『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』を読んでから、
トム・ウェイツも大きく影響を受けたというケルアックを再び読みたくなってきて、
だけど今はゆっくりと読書をする余裕がないので、
『JACK KEROUAC reads ON THE ROAD』
『Readings by Jack Kerouac on the Beat Generation』
という二枚のCDを買いました。
『reads ON THE ROAD』の方は、
ケルアックの朗読と歌が収録されていて、
『on the Beat Generation』の方は、
全編が朗読です。
ただ、両方とも(今のところ)何を朗読しているのかよく分からず、
まだ十分に楽しめているとは言えません。
『reads ON THE ROAD』は朗読の部分も
バックにデヴィッド・アムラムによるジャジーな演奏が流れていて、
その雰囲気だけでも楽しいのですが、
『on the Beat Generation』は本当に朗読しているだけなので、
今はその言葉の響きやリズムを楽しんでいる程度です。
だけどデヴィッド・アムラムといえば、
50年代にケルアックと共にスポークンワーズ・セッションを行なっていた人物で、
95年には来日して佐野元春ともポエトリー・リーディングのライブを行なっています。
ジョニー・デップやデニス・ホッパーが出演した映画『ビートニク』(1999)でも
音楽を担当していました。
佐野元春と共演した時の音源は、2007年にリリースされた
佐野元春『BEATITUDE-Collected Poems and Vision 1985-2003』
にも収録されているのですが、
日本語で書かれた佐野元春の詩の内容をどこまで理解していたのか、
フルートやピアノによる息の合った演奏が印象的です。
彼と同じステージに立っていることを
佐野元春がとても嬉しく感じている様子が分かります。
詩を書いて、ライブで朗読して、
しかもそのバックをアムラムのメロディが支えているのです。
言葉が本来持ちうる力について、
非常に勉強になります。
『reads ON THE ROAD』は、
そんなアムラムとケルアックのコラボレーションです。
ポエトリー・リーディング(poetry reading)と言った場合と、
スポークン・ワーズ(spoken words)と言った場合とでは、
ちょっと印象が変わってくるようにも思いますが、
そんなことも意識しながら、
ケルアックのこの二枚はちょっと真面目に聴いてみようと思います。
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