先日のチャボさんのライブですが、
マリンバというぼくにとっては初めての楽器とのコラボレーションということで、
新鮮な経験となりました。
ブルーノートみたいな洒落たところでチャボさんのステージを観るのも
貴重な体験でした。
ブルーノートの雰囲気なのか、
新谷さんとの共演ということでなのか、
チャボさんはなんだか照れくさそうに見えました。
もしくは、やはりそうではない別の、特別な想いがあったのかも、
あるのかもしれません。
とくかく1日に2ステージを行なうために
1時間半というあっという間の出来事でしたが、
素晴らしい夜でした。
ステージの左側に立つチャボさんを対角線に見られるようにと
向かって右奥の席をあえて選んだのですが、
そこは高い位置だったのでチャボさんの姿はよく見えたものの、
チャボさんの弾くギターを裏から見ることになったり、
マリンバの新谷さんはシンバルやら何やらいろんな楽器に囲まれていたために
ほとんど見えなかったり、
ステージとの角度のせいか後ろの壁との距離の関係か、
最初のうちは音が割れるような感じでしかもこもって響いて
慣れるまではちょっと気になりました。
五月の出来事以来、初めてのチャボさんだというのに、
最初の頃はそんなことが気になるぐらい、
ちょっと余裕があったというか、
そういうオープニングでした。
"You Gotta Move ~ Everyday I Have The Blues"で始まって、
"Blue Moon"、"ホームタウン"、"Summer Samba"、"Voltage"……、
と曲順はあやふやですが、こんな感じでステージは続き、
途中で新谷さんの曲も演奏されたり、
新谷さんは声も美しくてちょっとハッとさせられたり、
そんな感じだったのですが、
だけど突然、チャボさんがタッタラタラタラ……と"激しい雨"のイントロを
爪弾き始めた瞬間、
あまりに突然だったため、
ぶわりと涙がこぼれてしまいました。
さらに
「RCサクセションが、聴こえる」
と少し歌い、そこから
日本のR&Bミディアム・テンポの最高傑作、"君が僕を知ってる"
が演奏され、
さらに荘厳な
"I Can't Get Over You"
で
「あれからずっと努力してるんだ
きみの不在を受け入れるということを」
と歌い、流れる涙はもはやとめどなく、
メガネにはぶしゅぶしゅと涙の痕がつき、
顔はぐしゃぐしゃになり、
それでもそんなことは気にせずに
チャボさんを見届けることに集中しました。
夢を置き去りにしたまま、
残酷にもまた夏が巡ってこようとしています。
どんなことでも、全ての出来事を、
正面から受け止めなければと思いました。
どてっ腹にまともに喰らってでも、
正面から受け止めにいかないと次には進めません。
それが必要な荷物なら、
重くても抱えて、最後まで引き受けて、どこまでも持っていたいと思います。
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