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2008年12月31日 (水)

今年の反省2008。

去年の暮れに立てた今年の目標は、

 「3冊出版!」

でした。

毎日それを強く意識して過ごしてきたつもりですが、
結果は『ペレ自伝』(5月)と『ファイターズ・ハート』(11月)の2冊でした。
だから全く満足できていません。

年間3冊出版という結果を残すことの難しさを思い知らされた一年でした。
年間3冊というペースを作ろうと思えば、
一冊の翻訳を手がけながら、
並行して次の作品の企画を考え、
出版社に持ち込むなど営業活動を行なう必要があります。

その結果を残せなかった理由は様々で、
それぞれに対処しないと次につながるはずもないのですが、
思いつく対処法の一つ一つを具体的に計画して実行に移す難しさを、
特に『ファイターズ・ハート』が無事に出版された後、
実感していました。
噛み締めていました。
悔しい日々が続きました。

2冊出版という結果よりも、
その他のいくつかの企画を出版にこぎつけられなかったという結果の方が、
重くのしかかっています。

だけど実感しているばかりでは何も始まりません。

今年はおかげさまで2冊も翻訳させていただくことができました。
来年の目標も今年と同じく、

 3冊出版!

です。

……といったようなことも含めて、
今年もお世話になりました。
みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。
2009年がみなさんにとって素晴らしい一年になりますように!

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2008年12月30日 (火)

今年のベストアルバム。

今年もたくさんの音楽を聴きました。

映画館に三度も足を運んだストーンズの映画
『シャイン・ア・ライト』はとにかく凄かったし、
レニー・クラヴィッツとシェリル・クロウが「復活!」
と位置づけたくなるゴキゲンなアルバムをリリースしたことも嬉しかったし、、
そして何より

 スイート・ソウル=キヨシローの完全復活祭

がありました。
昨日の麗蘭2008磔磔にも魂を揺さぶられました。

とにかく音楽には今年もワクワクさせられっぱなしでした。
自分で音楽を奏でることはできないけれど、
深い深いところで共感することのできる素晴らしい音楽に囲まれて、
それはとても幸せなことだと思います。

そんな贅沢な環境にありながら
今年のベストアルバムだなんて実は毎年気が引けているのですが、
ちょっとした恒例行事なので、
今年もCDラックを眺めながら選んでみました。

 洋楽は、ジェイコブ・ディランの"seeing things"

 邦楽は、忌野清志郎の『完全復活祭 日本武道館』

です。

他にも洋楽ではサン・オブ・デイブの"Son Of Dave"や
スーザン・テデスキーの"Back To The River"など、
愛とソウルに満ち溢れ、
この先ずっと愛聴していくことが約束された文句なしの名盤もあるのですが、
今年に限って言えばジェイコブ・ディランはよく聴きました。
聴くたびにじわじわと染み入る感覚が心地よく、
惜しみなく発揮されている才能をつくづく感じさせられました。

邦楽では仲井戸麗市の『poetry』が、
ミニアルバムと呼ぶにはもったいないぐらいのスケールで
胸に迫ってきたのですが、
やっぱり清志郎さんの完全復活祭は、
もはや歴史的大事件でした。
今でもよほどの覚悟をしてからでないと、
軽々しく聴こうという気にはなれません。

だけど、

何があっても、

 救いの神様、それはミュージック!(by 仲井戸"チャボ"麗市)

今年もそんな一年でした。
ちなみにここしばらくは、
やはり『シャイン・ア・ライト』の影響でストーンズばかり聴いています。

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2008年12月29日 (月)

『死刑台のエレベーター』

ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』(1958)を観ました。

 勤め先の社長の殺害をその夫人と共謀して実行に移すのだが、
 現場に忘れ物をしたことに気づき、
 それを取りに戻ろうとしてエレベーターに閉じ込められてしまい、
 なんとか脱出を試みている間に
 外ではまた別の出来事が事件に発展し……、

というようなストーリーが、どんどん転がっていきます。

「ジュテーム、ジュテーム……」という男と女の電話越しの会話に始まって、
一人でエレベーター内に閉じ込められた男の焦り、
降りしきる雨の中、男を探して夜の町を彷徨う女、
若者が盗んだスポーツカーですっ飛ばすシーン、
そして全編にわたってむせび泣くマイルス・ディビスのトランペットなど、
アンニュイでありながらスリリングで、
25歳の監督が作ったとは思えない大人の雰囲気です。
ラストも印象的でした。

ふと思い出してまた観たくなると思います。
これはたぶん、傑作です。

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2008年12月28日 (日)

『第三の男』

グレアム・グリーン原作、キャロル・リード監督の
『第三の男』(1949)を観ました。

 アメリカ人の売れない作家ホリーは旧友のハリーから仕事の依頼を受けて
 第二次世界大戦直後のウィーンにやってくるのだが、
 来てみるとハリーは交通事故に遭ったということで、
 葬儀が執り行われていた。
 そしてそこで、ハリーが危険な闇取引に関わっていたと知らされる。
 そんなことは信じられないホリーがハリーの汚名を晴らそうと
 事の真相を調べていくと、
 ハリーの死の現場にいたという二人の男以外に、
 どうやら第三の男がいることが判明し……、

というようなストーリーです。

米英仏ソの四カ国に分割統治される戦後のウィーンが舞台ということで
人々の生活には暗い影が落ちていて、
そんな中で生きていくための選択を迫られる状況が哀しく、
親友だったはずの二人がいつの間にか大きくすれ違ってしまっていて、
理解しあえないほど深い溝ができていたことを思い知らされ、
それは

 「スイスの同胞愛、500年の平和と民主主義は何をもたらした? はと時計だよ」

というセリフを吐く者と聞かされる者という関係にも象徴されているように思いました。
白黒のフィルムが光と影をうまく演出していて、
ラストシーンも印象的だったし、

 面白い映画だなあ、

と思いました。
ストーリーも映像も音楽も全体の雰囲気も、全てが

 これぞ映画!

といった感じです。
年末年始の一本としてオススメです。

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2008年12月27日 (土)

『シャイン・ア・ライト』3

取りやめにしたとか言っておきながら、
やっぱりまた行ってきました。
3回目の『シャイン・ア・ライト』です。

今回は梅田ではなく、
阪急西宮スタジアム跡にできた西宮ガーデンズという
ショッピングモールの中に入っている映画館で観ました。
近所にできた映画館はチェックしておかないといけないので、
それならば、ということで急遽行くことにしたのです。

しかしそれにしても、何度観ても興奮します。
全編にわたって見所しかありません。

そして3度目となった今回思ったのは、
スコセッシ監督は素晴らしいということです。

実はこれまで、やたらと出てくる監督のことが、
あんまり好きじゃなかったのです。
だけどそれもこれも全部、
ストーンズの凄さを表現するための演出だったのかなあ、
と思うようになったのです。

そういうことなのかもしれないし、
そういうことじゃないのかもしれないけれど、
目の前のスクリーンに映し出されるストーンズには圧倒されます。
一瞬言葉を忘れて、それから感動がうねりとなって押し寄せてきます。
そういうことなんだと思います。

さすがに4回目はありません。
ないと思います。

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2008年12月26日 (金)

投げやりな雪。

今日はお昼過ぎにちょっと雪が降りました。
この辺りではおそらく今季初です。

はらはらと舞い散るでもブォーブォーと吹き荒れるでもなく、
趣きもなければ自然の驚異を思わせる迫力もなく、
降らせ忘れた雪が一箱分あって、
それを雲の上から一気にどばっと捨てただけ、といった感じで、
ただ小さな白い塊りがぼんぼんと落ちてくるだけの、
いかにもテキトーというか無造作というか、投げやりな雪でした。

そしてそのうち雨に変わったかと思うと、
その雨もすぐに止み、
面白くも何ともない普通の曇り空が広がりました。
そしてそのぶ厚い灰色の雲もいつの間にかどっかに行って、
気がつくと陽が射していました。

 なんやったん、今の???

と思わせて油断したところに本格的な寒さがやって来るのかも……、
と思うと不気味な気もします。

寒いのでみなさん、あったかくして過ごしましょう!

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2008年12月25日 (木)

麗蘭2008.

(おそらく)今年最後のイベントとして、
年末恒例の麗蘭のツアー、

 「麗蘭2008 『継続は力なり。』...ってか。」

に行くことにしました。
毎年年末に京都のライブハウス磔磔(たくたく)で行なわれているのですが、
去年は色々と事情があって行かなかったので二年ぶりです。

ということで、
明日予定していた三度目の『シャイン・ア・ライト』は取りやめになりました。

今年はたくさんライブに行くことになるはずだったのに
春以降は大人しく過ごしていましたが、
年の瀬に麗蘭の熱い演奏を体中に浴びて、
新しい年に備えようと思います。

それにしても麗蘭もライブ自体も久しぶりで、
ちょっと楽しくなってきました。

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2008年12月24日 (水)

ハッピーニュース。

勝浦に帰ったとき、
クリスマスと妹の方の姪っ子の誕生日と正月が近かったので、

 "Happiness is... a warm puppy"

というC.シュルツさんの本を買っていってあげました。

  Happiness is sleeping in your own bed.
  Happiness is being able to reach the doorknob.
  Happiness is walking in the grass in your bare feet.
  :

とハッピーなシチュエーションが1ページに1コずつ、
シュルツさんのかわいい絵とともに
合計30コぐらい書かれたものです。

それをお姉ちゃんの方の姪っ子を相手に
声に出して読み聞かせてあげていると、
途中から姪っ子も読めるところや聞き覚えたところを
一緒に声に出して読み始めました。

 おお、なんて素直で可愛らしい!

と感動し、
途中からはぼくは控えめに読んで、
主に姪っ子に読ませていると、
"Happiness"を「ハッピーニュース」と読んでいることが判明しました。

ぼくの発音が悪かったのだとは思いますが、
確かに「ハピネス」と「ハッピーニュース」は音が似ています。
そんなかわいい聞き間違いをするなんて、
だけどハッピーニュースが30コも並べば、
30コじゃなくてもハッピーなニュースが1つでも2つでもあれば、
それは確実に"Happiness"です。

 よし、たとえ小さくてもハッピーなニュースをお届けできる叔父さんになろう!

と思いました。

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2008年12月23日 (火)

元町。

今日は元町の辺りをぶらぶらしてきました。

どっしりとした古いビルに雑貨屋さんとかカフェとかが入っていて、
立ち寄ったり歩きながら覗いたりするだけで楽しかったです。

さすが神戸には洒落た雑貨や服や靴を扱ったお店が多く、
だけどぼくは商品そのものよりも、
商品を並べている棚やラックに目がいくことが多いようです。
今日も、

 ああ、この棚があったら部屋が片付くなあ、

とかよく思いながら見ていました。
いかにもクリスマス的などぎつい雰囲気も
でしゃばった看板や広告もなく、
さりげなくオシャレで、
レンガの壁や大きな石畳の歩道が頼もしく、

 なるほど、これが元町の雰囲気か、うんうん、

と気がつけばたくさん歩きました。
寒いので暑いときよりは早足になっていたはずだし、
普段あまり出歩くことのないぼくにしては、
健康的な一日となりました。

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2008年12月22日 (月)

リビングルーム。

先週買った本棚が届きました。

サイドボードみたいな本棚で、
もちろん本を収納するためなのですが、
贅沢に使えば色んなものをディスプレイするにも適した感じのデザインです
(というほど洒落たものではありませんが、
四角いだけの本棚ではないということです)。

まだリビングにどうフィットさせるかを確認中なので
本は立てていないのですが、
これでいっぱいになりつつあったCDラックも含めて、
ゆったりと収納できます。

その代償としてリビングがちょっと狭くなってきたような気もしているのですが、
居心地はいいです。
居心地のいいリビングは、家を家たらしめている要素の中でも
小さくない一つだと思います。

だからといって変に落ち着いてしまわないよう、
今朝からジミヘンとかストーンズとか、
ワイルドなミュージックを聴いています。

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2008年12月21日 (日)

ニヒル。

四時間近く電車に揺られ、
ようやく芦屋に帰ってきました。

電車に乗る前にちょっと小雨がぱらつく中、
昔住んでいた家の周りや、小学校や、
少年野球をしていた運動場などに行ってきました。
どこもちょっとずつ様変わりしていました。

ちょっとずつぐらい様変わりするのは当然のことで、
それよりも変わらずにそこに在ってくれたことがとても嬉しかったです。
小さな心でもけっこうたくさんの物事をしまっておくことができるけど、
もっと広い世の中に実際に在り続けるということは難しいことのはずです。

ぼくはおそらくニヒルじゃないと思います。

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2008年12月20日 (土)

Back Home.

今日は勝浦からです。

ばあちゃんの27回忌ということで、
家族でお寺とお墓に行ってきました。

ぽかぽかといい天気で、
空高く昇っていく線香の煙がやけに蒼く見えました。

それからは数年ぶりに那智山に行ってきました。
おそらく夕方遅かったからだと思いますが、
正月の賑やかなイメージしかなかったので、
久しぶりの那智山の閑散ぶりがちょっと寂しく感じました。

苔むす石段を上ったり下りたり、
久しぶりにいい運動になりました。

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2008年12月19日 (金)

小さい芽2。

ひょろひょろと出てきた小さい芽が、
3枚目、4枚目の葉っぱをつけています。

相変わらず頼りなく、
そのそばで堂々と育つゴムの木の根っこの先と比べても
比べものにならないぐらい細いのですが、
確実に育っていることは間違いないようです。

ゴムの木も小動物ぐらいなら雨宿りができそうなぐらい、
葉っぱが生い茂ってきているし、
小さい芽がもう少し大きくなってきたら、
プランターを分けることも考えないといけないのかもしれません。

週に一回水をやる以外は特に何も世話らしいこともしていないのですが、
ゴムの木も小さい芽もかわいく思えてきました。

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2008年12月18日 (木)

服を着替える。

今日は特に出かける予定もないのに、
まるで出かけるみたいな格好をして一日を過ごしました。

朝から翻訳をしたり本を読んだりと
いつもと変わらない一日だったのですが、
普段部屋の中にいる時に着ている服だと、
どこかに休日気分が残っているんじゃないかと、
今さら考えてみたのです。

ちゃんと働いていた頃は、
帰ってきてネクタイを外してやっと一息つく、
といった感じでメリハリがはっきりしていたのですが、
今はどんな格好をしていようが一日中仕事中といえば仕事中だし、
休憩中といえば休憩中のような毎日です。

でも、猛烈に仕事をしていればいるほど、
その時の服装など全く関係なくなります。
その日の天気が関係ないように、
服装に左右されることも全くないのです。

服装がだらけているせいで集中できていないのかな、
なんて考えていること自体、
集中できていない何よりの証拠なのです。

だけど思いついてしまったことはやっておこうということで、
今日一日は急の来客にも対応できる服装でした。
特に大した効果はありませんでした。

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2008年12月17日 (水)

『WANTED Tour 2003-2004 Kiyoshiro Imawano』

初めてSHM-CDというやつを買いました。

Super High Material CDです。
「通常のCDとは別種の液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を使用することにより
素材の透明性をアップ、マスター・クオリティに限りなく近づいた高音質CD」で、
「高流動性、高転写性の素材でCDのビットが性格にかつ精密に形成」され、
「信号特性(複屈折、ジッター)に優れている」のです。

……なんせ高音質ということで数年前から話題になっていて、
聴き比べできるように通常のCDと二枚組みになったコンピレーション・アルバムが
売れまくっている例のやつです。

で、今回ぼくが買ったのは

 『WANTED Tour 2003-2004 Kiyoshiro Imawano』

です。
四年前にDVDで発売されたライブの模様が、
今回初めてCDになったのです。
それがたまたまSHM-CDだったというわけです。

昼過ぎに買ってきてからずっと聴いているのですが、
通常のCDに比べて高音質かどうかは、よく分かりません。
でも、だんだん高音質なような気がしてきました。
クリアな感じがします。
聴き比べCDを買って聴き比べしたくなるのも分かる気がします。
でも、そのせいで値段がちょっと高いのであれば、
通常のCDも選択肢として欲しかったところです。

で、肝心の内容に関してですが、
何度も繰り返し観たDVDと同じ音源なのですが、
映像がないというだけでなんとなく雰囲気が違って聞こえ、

 やっぱりキヨシローはいいなあ、

なんて思いながら聴いています。

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2008年12月16日 (火)

髪を切る。

かつては半ズボンで雪の原っぱを元気に駆け回っていたぼくなのに、
だんだん寒いのが苦手になってきました。

夜になって外に出るときなどは、
着すぎてもこもこしています。

そんな中、今日は無謀にも髪を切ってもらってきました。
この季節に髪を切るときはいつもちょっとびびってしまいます。
ぼくは比較的散髪サイクルが長いので、
切ってもらわないといけない頃にはずい分と長くなっています。

みかんのネットで作ったりんごみたいに
ほわほわとしたのが頭に乗っかっていて鬱陶しいのだけど、
これがあったかいのです。
指先が冷たくなってきたら髪の中に突っ込んだりしているぐらいです。

それを、この寒い季節に短くしてもらってきたのです。
それもこれも、新しい翻訳を始めるに当たって気持ちを新たに、
という覚悟の表れです、
と言うには寒さにびびって少し長めではあるのですが……。

昨日まで以上にヘルシンキ仕様のニットキャップが手放せなくなりそうです。

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2008年12月15日 (月)

翻訳初日。

来年の6月末締め切りの翻訳を
今日からいよいよ本格的に開始しました。

とは言っても、あと半月で年末年始にさしかかるので、
今月中はざっと通して読み返しながら、
どういう調べものが必要になってくるかを確認する程度になると思います。

今日のような初日はいつも緊張します。
清々しいと同時にワクワクしてきて、
ちょっと落ち着きませんでした。

こんな気分をもっと短いサイクルで味わえるように頑張りたいと思います。

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2008年12月14日 (日)

短編小説集。

最近は短編小説集をよく読んでいます。

そのときの注意事項として、
あと何ページなのかをできるだけ知らずに読むことを心がけています。

読みながらついつい何ページまでなのかなと先をめくってしまいがちなのですが、
あと何ページかがだいたいでも分かっていると、
具体的な展開までは分からないまでも
まだもうちょっと続くということは分かってしまいます。
突然終わりを知った方が後に残る余韻の深さが違います。

一話で一冊の長編の場合はそういうわけにはいかないので
読み終わりたくないと思いながらページを繰ることになりますが、
短編小説を読む場合、特にその作品を初めて読む時は、
何ページあるのかは知らない方がいいです。

初回というのは一度きりのことなので、
楽しむための工夫をすれば満足感も倍増です。
短編の楽しみは最近になってようやく分かってきたようにさえ思っています。

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2008年12月13日 (土)

『シャイン・ア・ライト』2

昨日のレイトショーでまた観てきました。

普段は1800円のところ、
前回は前売りチケットを買って行ったので1500円だったのですが、
レイトショーは1200円でした。

安いなあ!

それにしてもこの『シャイン・ア・ライト』、

とにかくこの『シャイン・ア・ライト』、

いずれにしてもこの『シャイン・ア・ライト』、

チケットが安かろうが安くなかろうが、
まったく素晴らしいです。

 ファンタスティック・ベイベー。

当然二度目でも楽しめました。
何度でも楽しめます。

前回早いうちから前売りを買っていたのも、
今回二日前からチケットを買っていたのも、
封切と同時に連日超満員になることが確実だと思ったからなのですが、
どうやらそうでもないみたいです。

ぼくは全人類必見の映画なんじゃないかとさえ思います。
それぞれの立場で観て、それぞれに感じるところがあると思います。

二度目の今回は前回見損なっていたシーンや疑問に思っていたシーンなど、
自分なりの見所を前もって覚悟しておくことができたので、
比較的ディープな見方ができました。
DVDを繰り返し観る時と同じ感覚です。

いやあ、それにしてもこの『シャイン・ア・ライト』、

何度でも観たいです。
さすがに三回は多分行かないと思うので、
早くDVDにならないかなあ。

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2008年12月12日 (金)

小さい芽。

ゴムの木の鉢から、
何かの芽が頼りなくひょろひょろと出てきました。
ちっちゃい葉っぱを二枚つけています。

キウイやブドウを食べていて種を埋めてみようかと思ったり、
ネギの先端を差してみようかと思ったことはあっても、
実際にそんなことはしなかったので、
生えてくる覚えのない芽です。

外に出したこともないし、
もともと土の中に何かあったのかもしれません。

頼りないにも程がある、というぐらい小さいのですが、
ちゃんと日の当たる方を向いています。
小さいなりにしっかり根を張ろうとしているのだと思うと健気で、
しばらくこのまま様子を見ようと思います。
そして時々応援してやろうと思います。

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2008年12月11日 (木)

次の翻訳。

次の翻訳が決まりました! ヤッホー!

9月にリーディングをした作品で、
ちょっと不思議な小説です。
ファンタジーではないけれど、ファンタジックな展開があったりします。

来年6月が締め切りなので、
本になって書店に並ぶのは秋ぐらいだと思います。

少し先の話ですが、
どうぞお楽しみに!
頑張ります。

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2008年12月10日 (水)

『沈黙』

村上春樹の短編『沈黙』(1991)を読みました。

どこにでもいる平凡な人間の、
実は誰もが秘めている卑劣さ、弱さ、脆さ、儚さ、愚かさ、
そして強さ、もしくは強くあろうとする力、
が、じんわりとものすごい迫力で描かれていました。

爽快、の対極に位置するような作品です。

奥の奥底で蠢くマグマのように、
表面からは見ても分からないけれど、
確実に活動していて、
いつ噴火するかもしれず、
そしてそのマグマは底なしで、
だけどそのことに自分で気づきさえしないことの無責任さ。

人間が他人に対してどれだけ怖い存在になり得るか、
なってしまい得るか、
ということを見事に描き切っていました。

読み終えて、
ずっとソワソワしていた気持ちが沈静化し、
だけどそこに描かれていた真実、
目を逸らすことのできない真実が、
あまりに真実すぎて、
やっぱりまたソワソワしてきます。

凄い小説でした。

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2008年12月 9日 (火)

記憶と目標。

人間の体は、というかぼくの体の大部分は記憶でできているんじゃないかと
思うことがあります。

たとえば何か夢を見て、
朝起きた時はその内容について具体的に覚えていても、
昼を過ぎると夢を見たということだけ辛うじて覚えていて
内容については思い出そうとすればするほど思い出せなくなってしまい、
そして夕方には夢のことなどすっかり忘れてしまっていたりすることがあります。

そんな時、なんとなく体全体から力が抜けていくような、
空虚な感じに支配されたりします。

夢の記憶に限らず、他にも色んな記憶や想い出や、
それに先に見ている目標や夢など、
内から力が漲ってくる要因となるものが、
肉体を支えているようにふと感じることがあるのです。

記憶や目標はビタミン剤よりも体にいいと思います。
そしておそらく、記憶と目標のバランスも大切になってくるように思います。
それは張り合いということなのかもしれません。

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2008年12月 8日 (月)

『老人と海/ヘミングウェイ・ポートレイト』

12月も引き続きヘミングウェイ強化月間ということで、
今日はアレクサンドル・ペトロフというロシアのアニメ作家が製作した

 『老人と海』

を観ました。

ガラスの上に指を使って絵の具を乗せて絵を描いていくという
独特の手法でアニメーションを完成させているのですが、
油絵のような重厚な感じの一連の絵が、
原作の世界、大きな海の表情、老人の心情といったものを
豊かに再現していました。

特典映像としてペトロフの短いインタビューが収録されていたのですが、
(筆ではなく)指を使って描くのは自分の思い描いたイメージを
一番上手く表現できるからだと言っていました。
表現手段を確立しているというのはすごいことだと思いました。
20分程度の短い作品なのですが、
ワンシーン、ワンカットごとに原作の迫力が脳裏によみがえりました。

同じく20分程度と短い『ヘミングウェイ・ポートレイト』は、
ヘミングウェイの足跡を辿るというドキュメンタリーなのですが、
ノーベル文学賞受賞時のスピーチが肉声で聞けました。
やはり本物の存在は大きく感じました。

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2008年12月 7日 (日)

『シャイン・ア・ライト』

行ってきました!

 A Martin Scorsese Picture  THE ROLLING STONES  "SHINE A LIGHT"

すごい映画でした。
頭のてっぺんから爪先まで、
体中の鳥肌という鳥肌が立ちっぱなしでした。

途中にインタビュー映像などが挿入されているのですが、
ほぼ全編がライブ映像で、
しかもおそらく普段のライブやライブDVDとは
音のバランスが違うのだと思います。
映画用ということなのか、
キースのギターがざっくざっくと図太く聴こえたり、
ミックを始めメンバーの表情や顔の筋肉の動く様子まで分かったり、
もちろん映画館の大きなスクリーンで大音量で観たということもあると思いますが、
とにかく素晴らしく、
みんな大人しくじっと座って鑑賞していたのが不思議なぐらいでした。

キースは途中のインタビューで相変わらずクールなことを答えているし、
そのコメントを聞けたこともとてもよかったです。
ストーンズが最強のロックバンドであり続ける理由が分かりました。
そしてストーンズが好きで良かったとも思えました。

珍しく手ぶらのキースを見ることもできたし、
それでもやっぱり様になっていて、
だけどキースがそんなふうにキースとしてカッコよくいられるのも、
ミックの存在が大前提だということを、
この映画を観て改めて実感しました。

ストーンズではキースがカッコいいけれど、ミックの存在が大前提です。

ジャック・ホワイトもよかったし、
バディ・ガイも迫力満点だったし、
クリスティーナ・アギレラの存在感にも圧倒されました。

この映画はそのうちDVDになるだろうし、
それは確実に購入して何度も繰り返し観ることになるのだろうけど、
公開中に時間を見つけては映画館に足を運ぶべきだと思いました。

小さな劇場でのライブなので、
ステージと観客の距離だけでなくメンバー間の距離も近すぎるぐらいに近く、
4人の転がる石たちの激しくぶつかり合っている様子が熱く、
それでいてクールで、
ミックとキースの奇蹟のようなツーショットがあったり、
全ての曲、全てのカット、全てのシーンが見所です。

ストーンズや監督はもちろん、
関係者全員の気合が入りまくりのすごい映画でした。

断然オススメです。

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2008年12月 6日 (土)

寒い日。

しかし今日は寒かった。

ぼくが愛用している羽毛布団はなんせ羽毛率が60%なので
単独では極寒に耐え切れず、
今年も数日前からごつい毛布を出してきて、
羽毛布団の上に乗せて保温効果をアップさせています。

それでずい分と暖かくなり、
昨日まではむしろ暑いぐらいだなと思っていたのですが、
今日は明け方に寒くて目が覚め、
このまま確実に寒くなるだろうということを、
天気予報を見るまでもなく、
布団の中で確信していました。

夜中に目が覚めた場合、
せっかくなので枕元の携帯電話を取って、
いったい何時なのか確認しますが、
携帯に温度計もついていたらいいなあ、
と今日は思ったりしました。

温度計がついていれば、
その日が寒くなりそうかどうか大体の見当をつけることができ、
もう一度眠りに落ちながら、
今日は何を着ようか、洗濯は明日にしようかどうしようか、
そんなことより今日はもうちょっとこのまま寝ていようか、
と色々考えることができます。

 なるほど、それはいい! ぜひとも必要だ!

と言って喜ばれるとまでは思いませんが、
あればあったでいい、という程度の地味な機能が
意外と役に立ったりすることもあったりします。

とにかく、寒い日の特に明け方は用心が必要です。

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2008年12月 5日 (金)

『シャイン・ア・ライト』

いよいよローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシの

 『シャイン・ア・ライト』

が今日から日本で公開されています。
長かった。どれだけ待ったことか……。
空を見上げると日本全土を包み込むような熱気を感じます。
ムンムンしています。

ぼくも朝から電車に乗って大阪に行き、
映画館に一番乗りして、
前売り券を座席指定券に換えてもらってきました。
実際に映画を観に行くのは日曜日です。

今日と明日はサントラで気分を盛り上げます。
さっそくソワソワしています。

最近はチケットが高くてストーンズのライブには行っていないし、
家でCDを聴いたりDVDを観たりする時は
どうしてもボリュームを絞って遠慮がちになってしまうので、
映画館の"Play It Loud"な環境でぼくは度肝を抜かれるかもしれません。
腰を抜かさないようにしたいと思います。

こんなにも待ちわびさせたり、
ワクワクさせたりソワソワさせたりできるなんて、
まったく人騒がせなバンドだと思います。

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2008年12月 4日 (木)

風邪対策。

もう10年以上風邪を引いたことのないぼくは、
ちょっとぐらいのことなら平気で無視していたのですが、
今年の春に「風邪的なもの」にちょっとだけびびってからは
敏感になっているようです。

司馬遼太郎は風邪の予防として、
首にスカーフを一年中巻くようにして以来、
風邪とは無縁だったと聞きます。

それを思い出し、
ぼくも引き出しをごそごそやってバンダナを出してきて首に巻き、
シャツのボタンも上まで留めてみると、
色男かガンマンか、みたいな感じになりました。

なんてことも思ってみつつ、
一度バンダナを巻くと二度と手放せなくなるぐらいあったかいです。
風邪対策にオススメです。
オシャレの面ではどうかと思います。

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2008年12月 3日 (水)

CDラック。

CDラックがじわじわといっぱいになってきました。

上の6段をCD用、下の2段をDVD用にして、
DVD用のスペースには単行本やペーパーバックを並べたり、
空いているスペースにはキャンドルやポストカードを飾ったり、
CDとDVD以外の用途にも使っているのですが、
特にDVD用のスペースが足りなくなってきました。

最近はCDにしてもDVDにしても1,000円前後で買えたりするし、
どんどん買っちゃいたい気分なのですが、
基本的にそんな大らかな気分は引き出しの奥にしまっています。
だけど、時々こっそりと引っ張り出してきては
購入ボタンを次々と押してしまったり、
自ら黄色い悪魔の懐に飛び込んでいったりしてしまいます。

いい音楽やいい映画は心を豊かにしてくれるので、
あまり抑制しすぎるのも良くないと思って、
この度は思い切って本棚を新たに購入しようかと検討中です。

新しい本棚や新しいCDラックには、
ぼくにとっては新しい本やCDやDVDが並ぶことになるはずですが、
それらにも先人たちの知恵や日常やアイデアや努力の結晶といったものが
たくさん詰まっています。
だから、CDラックがいっぱいになってきたということは、
それだけ故きを温ねて新しきを知りつつあると言えるのでは???

と都合のいい解釈をしたところで、
次は何を買おうかな。フフフ。

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2008年12月 2日 (火)

『ソウル・オブ・マン』

2003年にマーティン・スコセッシが製作総指揮を務めて完成した
ブルース・ムービー・プロジェクトの一発目が、
ヴィム・ヴェンダース監督の

 『ソウル・オブ・マン』

です。

1977年の夏にNASAが打ち上げたボイジャーには、
万が一宇宙の住人と遭遇した時のためにと、
地球の音や言語や音楽を録音したレコードが搭載されていたそうです。

その中に20世紀のアメリカ音楽の代表として、
ブラインド・ウィリー・ジョンソン(1902-1947)が歌うブルース、
"Dark Was The Night"(1927)が収録されていたということですが、
この映画は、そのブラインド・ウィリー・ジョンソンが
時空を超えてナレーターを務めるという形で、
二人の偉大なブルースマン、

 スキップ・ジェイムス(1902-1969)とJ.B.ルノア(1929-1967)

を紹介したものです
(クリームがカバーした"I'm so glad"はスキップ・ジェイムスの曲です)。

二人の演奏シーンやレコーディング風景の後に、
同じ曲をルー・リードやボニー・レイット、ベックといった
現代のミュージシャンが歌うシーンが挿入されていて、
脈々と受け継がれる音楽というものを感じました
(S.ジェイムスやJ.B.の演奏シーンは役者を使っての再現フィルムらしいのですが、
その映像処理があまりに見事なせいで、
ぼくはずっと当時の映像が残っていたのだと感心しながら見ていました)。

以前チャボさんが、

 ブルースっていうのは「今日も辛いぜ」というような
 フィーリングを歌ったものではなく、
 そんなへヴィな気分すら突き抜けて今日も生きるぞという
 とても前向きな音楽なんだ

というようなことを言っていました。
まさにそういうことなんだとこの映画を観て実感しました。
綿花畑で、ハイウェイ61で、人種差別の渦巻く土地で、
過酷な労働に耐え、苦役を受け入れ、住む処を奪われながら、
懸命に日々を生きていたのです。
だからこそその裏返しである苦しみのようなものも、
やはり真実味を帯びて伝わってきました。

彼らの生活であるブルースが音楽業界に受け入れられ、
時代に使い捨てられ、そして生活だけが残るのでした。

ヴィム・ヴェンダース監督の音楽映画と言えば、
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999)が有名ですが、
この『ソウル・オブ・マン』(2003)もまた、
音楽に生きた伝説のミュージシャンにスポットを当て、
音楽のルーツ、人の魂の模索について見事に描かれていて、
非常に見応えがありました。

ちなみにボイジャーに乗せられて宇宙に旅立った"Dark Was The Night"は、
『パリ、テキサス』のラストでも使われた曲のようです。

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2008年12月 1日 (月)

12月。

あっ、

という間に12月です。

締め切りを控えている時は特に関係ないのですが、
今のように特に定められた締め切りのない時は、
月初めは気分を一新することができるので
なかなか有り難いものです。

もちろん、月初めにわざわざ気分を一新する必要などないぐらい、
スケジュールをばっちり管理しながら、
少し追われたりもしながら、
締め切りに向かって邁進している日々が、
いいに決まっています。
締め切りは、刺激しあえるライバルみたいなものなのかもしれません。

今は祈るような気持ちで結果を待っている企画が二つあるのですが、
この二つはぼくの手の及ばないところで頑張ってくれているはずなので、
ぼくはぼくで、締め切りのない時にしかできないことをやって、
今年の最終月を悔いなく過ごしたいと思います。

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