2012年2月 1日 (水)

段ボールの日。

今日は待ちに待った、月に一度の段ボールの日でした。ゴミ出しの話です。何かとネットショッピングをすることが多いので段ボールは毎月それなりに多いのですが、今回は先月出し忘れてしまったために二か月分溜まっていて、しかも大型の段ボールが多かったので、かなりの重量がありました。

いつもは前の日のうちに紐で縛って玄関に置いておくのですが、昨日は夜に来客があったためにすっかり忘れていて、朝早く起きて用意しなければなりませんでした。朝は寒いし、今日は風も強そうだし、目覚ましが鳴る前から起きていたのですが、今から起きて段ボールを何枚も重ねて縛って下まで持っていくのは面倒だなあ、このままもうちょっと寝ていたいなあ、でも今日出さなかったらまた一か月分溜まってしまうしなあ、としばらくぐずぐずしていたのですが、三か月分の段ボールが溜まってしまうところを思い浮かべると、こりゃいかんと思えて、意外とすぐに起きることができました。

そして、意外とすぐに起きることができたとは言えやっぱり眠い目をこすりながら、押入れの中から紐とはさみを取り出して、納戸に片づけてあった十数箱分の大小さまざまな段ボールを廊下に広げ、紐をとおしてぎゅっ、ぎゅっ、と縛ると、完璧なまでにきつく、かつ綺麗にまとめることができました。持ち上げても段ボールがすかすかすることもなく、収集に来た人もびっくりするんじゃないかと思うぐらいの仕上がり具合で、記念に置いておこうかと思ったほどです。

だから今日は比較的いい気分だったのかもしれません。一日中眠かったけど。

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2012年1月31日 (火)

特に関係のない話。

今日で一月が終わりました。早いなあ。あっという間でした。2012年ももう1/12が過ぎました。この分だと今年も残りあとわずかです。

そういえば、昔、本宮に住んでいた頃、勝浦から本宮までが確か50kmぐらいあって、日曜日の夜に車で勝浦から本宮まで行くのですが、八時までに到着しないと「西遊記」を最初から見られないので、後ろの座席から「あとどれぐらい?」としょっちゅう訊いていました。「今で1/5や」とか「1/4来たぞ」という答えが運転する父から帰ってきて、分数とかまだ知らなかったのだと思いますが、分母の5とか4という数字が減っていくのが楽しみでした。でも5から4や4から3に減るのは早いのに、3から2とか2から1に減るのがなんとなくだんだん遅くなっている気がして、もうそろそろ1/2まで来たやろと思って「もう1/2来た?」と何回訊いてもまだだったり、ようやく1/2来てもそこから残りの1/2がまた長かったりして、西遊記に間に合わないんじゃないかとはらはらしたことを覚えています。

一月が終わって2012年の1/12が過ぎたこととは特に関係のない話ですが、ぼくはだいたいいつも特に関係のない話を渡り歩いています。

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2012年1月30日 (月)

『フクロウ』 読売新聞書評。

読売新聞の書評コーナー「本よみうり堂」で、『フクロウ その歴史・文化・生態』を取り上げていただきました。評者はカキ養殖業、NPO法人「森は海の恋人」理事、京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授……、などをされている畠山重篤さんです。牡蠣や森や海に関する著書も多数あるようです。

書評では、『フクロウ』を読んでいた時のお孫さんたちとのふれあいに関する素敵なエピソードとともに紹介してくださっています。これもフクロウの持つ不思議な魅力なのかなあと思いました。ぼくたちの日々の営みの色んなところに、いつの間にか、こちらの事情などおかまいなしに、フクロウはするりと忍び込んできます。

重版決定後も順調だそうです。ありがとうございます。まだまだこれからもよろしくお願いします。

>>> 「本よみうり堂」

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2012年1月29日 (日)

沐浴卒業。

先日から、赤ちゃん用の小さなお風呂での沐浴をやめて、お風呂に一緒に入っています。沐浴は気に入っていたみたいで、泣いていても「ちゃぷちゃぷ♪」と言いながら頭を洗ったり体を洗ったりしていると機嫌がよくなってきて、嬉しそうな顔をしていたのですが、まだお風呂はちょっとおっかなびっくりといった感じです。

寝かせて洗える専用の椅子を買って、そこに寝かせて洗って、それから一緒に湯船につかっているのですが、洗っている間は沐浴の時とは勝手が違うのか、おびえたような表情をしていて、どれだけ陽気に「ちゃぷちゃぷ♪」と言っても楽しい歌を歌ってもあんまり効果がなく、「気持ちええねえ、気持ちええわあ、気持ちええよ」と言いくるめるように繰り返しています。昨日は体を洗おうと思っておなかにかけていたガーゼのタオルを取ると大泣きされました。風呂の中であれだけの大声で泣かれると、反響して四方八方からぎゃーぎゃーと聞こえてきて、かなり慌ててしまい、ちゃんと洗えずじまいでした。でも湯船につかると気持ちがいいみたいで、頭はしっかり支えているのですが、体はぷかぷかと浮くに任せているようです。もっと手際よく体を洗ったりできるようになるともっとお風呂が好きになると思うので、そうなるときっと「ちゃぷちゃぷ♪」と言いながら楽しい時間を過ごせるようになるはずです。

沐浴からお風呂に変わったり、散歩の回数が増えて時間も長くなったり、初めての人に会う機会が増えたり、そのたびに成長を感じます。生後70日ちょっとの息子にとって一日のうちにどれだけたくさんの変化や成長があるのだろうかと考えると、いつまで経っても子供じみたぼくは大人のまねも子供のふりもせずに本当に真面目に過ごさないとと、毎日、気が引き締まる思いです。

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2012年1月28日 (土)

今日も一日、本を読んで暮らした。

今読んでいる本を入れて、今月は単行本と文庫本と新書を合わせて17冊読んだことになります。そのうち、何度目かの再読が10冊、初めて読んだのが7冊です。過去最高のペースだと思います。読んでいるそばから読みたい本が見つかって、それを買ってきたり図書館で借りてきたり、本棚に片づくよりも机の脇に積まれていくペースの方が速く、それでもどうにか最後の一冊に辿り着きました。

初めて読む時の緊張感も好きだけど、前に読んだことのある本をもう一度読む時の照れくささもいいです。一回だけ読んで分かったつもりになっていたかもしれないことに対する恥ずかしさのような、初めて会った友達に二回目会う時のように、一回目会った時の印象が少しずつ変わっていく驚きのような、少しずつ深く知っていく喜びのような気持ちがあります。

そして、初めて読んだ時や以前読んだ時のことをいつの間にか思い出している場合もあります。今回再読したものの中にも、西宮で大学生をしていた時に初めて読んだものもあれば、東京で翻訳の勉強の一環として読んだものもあるし、東京で再び大学に通っていた時に屋上で繰り返し読んでいたものもあります。そういう、本そのものには直接関係のないことを思い出すきっかけになるというのも、読書の面白いところだと思います。

最近ようやく、格好をつけずに読書を面白がれるようになってきた気がしています。ますます読書が楽しくなってきました。一か月をほぼ読書だけで過ごすのはかなり勇気が要りましたが、また機会があれば二、三日でも、あるいは一日だけでも、読書だけをして過ごす時間を持てたらと思います。

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2012年1月27日 (金)

今月の仕上げと来月の準備。

一月も残すところあと一週間を切り、今月の仕上げと来月の準備をする段階に入っています。今月の仕上げは読む予定にしていた本を読み切ることで、それはほぼできました。今読みかけている一冊を読めば終了です。我慢して家で本ばっかり読んでいた成果も春には発揮できそうです。

来月の準備は、『チズラーズ』と『グラニー』の営業再開に向けての用意です。こっちは計画を立てて、かなり性根を入れて頑張らないとと思っています。もちろん、そんな必要のないことはやっていても面白くもなんともありません。何でも心の持ち方次第です。面白がりながら、陽気に取り組もうと思っています。明日と明後日で来月に入ってからの具体的な活動の計画を確認して、二月が何も知らずにのこのことやって来るのを待ちたいと思います。そして二月がやって来たところで一気に行動を開始します。

髪も切ってもらってきたし、全ての準備は万端です。二月は刺激的な一か月になりそうです。

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2012年1月26日 (木)

本厄。

ぼくは今年、本厄なんだそうです。それで、図書館に行くついでに、その向かいにある打出天神社にお参りに行ってきました。元気なところを見てもらおうと、走って階段を駆け上がり、適当に横のほうから入ったりせずにちゃんと鳥居を抜け、お賽銭を投げこもうとして、その後どうするのだったかなと思い、先日のお宮参りでも確認した「二拝、二拍手、一拝」の張り紙をもう一度よく見て、ひょこひょこと二回お辞儀をして、ぎこちなく二回柏手を打ち、そして最後にもう一回ひょこっとお辞儀をしていると、慣れた感じのおばさんが横に来て、ひょいとお賽銭を投げ込み、上からぶら下がっている鈴をがらんがらんと慣れた手つきで鳴らし、手を合わせて素早く二回お辞儀をして、柏手を二回打ち、そして最後に時間をかけてゆっくりと一回お辞儀をすると、さっと振り向いてすたすたと帰っていきました。

おばさんがもう少し早く、ぼくよりも先に来てくれていたら、それを見習ってぼくもきちんとできただろうに、ひょこひょことお辞儀をしたり、鈴を鳴らすのも忘れていたし、しかもいつものごとく手を合わせて目を閉じると何も考えることができなくなってしまい、もうちょっと慣れないうちは、ついでにお参りするのではなく、出かける前からちゃんとした心構えでお参りに行かないとだめだなあと思った次第です。それでもう一度やり直そうかと思ったのですが、それもなんだか節操がないような気がして、後ろ髪をひかれる思いで帰ってきたのが昨日のことです。

それで、今日は散歩がてら(やっぱりついでみたいなものですが)、きちんとお参りをするつもりで打出天神社に行って、昨日のおばさんを思い出しながら、きちんとお参りをしてきました。これでもう大丈夫です。

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2012年1月25日 (水)

『フクロウ』重版決定!

ご好評いただいている『フクロウ その歴史・文化・生態』ですが、さっそく重版が決定しました。昨日、白水社さんから連絡をいただきました。昨年の11月に刊行されてもう重版決定だなんて、すごい快挙だと思います。これもひとえに白水社の皆さん、全国の書店の皆さま、そして何よりも実際に読んでくださっている読者の皆さまのおかげです。ありがとうございます。

昨年も1月に『真夏のマウンド』の重版が決まりました。1月を好きになりそうです。続けていくことが大事なんだと改めて強く思いました。続けていれば、突然の贈りものを受け取ることもあるのです。だからそう信じて、続けていくことの難しさに対して謙虚な姿勢で、焦らずにじっくりと取り組んで、何としてでも続けていきたいと思います。ぼくは何としてでも続けていこうと思っています。

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2012年1月24日 (火)

『名探偵モンク』

アメリカのTVドラマ『名探偵モンク』シーズン1の第一話「狙われた市長候補」を観ました。ケーブルテレビのミステリーチャンネルでシーズン3ぐらいを何度か観たことがあって、それがとても面白かったので、今回シーズン1のDVDボックスを購入したのです。

奥さんを何者かによって殺害されたサンフランシスコ警察のエイドリアン・モンク刑事は、犯人を検挙できなかったために38種類もの不安恐怖症を抱えてしまい、それで刑事を休職してカウンセリングを受けながら、持ち前の観察力と抜群の記憶力、洞察力を武器に犯罪コンサルタントとして難事件を解決に導いていく物語です。

潔癖症や高所恐怖症など38種類もの恐怖症のため、犯人を追いつめながら取り逃がしてしまったり、もう少しで復職できるというところまでこぎつけながらダメになってしまったり、哀しみとおかしみを感じさせながら、ほろりとさせられます。

元看護士のシャローナというアシスタントがモンクさんの面倒を見てくれるのですが、捜査においてはちょっと強引なところがあるみたいで、今日の第一話でもお約束のように無理をして一人で犯人を追いかけて、案の定、人質になってしまったり、だけどそうなってしまったからこそ普段はちょっとおかしいモンクさんが覚悟を決めてカッコよかったり、また、リーランド警部とランドール警部補のコンビとモンクさんとの微妙な関係もモンクさんの今後の活躍次第で変化を見せそうで、第二話以降も楽しみです。

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2012年1月23日 (月)

読書強化月間。

朝も昼も夜もなく本ばっかり読んでいるのですが、(よく寝るということもあって)一日があっという間です。昨年末から、今月は読書強化月間と位置づけていたのですが、これほどのんびりして見える過ごし方もないなあと思うと限りなく罪悪感に近いものが芽生えてきて、時々ちょっと落ち着きません。

だけどこんな日々もあと一週間です。落ち着かないとか言っていないで、自分で決めた過ごし方ぐらいきっちりと遂行したいものです。ラスト一週間、目的をもってちゃくちゃくと準備を進めます。あと四冊、できれば五冊読みたいと思っています。

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2012年1月22日 (日)

2時間30分。

昨日は夕飯の後、なんとソファで2時間30分も寝てしまいました。起きて時計を見ると23時になっていて、いったい何のことなのか、しばらく分からなかったぐらいです。こんなことは高校生の時に帰宅後に夕飯まで二階の自分の部屋で寝ていて起きて再び学生服に着替えて下に下りていって母親に「どしたん?」と言われた時以来です。

以前は15分程度の仮眠ですっきりしていたのに、最近は(二時間半はさすがに驚いたけれど)それなりにまとまった時間を寝てしまいます。以前と比べると体力が落ちているということもあると思いますが、一日の運動量が少ないせいだと思います。机に向かってばかりで、しかも本ばっかり読んで、体があんまり活発じゃないのです。だから、近所の図書館でもコンビニでも郵便局でもポストでも、少しでも歩いたり自転車に乗ったり、体を目覚めさせようと心がけています。

それなのに、昨日は夕飯の後、ソファで2時間30分も寝てしまったのです。2時間30分もあれば色んなことができたはずなのに、ぼくはソファで寝たのです。たぶん、ちょっと疲れていたのだと思います。

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2012年1月21日 (土)

森が水を蓄えるイメージ。

今日はお客さんが来ていて、帰りにタクシーを呼んで下までお見送りする際に、四階の玄関を出たところでタクシーはもう来ているかなと思って頭を出して下をのぞくと、まだ少し雨が降っていて、蛇口をきっちりと締めていなかったシャワーのように、ぽつりぽつりと雫が頭に落ちてきました。雨は今日には上がると思っていたのに、けっこうぐずつくなあ、なんて思いながらお客さんとお別れして部屋に戻り、手を洗って部屋着に着替え、リビングを片づけるために奥の部屋にとりあえず放り込んでいた荷物なんかを再び出してきたり、リビングと奥の部屋を何往復かしていると、額につーっ、とさっきの雨の雫が伝い落ちてきました。地肌が吸収した雨水に育まれたわけではないのでしょうが、そろそろ髪を切ってもらってこないと、こんもりと生い茂ってきました。

関連日記 >>> 「相変わらず髪の話。」

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2012年1月20日 (金)

今頃、今更。

去年の今頃は、恵光社が出版社として活動できる態勢を整えるために東京に出かけて行ったり、『熊 人類との「共存」の歴史』のリーディングを終えたり、『真夏のマウンド』の増刷が決まって喜んだり、DKBを最終巻まで読み終えたり、けっこう忙しい毎日を過ごしていました。

よく覚えています。あれが一年前なのかと思うと、密度の濃い一年だったなと思います。おかげさまで、密度の濃い一年を過ごすことができました。反省点はたくさんあっても、充実していたことは間違いありません。ぼくはいつも先のことばかり考えてしまって、ゆとりを持って現状を評価できないことが多いのですが、充実していたと思える一年を過ごせたことをもっと嬉しく思おうと思います。そしてひとしきり嬉しく思ったところで去年のことは去年のこととして、これからの一年についてもっと具体的にイメージしようと思います。

本を日本語でも英語でもたくさん読んで、翻訳の練習もたくさんして、練習の成果を発揮する機会をたくさん持てるように頑張って、できれば買ったまま溜まってしまっている『The Complete Peanuts』も読み進めたいし、いい映画もたくさん観たいと思っています。やらないといけないことをきちんとやりながら、やりたいことを諦めることを減らすように心がけます。

去年の続きとして今年を過ごすのですが、去年とは違う一年にしなければと思っています。去年は今年を迎える準備のための一年だったのだと今は思っています。準備はきちんとできました。すでに始まっている本番を心置きなく過ごそうと思います。

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2012年1月19日 (木)

紅茶とビスケット。

『マミー』などで、アグネス・ブラウンたちも寝る前にお茶の時間を楽しんでいましたが、うちでも最近、夜に紅茶を楽しむ習慣ができつつあります。あ、なるほど、こういう時間だったのか、と実感を伴って理解できてきました。アグネスたちの場合、ティータイムのお供として一緒によく出てきたのは煙草でしたが、煙草を吸わないうちでは、紅茶といえば添えたいのはビスケットです。「クッキーと紅茶」という名曲がありますが、クッキーというのはアメリカでの呼び方で、紅茶をよく飲むイギリスではビスケットと言うようです。

イギリスでは、紅茶にビスケットを浸して食べるのが正しい食べ方だそうです。「dunk」するのです。ダンキン・ドーナツ(Dunkin' Donuts)の「dunk」もこれかなと思います。それで今日は紅茶にビスケットをダンクして食べてみたのですが、これがなんとも言えず、おいしかったです。もともとおいしいビスケットにほんのり紅茶の風味がしみ込んで、思わず笑顔になれます。これはイギリス人でなくても癖になるだろうなあと思います。

これまではコーヒーとチョコレートという組み合わせが多かったのですが、しばらくは紅茶とビスケットがうちの定番になりそうです。

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2012年1月18日 (水)

エナジャイザー。

布団に入ってからももうちょっと本を読みたいと思って、エナジャイザーという携帯読書灯を買いました。

クリップで本の表紙に挟んで、ネックの部分はくねくねと曲げることができ、LEDライトは直接見てしまうと明るすぎるぐらいなので読んでいるページだけを照らすようにぐいっと曲げると、いい感じでした。十分に小さいのですが、文庫本で使用すると重みで表紙がたわんでしまい、どうしようかと思ったのも束の間、読む体勢に入ると自然に手で支えることになって、まったく問題なしでした。もうちょっとネックのくねくねが固くてもいいと思うのですが、この値段なので仕方ないのかなとも思います。

昨夜はこれを使いたくて早めに布団に入ったのですが、いつものごとくさっそく睡魔に襲われて、エナジャイザー効果をまるで実感することなく今朝を迎えてしまいました。今夜こそ、と思っています。

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2012年1月17日 (火)

『あばばばば』

芥川龍之介の「あばばばば」を読みました。

教師をしている保吉(やすきち)がよく行くたばこ屋の勘定台にはいつも無愛想な男が座っていたのだが、ある時から若い女が座るようになった。頼んだ商品とは違うものが出てきたり、在庫の有無を訊ねてもよく分からない答えが返ってきたり、何とも頼りなく、だけどそのたびに恥じらう様子が印象的で、保吉は微笑ましく思っていた。しばらく見ないなと思いながら半年が過ぎた頃、保吉は店の前で赤子をあやす女の姿を見かける。女は保吉に気づいても恥じらうことなく、「あばばばば」と赤子をあやし続ける……。

といった短い話です。恥じらいを失った女を見て、その変化は「女の為にはあらゆる祝福を与へても好い」ものとしながらも、「娘じみた細君の代りに図々しい母を見出したのは……」と言葉を濁しています。異性の見方にそういう変化が現れるというのは実際にあることだと思うし、こういう心情の機微を描く繊細さがすごいなあと思う一方で、保吉が男だからなのか、女と子どもが自分の妻でも子でもないからなのか、一人の女性の成長を見る目としてはやっぱり自分勝手で無責任なものだなあと思いました。

これはおそらく、出来事を描いたシーンというより、保吉の人となりを描いた一場面なのだと思います。

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2012年1月16日 (月)

呑気。

最近は映画とかビデオとか、全然観ていません。テレビをつけることがまずなくなりました。テレビは見なくなってもまったく困ることがないのですが、ビデオを観なくなったのは寂しいなあと思います。チャボさんのDVD「Diamond Lane」も買ったまま観ていないし、ストーンズの「サム・ガールズ・ライブ・イン・テキサス '78」は買ってもいないし、年末に録画した「刑事コロンボ・セレクション」は(DVDレコーダーがいよいよおんぼろになってきているので)きちんと録れているのかどうかすら分からないままです。そしてよくよく考えてみると、音楽を聴くことも激減しています。

大きく変わった生活のリズムをまだ掴みきれていないようです。それなのに呑気だなあと、最近の自分を振り返って思います。こういう時はカヌーのイメージです。自分のすぐ周りばかりを見るのではなくて、顔を上げて進行方向をしっかり向いていれば前に進むようになります。それはできているつもりなので呑気に過ごしてしまうのかもしれません。

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2012年1月15日 (日)

「谷間」

チェーホフの「谷間」を読みました。

川の氾濫によってできた両岸の平地、つまり「谷間」に位置する貧しい村で、二軒しかない「ちゃんとした」家の一軒に住む商人の一家を中心に、土地に根差して、隣人たちとぶつかりながら、赦しながら、日々を暮していくことの難しさと素晴らしさが理解と包容に満ちた視点で描かれていました。

難しいロシアの人名がたくさん出てくるので整理しながら読まないと最初はちょっと混乱したのですが、読み進めるにつれてそれぞれの人物の特徴が掴めてきて、愛おしさも増してきました。

「ちゃんとした」家に住むツイブーキン一家は、貧しい村にあって豊かな暮らしをしているのですが、裏では抜け目なく法律すれすれのことをしていたり、店をきりもりしている次男の嫁が不貞を働いていたり、いよいよ我慢の限界を超えてそれまで溜め込んでいた怒りをぶちまけたり、「いい人」ばかりが登場するわけではないのですが、誰もがその日を精いっぱいに生きていて、自らの過ちをそっと悔いていたり、「そりゃそうさ、なあ。こつこつ働いて、じっと耐え忍んでいるほうが偉えのさ」という請負大工のセリフが泥にまみれた真実に光を当てているようで、荒れ果てた村が凛と美しい景色として眼前に広がってきました。

貧しさから抜け出すためにどうすればいいのかということは親子や兄弟でも考え方はそれぞれで、そのために共に暮らすことが叶わなくなる場合もあり、そういうはぐれてしまいそうな家族を、ぶらりと現れた人物が繋ぎ止める役割を果たしていたり、しみじみといい話でした。

「でえじょうぶ……、おめえさんの悲しみなんぞはまだまだだ。人の一生といや長えもんだ――まだまだいいことも、悪いこともある。いろんなことが起こるよ」

チェーホフはきっと優しい人だったんだと思います。

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2012年1月14日 (土)

『フクロウ その歴史・文化・生態』絶賛発売中!

2009年の『ファイターズ・ハート』に続いて、『フクロウ その歴史・文化・生態』も山陰中央新報の書評コーナーで紹介していただきました。書いてくださったのはサイエンスライターの渡辺政隆さんという方で、同じくデズモンド・モリスの『動物との契約 人間と自然の共存のために』(1990、平凡社)という訳書があります。

きっと面白く読んでいただけたんだろうなあと思える内容で、どういう本なのかも具体的に分かるように書いていただいていて、なるほど、こういうふうに紹介するといいんだなと思いました。翻訳をするうえでも、本編の他に、タイトル、あとがき、帯、レジュメ、ちらし、ポップなど、その本を紹介する機会がたくさんありますが、当該作品のものに限らず色んな方の書評を読むことはとても勉強になります。でも、自分がかかわった本の書評を読むときは読み終えるまで緊張しっぱなしです。

「古今東西の逸話を集成、フクロウ学の奥深さを教えてくれる佳作である」と紹介していただいていました。ありがとうございます。

 

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2012年1月13日 (金)

『昭和40年男 vol.11』

『昭和40年男』という雑誌を買いました。「熱源(ねつのみなもと)」という特集号で、RCサクセションが取り上げられていたのです。しかも表紙はとってもイカしたキヨシローです。なんて魅力的な。

巻頭で取り上げられたRCサクセションについては、一つはRCの歴史をざっと、それでいて熱く振り返ったものと、もう一つはチャボさんへのインタビューを交えながらRCに対する思いを綴った記事でした。目新しい事実や視点があるわけではなかったけれど、RCに対する熱い想いをぶちまけた感じがよかったと思います。それに、やはりチャボさんの言葉にはぐっときます。聞いた人や読んだ人がぐっとくるかこないかと計算した言葉ではなく、本当の自分の思いや感じたことを誠実に言葉にしたものだからこそ、伝わってくるのだと思います。それはチャボさんや清志郎さんの音楽に触れた時にいつも感じることです。

今のチャボさんの写真もカッコいいし、おおくぼひさこさんが撮った80年代のものと思われるキヨシローとチャボの写真も、文句なしにカッコいいです。ギターや音楽やRCなど、何でもいいけど熱くなれるものがある人やあった人は幸せだと思います。

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