールまで守るぐらいです。
だから今回も大丈夫だと思います。

そしてその分

 「浮いた」

とか言って他で無駄遣いしたりする傾向もぼくにはあるので気は抜けません。

| | コメント (0)

2008年9月23日 (火)

『銀河』

久しく音沙汰の無かった清志郎さんですが、

 「原田郁子さんのアルバム『銀河』でタイトルトラックを作曲、
 コーラス、アコースティックギター、ブルースハープでも参加」

というニュースが飛び込んできました。
11月に発売ということです。

いつまでも待つとか言いながら、
一つ嬉しいニュースがあると次は?次のニュースは?
とせっかちに期待してしまう気持ちもあるのですが、
最近になってこの『銀河』という曲を作曲し、
レコーディングにも参加しているというだけで、
ぼくは幸せです。

良かった。

| | コメント (0)

2008年9月22日 (月)

WAITING ON A FRIEND FINAL.

神戸のウィンターランドで行なわれた三宅伸治のライブ、

 「Waiting On A Friend Final」

に行ってきました。
もちろん目当てはゲストの仲井戸"CHABO"麗市です!

伸ちゃんのソロライブは初めてだったのですが、
優しいお兄さん、といった感じでした。
なんとなくしんみりとスタートしたのですが、
伸ちゃんが一人で数曲歌ったところでチャボさんが登場し、
そこから一気にヒートアップしました。

優しいお兄さんのさらに上に大きなお兄さんがいて、
弟をぐいぐい引っ張っていく頼もしさを感じました。

どんなブルースをもぶっ飛ばそうとする前向きな姿勢の奥に
確かな優しさや逞しさが感じられ、
音楽はここまでカッコよくなれるのかと圧倒されました。

古井戸やRC時代の曲も含めて、
それぞれの曲は書いた時期も違えば
書いた時と今とでは心境にも違いがあるだろうけど、
そこに今の渾身の愛情を込めて歌う姿が、
とてもカッコいいのです。

伸ちゃんのペースを尊重しながらステージを最高のものにすべく
自分の存在感を最大限に表現していたり、
キース・リチャーズみたいな弾き方をちょいちょいしていたり、
裏で仕事をしているスタッフに対して
ステージの上からさりげなく心配りをしていたり、
そういう全てがチャボさんのギターの音色になっているような気がしました。

締め切り間近で何の予習もしていなかったし、
ぎりぎりになって慌てて阪神電車に飛び乗ったのですが、
行ってよかったです。

 「また一つ踏みこたえ また一つ乗り切って
 いつか笑える日まで 今いる日々を」 (『いつか笑える日』)

 
01. It's Alright
02. フェニックスマン
03. ひなたぼっこ
04. Waiting On My Friend

(Chaboさん登場)

05. Sweet Home Wynterland
06. 飲んだくれジョニー
07. いつか笑える日
08. My Captain
09. Who'll Stop The Rain
10. 一日
11. ティーンエイジャー
12. ガルシアの風
13. ブルドッグ
14. Free Time
15. たたえる歌

 (アンコール)

16. コーヒー・サイフォン
17. いい事ばかりはありゃしない
18. ベートーベンをぶっとばせ
19. 雨上がりの夜空に

 (アンコール2)

20. 何にもなかった日
21. 家路

| | コメント (0)

2008年9月18日 (木)

『やつらの足音のバラード』

昨日からケーブルテレビで始まった

 『はじめ人間ギャートルズ』

を観ました。

 「生きることすべてに命がけであったが、
 そのかわりに欲望に忠実でいられるという自由があった」

という原始の時代の話です。
第一話は父ちゃんがゴンに狩りを教える話で、
何をやってもダメなゴンに対して、
頼もしい父ちゃんが厳しく、
それでいてゴンが自信を持てるように指導していました。

オープニングの歌もエンディングの歌もよく覚えていました。
どちらも原作者の園山俊二が作詞し、
かまやつひろしが作曲しているのですが、
特にエンディングテーマの

 『やつらの足音のバラード』

は、

 なんにもないところ、暗い宇宙に星が一つ生まれ、
 朝が訪れ、なんにもない大地にただ風が吹いてた……

という感じで、
まさに創世記をテーマにしたような壮大なブルーズで、
それこそ何十年ぶりかに聴きましたが、

 カッコいい!

です。

自然とともにある人間の姿が描かれています。
そんな小難しいことなど抜きにして、
ゴンも父ちゃんも母ちゃんもドテチンもマンモーもかわいいです。

ちなみに高校生の時に、

「だてじゅん」って「ドテチン」みたいやね、
と言われたことがあります。

| | コメント (0)

2008年8月31日 (日)

『ブルーノートブルース 忌野清志郎 LIVE at Blue Note TOKYO』

届いた日に全編通して観てからは、
まとまった時間が取れなくて少しずつしか観れずにいるのですが、
それでも15分ぐらいずつに分けて毎日2回ぐらい、
合計30分ぐらい観ています。

オーディエンスショットのような臨場感に溢れたブルーノートの映像もいいし、
ふぁんくらぶ祭の様子も、ゲスト出演した及川光博のステージも、
ところどころに挿入されるバックステージのシーンも興味深く、
今日はどこを観ようかといつも頭を悩ませています。

だけど最後はいつも「ジョン・レノン スーパーライブ」での二曲を必ず観ています。
「忌野清志郎 with 仲井戸麗市」名義で参加し、
新井田耕造(Dr)と厚見玲衣(Key)を含めた四人で演奏した
『マザー』と『イマジン』です。

圧巻としか言いようがありません。
何度観ても言葉が出ません。
奇蹟的なぐらい、存在感が圧倒的です。

四人というレアな編成だったということも関係しているかもしれません。
いつものドカドカと賑やかな雰囲気とは打って変わって、
荘厳な感じです。
それでいて大迫力です。

最後にまたブルーノートに戻って、
狭いステージに大所帯でドカドカと演奏する『ドカドカうるさいR&Rバンド』、
『上を向いて歩こう』、『雨上がりの夜空に』の3曲も、やっぱり素晴らしかった。
みんな楽しそうで、それを観ているだけで幸せになれました。

このビデオを観ていると、
こうしている間も清志郎さんは病気と闘っているんだということを、
忘れてしまいます。

ブルースはいつまで続くのか。
だけど今回の一連のブルースを克服して、
たくさんある「キヨシローん家」の中の、
できれば野音辺りに招待しれくれる日が近いうちに来ることを、
楽しみに待っていようと思います。

 「大丈夫! あのキヨシローだぜ!」

 「オーケィ、チャボ!」

| | コメント (0)

2008年8月27日 (水)

『ブルーノートブルース』

とうとう届きました。

 『ブルーノートブルース 忌野清志郎 LIVE at Blue Note TOKYO』

「完全復活祭」の「追加公演」、そして「追加公演前夜の晩餐」、
さらには昨年末の「ジョン・レノン スーパーライブ」、
「ふぁんくらぶ祭2008」などの模様が収められたビデオです。

5月に『完全復活祭~』のビデオを喜んで観た時と同じ気持ちでは、
このビデオは観られないと思っていました。
プレイボタンを押して、
完全復活を果たしたはずだった清志郎さんの姿を見た時に、
果たしてどんな感情が押し寄せてくるのか、
ずっと不安でした。

だけどやっぱり『完全復活祭』のビデオが届いた日と一緒で朝から落ち着かず、
何度も一階までポストをのぞきに行き、
そして昼過ぎに届いたのですが、

いざ開封してみると、

パッケージのカッコよさ、同封されているパンフレットにぶち込まれた熱気、
そして複数のステージからの映像を再構成して一本の作品に
仕上げられたことが非常によく分かる曲目の構成一覧、
そこから感じられるスタッフの方たちの熱意……、
期待は高まる一方でした。

そして夜になって仕事に一段落つけたところで
ぽちっとプレイボタンを押し、
そこからのことはまた明日以降に書こうと思いますが、

武道館だろうがBlue Noteだろうがどこだろうが、
ひとたび清志郎がステージに立てば、
そこはもはや紛れもなくバリバリの「キヨシローん家」でした。

つまり、

一気に引き込まれ、心の臓を力強くぐいと鷲掴みにされ、
観終えた時は激しくドキドキしていて落ち着かず、
そうした全ての感覚、感情が、そのままやる気の源となっていた、
ということです。

詳しくはまた明日以降に書きます。

| | コメント (0)

2008年8月20日 (水)

ディラン来日?

この秋にボブ・ディランが日本も含めたアジア・ツアーを行なう、
という噂があるみたいです。

まだ正式な発表はないものの、
11月という具体的な日程も洩れ聞こえてきているし、
今後の展開が楽しみです。

ザ・フー、キャロル・キング、ジャクソン・ブラウンと
大物の来日が目白押しの今秋ですが、
ボブ・ディランが来るかもしれないとなると、
ちょっとそわそわしてきます。

これまでディランのステージを実際に観たことがないので、
この来日が実現し、チケットを取ることに成功すれば、
ぼくにとってはちょっとした事件となりそうです。

10月には『アイム・ノット・ゼア』のDVD、
ブートレグ・シリーズのVol.8がリリースされるし、
日本でもディランの周辺がまた一段と賑やかになってきたようです。

| | コメント (0)

2008年8月 7日 (木)

"L'incendie"

ヴァネッサ・パラディの『ランサンディ』という曲で、
ビデオの監督はジョニー・デップです。
時々出てくる後姿もそうなのかもしれません。
カッコいい二人です。

| | コメント (0)

2008年7月18日 (金)

魅惑のボナトラ。

ボーナストラックが収録されて紙ジャケでリイシューとか、
新曲や未発表曲が数曲入ったベスト盤とか、
デラックス・エディションとか、
リマスタリングとか、
悩ましいにも程があります。

これから初めて聴くという人にはお得だろうから
無下に否定するわけにもいきませんが、
誰の方を向いて営業しているんだ!
と思う気持ちもないとは言い切れません。

長年愛聴しているアルバムが
なんだか豪華になって再発されれば、
欲しくなるのがファン心理です。
こちょこちょとくすぐられます。

余裕があれば文句など言わず素直に購入するのですが、
けっこう高くてとてもじゃないけど手が出なかったりするのです。

最近はそういう企画盤が多いように思います。
悩ましすぎます。
悩みが深くて落ち着いていられないということです。

リスナーとして身の程をわきまえたスタンスを
求められているということだと思います。

| | コメント (0)

2008年7月14日 (月)

もう一度高くJUMP!

 マジでか……。

清志郎さんの腰にガンが見つかったそうです。

 「心配はしないでくれ。
 このくらいのことは覚悟してたんで
 ぜんぜんヘコんでないから。
 ブルースはまだまだ続いていると
 いうわけだ」

とありました。
夏のイベントやライブを前に二年前と同じ展開です。
神様はいったいどこで何をしているんだ。

でもきっと、ガンみたいなもんごときが清志郎さんに敵うはずもないだろう。
清志郎さんを誰だと思ってるんだ。
思ってやがるんだ。
どうせまた尻尾を巻いて逃げていくに決まっている。

清志郎さんにはライブやイベントのことなど気にせずに、
治療に専念してもらいたいです。
完膚なきまでガンを叩きのめしてやってほしいです。
こてんぱんにぶちのめしてやってほしいです。
ちょっとずつでもいいから、焦らずに、きちんと治してもらいたいです。

清志郎さんが鳴らし続ける魂のブルースが
びしびしと伝わってきます。
胸にどかんどかんと響きわたります。

ライブ前が二年前と同じ展開であるなら、
またしてもド派手な完全復活祭をぶち上げてくれることも目に見えています。
その日までぼくはぼくのやるべきことに専念しよう。

清志郎さん、頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!

| | コメント (0)

2008年7月 6日 (日)

『歌旅』

中島みゆきの昨年のコンサートツアーの模様を収録したDVD、

 『歌旅 - 中島みゆきコンサートツアー2007 -』

  Utatabi

を観ました。

中島みゆきといえば、中学の美術の時間に『親愛なる者へ』という
アルバムのジャケットをモチーフにした絵を描いたこともあり、
もしかしたらぼくが今も聴いているアーティストの中では
一番歴史があるかもしれません。

中島みゆきのステージを観るのは
『夜会 vol.13』に続いて二度目ですが、
「夜会」は芝居がメインの舞台なので、
純粋なコンサートとしては初めてです。

これまではレコード、CDでしか聴いたことがなかったので、
その歌、言葉の迫力、表現力に改めて驚きました。
たまげました。

 「言葉なんて迫力がない」 (『ボディ・トーク』)

と本人は歌いますが、
言葉の持つ迫力をここまで引き出し、
それでいてなお伝えきれない激しい想いが
胸には渦巻いているのだと思います。
豊かな言葉と繊細で力強い声が相まって、
ものすごい迫力でした。

神々しさすら感じました。
一途な想いが言葉になって溢れ、降り注ぎ、
聴く者の心に安らぎを与える女神、
といった感じです。
まさに歌姫です。

この深い愛はもしかしたら母性愛というやつなのかな、
と思いました。
その眼差しには、周りに左右されない揺るぎない思い
みたいなもんが宿っていました。
こんな視点、優しさを持てる人間になりたいと思いました。

 「縦の糸はあなた 横の糸は私
 織りなす布は いつか誰かを
 暖めうるかもしれない
 縦の糸はあなた 横の糸は私
 逢うべき糸に 出逢えることを
 人は 仕合せと呼びます」   (『糸』)

| | コメント (0)

2008年7月 3日 (木)

黄色い悪魔、再び。

数ヶ月ぶりに「タワーレコード a.k.a. 黄色い悪魔」に行ってきました。

二ヶ月連続の締め切りに疲弊していた頭に、
黄色い悪魔の魅力は強烈すぎました。

色々新譜が出ていたり、
ずっと購入を検討していたアルバムを試聴してみたり、
とりあえず手にとってみたり、
もう、楽しくて楽しくて。

先月、先々月と色々と出費が重なったし、
来月にも購入予定のDVDがあるし、
しばらくは控えるつもりだったのに、
そんな中での現地視察は無謀でした。

最近では通販サイトがとても便利で、
店舗に行かなくても欲しいものが手に入りますが、
やっぱり実物の魅力は本物です。
敵いません。

宣伝などで相手の気を引くことも大切ですが、
実際に姿を現した時にその存在感を見せつけることは
もっと大事だなあと思いました。

今回家に連れて帰ってきたのは、

"Seeing Things" by Jakob Dylan
Seeing_things

"Lay It Down" by Al Green
Lay_it_down

の二枚です。
どちらもさっそくヘヴィローテーションです。

ジャケット写真を見る限り、
何となく二人が似ているような気もしますが、
特に関係はないはずです。

| | コメント (0)

2008年6月18日 (水)

『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム』

 『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム』

が届きました!
なんて長いアルバムタイトル!
そしてそれ以上に長いアーティスト名は、

 忌野清志郎 & Nice Middle with New Blue Day Horns plus 仲井戸麗市

です。
「JUMP」のイントロが流れてきただけで鳥肌が立ちます。
マントをなびかせて登場し、ステージを練り歩く様子、
そして笑顔が満開の武道館の様子が目に浮かびます。
そしてそこからは本番同様、DVD同様、
怒涛のロックンロールショーです。

どこから聴いてもハイライト、みたいなゴキゲンなアルバムなのですが、
やっぱり、「GOD」や「激しい雨」、「Baby何もかも」、「ROCK ME BABY」
といった最近の清志郎さんのソロアルバムに収録されている曲で
チャボさんがギターを弾いているということに、改めて感動します。

2月、3月の完全復活祭の真っ只中に感じた熱狂は、
実はまだ続いているのだと思います。
「plus 仲井戸麗市」であったりなかったりしますが、
この夏に続く一連の精力的な活動は完全復活の序章なのかなと思います。

そしてそれに一区切りをつけて新たなる幕開けとなるのが
9月の日比谷野音で、その時にはきっと、
これからの方向性がぼくたちにも見えてくるんじゃないかなあ、と、
そんなことを思ったりもしながらこのライブアルバムを聴いているわけです。

そして一方で、その熱狂の渦を作り出している当人には、
全くそんなつもりなどないような気もします。
バンドマンがバンドマンとしての毎日をバンドマンらしく過ごしているだけであって、
そこにぼくたちがここまでの感動を覚えるのは、

 バイタリティ

じゃないかなと思います。
どんな病にも負けない、どんな逆風にも負けない、
負けるはずがない、負けないどころか、
当然のように打ち克ちまくって、
渦でも波風でも自ら起こしてしまう圧倒的なバイタリティです。

いい事ばかりじゃなくても、こんないい事もあるんだと思わせられる、
そんな素敵なアルバムです。

| | コメント (0)

2008年6月14日 (土)

日比谷野音。

9月の日比谷野音も、なんとか行けることになりました。

ふぁんくらぶっから落選の通知が来た時は
どうなることかと思ったのですが、やっとホッとできました。

完全復活祭で武道館も大阪も京都も当然のように当選し、
しかもあんなにいい席だったのは、
もしかしたら奇蹟だったのかもしれません。

これで心置きなく翻訳に集中できます。

| | コメント (0)

2008年5月31日 (土)

『完全復活祭 日本武道館』

とうとう観ました。

これはすごいです。
MCも含めてノーカット、全24曲、そしてあの日の感動が、
2枚のDVDにそのままパッケージされていました。

武道館、大阪、京都と三度会場に足を運び、
そして今回のDVD、
何度観ても、本物の感動は色褪せません。
Oh, 何度でも夢を見せてくれます。

オープニングの『JUMP』、
チャボさん登場の『いい事ばかりはありゃしない』、
チャボさんとキヨシローのスナップ写真『コーヒーサイフォン』、
一つ次元を超えて高みに行った『スローバラード』、
チャボさんがザックザックとカッコいい『激しい雨』、
まさかまさかの『よォーこそ』、
感動の『LIKE A DREAM』など、
全曲がハイライトです。

会場ではやはり冷静ではなかったところがあると思うので、
こうして少しは落ち着いて観ることができると、
歌詞の内容や曲の良さや清志郎さんはじめメンバーの表情などが
ぐぐっと伝わってきて、
やっぱり落ち着いて観ることはできませんでした。

チャボさんカメラの同じDVDも出してくれるといいのに、と思います。

| | コメント (0)

2008年5月28日 (水)

右往左往。

09:30 ポスト確認。

10:47 ピンポン空耳。

13:05 ポスト確認。

14:10 ポスト確認。

16:47 ポスト確認。

17:15 新聞の勧誘に非常に愛想よく出てしまう。

 そのままポストを確認しようとエレベーターに向かうと、
 宅急便のおじさんと鉢合わせる、が、隣室宛ての荷物。

 ポスト確認 → 発見!
 部屋に持ち帰り、とりあえず梱包も解かずにリビングに置いておく。

17:32 気になってリビングの様子を見に行く(特に変わった点なし)。

18:46 気になってリビングの様子を見に行く(特に変わった点なし)。

00:34 梱包を解く。感激。しかし我慢、……我慢。

| | コメント (0)

2008年5月27日 (火)

試練。

締め切りを三日後に控えていよいよ完成間近なのですが、
それは残された少ない時間をフル活用して、
それこそまさにフル活用して、
それで初めて締め切り日に自信作を提出できる、
ということです。

だから、余裕をかましている余裕などなく、
また、余裕をかますつもりもありません。
だけど明日、最大の難関を迎えようとしているのです。

ぼくの心をざわつかせ、躍らせ、激しく揺さぶるあの人のDVDが、
おそらく明日届くのです。
伝説となった"080210"、ぼくたちを興奮の渦に巻き込んだあの興奮が、
DVDとなって明日届くのです。

調べものをするために三宮に行くのを昨日にしたのも、
三宮に行けばきっとタワーレコードに寄ってしまうだろうし、
タワーレコードに寄ってしまえば、
発売予定日より早く入荷していたら何かとマズいと思ってのことだったのです。

iTunesであの日のセットリストを再現しながら
あえて聴かないようにしていたのも、
このDVDが届いた時にできるだけ新鮮な気持ちで観たいと思ったからです。

それがとうとう明日届くのです。
だけどぼくは締め切り三日前なのです。
なかなか立ち向かい甲斐のある試練です。

そしてそれを乗り越えた暁には、
清々しい気持ちで締め切りを迎えることができるのです。

| | コメント (0)

2008年5月23日 (金)

『MUSIC MAGAZINE』 6月号。

『MUSIC MAGAZINE』の6月号で、

 「復活!忌野清志郎」

特集されていました。

完全復活祭を終えてのインタビューと、
バンドメンバーのインタビュー、
そして清志郎に関する評論というかエッセイが一本、
そしてRC以降のアルバム紹介、
という構成でした。
チャボさんのインタビューがなかったのがちょっと残念でした。

完全復活祭の時のパンフレットが非常に充実していたのですが、
今回のインタビューではその後についても触れられていて、
補完する意味で興味深かったです。

バンドメンバーたちも、
清志郎さんから

 「悪いけど、しばらく休むから。
 以上、何か質問は?」

と言われた時から完全復活祭を迎えて終えるまでの
気持ちの変遷などを正直に話していて、
みんなに対して好感が持てて良かったです。

来週は完全復活祭のDVDが発売され、
6月にはCDも発売になります。
そして夏フェスがいくつかあって、
9月には野音です。

まさに完全復活です。

ちなみに6月にはチャボさんのミニアルバムもリリースされ、
なんとも楽しい時期が続きます。

| | コメント (0)

2008年5月15日 (木)

"GLORY OF LOVE"

武道館の次はとうとう野音です。

日比谷野外大音楽堂、
野音の2008年は

 "GLORY OF LOVE"

です。
もちろん、

 plus 仲井戸"CHABO"麗市

です。

完全復活祭の余韻を温めながら、
夏の各種イベントは遠すぎたりチケットが取れなかったりで
どれもこれも参加できず、
少しモヤモヤしていたところに、
今回のこのニュースです。

一昨年の夏の忘れ物、"A Ton of Joy"を取り返しに行きます。

完全復活祭は、DVD、CDとしてパッケージされます。
これからは"GLORY OF LOVE"なのです。
語り継ぐ歴史と、これから踏み出す新しい一歩です。

9月の話なのに、
今からさっそく楽しみです。

| | コメント (0)

2008年5月10日 (土)

こんな大人になりたい。

去年のジョン・レノン スーパーライブでの『イマジン』です。
10分程度、お付き合いください。

歌とか声とか、仲間がいることとか、しびれます。
こんなに気高いピースサインも
なかなか見られるものではありません。

 「オーケィ、チャボ」

だけでも「ぐぐっ」ときてしまいます。

vo. 忌野清志郎、g. 仲井戸麗市、ds. 新井田耕造、key. 厚見玲衣

| | コメント (0)

2008年5月 1日 (木)

"Whip It Up"

久しぶりにカッコいい音楽の紹介です。

ロックンロールの王道、キース・リチャーズです。
イントロも、
ロマンティックでピュアな歌詞も、
ちょっと照れくさそうに歌う表情も、
全てが

 これぞキース!

といった感じでかっちょいいです。

この映像は、1988年に1stソロアルバム『Talk Is Cheap』を
リリースした直後のツアーの様子だと思います。

| | コメント (0)

2008年4月25日 (金)

早すぎる伝説。

今日は、尾崎豊が亡くなった日です。

16年前の今日、夜中にTVをつけていると、

 「尾崎豊 急死」

というテロップが流れてきたのです。
衝撃的でした。
今思い出しても胸騒ぎを覚えます。

デビューして間もない頃からずっと聴いていて、
レコード、カセット、CDとメディアが移り変わるたびに買い替えながら
ずっとリアルタイムで聴き続け、
小説やエッセイも全部読んでいた数少ないアーティストです。

3分や4分が当たり前の時代に、
12インチシングルなどといった見慣れないレコードを出し、
6分を超える長い曲、時には10分にも及ぶ曲の中に
ありったけの想いを込めて、
ぼくの胸を揺さぶり続けました。

「初期の三作を超える作品は結局作れないのか」
などという心ない声も聞かれる中、
ぼくには全くそんなふうには思えず、
全てのアルバムに尾崎豊自身の成長や葛藤や人生が溢れているように感じ、
共鳴する自分の鼓動に耳を傾けていました。

大人たちへの反抗とか、
そんな分かりやすいキーワードを当てはめられていたけれど、
それは結果であって、
自分にとことん正直になるとか、
自分の言動に最後まで責任を持つとか、
そういうことだと思っていました。

その他にも考えるきっかけや、対象や、切り口など、
ぼくの中で確実に何かが芽生え始めたように感じていました。

ぼくと「音楽」の初めての出会いだったかもしれません。

本人がいなくなって、
関係者を名乗る大人たちの争いや、
関連書籍や未発表音源のリリースラッシュ、
節目となるたびに加熱する報道、
軽い乗りの物まねなどが流行りましたが、
空っぽになった胸にはそんな全てが哀しすぎました。

それでいつの頃からか全く聴かなくなってしまっていたのですが、
亡くなった当時の尾崎豊の年齢をとっくに超え、
それでも依然として大きな存在として頭の片隅どころか
それなりに中心に近い部分を占めていることをこれ以上無視することをやめ、
今週に入ってからヘヴィローテーションで聴いています。

そしてまず感じたことは、
間違いなくぼくの永遠のテーマとなるアーティストの一人だということです。

| | コメント (0)

2008年4月13日 (日)

『完全復活SP 復活への道』

フジテレビ721でやっていた清志郎さんのドキュメンタリー番組、

 『完全復活スペシャル 復活への道』

を観ました。

闘病生活に入って以降、
サム・ムーアや石田長生、DUB、ブルース・ブラザーズ・バンドなど、
色んなアーティストのライブにサプライズゲストとして登場した時の映像や、
ナッシュビルで『夢助』をレコーディングした時の模様、
東京でスティーヴ・クロッパーたちと花見をした時の様子、
そして2月10日の日本武道館のダイジェストなどに加えて、
清志郎さんのインタビューなど、大満足の1時間半でした。

サプライズゲストで出た時の映像はオーディエンスショットのような感じで、
ざらついた感じの迫力がありました。

2月10日の武道館の様子も30分近くあって、
印象的なチャボさんの登場シーンもばっちり紹介されていました。
ぼくもちょっとだけ映っていました!

来月リリースされるDVDの特典映像のタイトルと同じなので、
もしかしたらこれがそのまま収録されているのかなあと思って、
何度も見返すのは控えておこうと思っています。

ちなみにDVDが発売される5月28日は、
今やっている翻訳の締め切り直前です。

| | コメント (0)

2008年4月11日 (金)

完全復活祭 on DVD!!!

2月に日本武道館で行なわれた清志郎さんの完全復活祭が、
とうとうDVDになって5月28日に発売されるようです。
約3時間、全24曲のステージを完全収録した2枚組みということです。

「復活への道」というドキュメンタリーも収録されているようなのですが、
これは2枚目が特典ディスクということなのか、
それとも本編が2枚にわたっていて、
ドキュメンタリーはあくまで特典映像ということなのか、
いずれにしてもボリューム満点という感じです。

欲を言えば、ところどころにでも
京都会館やブルーノートのシーンを盛り込んでくれていればいいのですが、
たとえそうでなくとも、
2月10日から3月2日にかけて味わった濃密な感動の日々が
改めて甦ることは間違いありません。

DVDを観なくても、
DVDが発売になると聞いただけで、すでに甦りつつあるぐらいです。

3月2日の京都会館が終わってから、
iTunesでセットリストを再現し、
外出の際にはDatePodにぶち込んで持ち歩いてはいたものの、
DVDが出た時に新鮮味が薄れてしまってもいけないということで、
実は清志郎さんの音楽を聴くこと自体、ちょっと控えていたのです。
それが5月28日に解禁となるのです!

早く手に入れてさっそく観てみたいような、
このままいつまでもその日を楽しみに待っていたいような、
2月10日を迎える前と全く同じ気持ちです。

こんな熱い気持ちにさせてくれるものに出会えて、
それをさらにどうにかする義務がぼくにはあるような気がしています。
それがどういう形になって現れるのかはこれからのぼく次第ですが、
その前に日々の生き方が問われるはずです。

良かった、感動した、と言っているばかりの傍観者としてでなく、
それを糧に当事者としての毎日を過ごしたいと思っています。
2月10日を前にして思ったそんなことを、
5月28日を前にして再び思っています。

それにしても清志郎さんの完全復活、本当に良かったです。

| | コメント (0)

2008年4月 9日 (水)

『Shine A Light』

さっそく『Shine A Light』のサントラを聴いています。

映画は2006年にNYビーコン・シアターで行なわれたストーンズのライブを、
マーチン・スコセッシ監督が撮ったものですが、
日本では12月の公開予定ということです。
それに先行して今回サントラが発売されたのです。
だからサントラとは言っても、バリバリのライブ・アルバムです。

"A Bigger Bang"ツアー中のライブなのに
"A Bigger Bang"からの曲が1曲も収録されていないのは
ちょっと寂しい気もするのですが、
このライブ自体、
スコセッシ監督が映画を撮るために行なわれたものだったようなので、
そこは音楽と映画の巨匠二組による何らかの意図があったのかなと思います。
ということは、ますます映画が楽しみです。

サントラを買うのが久しぶりなら、
映画も観ないでサントラを買ったのは初めてかもしれません。

ストーンズは、新譜を出して、ライブをして、ライブCDを出して、
ライブDVDを出し、ベストアルバムやレアトラックス集を出し、
そのどれもが強烈に魅力的なので困ります。
十分に検討を重ねた結果、その全てに出費しているような感じです。

ストーンズにはとても抗えません。

| | コメント (0)

2008年4月 3日 (木)

『Tribute to the King』

スコッティ・ムーア&フレンズの『トリビュート・トゥ・ザ・キング』を観ました。

ケーブルTVでやっていた番組なので、
DVDになっているものと比べると短くて曲数も少なかったけれど、
ハッピーで温かくて懐かしい雰囲気に満ちていました。

ギタリストとしてエルヴィスのサウンドを支えていたスコッティ・ムーアを中心に、
エルヴィスやスコッティをリスペクトするミュージシャンが集まって
エルヴィスの曲を演奏するのですが、
後ろで演奏するのはビル・ワイマンのリズム・キングスだったり、
E.クラプトンやM.ノップラー、D.ギルモア、A.リーなど、
非常に興味深い人たちばかりでした。

クラプトンがエルヴィスを演るなんて意外な感じもしましたが、
そこにはギタリストとしてのスコッティの存在があるのだと思います。

出演者たちのインタビューも挿入されていたのですが、
みんなそれぞれのキャリアの早い段階で
スコッティの影響があったということでした。

ぼくがスコッティ・ムーアを知ったのは、
97年にアルバム『All The King's Men』がリリースされた時なのですが、
この時もストーンズのキースやロニー、ジェフ・ベック、
ザ・バンドのレヴォン・ヘルム、リック・ダンゴといった面々が
それぞれにスコッティに捧げる曲を演奏していて、
特にロニーとジェフ・ベックが一緒に演っていた
"Unsung Hero"という曲が印象に残っています。

偉大なエルヴィスの影に隠れて一般には知られた存在ではないけれど、
スコッティのようないぶし銀の存在が、
どんな場面でも欠かせないのだと思います。
それを"Unsung Hero"という歌にした二人のことも、
その時に改めてまとめて好きになったものです。

そんなことも思い出しつつ、
いい気分になれる番組でした。

| | コメント (0)

2008年3月29日 (土)

斉藤和義 Live Tour 2008.

大阪厚生年金会館で行なわれた
斉藤和義のLive Tour 2008『I Love Me』の最終公演に行ってきました。

いやあ、楽しかった。
弾きまくり歌いまくりで煽りまくりでした。
斉藤"Sweet"和義です。

まずはアコギ一本を持って一人出てきて『男節』を力強く歌い、
それからは『I Love Me』からの曲に留まらず、
新旧軟硬織り交ぜた名曲の数々が演奏されました。

前半は荘厳なイメージの演奏で圧倒し、、
間にアコースティックを二曲やって静まり返らせ、
後半は怒涛のロックンロールで会場をダンスフロアに変えてしまっていました。

印象的だったのは、
後半のラストで斉藤和義がギターを置いてハンドマイクを持って歌ったことです。

ギターを持っている方が自然で、圧倒的にカッコいいのに、
(ヒロトのように)飛び跳ね、
(清志郎さんのように)マイクをぶんぶん(?)振り回し、
だけどやっぱりどこかぎこちなく、
それはきっと本人も承知のうえだと思うのですが、
最後までやりきるのです。

全てをさらけ出す覚悟で自分の仕事に全力を尽くそうとする姿がありました。
ギターを持てば当然のようにカッコよくなり、
しかもそのカッコよさはハンパじゃないぐらい熱くクールなのに、
そんな確立したスタイルを手放してでも、
その向こうのごりごりざらざらした手応え、実感を掴もうとしているようでした。

思わずぼくは、実は泣いていました。
ものすごい本物を見ている実感があったのです。

うわつかずに一生懸命やることで見えてくるものとか、
開けてくる道とか、伝えられることとか、
何かそんなことのヒントというか、ほぼ答えが、
今日のステージには充満していたように感じました。

いやあ、しかし楽しかったです。

| | コメント (0)

2008年3月24日 (月)

予習復習。

そういえば、次の週末は大阪で斉藤和義のライブです。

昨年はライブに行った回数がゼロ(!)だったのに、
今年はすでに4回目です。

忘れていたわけではないのですが、
いまだに清志郎さんの完全復活祭の余韻があまりに深く、
斉藤和義の予習をする気分になれないのです(なんて贅沢な……)。

かと言って、清志郎さんの復習をしているわけでもなく、
完全復活祭のDVDが出た時に最高の形で感動を甦らせようと、
むしろ控えています。

で、どうしているかというと、
こんなことをしている場合じゃないと思いながら、
全く関係のない佐野元春のライブDVDを引っ張り出してきて観たり、
その流れで佐野元春のCDを聴いたりしています。

こうなる予感は清志郎さんの完全復活祭前からありました。
だけど、今週こそは追い込みに入らなければと思っています。

今回は去年の10月にリリースされた『I Love Me』のツアーなのですが、
ぼくたちが参加するのは、追加公演の弾き語りコンサートを残して最終日です。
きっと本人も気合が入っているだろうし、盛り上がるはずなので、
こちらとしても失礼のないよう、
悔いのない予習をしたうえで当日を迎えたいと思います。

というこの日記を書いているうちに、
だんだん盛り上がってきました。

| | コメント (0)

2008年3月12日 (水)

オーティスとジミの功名。

清志郎さんのHPで、とうとう先日の武道館公演がDVDになると、
発表がありました。やったー。

もちろんいつまでも浮ついているわけではなく、
オーティス・レディングをBGMに、
しっかりとリーディングに翻訳にと励んでいるのですが、
締め切りが近づけば近づくほど寝かさないといけなくなるというジレンマがあり、
寝かしている間だけと思って、
「モンタレー・ポップ・フェスティバル」のときのDVD、

 『Shake! Otis at Monterey』

を観てしまいました。
これはやっぱり興奮せずにはいられず、
比較的短いということもあって、繰り返し三回観ました。
そうなるとさらに、一緒に収録されている

 『Jimi Plays Monterey』

も観ないわけにはいかなくなって、
これは比較的長いので二回にしておきました。

そして今は、BGMとして(!)ジミ・ヘンドリックスの
"Electric Ladyland"、"Are You Experienced?"、"Axis:Bold As Love"、
そして"blues"と立て続けに聴いているところです。

その結果、強制的にテンションを上げられることになり、
昨日にも増して絶好調を維持でき、
明日締め切りのリーディングが終わりそうなところまで、
今日のうちにこぎつけることができたのでした。

| | コメント (0)

2008年3月 3日 (月)

忌野清志郎 完全復活祭。

祝!忌野清志郎 完全復活!

圧倒され、夢中のまま終わってしまった武道館、
楽しむ余裕もありつつ、それでもやはり涙で曇ったフェスティバルホール、
そして楽しくて楽しくてしょうがなかった京都会館、
といった感じでした。

武道館の時は席があまりに近すぎてモニターが見えず、
オープニングの映像がきちんと見えなかったのですが、
京都ではばっちり見えました。

抗がん剤で髪が抜けきった清志郎さんが映し出され、
それから徐々に髪が生え揃い、逆立ち、
メークを決め、ド派手な衣装を身にまとい、

 「二年間よく寝たぜ」

という字幕とともに会場に向かういつもの姿に、
感動するとともに衝撃を受けました。

京都の時は前説に筑紫哲也さんが出てきて、
癌とGOD忌野清志郎の話をしていました。
そしてコンサートが始まると、

 「闘病中のニュースキャスターに前説をさせるのは俺たちぐらいだ」

という清志郎の挨拶がありました。
筑紫さんもきっと大きなパワーと元気をもらったことと思います。

「夢助」からの曲は14曲中6曲で、
1発目の『誇り高く生きよう』も武道館でしか演らなかったし、
ということはきっと、『夢助』ツアーが予定されているということなのだと思います!
その時こそこれからの清志郎さんの方向性なども見えてくるはずです。
そしてもちろんチャボさんとの可能性も!

今回改めて思ったことは、ロックスターとしてのチャボさんのカッコよさです。
特に『激しい雨』でギターを弾きまくるチャボさんには目が釘付けになりました。
ギターの神様がチャボさんの上に舞い降りたかのような姿でした。
「RCサクセションが流れてるー」と歌う清志郎の後ろで、
今その時の演奏に集中しているような、
過去も含めて自分の世界、自分の立ち位置を噛み締めているような、
そんなチャボさんのスタンスが印象的でした。

武道館とフェスティバルホールでは、
『いい事ばかりはありゃしない』で清志郎と伸ちゃんに導かれるように、
慟哭するようなギターを鳴らしながら登場したチャボさんは、
京都では『よォーこそ』でやはり感動的に登場しました。

「KING」や「GOD」に収録されている曲で、
チャボさんがギターを弾いていることが、
奇跡的に、反則的に感動的でした。

『JUMP』、『デイ・ドリーム・ビリーバー』、『君が僕を知ってる』、
『僕の好きな先生』、『GOD』、『ROCK ME BABY』、
『トランジスタラジオ』、『雨上がりの夜空に』……、
と新旧織り交ぜたバリバリの大ヒットナンバーに盛り上がらないはずがありません。

東京でも大阪でも京都でも、一緒に歌いながら、
完全復活した清志郎さんの歌声の力強さに涙が止まりませんでした。

ライブで初めて聴くことになった『多摩蘭坂』(武道館・フェスティバルホール)は、
ジョン・レノン スーパーライブで観た『マザー』のような荘厳な雰囲気がありました。

チャボさんが記念の1曲として歌った『コーヒーサイフォン』は、
武道館の開演前に購入したパンフレットで、
この曲ができた時のエピソードを読んでいたので感動も倍増でした。
このパンフレットは今回の完全復活祭のハイライトの一つです。

『スローバラード』は今回の完全復活祭で
その素晴らしさがまた一つ次元を超越したように感じました。

そして最後に清志郎が一人で弾き語った『Like A Dream』に感動し、
胸に熱いものがこみ上げ、目の前が涙でかすんだのでした。

清志郎さんの音楽のキーワードの一つが「夢」であることは間違いないと思います。
それが夢のない世界への警鐘となり、
夢を見出せない世代への励ましとなり、
「愛し合ってるかい?」という問いかけとなり、
夢に向かい続けることの大切さを、
高らかに朗らかに歌い続けているのだと思います。

それにしても、早よDVDにならんかなあ、と昨日から何回言ったことか……。


忌野清志郎 完全復活祭セットリスト

【日本武道館 Feb.10, 2008】

01. JUMP
02. 涙のプリンセス
03. 誇り高く生きよう
04. ダンスミュージック☆あいつ
05. Night & Day
06. デイ・ドリーム・ビリーバー
07. いい事ばかりはありゃしない
08. 君が僕を知ってる
09. チャンスは今夜
10. 僕の好きな先生~さなえちゃん
11. 私立探偵
12. 多摩蘭坂
13. 毎日がブランニューデイ
14. コーヒーサイフォン
15. GOD
16. スローバラード
17. 激しい雨
18. ドカドカうるさいR&Rバンド
19. キモちE
20. Baby何もかも

(ENCORE)

21. よォーこそ
22. ROCK ME BABY
23. 雨上がりの夜空に
24. Like A Dream

【大阪フェスティバルホール Feb.24, 2008】

01. JUMP
02. ROCK ME BABY
03. ダンスミュージック☆あいつ
04. Night & Day
05. デイ・ドリーム・ビリーバー
06. いい事ばかりはありゃしない
07. 君が僕を知ってる
08. チャンスは今夜
09. 私立探偵
10. 多摩蘭坂
11. 毎日がブランニューデイ
12. コーヒーサイフォン
13. GOD
14. スローバラード
15. 激しい雨
16. ドカドカうるさいR&Rバンド
17. キモちE
18. Baby何もかも

(ENCORE)

19. よォーこそ
20. 雨上がりの夜空に
21. Like A Dream

【京都会館第一ホール Mar.2, 2008】

01. JUMP
02. ROCK ME BABY
03. Night & Day
04. ダンスミュージック☆あいつ
05. デイ・ドリーム・ビリーバー
06. よォーこそ
07. 君が僕を知ってる
08. チャンスは今夜
09. モーニングコールをよろしく
10. エンジェル
11. 毎日がブランニューデイ
12. コーヒーサイフォン
13. GOD
14. スローバラード
15. 激しい雨
16. ドカドカうるさいR&Rバンド
17. キモちE
18. Baby何もかも

(ENCORE)

19. いけないルージュマジック
20. トランジスタラジオ
21. 雨あがりの夜空に
22. LIKE A DREAM

| | コメント (0)

2008年3月 2日 (日)

忌野清志郎 完全復活祭@京都会館。

行ってきましたえ、京都ベイベー!

完全復活祭もいよいよ最終公演です。
今日は伸ちゃん側の前から5列目というまたしても好位置、
かつこれまでとは違う角度からの目撃が可能な席でした。

チャボさんからは遠かったけど、
過去二回の経験から、清志郎さんはどうやらステージ上手(かみて)の方に
比較的よく来るということが分かっていたので、楽しみでした。

そして予想通り、よくぼくたちの前に来てくれました。
そしてなんと、あれは確実にぼくを認識し、
確実にぼくに向かって、

 お、今日も来てるな、ベイベー!

と言いたそうな表情で確実に指を指されました。イェーイ!

それにしても「完全復活」というのは、
完全に復活した、ということです。

ベイベー!のシャウトも、
どしどしぶ厚いラブソングの前のMCも、
マントを翻し、布団を吹っ飛ばすショーマンシップも、
ひっくり返ってクラッカーを鳴らす必殺技も、
チャボさんとのコンビネーションも、
そしてもちろんあのソウルフルな歌声も、
全てが完全に復活したのです。

しかも、確実にパワーアップしていました。

「イスに座って小さな声で歌わないといけなくなるのかと思っていたけど、
バンドに戻ってくることができて何より嬉しい」と言っていました。

完全復活までの道のりは長かったことと思います。
本当に勇気づけられます。
同時代の、しかも日本にこんな人がいるということにガッタ感謝です。

ぼくは本当に、このとてつもない経験をどうすればいいのか、
良かった、素晴らしかったと言っているだけでいいのか、
周囲や後世に語り継ぐだけでいいのか、
自分の明日や夢のためにどうすることができるのか、
本気で悩んでいます。
それぐらい、普段とは違う圧倒的な体験でした。

あと本当に贅沢な希望としては、
もしもこれが叶うなら他には何も望まないというぐらいの希望としては、
これまでは口にすることがタブーに近いぐらいに思っていたけれど、
ここにきて俄然、現実味を帯びてきたように感じるのであえて言うと、
それはやっぱり

 キヨシローとチャボの完全リユニオン

です。
この二人が完全無欠のコンビだということは
今回改めて思い知りました。
だから、清志郎さんとチャボさんが今後活動を共にすると言ってくれれば、
あるいは改めて言わなくても次のツアー・スケジュールが発表された時に
二人の名前が並んでいれば、
ぼくはたぶん卒倒すると思います。

宜しくお願いします。

| | コメント (0)

2008年2月25日 (月)

聴きたい曲。

聴きたい歌がたくさんあるんだ。

清志郎さんがライブをするとなると、
RC時代まで遡って、
聴きたい歌がたくさんあります。

ストーンズに「サティスファクション」や「ブラウン・シュガー」があるように、
清志郎さんにももはやクラシック、あるいはスタンダードと呼ぶべき曲が
山ほどあります。

個人的に思い入れのある曲も、
数え上げればキリがないぐらい。

昨日のフェスティバル・ホールも、
武道館の時とは何曲か入れ替えがあるのかな、
あるとしたらあの曲かな、それともあの曲かな、
それともあの曲かな、いやいやそれともあの曲かな、
と想像を逞しくしていたのですが、
始まってみるとそんなことはどうでもよくなり、
演奏された曲が聴きたかった曲になりました。

たとえ同じ曲でも武道館とフェスティバルホールでは雰囲気も違うし、
完全復活祭の一発目と、
ブルーノートをはさんで三回目という違いもあるだろうし、
ぼくの方でも一回目と二回目という違いがあるし、
席が変わればステージを見る角度も変わるし、
その日の気分も違うし、
その他にも色々と条件が異なり、
全く同じセットリストだとしても同じライブは二度とないわけです。

そして同じはずの曲に対して、
聴くたびに発見があったりするのもライブの楽しみです。

これまでの悩みとして、
実際に足を運んだライブのことは、
印象には強く残っていても記憶にはあまり残っていない、
ということがありました。
この間の武道館などはいい例です。

それは二時間なり三時間なりという「瞬間」に集中しすぎるあまり、
後で振り返るときに実感が伴わないということなのだと思うのですが、
それが今回は武道館、フェスティバルホール、
そして実は来週の京都会館にも行くので、
「同じ」ライブを三回経験できるのです。

だから、強い印象だけで終わらせることなく、
実感としても胸にきちんと具体的に刻みつけてこようと思っています。
なにしろこれは清志郎さんの完全復活祭なのです。
そのためにも三度目となる京都が最後のチャンスです。

聴きたい曲は、その日演奏される曲です。

| | コメント (0)

2008年2月24日 (日)

忌野清志郎 完全復活祭@フェスティバルホール。

行ってきました! オーサカ・ベイベー!

大阪のフェスティバルホールで行なわれた
清志郎さんの完全復活祭追加公演です。

全くすごい人です。
聴くたびにパワーアップしている感じです。

前回の武道館はあまりに待ちわびた日でもあり、
しかも最前列の席ということもあってか、
夢の中にいるような感覚から抜け出せず、
しばらくぼうっとしていたのですが、
2回目ともなれば今回は少し余裕もでき、
コンサートを楽しむという点では
前回よりも落ち着いてこの日を迎えることができました。

そしてもう一点、今回の方が余裕を持てた理由として、
ぼくはもしかしたら音痴なのかもしれないということがあります。
一回聴いただけではその曲の素晴らしさが分からない、
ということが時々あるのです。
ピンとこないというか、なんと言うか……。

たとえば『夢助』の一曲目に収録されている
あの名曲「誇り高く生きよう」も、
初めて聴いた時は、

 これは何度も聴きこんでこそ味わい深くなってくる曲なんだ、

と思いながら何度も繰り返し聴き返したぐらいです。
それはつまり、一回聴いただけでは良さが分からなかったということで、
そして100回以上聴いた今では、
やはり別次元の高みに存在する名曲だと思っています。

そんな感じで、コンサートでもアレンジが変わっていたりすると
よく分からないということが時々あって、
だから、2回目の今回は前回より深く感じるところがたくさんありました。

そして今日はさすがに最前列ではなく、しかし前から3列目という好位置で、
清志郎さんの雄姿、信念の復活をばっちり目の当たりにしてきました。
そしてあの伸びやかな歌声を、しっかりと受け止めてきました。

詳しくは前回同様、
京都のステージが終わってからということで。

| | コメント (0)

2008年2月11日 (月)

忌野清志郎 完全復活祭@日本武道館。

昨日の余韻が残っています。

文庫版の『瀕死の双六問屋』のあとがきにある

 「俺を誰だと思ってやがるんだ」

という思いをそのままぶつけたような、
喉の癌によるブランクがあったなどとはまるで感じさせない、
ガッタ、ガッタ、ガッ、ガッガッガッガガガガ、ド迫力でした。

1曲目からその圧倒的な声量にたまげ、MCに涙し、
チャボさんの存在感に勇気づけられ、優しさに微笑み、
そして終始、声を嗄らして一緒に歌いました。

 Yeah! あの人と歌った!

昨日の日記にも書いたように、
真ん前の最前列の席だったので、
本当に一緒に歌っているつもりでした。

おぉ、こんな曲も!
しかもこんなアレンジで!
というサプライズが満載で、
あっという間の3時間、24.5曲でした。
どの曲も、終わってほしくないと思いながら聴いていました。

だけど、

今朝起きてからずっと不思議な感覚で、
まだ夢から醒めないというか、
ぼぅっとしているというか、
今日一日その理由も意味も自分で分からなかったのですが、
胸にぽっかりと穴が開いたような感じだったのです。

そして夕方、DatePodで昨日のセットリスト順のプレイリストを作り、
そしてプレイボタンを押すと、
一気に昨夜の興奮がよみがえってきました。

細かい感想も書きたいのですが、
この「完全復活祭」は日本武道館で終わりではなく、
ブルーノート東京、大阪フェスティバルホール、京都第一会館と続くわけで、
そちらに行かれる方の楽しみが、
万が一この日記を読んでしまうことで減ってしまってもなんなんで、
京都の夜が終わってからまた書きたいと思っています。

それにしても今回の東京遠征は、
うおぉぉおおおー、行ってよかったあー!

| | コメント (0)

2008年2月10日 (日)

完全復活!

行ってきました、日本武道館!

しかもなんと! 真ん前の最前列!

清志郎さんの完全復活をばっちり目にも心にも焼き付けてきました。
まさに夢のような一夜でした。

まだ耳の奥でスイートでソウルフルなミュージックが鳴っています。

まだ夢の中にいるみたいです。

今日は東京からモブログなので、
詳しくはまた明日!

| | コメント (0)

2008年2月 9日 (土)

いよいよ明日!

今朝は起きると、窓の外は雪でした。窓の外は雪……。

屋根の上にも木の上にも雪が積もっていて、
辺り一面が雪景色となっていました。
こんなに雪が降るのは久しぶりで、
しばらく魅入ってしまいました。

ベランダに出て空を見上げると雪がはらはらと舞っていて、
あんな頼りない雪片があんな高いところから落ちてきたかと思うと、
心細かっただろうなあと思いました。

そんなことはさておき、
今日もやっぱり清志郎のことですが、
『Romance Gray 35』を観て、『夢助』を聴いて、
『ミラクル』を観て、『Baby A Go Go』を聴いて、
準備は万全です。

映像の中で清志郎が声を限りに叫んでいるのを観ていると、
清志郎の喉のあたりの筋肉さえ愛おしく感じてきます。

今週の初めぐらいまでは、
このワクワク感を翻訳の勢いにつなげることができていたのですが、
さすがに今日はソワソワ感も最高潮という感じで、
朝から部屋の中でウロウロしています。

『Rhapsody Naked』での「指輪をはめたい」、
清志郎のガッタガッタというシャウトと、チャボさんの魂の叫び。
あんな盛り上がりが、もしかしたらあるんじゃないかなあと思ったりします。
色んなことを、思ったりしてしまいます。

どんなことになってしまうのか想像もつきません。
少なくとも冷静ではいられないと思います。
ものすごいものを目撃しようとしているのかもしれません。

きっと、ものすごいものを目撃することになるのだと思います。
あ゛ぁー、楽しみだー!

| | コメント (0)

2008年2月 6日 (水)

あと4日。

今日は11時からTVで「SONGS」という番組を観ました。
忌野清志郎さんがゲストで出たのです。

スタジオ中央のステージを、
観客がぐるりと取り巻いて、

 雨上がりの夜空に
 スローバラード
 毎日がブランニューデイ
 誇り高く生きよう
 JUMP

と五曲を歌いました。

どれもこれも素晴らしかったです。
今までとは違って聞こえました。
歌うこととか生きることを大切にしている気持ちが伝わってきて、
感激しました。

 「何事も人生経験と考え、
 この新しいブルースを楽しむような気持で治療に専念できれば」

という言葉の重みを、
今さらながらに感じました。

このタイミングでこういうスタジオライブを見せられると、
ますます落ち着かなくなります。
だけどそういうファンとしてのソワソワする気持ちとは別のところで、

 一曲目は何だろう?

などと考えることが無意味なことのようにも思えてきました。
何故そんなふうに思えてきたのかはよく分かりませんが、
ただその日を迎えて、楽しませてもらって、
そこで感じるはずのことを深く胸に刻みつけたいという感じです。

ファンがボードいっぱいに書いたメッセージを読む清志郎さんの表情も、
すごく印象的でした。

それにしても良かったです。
待ち続けた大復活の実現が、本当に嬉しいです。

あと4日です。

| | コメント (0)

2008年2月 3日 (日)

あと一週間。

いよいよ落ち着かなくなってきました。

今年に入ってからは、翻訳中も休憩中も何をしている時でも、
RCサクセションや清志郎やチャボさんばかり聴いています。

そしてあと一週間となった今日、
『WANTED』のDVDを観て興奮しっぱなしでした。
『The King of Live』も『Glad All Over』も観ました。
チャボさんの『STAGE FRIGHT』も『Solo Works』も『TIME』も観ました。

一週間後の武道館をイメージしながら、
一発目は何だろう、
新曲はあるのかな、
大所帯での演奏以外に何かやらないかな、
チャボさんは果たして歌うのだろうか……。

特に先日のジョン・レノン スーパー・ライブでの
『マザー』が強烈に印象に残っているので、
タイトなバンド形式を期待してしまいます。

ということはチャボさんはギタリスト、ということになりますが、
長丁場となった場合に清志郎の喉を少しでも休ませるためには、
チャボさんがソロで歌うということも十分に考えられます。
そしてもちろん、清志郎のボーカルにチャボさんのコーラス、
そしてもちろん、チャボさんのボーカルに清志郎のコーラス!

想像はぼくの手に負えずどこまでも広がっていくのですが、
きっとぼくの妄想など遥かに超えたステージを見せてくれるはずです。

今回は清志郎の完全復活祭ということで、
ちょっとイベントみたいなノリになっているような気がしないでもないのですが、
できればゲストたちと大勢で盛り上がるよりは、
清志郎とチャボさんを満喫したいです。

CDを聴いたりDVDを観たり、
DatePodには4GB分のRC関連ミュージックを詰め込んだり、
そういう予習は万全だけど、
心の準備というか、気持ちの整理がつきません。

一昨年の夏に日比谷野音で予定されていた「A Ton of Joy」を、
お預けとなっていた俺たちの夏を、
とうとうみんなで取り戻す時が来たのです。

ちょっとやばいです。
恋してる感じです。
あと一週間です。

| | コメント (0)

2008年1月25日 (金)

レニーと森選手。

スペースシャワーTVでレニー・クラヴィッツのPV特集をしていたので、
録画して観ています。
今月末に4年ぶりに8thアルバムがリリースされるので、
それに合わせた特集だと思います。

1stアルバムに収録されている曲から最新シングルまで、
かっちょいいレニーが盛りだくさんです。

レニーとの最初の出会いは、
大学の時にラジオで聴いてぶったまげた

 "Are You Gonna Go My Way"

でした。
すでにリリースされていた1st、2nd、3rdアルバムをさっそく大学生協で購入し、
それぞれに"Are You Gonna~"に負けず劣らずの衝撃を受けたものです。

今は消滅してしまったJリーグの横浜フリューゲルスで当時キーパーをしていた
森選手が確かレニーのファンだと言っていて、
それで森選手を応援していた時期もありました。
エドゥとかモネールとか前園、三浦淳宏たちもいて
(当時はまたセレッソ大阪がJリーグに加盟していなかったこともあり)、
フリューゲルスを応援していた頃です。

その後も大阪でコンサートがあった時には
アリーナ9列目のチケットを取りながら出張が入ったために行けなかったり、
新宿南口のビルの屋上でゲリラライブを行なった時には、
ぼくはその数十分前にそこを素通りしてしまっていたり、
レニーとは何かと因縁を感じます(と言うと言い過ぎです)。

当時は色んな雑誌でジョン・レノンと比較されることが多く、
なるほどなるほどと思いながら大学生協でよく立ち読みしていました。

ちなみに今回リリースされる8thアルバムのタイトルは、

 "IT IS TIME FOR A LOVE REVOLUTION"

です。
またしてもカッコいい。

YouTubeにレニー・チャンネルが特設されていましたので、
こちらもどうぞ。
カッコいいPVだらけです。

| | コメント (0)

2008年1月20日 (日)

「Golden Circle Vol.11」

渋谷AXで行なわれた寺岡呼人のイベント「Golden Circle Vol.11」に
スペシャルゲストとして仲井戸"CHABO"麗市が出演したのですが、
その模様がMusic On! TVでライブ中継されていました。

チャボさんが出演した後半の約1時間半しか観なかったのですが、
寺岡呼人ほか一世代下の出演者たちが
憧れの先輩と同じステージに立てることを
大いに喜んでいるということがよく分かりました。
そして後輩たちと共演するチャボさんの優しさみたいなのも感じました。

ライブで聴いたことのなかった曲も演奏され、
特に『ガルシアの風』は大好きな曲なので、
できればチャボさん一人で全部歌ってほしかったのですが、
それでも大満足です。

 「僕等はみんな自由の服に着替えて
 冷たい川の水に足を投げ出す
 やがて漆黒の夜が訪れたら
 僕等は盗まれた星達を取り返しに行く
 ああ どうにもならぬ事など 何もなかったのです
 ああ どうしようもない事など 何ひとつなかったのです……」

チャボさんのほかにも大勢のゲストが出ていて、
会場もろとも大盛り上がりだったのですが、
ドラムスの新井田耕造さんはチャーリー・ワッツのような佇まいで
最後までマイペースを貫いていました。
浅野忠信も出ていて、いい感じでした。

チャボさんが出てきてからのセットリストは、

 ガルシアの風
 ティーンエイジャー
 遠い叫び
(飲んだくれジョニーを探して)
 ギブソン
 チャンスは今夜
 雨上がりの夜空に

でした。
いよいよ2月10日の武道館が楽しみになってきました。

| | コメント (0)

2008年1月15日 (火)

『君が僕を知ってる』

大ヒットナンバー『雨上がりの夜空に』(1980)のB面として
発表された曲です。

世界一のラブソングだと思います。

こちらもどうぞ >>> 『すべてはALRIGHT』 (2006.09.22)

| | コメント (0)

2008年1月 4日 (金)

ジョン・レノン スーパー・ライブ。

正月に録画していた「ジョン・レノン スーパーライブ」を観ました。

すごいメンバーが出演していたのですが、やっぱり

 忌野清志郎 with 仲井戸麗市

の存在感は群を抜いていました。
キヨシローとチャボに、
元RCのドラマー、新井田耕造さんと
元RCのサポート・キーボーディスト、厚見玲衣の四人という構成で、
90年のRCの活動休止後にそれぞれの活動を経て、
またこうして集まり、
そしてバンドを形成しているということに感動しました。

当時のRCでもなく、
今の清志郎のメインの活動ともチャボさんの活動とも違い、
何か新しい音楽が生まれようとしているような、
そんな嬉しい予感をひしひしと感じさせるステージでした。

演奏したのはもちろんジョン・レノンの曲で、
「Mother」は清志郎の訳詞バージョン、
「A Hard Day's Night」は英詞のままでした。
この他に演奏されたはずの清志郎の訳詞バージョンの「イマジン」は、
残念ながら番組ではカットされていました。

「Mother」は清志郎がどこまでも熱く、どこまでも深く深くシャウトするのですが、
後の三人は派手なパフォーマンスはあえて控え、ひたすらに集中した様子で、
演奏だけでなくバンドとしての形がタイトでカッコよかったです。

そして清志郎の声は、あんな大病から生還したとは思えないぐらい、
太く、パワフルでした。
まさに日本の生んだとんでもなく偉大なソウルシンガーの完全復活です!

それにしても、
音や声に感情を込めるというのはどういうことなのだろうかと思います。
共振の帯域には当然個人差があると思いますが、
ぼくの場合、清志郎やチャボさんの音楽にはピンポイントで揺さぶられます。

清志郎訳詞による「イマジン」などはその極致ともいえる超名曲なのに、
それがカットされるなんて、どういう事情があったにしろ、
とてもとても残念です……。

清志郎の完全復活、チャボさんとの共演(というよりはバンド再編)……、
2008年は刺激的な年となりそうで、ワクワクします。

| | コメント (0)

2007年12月29日 (土)

今年のベストアルバム(洋楽編)。

今年のベストアルバム洋楽編は、
(ぼくにしては)意表をついて、

 プリンスの『Planet Earth』

です。

Planet_earth

これまであまり真面目にプリンスを聴いたことはなかったのですが、
このアルバムでプリンス熱が一気に盛り上がりました。
このアルバムが出て、前作『3121』、前々作『Musicology』とまとめて
一日中聴いていた時期はけっこう長期にわたりました。

軽やかで耳に心地よく、
そういう意味ではプリンスらしくないような気も最初はしていたのですが、
期待を裏切られてなお満足できる完成度の高さは、
やはりプリンスならではということに落ち着きました。

ソファに体を埋めて目を閉じて聴いていると、
タイトル通りのキラキラとしたスケールの大きさに
ちょっとした浮遊感さえ覚えます。

シンプルなピアノの音に始まって、
ギターはスリリングでファンキーだし、
変幻自在にファルセット・ヴォイスを盛り込むヴォーカルはセクシーで、
アルバムの後半に向かって切々と、
かつゴージャスに高揚していく展開は、
まさに現代のモーツァルトです!

今年はぼくにとって「遅すぎたプリンス元年」と言えるかもしれません。

| | コメント (0)

2007年12月28日 (金)

今年のベストアルバム(邦楽編)。

今年も「今年のベストアルバム」の時期になりました。

一昨年ぐらいからこのテーマで日記を書いていますが、
新譜を買うのはほとんど決まったアーティストに限られているので、

 どうせRC関連か、ストーンズか……、

ということになってあんまり面白くないなあ、
と実は自分でもちょっと思っています。
それでもめげずに今年も選びました。

邦楽部門は、斉藤和義の『I Love Me』です。

I_love_me

97年の『ジレンマ』以来、一人多重録音アルバムということで、
技術的なことはよく分かりませんが、
ギタリストとしての斉藤和義、ドラマーとしての斉藤和義、
斉藤和義によるリズムセクション、斉藤和義による詩の世界……、
とにかく斉藤和義ワールドが満載です。

コツコツと全ての楽器を演奏して音を積み重ねていって、
そして出来上がった音楽が
頭の中に渦巻いていた世界とぴったり符合しているのだろうなあと思うと、
斉藤和義というアーティストの才能の非凡さに腰を抜かしそうになります。

自分の言葉を自分の音楽に乗せ、
こんなにも情感豊かな世界を築き上げるなんて、
なんて洒落た人なんだろうと思います。

曲によっては昔の曲を思い起こさせるものがあったり、
収録されている12曲がバラエティに富んでいたりするのは、
温めてきたアイデアや、一度やろうとした試みに、
ここにきて再度挑戦した部分もあるということなのかなと思います。
それはデビュー15周年目のアルバムであることと
何か関係があるのかもしれません。

94年にシングル『deja vu』がリリースされて以来、
ずっと聴いていますが、興味は尽きません。
96年の3rdアルバム『FIRE DOG』、97年の4th『ジレンマ』、5th『Because』、
と続いた流れは衝撃的でした。
それからもニューアルバムを聴くたびに、
そしてライブに足を運ぶたびに、
心をぎゅっと鷲掴みにされています。

広がり続け深まり続ける斉藤和義の世界を、
これからも隅々までサメのように泳ぎまくりたいと思います。

| | コメント (0)

2007年12月19日 (水)

『Live at the Newport Fork Festival 1963-1965』

1963年から1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの
ボブ・ディランの演奏シーンを集めたDVD、

 『ニューポート・フォーク・フェスティバル 1963-1965』

を観ました。
先週ぐらいからもう何度も観ています。

まさにフォークの申し子の登場!といった初々しさを感じさせる1963年、
すでに貫禄の1964年、
そしてバンドを従えてエレキギターを持って物議を醸した1965年。

この短い間にどんどん変化していくディランの立場と、
変わらない涼しげな視線、転がり続けようとする姿勢、
それらについていけずに苛立ちを隠せないファンの様子など、
見所は満載です。

当時ディランと行動を共にしていたジョーン・バエズがインタビューに答えて、
「ニューポートに集まってくる若者は新しい世界を必要としている」
と言っていたのは興味深かったです。

64年にはディランがステージを終えて
主催者が次のアーティストを呼び込もうとすると、
観客席から

 ボビー! ボビー!

とコールが止まず、主催者の説明にも耳を貸さず、
ディラン本人が出てきて場を収めるというシーンもありました。

それにしても、音楽の持つ圧倒的な力を感じさせられます。
ディランを巡る環境が、大きな渦のように人々を巻き込んでいくのですが、
深く納得する者も強く反発する者もその渦の力には逆らえず、
ただ一人、ディランだけがそんな渦などまるで関係なく、
わが道を歩み続けている、という感じでした。

ステージの上でのディランの表情を見ているだけでも、
本物の覚悟とはどういうものかということをうかがい知ることができます。
まさに「巨人」というイメージがぴったりのアーティストだと思います。

特典映像として収録されているマレー・ラーナー監督のインタビューも、
勉強になります。

Newport_fork_festival_2
ニューポート・フォーク・フェスティバル

| | コメント (0)

2007年12月18日 (火)

『永遠の嘘をついてくれ』

吉田拓郎が1995年に『Long time no see』というアルバムを作る際に、
中島みゆきが提供した曲です。
吉田拓郎ばりに字余りまくりです。
中島みゆきも96年リリースの『パラダイス・カフェ』でセルフカバーしています。

ヒットチャートを駆け上がるような曲ではないかもしれないけれど、
まさに日本で"Everyday we have the blues"の世界観を築き、
日常の何気ない内面世界を次元の違う深さで歌い続ける二人による、
奇蹟の一曲だと思います。

 嘘をつけ 永遠のさよならのかわりに
 やりきれない事実のかわりに
 たとえくり返し何故と尋ねても
 ふり払え 風のようにあざやかに
 人はみな望む答えだけを
 聞けるまで尋ね続けてしまうものだから
 君よ 永遠の嘘をついてくれ
 いつまでもたねあかしをしないでくれ

というところなどは、
特定のシチュエーションを超えた普遍性を持つと思います。
すごいと思います。

下の映像は2006年9月に静岡のつま恋で行なわれた
吉田拓郎とかぐや姫のジョイントコンサートで、
中島みゆきがサプライズゲストとして登場した時のものです。
吉田拓郎が完全にバックバンドの一員になってしまっています。

| | コメント (0)

2007年12月10日 (月)

クリスマス・アルバム。

12月もあっという間に第2週に突入しました。

今年の総決算として、かつ来年につながる1ヶ月となるよう、
かといって特に先月までと何も変わらないのですが、
地道に精一杯過ごしたいと思っています。

そんな中、街ではクリスマス・ムードが漂っているはずです。
近所でも夜になると民家を彩るイルミネーションが派手に輝いています。
街の賑わいも楽しいですが、
一日の終わりに部屋でキャンドルなどを灯し、
クリスマス・ミュージックを流して
落ち着いた時間を過ごすのもいいと思います。

というわけで、オススメのクリスマス・アルバムを何枚か紹介します。
まずは、

Soul_christmas Soul Christmas (1968)

これは素晴らしい! アトランティック・レーベル所属のアーティストたちによるコンピレーション・アルバムです。クリスマスだといって浮ついていると痛い目に遭います。日々を生きることの喜びを高らかに歌っています。心が躍り、魂の部分でがんがん共鳴します。

Christmas_cookin Christmas Cookin' (1964)

そして次はジミー・スミスのクリスマス・アルバム。クリスマスといえばオルガン・ミュージック、オルガン・ミュージックといえばジミー・スミスです。トリオ編成の楽曲からオーケストラを迎えた演奏まで、スリリングな展開がカッコいい!

Merry_christmas Merry Christmas...Have A Nice Life! (1998)

シンディ・ローパーも文句なしに楽しいアルバムを作っています。シンディの優しさとか思いやりとか、愛情がいっぱいつまっています。愛と喜び、幸せ、ぬくもり。人生を楽しむのは自分の心がけ次第、Have a nice life! というメッセージが力強く響きます。

ほかにもビーチボーイズのクリスマス・アルバムなどもいいのですが、
これはもう取り扱いがないみたいです。

そんな感じです。

年の瀬はキャンドルと良質のクリスマス・ミュージックで、
心穏やかに過ごしたいものです。

| | コメント (0)

2007年12月 8日 (土)

『Rock And Roll Circus』

今日はジョン・レノンの命日で、
日本武道館では「ジョン・レノン スーパー・ライブ」が行なわれ、
清志郎やチャボさん、斉藤和義といった、
ジョンを敬愛するアーティストたちが集まってライブが開催されたはずですが、
もちろんぼくは行けませんでした。

なので、『ロックン・ロール・サーカス』のDVDを観ました。
68年にストーンズ主催で企画されたBBCの特別番組なのですが、
これにジョンも出ているのです
(他にもE.クラプトンやザ・フー、タジ・マハールなどが出演しています)。

ジョンはキースやクラプトン、ミッチ・ミッチェルと一緒に、
このイベント限定でザ・ダーティ・マックというバンドを組んで、2曲演奏しています
(キースはクラプトンがいるからか、ベースを弾いています)。

1曲はビートルズの"Yer Blues"で、
もう1曲は"Whole Lotta Yoko"という曲なのですが、
これにはオノ・ヨーコがボーカルというか絶叫コーラスというか、
超音波のような歌声(?)を披露していて、
やっぱりどうにも苦手です
(もちろんダーティ・マックの演奏は文句なしにカッコいいです)。

この映像は、TV用に収録されたものの、
ミックが気に入らなくてお蔵入りとなり、
初めてVHSでリリースされたのも30年近く経った1996年という、
ファンの間では非常に待ち焦がれられていたものです。

こんな豪華なアーティストがTV番組用に一堂に会したということが、
奇蹟のようなイベントです。
ジョンもキースもザ・フーもカッコいいけれど、
リーダーとしてのミックの存在がやっぱり際立ちます。

それは特典映像として収録されている
ピート・タウンゼント(ザ・フー)のインタビューでも明らかにされていますが、
当時のストーンズの状況(ブライアン・ジョーンズが翌年に脱退、急死)を考えても、
この迫力には相当の覚悟があったものと思われます。
それはキースの表情にも現れているような気がしました。

そんなストーンズやミックにとって、ジョン・レノンやビートルズの存在は、
大きかったのだろうなあと思わされるシーンがたっぷり収録されています。

ミックを中心に集まった仲間たちみんなで作り上げた雰囲気の中に、
時代の蠢きのようなものが感じられました。
いいなあ、と思います。
何度でも観たくなるDVDです。

Rockn_roll_circus
『ロックン・ロール・サーカス』

| | コメント (0)

2007年11月24日 (土)

"Happy Xmas (War Is Over)"

昼に近くのスーパーに行くと、ジョン・レノンの"Happy Xmas (War Is Over)"の
「スーパー・バージョン」が流れていました。

 *スペシャル・バージョン、みたいな意味ではなく、
 スーパーマーケットなどでよく聞く、
 パコパコした感じの軽い音のインストルメンタル・バージョン、
 という意味です。

今年初めて聴いたジョン・レノンが、スーパー・バージョンだったというのは、
なんとなくかなり残念な気もしますが、
この季節は街に出ればきっとジョン・レノンが溢れているのだろうなあと思います。

 A very merry Xmas
 And a happy New Year
 Let's hope it's a good one
 Without any fear...

と歌うこの曲を聴いていると、慌しい気持ちも静かに落ち着いてきます。
あまりに有名すぎて色んなバージョンがあると思いますが、
ぜひ、ジョンの本物バージョンを強くオススメします。

| | コメント (0)

2007年11月15日 (木)

清志郎、完全復活!

いよいよ清志郎が完全復活します!

衝撃の喉頭ガン告白から1年4ヶ月、
アルバム『夢助』発売から1年1ヶ月、
とうとう各種イベントへの正式参加、単独ライブの開催が発表されました!

サム・ムーアや石田長生、三宅伸治、ゆずなど、
縁のあるアーティストのライブにサプライズ・ゲストとして参加しては
ぼくたちを驚かせ、感極まらせてきた清志郎が、
とうとう名実ともに主役として帰ってくるのです。

どれだけこの日を待っていたことか……。
昨夜このニュースを知ってから、ずっとソワソワしています。

清志郎が完全復活する時はきっと日比谷野音か日本武道館、
そう信じて、その時には心置きなく参加できるように、
その時が来るまでは翻訳に専念しようと言い聞かせていました。

そしてとうとうその日がやって来たのです。
もちろん、

 with 仲井戸"CHABO"麗市

です!
確実に泣くと思います。
サプライズ・ゲストとして登場したというニュースを読んでは涙し、
その時の映像を観ては号泣し、
録画して繰り返し観てはハンケチを何枚も濡らしてきましたが、
来年2月の日本武道館はファンの涙で溢れることでしょう。

奇しくもこの日記を書いていると、
二年前の京都でも聴いた『春の嵐』が聴こえてきました。

 ぼくは待っているよ、もう一度会える日を、
 きみを待っているよ、もう一度会える日を、
 暗い暗いこの夜も きっといつかは明けるだろう
 歯を食いしばり乗り越えた きみの笑顔を見せてくれ

まさに、まさに。

年末に参加が予定されている各種イベントには行けないのですが、
2月の武道館は今から楽しみです。

| | コメント (0)

2007年10月27日 (土)

見覚えのない日常。

3分から4分の短い歌を聴いていて、
ものすごく具体的なイメージが沸きあがることがあります。

ストーリーのある歌詞ということもできると思いますが、
ただストーリーを書くだけなら、ボリュームのある小説に敵わないと思います。

それが短いストーリーに引き込まれ、
展開にハラハラし、
聴き終えてなおドキドキし、
現実に戻った時に衝撃の余韻が残っていることさえあります。

走っている人のスピードを落とさせる力、
歩いている人を立ち止まらせる力、
を持っているということなのかもしれません。

たとえば平凡な風景や日常生活におけるワンシーンなど、
共有しているものの一部を切り取って、
そこに共有できていない感情や視点を盛り込むことで、
聴いている者を落ち着かなくさせたり、ハッとさせたり、
そういう新鮮な戸惑いが心地よさにつながっているのだと思います。

そんなことをぼんやりと考えたのは、
The Bandの"Northern Lights - Southern Cross"を聴いている時でした。
オススメ・アルバムです。

| | コメント (0)

2007年9月 8日 (土)

『Salt Of The Earth』

今日の一曲は、"Beggar's Banquet"(1968)に収録されている

 『Salt Of The Earth』

です。
アルバム自体大好きなのですが、
この曲がラストを飾っているということで、
その大好きさ加減がぐんとアップしているのも事実です。

下の映像は"Concert for New York City"でのものということで、
2001年9月11日の出来事があった6週間後に、
ポール・マッカートニーの呼びかけで大勢のアーティストが
マジソン・スクエア・ガーデンに集結し、
消防士や警察官、生存者、遺族、……、といった人たちに向けて
コンサートを開いたものです。

そこに参加したミックとキースが、"Salt Of The Earth"を歌うのです。

"Salt Of The Earth"とは新約聖書のマタイによる福音書に出てくる言葉で、
イエスが弟子に向かって、

 「あなたがたは地の塩である/あなたがたは世の光である」

と語るのです。
社会に貢献する者を指しているということです。

ストーンズの曲は、

 「懸命に働く人々のために乾杯しよう、
 彼らのために祈りを捧げよう、
 名もない彼らの活動に想いを馳せよう……」

という感じです。

そういう曲を、こういうコンサートで演るミックとキースなのです。

 

| | コメント (0)

2007年9月 5日 (水)

『Drastic Fantastic』

今日はKT Tunstallのカッコいい2ndアルバム『Drastic Fantastic』の発売日でした。

レコードの発売日を楽しみに待つワクワク感は中学生の時から変わりません。
遠足と同じです。当日までの待っている期間も楽しいし、当日は当日で楽しいし、
レコードが遠足と違うのは、当日が過ぎてしまっても寂しくならないという点です。
買って以降、長きに渡ってぼくの生活を彩り続けてくれます。

そしてこのカッコいい『Drastic Fantastic』ですが、
ポップでカラフルで、17歳の時に作ったという曲もあるなど、
バラエティに富んだファンタスティックなアルバムです。
突き抜けた明るさというよりはタイトルのとおりドラスティック(劇的)で、
色んな波があって、言葉からは想いが溢れ、息をもつかせないカッコいい展開です。

しかもCDそのもの以外は、完全再利用できる「エコ・パック」となっています。
ケースもトレイも全て紙でできているのです。
さらにKT Tunstall自身はアルバムの売り上げの数パーセントを
故郷スコットランドの植樹のために寄付しているそうです。

ぼくも大きくなったらソーラーパネルを設置した家に住みたいと思っているので、
こういうエコなところにも共感するのです。

| | コメント (0)

2007年9月 4日 (火)

『The Biggest Bang』 Disc4.

『The Biggest Bang』のDisc4を観ました。
「A Bigger Bang ツアー」全体のドキュメンタリーです。

以前はDVDと言えばライブシーン満載のものが大好きだったのですが、
最近はドキュメンタリーも面白く観ることができるようになってきました。

スタジアムやアリーナ規模のステージで、
ド派手な演出や巨大なセット、どこまでも続く観客、観客、観客のうねりなど、
全てにおいて"Biggest"を誇るストーンズのツアーですが、
ドキュメンタリー作品を観ると、
移動中やリハーサル中のメンバーの発言や表情の端々から、
小さなクラブを回っていた当時の思い、現在の思いなどを感じ取ることができます。

上海公演で検閲を受けても、

 「おかげでみんなのモラルを守ってもらえて感謝している」

と笑顔で受け答えができるのも、
数々の苦難やアクシデントを経てきた者だけが持ちうる余裕なんだと思います。

ステージを驚くべき迅速さで設営するプロフェッショナルなスタッフに感謝し、
無名でも「本物」のミュージシャンがいるということに敬意を表し、
何よりも観客のためにいい公演にしたいと演奏に集中し、
舞台が変わっても自分の本分にズレを生じさせることなく
真面目に音楽に取り組んでいる姿勢を感じられるのはドキュメンタリーの魅力です。

「気負い」とは対照的な緊張感と余裕が感じられました。
まさに"Biggest"なバンドだと思います。

ストーンズにとっての成功とは、「続けていられること」だそうです。
深く重い言葉だと思いました。

| | コメント (0)

2007年8月26日 (日)

『The Biggest Bang』 Disc3.

『The Biggest Bang』のDisc3を観ました。
日本、上海、ブエノスアイレスでの公演の様子が、ちょっとずつ収録されています。

子供から大人まで、盛り上がっていたのは断然ブエノスアイレスでした。
メンバーに"so happy","absolutely insane","fantastic","young"と言わしめるほど、
圧倒的に盛り上がっていました。
1枚のディスクに3公演分が収録されていて、観客の様子もかなり映っているので、
そのつもりはなくても、どうしても比較してしまいます。

スタジアムがぎゅうぎゅう詰めになるまで観客が入っていて、
全員が体を揺すり、くねらせ、手拍子を叩き、手を振り、拳を突き上げ、ジャンプし、
Tシャツを脱いで振り回し、ステージに向かって投げ込み、投げキッスを飛ばしまくり、
とにかく体全体を動かしながら叫び、全員がマラドーナに見えました。

何万人入っていたのか分かりませんが、「ちょっと大きめのライブハウス」的なノリで、
スタジアム全体が一つの生き物のように大きく蠢いていて、
メンバーもそれに応えるようにテンションが高かったように思います。

日本公演の前には空港に到着した時の映像があって、

 ギター Keith Richards!
 ドラム Charlie Watts!
 ギター Ronnie Wood!

みたいな感じの字幕が出て、映画の予告編みたいでカッコよく、
だけど最後に

 声 Mick Jagger!

とあったのは愛嬌かな??? それにしても声て……。

上海公演では検閲があって、"Brown Sugar"とか"Honky Tonk Women"、
"Let's Spend The Night Together"など演奏できない曲も何曲かあったみたいで、
インタビューでそんな話をしていた後のライブシーンがいきなり

 "Bitch"

だったのは意図的だろうと思います。
"Bitch"は何回連呼してもNGじゃなかったそうです。ハハ。

ザックザックとカッコいいのは"Midnight Rambler"で、
ダイナマイト級の迫力は"Gimme Shelter"のリサ・フィッシャー、
ダーティーにクールなのは"Paint It Black"、
そして"Bigger Bang"もやっぱりカッコいいアルバムだったんだなあと思いました。

キースは

 「自分がやっているのはできるだけ多くの人に曲を届けることだから、
 そのためには皆のところに行かなきゃな」

と言っていました。

 「それが俺のやっていること」

カッコいい……。
たかがロックンロールだということは分かっていても、大好きな人たちです。

| | コメント (0)

2007年8月15日 (水)

愛と平和。

夢かもしれない
夢じゃないかもしれない


『イマジン』 by 忌野清志郎

| | コメント (0)

2007年8月 7日 (火)

『The Biggest Bang』

先週末にストーンズの最新DVDが届きました!

05年にスタートして興行記録を更新しながら現在も継続中の
"A Bigger Bang Tour"の模様を収録した『The Biggest Bang』です。
前作『Four Flicks』に続いて今回も嬉しい4枚組みです。

まだDisc1しか観ていないのですが、昨日、今日と翻訳中もずっとリピートしています。
ライブで初めて演るというカントリーのカバーがあったり、
他にもあまりライブで演っているところを観たことのない曲もあったり、
スローでロマンティックな曲もあったりして、
ステージの迫力もさることながら、演奏をじっくりと楽しめます。
何万人入っているのだろうという観客のノリもすごいです。

キースも2曲歌っているのですが、
こんなに歌が上手かったのかとちょっとびっくりしました。
しわくちゃの顔をさらにしわくちゃにして、とても楽しそうで、
キースのところだけ何度も観直したりしています。

そしてやっぱりミックは元気です。
今年で64歳になるはずですが、ずっと激しくダンスして、
ステージの端から端まで走り回って、汗一つかいていません。
時々Tシャツの裾からのぞく腹筋は細かく割れていて、声も伸びやかで、
歳を重ねて皺の数が増える以外は何も変わるところがないみたいです。

DVDの方はボーナストラックも充実していて、
リハーサル風景やツアー・ドキュメンタリーも収録されていて大満足です。

今月は締め切り月なのでこればっかり観ているわけにもいかず、
週末に1枚観て、平日はそれをBGMとしてリピート、翌週末に2枚目……、
というスケジュールを立てました。
だから4枚組みのこのDVDボックスを全部観終えるのは、
早くて今月末ということになります。

翻訳も佳境に入ってきているのですが、翻訳以外の時間も忙しくなりそうです。

| | コメント (0)

2007年7月24日 (火)

『Burma Shave』

Tom WaitsのDVD『Burma Shave』を観ました。

Burma_shave

78年に6枚目のアルバム『Blue Valentine』をリリースした後の
ライブが収録されたものです。
部分的にはYou Tubeなどで観たことがあったのですが、
こうして全編を通して動くトム・ウェイツを観ることができるというだけで、
迷わず購入です。

そして帰ってきてワクワクしながらプレイボタンを押すと――、
やっぱりトム・ウェイツは期待を裏切りません。
食い入るように観てしまいました。
一気にトム・ウェイツの世界に入り込んでしまいます。
先週買って以来、毎日見ています。

さすがに俳優としてのキャリアも築くことになるトム・ウェイツだけあって、
この頃のステージからすでに芝居の要素がふんだんに盛り込まれていて、
見応えがありました。
まさか(当時)29歳とは思えない雰囲気がぷんぷんと充満しています。

こんなステージは他では観たことがありません。
Lazyにも程があります。
NYかどこかの裏通りで、風に紙屑が吹き上げられ、だみ声が飛び交い――、
まるでフィリップ・マーロウの世界です。

そして(蓋付き)トランペットの耳障りな音で幕が上がると、
トム・ウェイツは歌いながらタバコに火をつけ、
指が火傷するんじゃないかと心配になるぐらい短くなるまで吸いながら歌い、
ギターを持つ姿もカッコイイし、ピアノを弾きながら歌う表情もカッコいいし、
ステージ上に設けられた街灯にもたれかかって酔いどれる様子も、
雨も降ってないのに傘をさす仕草も、存在感が圧倒的にカッコいいです。

オススメの1枚です。

| | コメント (0)

2007年7月15日 (日)

綿棒。

綿棒がなくなったので、夜になってから駅前のドラッグストアまで行ってきました。

台風も去って、あんまり涼しくはないけれど風も吹いていて、
夜の散歩は気分がいいです。
BGMはウィルソン・ピケットの"In The Midnight Hour"です。

 夜になれば愛がこぼれ出る、
 他には誰もいなくて、
 夜になれば星が瞬き、きみの瞳も輝く、
 そしてぼくの愛が輝きだす、
 だから夜まで待って、
 きみとぼくと二人きり、

みたいな感じのスイート・ソウルなミュージックです。
1965年にリリースされたこの曲をぼくが知っているのは、
もちろん清志郎のおかげです。

RCサクセションの86年のライブ『ティアーズ・オブ・クラウン』
オープニング・ナンバーがこの"In The Midnight Hour"なのです。
このビデオはよく観ました。

清志郎が歌う"In The Midnight Hour"もカッコいいのですが、
終盤の『ヒッピーに捧ぐ』がもう何とも言えず、伝説です。
涙なしでは聴けません。
86年というと清志郎が35歳、チャボさんが36歳で、
まさに今のぼくぐらいの時期です。
そしてあの貫禄、文句なしのカッコよさ。

その清志郎がHPで癌を告白してすでに1年が経ちました。
少し前までは色んなアーティストのライブにサプライズ・ゲストとして出演して
ニュースを賑わせていましたが、最近は少し落ち着いているのか、
特にニュースも入ってこなくて、
何かものすごいことを企画しているのかも……と思ったりもしますが、
ちょっと心配です。
でもきっと、またビッグなニュースを届けてくれるものと思います。

ちなみに『Tears of a Clown』のジャケットは、
ジャニス・ジョプリンの『チープ・スリル』のパロディです。

そんな感じで、綿棒を買うだけなのにカラフルな夜の散歩になりました。

| | コメント (0)

2007年7月 8日 (日)

「紅 ベリー ストロング」

先日録画していた斉藤和義のライブを観ました。

Zepp Tokyoで行なわれた「紅 ベリー ストロング」ツアーの最終日の模様が、
生中継されていたのです。
珍しいことではないのかもしれませんが、
ライブが生中継されるなんてすごいことだと思います。

前の席の人の座高も横幅も何も関係なく、
TVの前でゆったりと観ることができると分かっていても、
当日が近づくとなんだかドキドキしてきたり、
なんとなくちょっと不安に思ったりしていました。

一曲目が『愛の賛歌』というのはびっくりしました。
斉藤和義のライブは前半はバラエティ豊かな選曲というイメージがあって、
いつもちょっとソワソワしてしまうところがあります。
そして中盤に入るとしっとりとした曲が続き、
その後は怒涛のロックンロール・ショーです。

今回はあまりライブで聴いたことのない曲もたくさんあり、
その中でもセカンドアルバムの「素敵な匂いの世界」(1994)に収録されている
『幻の夢』などはライブで聴くのは初めてだったのですが、
リリースから10年以上経ったということか、
ライブとなるとやっぱり本領を発揮するということか、
原曲の雰囲気を持ちつつも、圧倒的にカッコよかったです。

後半のロックンロール・ショーでは、
とにかく斉藤和義のギターソロが圧巻でした。
あらためて斉藤和義はギタリストだと思いました。

9月に出るシングルの『虹』や大好きな『やわらかな日』も、
そしてもちろん『歌うたいのバラッド』も聴けて、
大満足の3時間弱でした。

ぼくはどうやらライブで本領を発揮するアーティストが好きなようで、
もちろんCDで聴くのも好きなんだけど、
やっぱりライブに足を運びたいなあと思った一日でもありました。

| | コメント (2)

2007年7月 6日 (金)

KT Tunstall.

KT Tunstall(ケイティー・タンストール)というスコットランド出身の女性アーティストが、
とてもカッコいいです。

『プラダを着た悪魔』でも楽曲が使われたことから
日本でも去年あたりからブレイクしているみたいですが、
あえてレコードショップに近づかないようにしているぼくは最近知りました。

曲によってはエディ・リーダーのようでもあり、
エイミー・マンのようでもあり、
シェリル・クロウのようでもあり、
ノラ・ジョーンズのようでもあり、
でもやっぱり他の誰でもなくオリジナルのケイティー・タンストールで、
1枚のアルバムでたくさんの表情が楽しめます。
演奏はシンプルで、ボーカルは迫力があります。

下の映像を見ても分かりますが、
足元に置いたループペダルという装置を使って、
ギターのボディを叩く音や手拍子、自分の声などをその場で録音し、
それをその場で反復再生させながら自分はギターを持って歌うという

 「一人多重演奏」

には驚きです。
ハスキーな歌声もカッコいいです。
9月にはセカンドアルバムがリリースされるようですので、要チェックです。

↓"Black Horse and the Cherry Tree"

| | コメント (0)

2007年6月29日 (金)

"Sweet Soul, Blue Beat."

最近のヘヴィ・ローテーションは佐野元春のニュー・アルバム、

 COYOTE(コヨーテ)

です。

嘘っぽさや軽薄さや軟弱さとは無縁で、
現実を着実に歩みながら希望を歌っています。

常に斬新な視点を持ち続け、それをロックンロールのリズムに乗せ、
「21世紀の荒地を往く者たちに」対し、
闇に目を背けず光を信じ続ける勇気を示してみせる――。
そんな大きな優しさに満ちた道標のようなアルバムです。

そして当の本人も必ずしも絶対的な自信を持っているわけではなく、
愛の儚さや夢の疎さ、希望の切なさといったものを痛感していて、
悩みは尽きず、やるせなくて、むなしくて、
そんな弱い部分も時おり覗かせつつ、
だけど「望みはたった一つ、自分自身でいたいだけ」だと言い放ち、
この荒地の中で自己の存在を確かめることを放棄しないのです。

どこかのインタビュー記事で、

 「ぼくは何度目かの思春期を迎えている」

という主旨の発言をしていたのを読みました。
まさにロックンロール、永遠の18歳です。

最近は佐野元春の大きな特徴であったハリのある伸びやかな声が影を潜め、
ライブなどでもそれがかなり辛かったのですが、
このアルバムの発売を機に出演したTV番組などを観ていると、
どうやら新たな境地に達したようです。

「アンジェリーナ」や「サムデイ」も大胆にアレンジされ、
分厚いサウンドにクールなボーカルを乗せて気持ち良さそうに歌っていました。
改めてすごい人だなあと思いました。
まさにどんな困難をも乗り越え、切り拓いていく「コヨーテ」です。

Sweet Soul, Blue Beat!

| | コメント (0)

2007年6月26日 (火)

『わかってもらえるさ』

 「この歌のよさが いつかきっと君にも
 わかってもらえるさ
 いつか そんな日になる
 ぼくら何もまちがってない もうすぐなんだ

 気の合う友達って たくさんいるのさ
 今は気付かないだけ
 街で すれちがっただけで わかるようになるさ……」

イントロのギターが流れてきただけで胸がきゅんとなってしまいます。
今では超名曲とされている『スローバラード』も発売当初はぱっとせず、
超名盤とされているアルバム『シングルマン』にいたっては
ほとんど売れないまま廃盤になり、
それでも自分たちの音楽を信じて歌い続けたRCサクセションの
7枚目のシングルレコード『わかってもらえるさ』(1976)です。

事務所とのごたごたなどもあって最も低迷していた時期に
こんなにポジティブな曲が書けるなんて、すごいです。
すごすぎます。揺るぎない自信が感じられます。本当のソウルです。

結局この歌も当時はわかってもらえず、
500枚ぐらいしか売れなかったそうです。

それでも「あの娘に聞いて欲しくて ただそれだけで 歌うぼく」なのです。
全く正しい姿勢だと思います。
わかってもらえた今でもその姿勢を崩さない清志郎は、
やっぱりすごい人です。

いつ復活ライブのニュースが飛び込んできても大丈夫なように、
それまではぼくも自分の翻訳に集中していようと思います。

| | コメント (0)

2007年6月12日 (火)

"ANGEL"

ジミ・ヘンドリックスの曲で、"ANGEL"というバラッドがあります。

 「夕べ天国から天使が舞い降りてきた
 少しだけだったけどそばにいてくれて、ぼくは救われた
 月と青く深い海の愛について話してくれたんだ……」

という甘く切ない曲です。
すごくいい曲です。

天使は翌日もやってきて、ぼくを励ましてくれるのです。
銀色の翼を広げて大空に羽ばたく天使は勇気であり、
ぼくは自分も大きく羽ばたくことをぽつりと、それでいて力強く囁きます。
子供の頃に亡くなった母親が夢に出てきた時のことを歌ったものだそうです。

ジミヘンはギタープレイに関する部分だけを切り取って取り上げられがちだけど、
歌詞も繊細だし、歌い方も独特だし、生き方もピュアだし、
じっくり聴けば聴くほど、聴くたびに発見があります。

居場所を捜し求めてアメリカを出て、イギリスに辿り着き、認められ、
ウッドストックのアメリカに凱旋し、
すると今度は定着したイメージに絡め取られ、
ギターを武器に死ぬまで自由を模索し続け、
そんなエネルギッシュなジミがこんな曲を書いていたと思うと、
あまりの切なさに涙が出てきます。

歩道橋を渡りながら夜空を見上げて、
そこにエンジェルが踊っていたら、
その時は大きく羽ばたく時です。

| | コメント (0)

2007年5月20日 (日)

ザ・バンド・ブーム。

ザ・バンドのデビュー・アルバム"Music from Big Pink"(1968)
に収録されている"The Weight"の、ライブ映像(1970)です。

歌詞は少し難解なのですが、

 少し休める場所はないかい?
 ないねえ、
 ないけど荷物が重いのなら下ろせばいい、
 俺が背負ってやろう、

と歌うサビの部分がとても印象的です。
まだまだザ・バンド・ブームは終わりそうにありません。

| | コメント (0)

2007年5月17日 (木)

The Band.

相変わらず部屋のBOSEからはThe Bandが流れています。
飽きもせずにかなりのヘヴィローテーションです。

あれが聴きたい、これかもしれない、とCDラックを眺め回してみても、
本当にしっくりくる音楽を決めるのはその時の気分だと思います。
だから気分屋のぼくの「その時」を満足させてくれるアルバムを選ぶのは、
自分でも至難の技です。

それなのにこれだけいつまでも同じアルバムを聴いているということは、
ここしばらくは同じ気分で停滞しているということなのかもしれません。
The Bandの音楽がしっくりくる気分……。

The Bandはイントロの一音が聞こえてきただけで、
その世界に引き込まれてしまうことがあります。

郷愁を誘う一方で後ろ向きな気分を断ち切ってくれるというか、
泣きたい時でも笑顔になれるというか、
渦巻く様々な感情を落ち着かせてくれるというか、
どんな窮地に立たされても絶対に負けるつもりなどない男たちのように、
矛盾するようでいて決して矛盾しない気分を労わってくれる懐の深さと、
さりげなく、かつ力強く励ましてくれる優しさ、
そんな魔法のような力を持っているのが、The Bandの音楽だと思います。

豊潤、というイメージがぴったりのThe Bandの世界に、
もうしばらくはどっぷりとつかっていようと思います。

| | コメント (0)

2007年5月13日 (日)

『Moondog Matinee』

The Bandの"Moondog Matinee"というアルバムを、
先週からずっと聴いています。

全曲がロックンロールとリズム&ブルースのカバーで、
他で聴いたことがあったりなかったりする名曲が揃っています。
聴けば聴くほど味わい深く、素晴らしいなあ……、
としみじみと聞き入ってしまう傑作です。

歌が大好きな男たちが、
今なら大好きな曲をiPodに詰め込むみたいに、
レコーディングをしていった結果がこのアルバムのような気がします。
演奏している本人たちの興奮や感動がそのまま伝わってくるようで、
聴いていてとても楽しいです。

派手なヒットソングやもてはやされるポップスなどには見向きもせず、
印象に残る作品を次々と残し、数多くのアーティストやファンに影響を与え、
惜しまれつつも解散を宣言すると、
そのラスト・ワルツでも自分たちが前に出ることは決してなく、
ゲストで駆けつけた先輩たちばかりが目立つような、そんなスタンスも、
ぼくがThe Bandを好きな理由の一つです。

それにしてもThe bandの"Moondog Matinee"、
John Lennonの"Rock 'n' Roll"
Guns N' Rosesの"The Spaghetti Incident?"
RCサクセションの『COVERS』
斉藤和義の『紅盤』……、
他にもたくさんあると思うけど、
カバーアルバムはオリジナルアルバムにはない楽しさがあって、
ドキドキ感も新鮮です。

| | コメント (0)

2007年5月10日 (木)

マルーン5.

来週16日(水)に待望のニューアルバムが発売になるマルーン5の
カッコいいビデオです。

"Harder to Breathe"は、
デビューアルバムである前作"Songs about Jane"のオープニングナンバー、
クールでスタイリッシュなロックンロールです。

他にも今度のニューシングルも含めて全部で5曲のビデオが紹介されているので、
これを観ながら来週に備えましょう!

| | コメント (0)

2007年5月 6日 (日)

「札幌市民会館 最後の日」。

「札幌市民会館 最後の日」と銘打たれたライブをTVで観ました。

老朽化が原因で48年の歴史に幕を下ろすことが決定した札幌市民会館に、
奥田民生、佐野元春、Leyona、山崎まさよし、古田たかし、
土屋公平、そして仲井戸"CHABO"麗市など、
縁のあるアーティストが集結し、
消えゆく小屋の記憶を共有しようと、今年の1月に行なわれたライブです。

出演者の一人ひとりが個性的で、
さらに奥田民生とCHABOさんとの共演など色んな組み合わせなども興味深く、
時にゆったりと、時に激しく、楽しく熱いステージが展開されていました。
だけど、どれだけオーディエンスと一体になれるかという点では、
やはりベテラン勢の勢いは圧倒的でした。

そして最後に、
もしもこの場にいたなら卒倒してしまっていたかもしれない出来事、
涙で何も目撃できなかったかもしれないサプライズがありました。

忌野清志郎の登場です!

もちろん清志郎さんが出演したことはその後のニュースなどで知っていたのですが、
奥田民生が舞台裏に引っ込んでいく時に清志郎のマントがちらっと見えた時、
CHABOさんが弾く『トランジスタラジオ』のイントロにあわせて
清志郎がマントをなびかせてステージに現れた時、
会場のボルテージが最高潮にどよめく瞬間を見た時、
予想以上の感情が渦巻いて自分でもびっくりしました。

清志郎の声は本当に咽頭癌の治療明けなのかと思うぐらい
伸びやかで、つややかでした。

CHABOさんと目線で会話している様子、
肩を抱いて何かを囁きあっている様子、
CHABOさんの見たこともないような笑顔、
ブランクを感じさせない清志郎のエネルギー、存在感、
まさに完全復活です!

このライブが1月にあって、
今はいったい何をしているのか、
本格的な単独ステージはいつになるのか、
具体的な情報は少ないのですが、
きっと今年中に何かビッグな形で再び姿を見せてくれるものと思います。

とても楽しみです。

それにしてもこの「札幌市民会館 最後の日」、
市民会館との別れを惜しむ主催者の熱い気持ちなども伝わってきて、
感動的なイベントでした。

| | コメント (0)

2007年4月28日 (土)

撃沈。

6月の斉藤和義のライブツアーのチケットを取ろうと、
朝から電話の前で気合が入っていたんだけど、失敗しました。

10分で電話がつながったのに、
予定枚数を終了しましたという愛想のないアナウンスが流れてきて、
今年の初ライブはあっけなくも幻に終わりました。

10分で完売というのもすごいけど、10分で済んでよかったです。
これで1時間ぐらいかかっていたら、
貴重な時間を無駄にしてしまったという悔やんだところでどうしようもない思いを
振り払うのに、さらに1時間ぐらい無駄にしていたかもしれません。

それにしても斉藤和義の『ウェディング・ソング』は、
クラプトンの"Tears in Heaven"だと思います。

| | コメント (0)

2007年3月21日 (水)

『紅盤』

今日発売の斉藤和義の『紅盤』を聴いています。

アルバムとしては初めて色んな人とコラボしていて、
他の人の詩に斉藤和義が曲をつけていたり、デュエットしていたり、
他のアーティストの曲をカバーしていたり、
他のアーティストに提供した曲をセルフカバーしていたり、
先日の『俺たちのロックンロール・ツアー』の様子を収めたDVDもついているなど、
オリジナル・アルバムというよりは企画的な要素が強く、
今日の発売日もそれほどソワソワせずに迎えることができたのですが、
プレイボタンを押せばやっぱりテンションは上がります。

DVDは先日の興奮がそのまま甦ったし、
CDも斉藤和義ワールドが全開です。

自分で書いた詩でなくても、曲でなくても、
自分のものにするのはイメージ力だと思います。

  ↑ 「いめーじか」ではなくて「いめーじ・りょく」です。

イメージする力というのは解釈する力だと思います。
ゼロから何かを創造する力とは違う想像力が必要になってくるはずです。
こういう人をアーティストと呼ぶんだろうなあ、と思う人が斉藤和義です。
頭の中に宇宙が渦巻いていそうです。
勉強になります。

  *Amazonで詳細確認 >>> コチラからどうぞ。

| | コメント (0)

2007年1月22日 (月)

夢助、始動!

清志郎の活動が活発になってきているようです。

昨年11月にはなんとサム・ムーアのライブに飛び入り参加し、
年が明けてからのニュースでは、
すでに自転車に乗るなどして体力の回復に励んでいて、
他のアーティストのステージに参加させてもらいながら喉も調整していきたい、
というようなことを言っていたようですが、
今回は石田長生のライブのシークレットゲストとして、
アルバム『夢助』からの曲も含め、3曲ほど歌ったようです。

 >>> そのときの様子。

写真で見るだけでも、カッコよさレベルはさすがです。
完全復活に向けて、期待は高まる一方です。
ぼくもようやく次の翻訳が決まったので、頑張ります!

| | コメント (0)

2007年1月 9日 (火)

……イズマイライフ。

TVをつけっぱなしにして洗濯物を干していると、
『ピアノイズマイライフ』という曲がかかってきました。

よく分からない化粧をした男の人で、
アーティスト名は「H ZETT M」ということでしたが、
ピアノを乱れ打ち、絶叫するような歌い方は、
PE'Zのヒイズミマサユ機かなと思いました。
どうやらそのようです。

カッコよかったです。
マイライフだと言い切るピアノに対するスタンスがカッコいいんだと思います。
アルバムが出るようなので、もうちょっとじっくり聴きこみたいです。

| | コメント (0)

2006年12月29日 (金)

明日の為に、今日もある。

今日は年末恒例、磔磔で行われた麗蘭のライブに行ってきました。
整理番号が30番台だったということもあって前から二列目に陣取ることができ、
チャボさんだけでなく、他の三人の表情も間近に見ることができました。
ツアータイトルは、

 明日の為に、今日もある。

です。

例年に比べて、ストレートなロックンロールが満載で、
チャボさんも珍しく怒涛のごとく超絶速弾きを披露していました。
新曲もあり、チャボさんの古い曲もあり、カバーもあり、
ギターバトルあり、それぞれのソロあり、満腹です。

だけどやっぱりそんなテクニック面でのすごさよりも、
麗蘭のライブでいつも感じるのは、ソウルです。
今日は特に、チャボさんがMCの時に

 Soul to Soul!

と何度となく言っていたように思います。

磔磔は麗蘭にとっても独特の雰囲気があるようなのですが、
麗蘭のソウルが痛いぐらいに伝わってきて、
胸の内で色んな感情が、否が応でも渦巻きます。

そしてもう一つ、いつもと違ったのは、
チャボさんが若い頃に友達と部屋にこもって作ったという曲、
日本のロックのスタンダード、『雨上がりの夜空に』を
麗蘭の演奏、チャボさんのボーカルで演ったことです。

それだけでも鳥肌が総立ちなのですが、
やっぱりこのタイミングでこの曲を演るということで、
清志郎を取り巻く色んな状況、それに対するチャボさんの接し方、
など色んなことを思わされ、ぶわりぶわりと目頭が熱くなりました。

磔磔での麗蘭ライブの帰り道は、今年も暮れるんだな、としみじみ思わされます。

| | コメント (0)

2006年12月28日 (木)

今年のベストアルバム(邦楽編)。

今年のベストアルバム(邦楽編)は、

 『夢助』 忌野清志郎

で決まりです!

バラエティに富んでいて、様々な形で勇気づけられ、とても楽しいアルバムです。
まさに「音楽」です。魔法です。

アルバムにしてもライブにしても、自分のやるべきことをやる、
ということを精一杯に楽しんでいる様子がびしびし伝わってくるのが、
忌野清志郎という人だと思います。
それがこのアルバムの場合は顕著な気がします。
与えられる勇気の大きさが、ハンパじゃありません。

陳腐な言葉が皆無で、オリジナルな視点や表現が満載で、
力強く、やさしく、謙虚で、とてつもなく大きくて深い人だと思います。

人生の出来事全てをブルーズと捉え、リズムを刻みながら毎日を過ごし、
口笛を吹きながら朝を迎えたくなります。

| | コメント (0)

2006年12月27日 (水)

今年のベストアルバム(洋楽編)。

今年はCDの購入を比較的我慢した方だと思います。
購入を検討する際に、「購入しない」という選択肢を増やしたためです。
よく頑張りました。
おかげで厳選されたCDばかりを購入することができたのですが、
そのせいでベストアルバムを一枚選ぶのが難しくなりました。
それでも去年からの恒例ということで、今年も選びたいと思います。

まずは洋楽ですが、最後まで2枚が残ったのですが、
同時優勝の場合は喜びも半減ということで極力避けたいので、
心を鬼にして1枚選びました。
そして栄えある「今年のベストアルバム(洋楽編)」に選ばれたのは、

 "Modern Times" ボブ・ディラン

です!

当初は歌詞カードが付いていないために苦悶したものですが、
それもオフィシャルHPで歌詞が公表されたために無事解決し、
発売以来ずっと聴きこんでいます。
激しくも温かく、楽しくも寂しく、果てしなく自由かつ穏やかに、
といった感じです。

歌詞を追いかけながら聴くと、
ぼくの英語力のせいでまだやっぱりちょっと慌しくなってしまうのですが、
目をつぶって耳を傾けていると、心に降り積もるようなアルバムです。
ふわりと降り積もるんです。

100%の理解には程遠くても、ディランの歌詞にはやはりたくさんの想いが喚起され、
もっとその内容を理解した上で落ち着いて聴けるようになると、
どうなることかと思います。
大きな何かに迷い込んでしまいそうな予感がします。
それならぼくは、喜んで迷い込みたいと思います。

何も伝えられていない気もしますが、
ディランは語らずにただ聴く、というのが正しいスタンスだと思います。

| | コメント (0)

2006年12月25日 (月)

JB.

"The Godfather of Soul"、"Mr. Dynamite"、"The Hardest Working Man in Showbiz"、数々の異名を取るファンクの帝王ジェームス・ブラウンが、
肺炎で亡くなったそうです。73歳だったそうです。
昨日入院したというニュースがあったばかりだったので、驚きました。

ジェームス・ブラウンといわれて真っ先に思い出すのは、『ロッキー4』(1985)です。
シリーズ1作目からの宿敵アポロ・クリードが、
対戦を渋ったロッキーの代わりにソ連からの挑戦者イワン・ドラゴと戦い、
敗れるのですが、その時にアポロの選んだ入場曲が、
JBの『リビング・イン・アメリカ』だったのです。

JB本人も登場する入場時のパフォーマンスは派手にショーアップされていて、
余裕で勝つつもりでいたアポロはドラゴをおちょくるようなダンスをしながら現れ、
ドラゴは戸惑いながらもそれが終わるのを待っているのですが、
その時点でアポロが負けることは、
当時中学生だったぼくも含めて映画館にいた誰もが分かっていて、
だから余計に哀れに思えたハイテンションなアポロが、
試合前のセレモニーを盛り上げるJBと一緒になって、
ぼくの記憶に貼りついているのです。

負けると分かっていながら、映画制作者の期待通りぼくはアポロを応援していて、
だからJBのことがあまり好きになれなかったということもあります。
それからぼくも大きくなって、ソウル・ミュージックやファンクも聴くようになり、
JBを聴かなかったわけではないのですが、
それでもロッキー4の時のマイナスイメージを覆すことはできずにいました。

そして清志郎がステージでJBのパフォーマンスを取り入れるなど、
大きな影響を受けていることを知り、
そろそろ純粋な気持ちでJBを聴きたいと思っていた矢先の訃報でした。
それにしても、誰かが亡くなるというのはそれだけで辛いニュースです。

| | コメント (0)

2006年12月 9日 (土)

orphans, Tom Waits.

孤高の天才音楽詩人と称され、
LAタイムズでは「モダン・ポップ時代における最重要人物」と位置づけられ、
ボブ・ディランが「密かに憧れるヒーロー」、
トム・ウェイツの3枚組みニュー・アルバム『オーファンズ』が、
非常にカッコいいです。

いったんプレイボタンを押すと、聞き流すなどということは絶対にできません。
1曲目からやられます。
イージーリスニングの対極に位置するアルバム、アーティストだと思います。
トム・ウェイツの音楽に身を任せ、声に耳を傾けていると、
心の重心部分みたいなところをぐいと鷲掴みにされるような感じがします。

乱暴だけど純粋で、素っ気ないけど愛情に満ち溢れていて、
得体の知れない大きな魅力を感じます。

生活を足元から見つめる誠実な視線が、
こういう作品につながるのかなあ、と思ったりします。
飾りっ気がなくて、創られた世界ではなく、
だから胸に響くし、揺さぶられながらも離れられず、
こういうのを普遍性と呼ぶのだろうなと思います。

今までのトム・ウェイツの中で、一番好きなアルバムかもしれません。

| | コメント (0)

2006年12月 5日 (火)

Jamie Cullum.

大阪厚生年金会館芸術ホールで行なわれた
Jamie Cullumのコンサートに行ってきました。

これまでに2枚出ているCDはどちらも好きでよく聴いていたのですが
だんぜんライブでした。
才能の泉がこんこんと湧き出て泊まらず、ほとばしっているのが見えました。
才能も情熱も全てピアノの可能性の模索に注ぎ、
最大限に引き出したのがジェイミーのステージだと思いました。
観客を巻き込んで、まさにエンターテインメントの極致です。

26歳という若さをフルに活かして、ステージを所狭しと走り回り、
ピアノという楽器の通常の観念がぶっ飛ぶパフォーマンスは圧巻でした。
情熱と才能と観客の需要がびっちりと同じ方向を目指しているようで、
感動的ですらありました。

バンドのメンバーはジェイミーよりも(おそらく)ずっと年上で、
だけどリーダーとしての自覚をきっちりと持って、
ジョークや日本語も交えた演出はとても好感の持てるもので、

 ええ子なんやろなあ、

と思いました。
CDでは心地よい曲だなあと思いながら聴いていた曲が
非常に情感に満ちたものになっていたり、大胆なアレンジになっていたり、
CDで聴いて大好きという方は、ぜひライブに足を運ぶことをオススメします。
これまでのイメージや枠を突き抜けた楽しさです。

帰りには、ちょっと高くて購入を見合わせていたライブDVDを買ってきて、
復習しています。

| | コメント (0)

2006年11月25日 (土)

THE Afternoon Tea & Music Time.

今日は南堀江にあるライブハウス"KNAVE"(ネイヴ)で行われた
仲井戸"CHABO"麗市さんのイベントに行ってきました。

"THE Afternoon Tea & Music Time"と銘打たれたイベントには100人前後が集まり、
チャボさんが普段自宅でよく聴くCDをかけながらおしゃべりするという企画でした。
途中でゲストに麗蘭での相棒、土屋公平さんも来て、
公平さんオススメの5曲(全てジミヘンの"Little Wing"のテイク違い!)もかかり、
楽しい2時間半でした。

公平さんがことあるごとに「チャボさんはリスナーとしてもすごい」と言っているように
今日の選曲も意外な曲からいかにもという曲まで、非常に幅広かったです。

それに、チャボさんの音楽に対する考え方にまた少し触れられた気がして、
すごく刺激的でした。
テクニカルなことはあくまで表現の手段であって、
チャボさんがもしかしたら一番念頭に置いているのは、

 「質感」

なのかもしれないと思えました。
そういうスタンスが、リスナーとしてのすごさということなのかなと思います。

そしてそれは、同じ次元で言うのは非常に躊躇われ、
決して同じ次元で言うつもりはないのですが、
ぼくが「イメージ」と言う時のニュアンスと似通っている点があるのです。
本当に、非常におこがましくて恥ずかしいのですが……。

明確な輪郭を持った形として提供することは難しく、
内から湧き上がり続ける何か「ぼわぼわしたもの」であり、
だけどそれを形にしようとする努力を怠ってはいけないものであり、
そしてそういった経緯もきっと大きな意味を持つもの、
というような、これまたぼくの漠然としたイメージです。

そういう視点から、チャボさんは他のミュージシャンの音楽を聴き、
だからジャンルに固執することもなく、
あらゆる音楽をインスピレーションの一助としているのかなと、
そういうふうに今日ぼくには思えたのです。

それはとてもピュアで、謙虚で、やる気満々の姿に見えました。

そして一方でぼくは早速、帰りに梅田のタワーレコードによって、
印象的だった曲の一つ「Everyday I Have the Blues」が収録されている
B.B.Kingの『Live at the Regal』を買ってきて聴いています。

| | コメント (0)

2006年11月14日 (火)

自伝。

コンサートに行くということは、
それに向けて数週間前から関連CDを改めて聴き込むということであり、
コンサートに行ってきたということは、
それからまたしばらく貪るように関連CDを聴きまくり、
当日のセットリストを確認してiTunesでそれと同じプレイリストを作成するなど、
思いつく限りの方法で余韻に浸るということであり、

だからコンサートに行くということはその日限りのものではなく、
ある程度、長期的な計画を前もって立てることが必要な一大イベントなのに、
先月からコンサートが続いていて、しかもその間に、
また別のお気に入りのアーティストたちの新譜が続々と発売されたりして、
目まぐるしい日々が続いています。

ちなみに今は、クラプトンの長い長い歴史を最初から振り返っている最中で、
さっきようやく、73年のレインボーコンサートのアルバムに突入したところです。

去年ボブ・ディランの自伝を読みながら思ったことだけど、
偉人の伝記をものすごく積極的に読むことは、
半生なり一生なりが濃密であるはずの人のことを深く知るということなので、
とても興味深く、有益なことだと思います。
自伝や伝記がない場合でも、作品そのものを年代順に鑑賞するのは、
非常に興味深いです。

クラプトン(61)やディラン(65)の人生の濃密さを思うと、
まだ60歳台ということに、驚愕します。

| | コメント (0)

2006年11月12日 (日)

Eric Clapton Japan Tour 2006

大阪城ホールで行われたエリック・クラプトンのコンサートに行ってきました。

クラプトンを含めてギターが3人、そしてベース、ドラム、ピアノ、オルガン、
それに二人の女性コーラスが加わり、
けっこうな大所帯で、ものすごい迫力でした。

会場が一番盛り上がったのは終盤の『レイラ』でしたが、
一曲目の『プリテンディング』に始まり、『アイ・ショット・ザ・シェリフ』と続いた時点で、
すでにヒートアップしていました。

先週発売されたJ.J.Caleとのアルバムからの曲はなかったけれど、
デレク・アンド・ザ・ドミノスやクリーム時代の曲などもふんだんに盛り込まれ、
途中のアンプラグド・セッションでは92年にグラミー賞をたくさん取った
『Unplugged』のような雰囲気がさらにゴージャスに再現され、
トラディショナルなブルースはブルージーに演奏され、
ずっとワクワクしながら聴いていられました。

クラプトンの声もスローハンドも衰え知らずで、
大砲のようにズドンと胸を貫き、
後からじわじわとその音色や感触が体中に浸透する、
といった感じでした。

 「あ、これはあのアルバムに収録されている曲だ、今のはあの時代の曲だ」

といった感じで聴いていたけれど、
クラプトンにとっては、特定の時代や年代に関係なく、
ずっと自分の身近にあって、自らの一部とさえ言える曲たちなんだろうな、
という気がしました。

クラプトンと、クラプトンが演奏する曲との関係がすごく理想的に思えました。
自信と、敬意と、情熱――。
そんな感じです。

| | コメント (0)

2006年11月 9日 (木)

『The Road To Escondido』

ギターの神様=エリック・クラプトン(61)が、
憧れ続けた伝説のギタリスト=J.J. ケイル(68)と競演、
非常に充実したレコーディングだったことが、
聴いていても伝わってくるアルバムです。

J.J. ケイルといえば、クラプトンのライブでは欠かせない
「アフター・ミッドナイト」('70のアルバム『エリック・クラプトン・ソロ』に収録)や、
「コカイン」('77の『スローハンド』に収録)の作者です。

 *「アフター・ミッドナイト」を初めて聴いたのは大学生の頃でしたが、
  あまりのカッコよさにしばらくはこの曲ばっかり聴いていました。

他にもケイルの曲は色んなミュージシャンがカバーしていて、
歌詞カードのクレジット欄などでよく見かける名前です。

そんなブルース界の御大とも言うべきケイルの演奏を実際に聴くのは、
この『The Road To Escondido』が初めてでした。
全14曲中、11曲がケイルの曲です。

 *全体的にハモンド・オルガンが印象的で、
  だけどそれを弾いているビリー・プレストンは今年の6月に亡くなったそうです。

今週末に大阪を皮切りにスタートするジャパンツアーにケイルは来ないだろうし、
このアルバムに収録されている曲もどれだけ披露されるのかは分かりませんが、
クラプトンのライブに行くこと自体が3年ぶりだし、とても楽しみです。
きっとまた、記憶に残るステージになることと思います。

アルバムのタイトルにある「エスコンディード」というのは、
カリフォルニア州サンディエゴの北部にある街の名前だそうです。

| | コメント (0)

2006年11月 5日 (日)

俺たちのロックンロール。

京都会館第一ホールで行われた斉藤和義のコンサート、
『俺たちのロックンロール』に行ってきました。

10列目! のチケットが取れた時は狂喜したのですが、
京都会館はどういうわけか一番後ろが「1列目」なため、
それはぬか喜びに終わったのですが、
それでもちょうどど真ん中の席だったので、非常に見やすかったです。
2時間半近くのステージを観終えて、

 めちゃカッコええ……、めちゃカッコええ……、

と何回言っても言い足りません。

クールなギター、スタイリッシュなキーボード、クネクネとアグレッシブなベース、
ソー・パワフルなドラムのバンドを率いて、
斉藤和義はセクシーにギターを弾きまくり、ドラムを叩きまくり、
ピアノも弾き、歌声もハッとするほどスイートでした。

幕開けから惜しげもなく新旧の名曲を次々と演奏し、
初めてライブで聴く最近の曲は楽しかったし、
弾き語りのパートではしみじみと聴き入り、
クラプトンの『レイラ』を彷彿させる『歌うたいのバラッド』に感動し、
そこから始まった怒涛のロックンロール・ショーには心が躍りました。

部屋に帰ってきてもまだ、興奮が冷めやらず、
頭の中では斉藤和義が鳴りっぱなしです。
めちゃカッコええ……。

| | コメント (4)

2006年10月20日 (金)

The Singer Not The Song.

ストーンズの初期の作品に、

 The Singer Not The Song(1965)

という曲があります。ミックとキースの共作です。

 "You give me that feeling inside
    that I know I must be right
    It's the singer not the song..."

というような歌詞が繰り返されます。

 「きみと一緒にいると、これでいいんだと思える、
  大切なのは歌じゃなく、歌い手なんだ……」

という感じだと思いますが、
たとえ陳腐な表現になってしまったとしても、
伝える側の気持ちや経験や誠実さが備わっていれば、
表面的な表現自体はそれほど問題じゃない、
ということかなあと思います。

もっといえば、言葉はただの文字や音ではなく、
それを発信する人間の全てだ、
ぐらいの意味に受け取っていいように思います。

だから、たとえば陳腐にしか聞こえない言葉は、
その人の中身まで伝わっていない、ということです。
自分の言葉を持たなければいけないということだと思います。

キースのソロアルバムに"Talk Is Cheap"(1988)というのがあります。
まったくカッコいい人たちだ。

| | コメント (0)

2006年10月15日 (日)

ディランのビデオ。

こんなページがありましたよ。

ボブ・ディランのミュージック・ビデオです。
新しいのは1本だけですが、全部で7本あって合計30分ぐらい。
どれもこれも見ごたえがあります。
"Knockin' On Heaven's Door"は好き嫌いが分かれるところじゃないかと思います。

*初期設定でおそらくボリュームが大きくなっているので要注意です!

| | コメント (0)

2006年10月 4日 (水)

Sweet Soul.

相変わらず『夢助』を聴いています。

昨日感じていた違和感みたいなもんは、とっくになくなりました。
特に意外に思った1曲目も、こうでなくちゃ、ぐらいに思っています。
前作の1曲目みたいに、うぉーっ! いぇーっ! という盛り上がりではなく、
もっと、絶対に折れない勇気みたいなものがもりもりと静かに湧いてくる感じです。

そういう意味では、「大きな声でシャウトするだけでない叫び」を感じるアルバムです。
そして思い出すのは、オーティス・レディングです。

オーティスも白人中心のモンタレー・ポップ・フェスティバルで圧倒的な存在感を
見せつけ、"King of Soul"と呼ばれるようになった絶頂期に
喉にポリープができて手術をして、長期離脱を余儀なくされ、
そういう状況の中で、忙しかった頃のことを振り返る余裕ができ、
南部からサンフランシスコに旅に出て、
そしてできた歌が"(Sitting On)The Dock Of The Bay"(1967年)です。

それまでのシャウトはなく、関係者はシングル発売することを躊躇したそうですが、
それでも本人はみんなに受け入れられると信じて疑わなかったということです。
確立したスタイルを自ら壊し、次の段階に行こうという決意の1曲だったのです。
そしてオーティスの言葉通り、ミリオンセラーとなり、全米一位を獲得したのです。

さらに話にはまだ続きがあって、
ベイエリア発のこの曲を日本にいながらキャッチしたアンテナの持ち主が、
当時高校生だった清志郎だったのです。
空にとけていくホットなナンバーを聴きながら、Woo 授業をサボっていたのです。
まさに時代と国境を越えた物語です。

その頃から39年の歳月を経て、清志郎から届いた傑作が『夢助』なのです。
もちろん、『オーティスが教えてくれた』も収録されています。
昨日感じた違和感は、それほど間違ってはいなかったのかもしれません。
次の段階に進もうとする意思をこれまで以上に強く感じます。
かすれたあいつの口笛も聞こえてくるような気がします。

復活が待ち遠しいです。
清志郎、ガンバレ、ガンバレ、ガンバレ!

| | コメント (0)

2006年10月 3日 (火)

『夢助』!

 「Oh 何度でも 夢を見せてやる
  Oh あの夏の陽焼けしたままの夢
  RCサクセションがきこえる
  RCサクセションが流れてる」

ヤッホー!
とうとう出ました。清志郎のニューアルバム、その名も『夢助』です。

最初に一通り聴いた時は、少し意外だった1曲目の影響を引きずったのか、
要所要所で使われているストリングスのせいなのか、
それともガッタガッタという、もはやオリジナルとなったシャウトがないせいか、
少しいつもとは違った雰囲気を感じました。
だけどこの前向きな姿勢、勇気のお裾分け、可愛い歌詞、優しい眼差し、
間違いなく清志郎の声、清志郎のメッセージ、清志郎のラブソングです!

冒頭に歌詞を抜粋した話題の『激しい雨』は3曲目に収録されています。
この曲は仲井戸"CHABO"麗市さんとの共作です。
他にも清志郎作詞、CHABOさん作曲の『毎日がブランニューデイ』、
清志郎作詞、(HISでもおなじみの)細野晴臣作曲の『あいつの口笛』、
さらには「今こそ行くべき場所がわかったんだ」と歌う『This Time』などは、
このアルバムが清志郎にとって何度目かの、そして最大のターニングポイントとして
制作されたことを確信させてくれます。一人合点させてくれます。

今までは何となく言っちゃいけないことだと認識していたのですが、
清志郎が前向きな決意表明を改めて行うなんて、
それは日本全国に散らばる清志郎ファン、チャボさんファン、そしてRCファンの夢が
実現に向けて動き出していることの証明としか思えません。
残念ながらキャンセルとなった今夏のライブのことなどを考えてみても、
清志郎が復活した暁には、何かとびきりのサプライズが起こりそうです。

そんなのはファンの深読みでしかないのかもしれないし、
いつでも現在の清志郎、現在のチャボさんを心待ちにしている立場としても、
そんなしゃらくさい深読みなど、そもそも意味のないことなのかもしれません。
それに、そんなことを抜きにしてもこのアルバムはいいです。大好きです。

このアルバムの雰囲気がどこかいつもと違うと感じたのは、
バンドのメンバーがいつもと違うというのもあると思うけど、
もしかしたら、突き抜けたような明るさのせいかもしれません。
ジャケットのタイトルに使われている空色の鮮やかさのような、
雲ひとつない高い空を思わせます。
まさに迷いのない清志郎といった感じです。

 「ずっと夢に見ていた こんな日が来ることを
  君は夢を持ってるかい きっと叶えられるさ
  今こそ その時がやってきたんだ
  もう誰にも 僕を止められないさ
  今こそ 行くべき場所がわかったんだ
  音楽に導かれて 行き着くのさ
  ラララ…」

ラララ。

| | コメント (0)

2006年10月 2日 (月)

夢一夜。

今日は一日中、何をしている時でもBGMは

 仲井戸麗市、CHABO!

でした。
ライブに行った翌日はいつもそうなのですが、
今回もなんだか現実ではなかったような感じがしています。

iTunesから聴こえてくる音楽を、昨日ライブで実際に体験したということ。
ギター1本で武道館の1万5000人を黙らせるチャボさんが、
やはりギター1本で200人前後(?)の磔磔を熱狂の渦に巻き込んだということ。
RC時代には派手なメイクをして怒りをギターにぶつけていたようなチャボさんが、
深く穏やかな表情で、ギターを慈しむように、言葉に精一杯の気持ちを込め、
熱い演奏を聴かせてくれたこと。
ビデオをつければ、昨日観たチャボさんがそこにいるということ。

少しおかしな気もするのですが、
ライブの興奮は、じわじわと時間をかけて大きくなっていくようです。
昨日の興奮も今日は何だか信じ難く、だけどもっともうちょっと後になれば、
あれはすごい体験だったと実感するようになる感じです。
まさに夢のような感覚です。

年末には再び磔磔で、今度は麗蘭です。
昨日とはまた違ったステージが楽しみです。

| | コメント (0)

2006年10月 1日 (日)

Over and Over.

今日は仲井戸"CHABO"麗市さんのライブ"Over and Over"に行ってきました。

昨年末の麗蘭以来、二度目の京都、磔磔(たくたく)です。
しかも今回はなんと前から二列目、手を伸ばせば届きそうなところ、
チャボさんの汗が飛んできそうな絶好の位置に陣取ることができました。

全曲がカバー曲で構成されたライブで、
ストーンズやビートルズ、ビーチボーイズ、エディ・コクラン、ヴァン・モリソン、
キンクス、CCR、ロバート・ジョンソン、ブルース・スプリングスティーン……、
といった人たちの偉大なロックやブルーズ、ミュージカルソング、フォークなど、
幅広く、もりだくさんで大満足の一夜でした。

初めて聴く曲も多かったのですが、チャボさんのオリジナル訳詩の力は大きく、
ぐいぐいと引きこまれ、チャボさんの表情、手の動き、歌詞の内容、MC、
どこも見逃したくなく、何も聞き洩らしたくなくて、必死に喰らいついていきました。

今日は麗蘭でもCHABO BANDでもなくソロということで、
ギターを持つチャボさん一人による演奏でした。
それなのにチャボさんのボーカルもギターも圧倒的なまでに表情が豊かで、
チャボさんとギターの関係が表現者とその手段ではなく、
表現者とその相棒のように思えました。
時々ギターを立ててサウンドホールをスタンドマイクに近づけるのですが、
それは音を強調するためではなく、
頼もしい自慢の相棒を観客に紹介しているように見えました。
チャボさんの想いをギターが音にしているのか、
ギターが本来持つ音をチャボさんが呼び醒ましているのか、
ちょっとうまく言えませんが、
そういった相互ナントカ的な関係を思わせるところなども、
まさに相棒といった感じでした。

今日のようにカバー曲で構成されたライブは、
著作権の問題もあってCDやDVDにはおそらくならないだろうし、
だからその場に居合わせること、ライブに参加するということが、
とても意味のあることのように思えました。
誠実な言葉や分厚い音から伝わってくる以上のものが、
ライブでは感じられます。
それが表現者としての力なんだと思います。
自分が激しく揺さぶられていることにすら、しばらく気づきませんでした。

何でもかんでも、何度でも、雨の日も月曜日も、
ユウウツな気分に負けないで、いつだってALRIGHTだ。

| | コメント (0)

2006年9月22日 (金)

『すべてはALRIGHT (YA BABY)』

 「夢を見るのは 悪いことじゃない
  コトをあせり過ぎちゃだめさ
  ちょっとだけ 時間の流れが
  きみをじらしてるだけさ
   :
  気分を出して その気になって
  コトに立ち向かうしかないぜ
  大丈夫さ うまくやるさ
  すべては始まったばかりさ」

この歌には本当に励まされます。
ぼくはずっと、自分で大切だと思うことに気づいて以来、
情熱を持って何かに取り組みたいと思っていました。
情熱を持って取り組める何かを見つけたいと思っていました。
そしてそんな時に翻訳に出会って、
まさにこれこそぼくが探していたものだと思え、
その気持ちは今も変わらないんだけど、
情熱なんて言いながらそれはただ身勝手なだけなんじゃないだろうかと、
時々だけど、思わないわけでもなかったりします(本当に時々だけど)。

そんな時に、思いがけずiTunesからこの曲が流れてきたりすると、
何をしていても手を止めて聴き入ってしまいます。
そして、情熱の引き出しを全開にして、風通しもよく、フルスロットルです。
時々顔をのぞかせる迷いとかも面倒くさいから燃料にして、
身勝手さであろうが何であろうがばんばん燃やしてエネルギーに換えて、
全部を吹っ切ることができます。
ぼくにとってはそんな曲です。

RCサクセション 『ハートのエース』 (1985年)に収録されています。

| | コメント (0)

2006年9月 1日 (金)

『モダン・タイムズ』

昨日はほぼ正午に翻訳の提出を済ませ、

 よっしゃ、寝るぞーっ!

と思って布団を敷いたんだけど、
ちょうどお昼前に届いていたディランの『モダン・タイムズ』をかけると、
寝ているどころじゃなくなった。

バラエティに富んだ内容で、とてもBGMにならない。
じっくりと聴いてしまう。
そして聴けば聴くほど、しみじみと沁み入ってくる。
ピンクレディの『UFO』がかかってきたのかと思うイントロもあったりする。

最近のディランはちょっと苦手だなあと思っていたのは、
あの嗄れ声というかだみ声のせいだったのですが、
それがいい感じに落ち着いていて、全く気にならずに聴けます。
全曲いいけど、特に6曲目の"Workingman's Blues #2"がいいです。
これはちょっと本当に、何というか、非常にいいです。

ただ、アーティストの意向により英語詞の掲載がなく、
日本語対訳だけが載っているのです……。
翻訳を職業としているぼくが言うのもなんですが、
音楽の場合は、実際に聞いているのは英語なんだし、
その歌詞がなくて対訳だけでは、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。
曲名は何週間か前から公表されていて、
翻訳の合間なんかに、どんな内容なのかなとタイトルから想像してみたり、
かなり楽しみにしていただけに、
まさかこんな事態が待っているとは思ってもいませんでした。

だけど、歌詞が分からないままに聴くボブ・ディランというのも、
魅力が半減どころか、5分の4減(5分の1減?)するので、
対訳を頼りに、必死に耳を傾けています。

クレジットには全曲ディランの作品とあるのですが、
マディ・ウォーターズやクラプトンの演奏で有名な"Rollin' And Tumblin'"や、
レッド・ツェッペリンの曲だと思っていた"The Levee's Gonna Break"など、
トラディショナルなブルーズも収録されていて、
元来がフォークソングライターのディランの曲作りの手段として、
オリジナルとか、それをベースにした創作活動とか、
そもそもそういう区分をする意味とか、そんなことをちょっと考えたりしました。

あと、紙ジャケットというのもぼくは実は好きじゃないんです。
レコード屋さんに行くと、紙ジャケで再発! なんていうポップをよく見かけますが、
紙ジャケはノーマルなCDよりもサイズが一回り大きいことが多く、
CDラックに納まらなかったり、レコードの復刻というには小さすぎるし、
歌詞カードなどの封入物がすこすこと落ちてきたり、
あんまりいいことがないように思います。
紙ジャケットでしか発売されていないからというだけの理由で
購入を見合わせているものもあるぐらいです。

それはともかくとして、『モダン・タイムズ』はすごくいいアルバムです。
当面の課題は、歌詞の聞き取りと、タイトルの意味の解明です。

| | コメント (0)

2006年8月29日 (火)

『モダン・タイムズ』

何日か前に、

違法ダウンロードによって音楽業界が損失を被っているということに対して
ボブ・ディランが、「どうせ何の価値もないんだから問題ない」
というような主旨の発言をした、というニュースがありました。

前後の詳細がよく分からないのですが、
自分の作ったレコードを無価値だと言っているわけではないと思うし、
音質のことを言っているんだと思います。
データとして薄っぺらい音が配信されても、
そんなものは自分の産み出した自信作とは似て非なるものとして、
端から相手にしていないということなのかなと。

あるいは、音のサンプルはいくらでも提供してやるから、
本物はライブを観に来いということか。
いずれにしても、揺るがない自信に満ちた発言だったんだろうなあと思います。

ディランは何年か前から、「ネバー・エンディング・ツアー」と銘打って、
年中いつでもツアー中のはずです。
HPにこの秋のツアー・スケジュールが発表されていましたが、
このハードな日程は、とても65歳とは思えません。

最近のディラン・ブームは、映画にしても伝記にしても、
ディランの過去にスポットを当てたものばかりなのですが
当の本人はブームとは別のところでその歩みを続けているということを
見過ごしてしまうと、ブームに乗っかっただけということになってしまいます。

これだけの巨人と同時代に生きていることを実感するためにも、
今回のニューアルバム『モダン・タイムズ』は必聴です。

| | コメント (0)

2006年8月23日 (水)

『つ・き・あ・い・た・い』

 「もしもオイラが偉くなったら
  偉くない奴とは つきあいたくない
  たとえそいつが古い友達でも
  偉くない奴とは つきあいたくない

  オイラがむかし世話になった奴でも
  いくらいい奴でも つきあいたくない
  だけどそいつがアレを持ってたら
  オレは差別しない Oh, つきあいたい」

RCサクセションが82年に発表したアルバム『BEAT POPS』の
オープニング・ナンバー、「つ・き・あ・い・た・い」の冒頭の歌詞です。
これがとてもカッコE!
ストレートなロックンロール、と言われて思い出す一曲です。

持っていないとつきあってもらえない「アレ」とは何なのか、
非常に興味があります。
色々考えられると思います。
ぼくは、「あれ」だと思います。

どんな暮らしをしているとか、
何をしているとか、
どんな状況にあるとか、
誰と友達だとか、
そんなことに関係なく、
あれです、あれ。

大衆社会へのアンチテーゼともとれる、
こんな深くて重い言葉をさらりと言ってのけ、
聴いているぼくたちに一瞬ハッとさせ、
その間も自分たちは一直線にどんどん走り続け、
マイクスタンドが壊れてもへこたれず、
RCのカッコよさが凝縮された1曲だと思います。

みんな、「アレ」を持ってるかい!

| | コメント (0)

2006年8月10日 (木)

夢助!

清志郎のニューアルバムが、10月4日(水)に出るようです!

 >>>詳しくは@TOWER.JP

レコーディングは5月から6月にかけてナッシュビルで
スティーヴ・クロッパーさんたちと一緒に行なったということですが、
曲作りにはなんと(!)チャボさんも参加していたようで、
今から期待に胸が膨らみます。

上のサイトでは収録曲名なども紹介されていて、
「あいつの口笛」なんていう曲はかなり楽しみです。

それにしても「KING」、「GOD」と続いた後に「夢助」……。
楽しみです。


【夢助 ゆめすけ】
①よく眠る人。
②夢中になって浮かれている人。夢見気分でうつつをぬかして遊興する人。
 (広辞苑より)

| | コメント (0)

2006年7月30日 (日)

タンバリンと安心毛布。

今週の一枚にも選んだ『Bringing It All Back Home』に収録されている
「Mr. Tambourine Man」という曲がiTunesから流れているのですが、
この曲を初めて聴いたのは大学生の頃でした。

当時は音だけ聴いて「Mr. Tumbling Man」だと思い込んでいて、
この曲を聴くとマディ・ウォーターズの「Rollin' and Tumblin'」を思い出し、
マディ・ウォーターズの「Rollin' and Tumblin'」を聴くとこの曲を思い出す、
という時期がありました。

それがそもそも"Tumbling"ではなくて"Tambourine"だと気づいたのは、
けっこう早かったのですが、
それでも同じ頃によく聴いていたE.クラプトンの『unplugged』というアルバムに、
「Rollin' and Tumblin'」が収録されていて、それはビデオでも発売され、
何度も繰り返しよく観たその映像の中で、
レイ・クーパーがタンバリンを激しく、独創的に、
それでいて控えめなポジションで叩きまくっていたのが非常に印象的で、
「Mr. Tambourine Man」とタンバリンと「Rollin' and Tumblin'」とのリンクを
断ち切ることはできずにいました。

だけどそれからしばらくして、"tambourine man"という言葉が、
「タンバリンを叩く男」や「パーカッショニスト」という意味だけでなく、
「麻薬の売人」という意味も持っていると知った時は、
すごくびっくりしたことを覚えています。
これは比較的最近の話で、東京にいた頃なので、5年ぐらい前のことです。

そしてそれを知った上でこの曲を聴くと、
深い深い意味が突如として姿を現したのです。
しかも(!)リーダース英和辞典によると、
そういう意味を持つようになったのは、
ディランのこの曲があったからなのです。

綴った世界の中で一つの言葉にある意味を持たせ、
そしてそれが普遍性を持つに至るということは、
それまでは誰もなし得なかった形で、
誰もが共感し得る世界を再現したということでもあると思います。

同じように、"security blanket"(安全を保障するもの、心の安まるもの)
という表現も、『Peanuts』に出てくるライナスがいつも抱きしめている毛布が
そもそもの始まりだということです。

やはり英語は気が抜けません。

| | コメント (0)

2006年7月29日 (土)

Living Legend.

DVDプレーヤーの調子もどうにか持ち直してきたようなので、
買ったきり見ていなかったボブ・ディラン『ノー・ディレクション・ホーム』
特典映像だけ見ました。

映画自体は3時間半にも及ぶ長編だし、
DVDになっても1枚に収まらず2枚に分かれているので、
DVDを換えたりするのを極端に面倒くさがるぼくとしては、
なかなか見ることはないかもしれないなと思いながら、
それでも決して安くないこのDVDを購入したのは、
この特典映像が目的でした。

ボブ・ディランが実際に演奏しているシーンをきちんと観たのは、
3月にこの映画を観た時が初めてぐらいだったのですが、
そのディランの未発表演奏シーンが8曲、約30分収録されているのです。

1963~66年までのもので、
TVやフォーク・フェスティバルに出演した時のもの、
ホテルの部屋で未完成の曲を爪弾いているもの、
スタッフやバンドメンバーたちに囲まれながら披露しているもの、
そして単独のライブでの模様など、
本編に負けず劣らず貴重な映像が満載でした。

 「進んでその言葉に耳を傾けたい歌、人」

だと改めて思いました。
デビュー・アルバムの『ボブ・ディラン』が発表されたのが62年、
これらの映像当時でまだ5年とかのキャリアなんだけど、
すでにすごい勢いのある「うねり」が感じられるし、
それから10年、20年、30年、40年、そして45年目を迎え、
通算1億枚(!)のアルバムセールスということなどを考えた時に、
時代を生き抜いてきた、突っ切ってきたというよりは、
この人の中に時代がたくさん詰まっているように感じました。

ステージ上での堂々とした表情や視線は、
オーディエンスの反応に左右されない自信の表れだと思えたし、
プロテスト・ソングなどと言われていた時代でも、
世間に対するリアクションではなく、
あくまで自由に、オリジナルな形でのアクションを
起こし続けてきた人なんだということが感じられました。
そしてなにより、あのキラキラした瞳には、
ちょっとした戸惑いさえ覚えてしまいます。

これまでは「共感する」ということが、
音楽に惚れこむ尺度の一つとしてあったんだけど、
「拝聴したくなる」音楽、アーティストという、
二つ目の尺度ができたような気がします。

久しぶりにテンションが上がりました。

それにしても、自分の男前にここまで無頓着そうな人は、
若い頃のチャボさんと若い頃のディランぐらいじゃないだろうか、
とも思いました。

| | コメント (0)

2006年7月21日 (金)

胎動。

何かと話題のYou Tubeですが、
ぼくはけっこう楽しませてもらっています。

最近では、1970年代後半のRCサクセションの映像を見つけました。

70年代後半のRCといえば、
『雨上がりの夜空に』(80年)もまだ発売していなくて、
渋谷のライブハウス屋根裏や久保講堂を超満員にして
後に伝説となるライブを行う前の時期で、
それまでの「ハードフォーク」と呼ばれていた時代から、
メンバーの交代があったり、エレキ編成に移行したり、
80年以降の大ブレイクを考えると、
まさに「胎動」という表現がぴったりの時期だと思います。

この時代の映像は、公式なビデオやDVDとしてはおそらく発売されていなくて、
今回ぼくはYou Tubeで公開されている映像で初めて見たのですが、
すごかったです。

当時TVで放送されたものをビデオに録画していたものなのか、
いずれにしてもノイズだらけで、
メンバーの顔どころか、影が動いているぐらいにしか見えないのですが、
それでもフロントマンであるキヨシローの姿は確認することができるし、
それに何より、
今では誰もが認める名曲『スローバラード』(76年)が発売直後に廃盤になり、
同じ年に『わかってもらえるさ』を出したというエピソードを
ステージの上でキヨシロー本人がしゃべっていたり、
そのスローバラードのイントロがキヨシローのキーボードだったり、
かなりレアで興味深い映像でした。

『スローバラード』、『わかってもらえるさ』、『ダーリン・ミシン』、『まぼろし』、
古井戸のラストコンサートでの『上を向いて歩こう』の五曲を見たのですが、
80年以降と決定的に違うのは、
キヨシローが、どうやら基本はギターを弾きながら歌っているということです。

当時は「売れなきゃダメだ」ということを強く意識していたようなのですが、
80年以降のキヨシローは強烈なメイクをしていて、
ハンドマイクをぶるんぶるん振り回し、
ステージの上で派手なパフォーマンスをして、
エンターテイナーとしての要素が強いというか、
曲や歌だけでなく、総合的なパフォーマンスが印象的なのですが、
今回見た70年代後半のRCサクセションは、
そういった派手さがなく、音楽性の高さだけが目立っています。

時代によってRCの印象はずい分と違うのですが、
ぼくは今回You Tubeで70年代後半の映像を見て、
一気にこの時代のRCが好きになりました。

あんまりTVへの露出はなかったはずで、
映像として残っているものも少ないと思うけれど、
こうしてエアチェックされた貴重なものが埋もれてしまわずに、
みんなで共有できて、
たとえば今回ぼくがRCに対する認識を改められたように、
何かのきっかけを与えてくれる場、
資料を提供してくれる場、手段として、
You Tubeにはこれからもぜひ、頑張っていってもらいたいと思います。

| | コメント (0)

2006年7月17日 (月)

『Modern Times』

来月末に、ボブ・ディラン通算44枚目のアルバムが出るようです。

去年の暮れに『ボブ・ディラン自伝』を読み、
今年の春に映画『No Direction Home』を観て以来、
iTunesでディランの曲を聴く機会が一気に増え、
ぼくにとって数回目のディラン・ブームが確実にやってきています。

だけど実は、ディランのアルバムの中でぼくが好きなのは、
圧倒的に初期のものに限られていて、
90年代に入ってからのオリジナル・アルバムは一枚も聴いたことがありません。

とはいえ、62年にファーストアルバムを出してから45年目(!)を迎え、
過去の未発表曲やライブ音源の発売が止まず、
さらにはこうして精力的に新しいアルバムも制作し、
本や映画で過去の活動の裏側を垣間見るだけでなく、
現在の活動そのものを実際に体験してみたいと、
ディラン・ブーム到来中の今は強く思います。

こういうチャンスは、偶然かもしれないし、
買いたいレコードを買うための言い訳にすぎないのかもしれませんが、
大切にしようと思います。

| | コメント (0)

2006年7月16日 (日)

『OK』

今週の『今週の1枚』は、

 RCサクセションの『OK』(1983)

です。

キヨシローの体調が芳しくない中、
初めて海外(ハワイ)でレコーディングをした作品としても知られているのですが、
凍えそうな冬にきみの笑顔よりもあったかいものはないと歌う「Drive My Car」や、
二人で一緒に暮らすことを夢見る「Oh! Baby」、
世間に対する怒りを隠さない「うんざり」や「ブルドッグ」、
愛がどしどしぶ厚い「指輪をはめたい」、
そして子供だましのモンキービジネスを歌った「ドカドカうるさいR&Rバンド」など、
ゴキゲンなラブソングが揃っています。

「RHAPSODY」(1980)や「PLEASE」(1980)、「BLUE」(1981)のような派手さはなく、
イキがったりビビったりしながらも求めているのはささやかな幸せだという、
そんなちょっと落ち着いたイメージが印象的です。

最近のキヨシローの音楽の特徴の一つでもある、
優しさとか繊細さとか可愛さとか、そういう面が既に感じられます。
オススメの一枚です。

| | コメント (0)

2006年7月15日 (土)

Yeah!

さっきの日記を書いてから、
今日はもうさっさと寝ようと思っていた。

だけどPCを切る前にと思って、
今日も昨日も何度も開いたサイトを見ると、
とても優しいメッセージがUPされていた。

チャボさん……。
ぼくはチャボさんのメッセージを待ちわびていたんだ。
どんなニュースよりも、どんな関係者の言葉よりも、
キヨシローのことを一番よく知るチャボさんからのメッセージを、
昨日も今日も、ぼくはずっと待っていたんです。

チャボさん、Yeah!
この夏の夢は叶いませんでしたが、
チャボさんの確信と、キヨシローの強運と、お二人の約束を信じて、
待っていたいと思います。

キヨシロー、頑張れ! 頑張れ! 頑張れ! 頑張れ! 頑張れ!

| | コメント (0)

2006年7月13日 (木)

エネルギー Oh エネルギー。

昨日と同じく、朝から蒸し暑い一日でした。
扇風機を回しながら、団扇などパタパタやりながら、
締め切りまでのあと一ヵ月半を濃密に過ごそうと張り切っていたのですが、
ちょっと休憩、と思って大好きな清志郎さんのHPをのぞいてみたら……、

清志郎さんが喉頭癌と診断され、長期入院治療に入ると書いてありました。
ショックでしばらく何も手につかなくなってしまった。

八月には日比谷野音でチャボさんと一緒にライブをやるはずだったし、
他にも毎年恒例のように出演している夏フェスがいくつも予定されていました。
それらを全部キャンセルし、

 「何事も人生経験と考え、
  この新しいブルースを楽しむような
  気持で治療に専念できれば」

とありました。
ライブのキャンセルが残念だという気持ちは、微塵も湧いてきませんでした。
一日でも早く治療してもらいたいです。

「いざというときに自分の子を助けられるだけの体力を持たねば」
といって50歳にして自転車を始め、
ライブはスポーツだといってタバコも止め、
レコーディングなどで海外に行っても自分で味噌汁を作ったりして、
体のケアには人一倍気を遣っていたはずの人なのに、

憧れの地メンフィスで憧れのミュージシャンたちと一緒に新しいアルバムを作って、
古い友達とまた一緒になって新しいブルースを鳴らそうとしていた矢先に、

今回の無念は本人が一番堪えているはずなのに、
それでもライブを楽しみにしてくれていたファンに申し訳ないと謝ってくれて、
それなのにぼくはいくらファンだといってみたところで何の力にもなれず、
せいぜい励ましのお便りを書くぐらいのことしか思いつかない。

でも、ぐだぐだ言っていたら怒られそうだ。
ブルースというのはたぶん、自分の力で前向きに日々を暮らすことだと思う。
そんな単純なことに、清志郎さんのおかげもあって、ぼくはようやく気づき、
そしてその困難さを毎日のように痛感させられ、
それを噛み締め乗り越えるためのエネルギーを、
清志郎さんの歌からもらっている。
だからこれからも何十年も何百年も、
清志郎さんの「今の歌」を聴き続けていきたい。

83年には医者からも見放された肝臓疾患を自力で治したという逸話があり、
今回もおそらくまた、誰にも負けない清志郎さんのエネルギーで、
癌なんかに負けず、また元気な姿を見せてくれることと思います。

そしてぼくからも、
精一杯のエネルギーが癌と闘う清志郎さんのもとに届きますように。
キヨシロー、頑張れ! 頑張れ!

| | コメント (0)

2006年7月11日 (火)

リダイヤル。

アルバム購入者を対象とした先行予約で、
斉藤和義の秋のツアーのチケットを予約しました。
1時間半も電話をかけ続け、
ようやく取れたチケットの座席はなんと(!)10列目でした。

わーい!
と思いながら、だけど1時間半もかかっていながら10列目???
という疑問が頭から離れず、
会場の座席図を調べてみると、後ろから10列目でした。
なんで後ろから数えるのか……。
だけど大きくない会場なので前から数えても24列目で、
むしろ最近ではいい方です。

十年以上前になるけれど、
レニー・クラヴィッツのコンサートで奇跡的に9列目(もちろん前から)を取りながら
出張が入って泣く泣く知り合いに譲って以来、
お前はどうせ、ええ席取れても来んやないか、とか思われて、
「いい席」から見放されているような気がします。

仕事が入ってコンサートを諦めることは道義的には悪いことではないと思うけど、
行くと言っておきながら結局行かないことにしたことには変わりなく、
そういう、コンサート的には一種の裏切り的行為や考え方は、
どっかで誰か(たとえばコンサートの神様みたいな人)に見られていて、
いつかしっぺ返しを喰らうような気がします。

ええ席が取れなくなっているのも、
未だにそのしっぺ返しが続いているということのような気がするし、
チケットぴあやローソン・チケットにつながらなくて
何度もリダイヤルボタンを押しながら、

 「あ~、もう諦めよかなあ……」

とちょっとでも思ったりふてくされたりしたら、
それもコンサートの神様に見られていて、
最後までつながらず、ようやくつながったと思っても、

 「予定枚数を終了しました」

という冷たい音声を聞かされることになりそうな気がします。

だから今回も、1時間半の間、ものすごく前向きにリダイヤルしました。
10列目という額面の24列目が取れたのも、
その前向きな姿勢が認められた証拠じゃないかと前向きに考えています。

リダイヤルボタンは今ではあって当然の機能で、
しかも便利すぎるのでその便利さを忘れがちですが、
便利さの上に胡坐をかいて、
電話なんてつながって当然、チケットなんか取れて当然、
という姿勢を決して取ることなく、
かかりにくいチケットぴあやローソン・チケットに電話がつながって、
取りにくい人気のチケットが取れた裏には
リダイヤルボタンの存在があったということを、
しっかり肝に銘じておこうと思います。

| | コメント (0)

2006年6月21日 (水)

『俺たちのロックンロール』

これから夏に向けて、
気分をキヨシローとチャボさんモードに高めていこうと思い、
昔のアルバムから最近のアルバムまで聴きまくろうとしていたところに、
今朝早く、予約していた斉藤和義のニューアルバムが届きました。

いいねえ。
斉藤和義だというのに、朝にぴったりのアルバムです。
タイトルは、

 『俺たちのロックンロール』

優しさと決意に満ちた清々しいアルバムです。
ステージでのカッコよさはこれまでもぶっ飛んでいたのですが、
それとは対照的にあのぱっとしない表情のせいもあってか、
どこか拗ねたようなところがあったというか、
内向的な部分も印象的だったのですが、
それが今回は心を大きく解き放ったという感じです。

胸が締め付けられるような切なさ、
その思いを包み込むようにいたわる優しさ、
時々エッチで、時々情けない気持ちも曝け出して、
何も隠さず、背伸びせず、嘘をつかず、
すごくステキなアルバムです。

初回版限定のメイキングDVDも、
斉藤和義の頭の中をちょっと覗いてみることができる感じで、
良かったです。
頭の中にあるイメージと、目の前に展開させている音楽とのギャップをどう埋めるか、
ということを考えて悩んでいるような表情が印象的です
(もしかしたらいつでもあんな表情なのかもしれません。多分そうです)。

これで11枚目のアルバムですが、
どれも聴き飽きることがありません。
スタイルと呼べるものを確立しても、それに満足せず、
変わることを恐れずにチャレンジする姿勢がとても魅力的です。

秋にはツアーが始まるみたいなので、
こちらも楽しみです。
それにしても忙しくなってきた。

| | コメント (0)

2006年6月16日 (金)

A Ton of Joy!

八月に日比谷野外音楽堂で、忌野清志郎のライブがあります!
しかもなんと!!
plus 仲井戸"CHABO"麗市です!!!
さらに、Drumsに新井田耕造さんの名前もありました!!!!

これでは実質、RCサクセションです!!!!!
もうビデオの中でしか観られないと思っていた、
あのKING OF LIVEが生で観られるのです!!!!!!

今ナッシュビルでレコーディング中のアルバムは、
いつものメンバーであるNice Middleではなく
スティーブ・クロッパーさんと一緒に作っているようだし、
何か今までとは違った展開がもしかしたらあるのかなとは思っていたのですが、
それにしても、チャボさんと新井田耕造さんが揃うなんて……。

これは一夜限りなのか、それともその後には……。
うおおおおおおっ!!!!!!!
夢のようだ。

ライブのタイトルは、

 '06 YAON Nothin' But A Ton of Joy

なのですが、
まさに"A Ton of Joy"です。すでに"A Ton of Joy"です。ATOJです。
曲目なども気になるところですが、
とにかく八月の野音に心置きなく参加できるよう、
今は翻訳に集中したいと思います。

| | コメント (0)

2006年6月 7日 (水)

King of Rock'n Roll.

ぼくが心から敬愛するキヨシローさんが、
ナッシュビルであのMr.スティーヴ・クロッパーと一緒に
レコーディング中だそうです。

ヤッホー!
待ちきれないぜ。
でも待ちます!
キヨシローさん、ぼく、待ってます!

キヨシローの新曲を待ちわびているのは
ぼくだけじゃないと思いますが、
それまでは下に貼り付けた映像を何度も繰り返し見るなどして、
来たるべき発売日に備えましょう!

この映像は、「soul of どんと 2006」といって、
六年前に亡くなった「どんと」さんを偲んで
定期的に開催されているイベントに出演した時の模様です。

どんとさんは「ローザ・ルクセンブルグ」や「ボ・ガンボス」というバンドを率いて
80年代から90年代にかけて音楽活動を展開した人なのですが、